[Diary]2007年

「近況」に書いていた日記の、2007年分です。

最近の出来事から順に並んでいます。


* 2007年

* 12月28日(金)

昨日は海技研→八王子で忘年会。今日は午前中に東大生研で研究会で、いったん帰宅して夕方から八王子校舎へ。書類をファイルしたり捨てたりして机を多少片付けた。これといった仕事はしなかった。

どうも太ってきたらしい。

(23:50) 自宅の本棚と机を整理しはじめたら、あっという間に2時間経っていました。あー広い家に引っ越したい。でもしばらく無理だな…。

* 12月26日(水)

久しぶりの八王子校舎勤務。といっても午後から。午前中は自宅で掃除や洗濯など雑事をこなし、午後は大学で予算処理など雑事をこなしました。まだ残っている仕事あり。越年は避けたいなぁ…。がんばりましょう。

「低レイノルズ数乱流モデル」は、幾何学的レイノルズ数が低いとき用の乱流モデルではありません。誤解している人はCFDの教科書で勉強しましょう。

* 12月22日()

今週は、生研で研究会+忘年会、卒論と受託業務のミーティング、補講で、数値流体シンポ、JABEE関係の打ち合わせなど。今日は伝熱研とマイクロ熱流体研の卒論中間発表会。週に4回も電車に乗って都区内まで出るのは金野にとっては珍しいことです。

来年度の数値流体シンポの幹事を仰せ付かりました。いまからビビっています。今年は2年ぶりにシンポジウムに足を運びました。流体・構造相関解析のセッションに参加したのですが、たまたま隣りに座っていた京都大学の先生がとても有意義な(と金野には思える)質問を連発して下さり、議論が活発でよいセッションでした。おもしろかったし刺激を受けることができました。

CFDをやっている学生さんの発表は、残念ながらあまり歯応えがなかったですね。「やりました、こうなりました」だけの発表がほとんどで、計算結果はたくさん出てくるんだけど、結果の検証が全く無いことも多い。何と言うか、無責任なのだ。示した結果は当然正しいと思っているのかなぁ。基礎的な数値計算法の知識(ルンゲ・クッタ法など)に間違いがある発表もありました。ま、学生さんだからこれから勉強してください。(…でも教員が発表の指導をしてるはずだと思うんですけどねぇ…??)

先生が出てくる発表はさすがに学生とは違い、しっかりしている印象でした。たいていは3段階の論法になっています。まずは手法の説明があって、それを簡単なモデル計算で検証する。次にもう少し複雑だけどリファレンスデータがあるモデルの計算結果を見せて結果の信頼性を示す。その上で明らかにしたい現象の数値計算をして、結果について議論する。とまぁこんな手順で議論を展開してくれると、聞いている方も安心。

今日の卒論中間発表会もおもしろかった。卒論生は歯応えのないやつもいて、小泉先生の解説がないと何がポイントか分からないのも多かったのですが、議論は活発でいろいろ教えてもらいました。

Runge-Kutta法の常識

常微分方程式の数値解法の代表格である古典的Runge-Kutta法について、ここで言わずもがなの注意を書いておこうと思います。数値計算をまじめに勉強した人にとっては常識ですが、意外と間違える人が多いので。

古典的Runge-Kutta法というのは、微分方程式du/dt=f(u, t)を次の手順で数値積分します。

  1. u1=un+0.5*f(un, t)*dt (半タイ ムステップ先の値をEuler法で求める)
  2. u2=un+0.5*f(u1, t+0.5*dt)*dt (半タイムステップ先の値を陰的Euler法で求める)
  3. u3=un+f(u2, t+dt)*dt(1タイムス テップ先の値を求める)
  4. un+1=un+(f(un, t) + 2*f(u1, t+0.5*dt) + 2*f(u2, t+0.5*dt) + f(u3, t+dt))/6 (上記の値をぜんぶ使ってシンプソン積分)

このとき、タイムステップの中間での関数値f(u1, t+0.5*dt)と f(u2, t+0.5*dt)を求めて使います。これを近似式で置き換えてはいけません!!きちんと関数の値を計算しなければ、4次精度にはなりません。ここを前後の値から線形補間して求め、それを使って「4次のRunge-Kutta 法」を構成する人がいますが、それをやると結果は2次の改良 Euler法になります。嘘だと思ったら式に代入して整理してみてください。

まぁ式に代入して確かめなくても、4次にならないことは明らかです。もし中間での関数値を評価せずに両端の値から求めた近似式で置き換えて4次の数値積分を構成できるなら、つまりは両端の値のみで4次精度の積分が可能だということで、それは過去100年ぐらいの数値積分の常識をひっくり返す大発見だということになります。古典的Runge-Kutta法が4次精度なのは、それが放物線近似での積分(シンプソン積分)を構成しているからです。もし線形近似して積分したら、結局は台形積分をしていることになるから、2次精度になります。ただそれだけのことです。

* 12月14日(金)

先ほど東京に帰ってきました。帰路は一苦労でした。札幌は昨夜からまとまった雪で、帰りの飛行機が1時間ほど遅れた上に、京急線と京王線がどちらも人身事故の影響でダイヤが乱れていて、電車もかなり遅くなりました。何とか自宅にたどり着けてほっとしています。(飛行機が飛んだだけでもよしとすべきですかね。)

シンポジウム2日目はエネルギー関連の発表を聞きました。暖房とか融雪とか。北見工業大学の学生さん(?)の発表はレベルが高く、感心しました。内容もいいし、スライドもきれいで分かりやすいし、何より質疑応答がしっかりしている。今回のシンポジウムには学生の優秀講演賞のようなものはなかったのですが、もしあったら間違いなく入賞でしょう。

一方で「なんだかなぁ」という発表もありました。伝熱の計算をしているのに、熱力学の第一法則を分かっていないんじゃないかと思われるような発表がありましたし、熱回収システムを回しているのに回収器の入口と出口での温度差がほとんどなく、それなのにその条件が「いちばん効率が良い」と主張している発表もありました。エネルギー保存の法則ってそんなに難しい概念!? 理系の大学院生でも理解できないようなもの!? なんだかなぁ。

熱は専門ではありませんが、こんな低レベルの議論に専門もへったくれもないでしょうから、説明を試みます。暖房は部屋の温度を上げることを目的としています。だから、部屋の外に熱が逃げるのはエネルギーの無駄使いです。

昨日と今日で合計2件、暖房の「廃熱」を利用する、という発表がありました。熱が逃げるのをつかまえて利用すればエコだ、と思い込んでいる節がありますが、逃がさない方が良いに決まっています。逃げていく熱を100%利用することなど不可能です。それなら、熱を逃がさないようしっかり断熱し、暖房自体の出力を下げるか、あるいは切ってしまう方がエネルギー効率が良いのです。

コジェネレーションなどの「廃熱利用」は、たとえばゴミ焼却などによって出る副産物としての熱か、あるいはエンジンの排気ガスのように、本当は運動エネルギーとして利用したいんだけれども利用しきれないで出てしまう熱を、別の方法で利用することで多少なりともエネルギー効率を上げよう、という考え方です。暖房のようにもともと熱を利用したい装置であれば、そもそも廃熱という概念自体が成り立たないのではないでしょうか。暖房機器なのだから、熱が出るのは無駄じゃない。熱を逃がすのは、仮にその一部をほかの目的に利用できたとしても、無駄。こう金野は考えるのですが、間違っていますか?

どうも「捨てられるものを利用するのがエコだ」という発想で研究がスタートしているようなのですが、全部使いきって捨てないのがいちばんいいということを忘れていませんか、と問いかけたいわけです。

* 12月13日(木)

札幌に来ています。今日までは曇り空でしたが、明日は吹雪くかもしれないという予報でビビっています。

今日から「寒地技術シンポジウム」に参加しています。今朝いちばんで発表。船舶海洋工学会講演会よりもまともな討論がありました。知り合いの先生方にも久しぶりにお会いできたのでよかったです。

学会発表の平均的な良し悪しで判断すれば、きっと船舶海洋工学会講演会の方がレベルが高いと思います。しかし寒地での諸問題に取り組んでいる人たちが集まる会合というのは他にないだけに貴重で、いろんな研究に接することができ、とても刺激になります。それが自分の研究には直接に役立たないとしても、です。おもしろい発表がいろいろありました。

今日の発表でおもしろかったのが、ゼーベック効果を利用して低温度差発電するというもの。アイディアとしては以前からあり実用化もされているもののようですが、勉強不足で知りませんでした。今回の発表の主旨からははずれるのですが、ゼーベック効果を利用できるなら高温端と低温端との距離を離すことができるはずなので、いろんな応用があり得ますね。なかなか興味深かったです。

* 12月11日(火)

あっという間に12月。

職場のメール環境をGmailベースに変えてからおよそ2週間経ったが、なかなか好調だ。どこからでも同じメールボックスにアクセスできるからメールを処理する手間が大幅に減ったし、Thunderbirdも手に馴染んできた。もう元には戻れない感じだ。

明日の午後から札幌に出張です。寒いんだろうな…。

岩手県産の王林(りんご)がとても美味しいです。スーパーALPSでまとめ買いして毎日食べています。みんなも食べよう!!

* 11月29日(木)

某アイドルが、人気があったらしいブログで休養宣言をして、それが芸能ニュースで引退願望という話に膨れ上がって報道されましたが、数日後にあっさり復活宣言。ここ数日、Yahoo!の芸能ニュースを賑わせました。話題作りとしてはなかなかうまい作戦です。

うちの大学も休養宣言とか復活宣言をしたらどうでしょう。話題になって知名度が上がるんじゃないでしょうか。

YouTubeで工学院大学を引くと、新宿駅から新宿校舎までの道程を紙芝居にした動画のみが引っ掛かります。それもうちの大学で作ったものではないようです。新宿校舎の地下通路の前で宣伝の映像を流していますが、そのまま YouTubeに載せた方がよっぽど宣伝になると思うんですけど、どうでしょうか。

* 11月28日(水)

子供のころ、人と関わらずに生きていくには仙人になるしかないと言われて、自分でもそう思っていました。直接にも間接にも人と関わって生きていくことしかできないと。この歳になって改めて考えているのですが、何とかなりませんかね。世の中便利になってきたし、手がありそうなもんじゃないですか?

今日もほぼ平常業務。

* 11月27日(火)

Yahoo!のトピックスを見ていると、有名人のだれそれがブログでこう書いていた、というだけの紹介記事をほぼ毎日目にする。こういう記事を書くだけで成立するニュースって楽でいいだろうなぁ。ブログの更新は機械的にチェックできるし、あとはそれを読んでまわってサマリを書くだけでしょ。気の効いたアルバイトになら任せられそうじゃない。

今日は平常業務+会議。その合間を縫って、メールの設定変更など。

過去5年半使ってきたメール環境(POPサーバからBecky!でメールをローカルディスクに吸い上げる)を、Gmail + IMAP + Thunderbirdに置き換えた。Gmailが IMAPに対応したのがきっかけ。変えた理由は、メールの既読/未読や処理済か否かを職場でも自宅でも統一的に扱えるようにしたかったから。

これまでは八王子校舎のデスクトップPCを本拠地にしたメール処理をしてきたが、昨年までに比べて新宿勤務や外勤が増え、八王子以外の場所でメールを処理することが増えた。ここ数ヵ月は同じメールを新宿で1回、自宅で1回、八王子で1回読んで処理する(あとの2回は「処理済」のフォルダに移すだけですが)という無駄なことをやっていた。

Gmail + IMAPにすれば、自宅でも外勤先でもメールが処理できるし、処理結果が共有される。たとえば自宅でメールを受信トレイから消せば、八王子でも外勤先でも受信トレイからそのメールが消える。Gmailだからメールの検索や迷惑メール除去も強力だ。まだはじめたばかりで運用に不安もあるが、しばらくこの方法でやってみるつもり。

* 11月26日(月)

前回更新してからあっという間に1週間も経ってしまった。先週は水曜日までは平常業務でしたが、木曜日は授業なしで金曜日は休日。土曜日は研究室の卒論中間発表会。今日は新宿で会議。

中間発表は、今年は人数が少ないこともあって発表10分、質疑応答10分。これだとある程度余裕があります。もちろん質疑応答の時間をオーバーしてしまうこともあるのですが、早く終わることもたまにあり、また休憩時間をたっぷりとってあったこともあって、ほぼ予定通りの時間に終わりました。発表の方は、以前の発表会よりもちょっとずつ向上しているのではないでしょうか。あとは内容ですね。

先週の半ばから実家から両親が出てきていました。今日帰っていきましたが、おかげで今日までは栄養たっぷりのうまい飯が食えました。

10月から2ヶ月ほど、ペットボトルの飲み物とお酒を買うのを自粛し、外食を控え目にしています。エンゲル係数を下げようという試みです。はじめはお茶が恋しくなるのではないかと思っていたのですが、職場では暖かいお茶を煎れて飲み、外勤のときは我慢して、これまで何とかなってます。食費も低めに抑えられているので、もう少し続けてみようと思っています。

* 11月19日(月)

風邪気味。悪くならないうちに何とか治したい。

土曜日は内燃研とクリーンエネルギ研の卒論中間発表会に参加。発表会形式なのは2年ぶり。内燃研の学生は相変わらず背景の説明にスライドを使いすぎる。そのくせ研究目的に直結していないことが多く、バランスが悪い。クリーンエネルギ研はいかにも不馴れな感じで、論文よろしく字ばかりだらだら書いてあるスライドを持ってくる学生多数。それも日本語がおかしい。来年のプレゼンゼミで悪い例に使うよ!?

たぶん、金野が「この発表は良いほうだな」と思った発表は、学生たちがそう思ったものと一致していないだろう。今回は○×△での評価を求められたが、金野はバランスが良いものを○にした。スライドがきれいだとか、声が大きいなどは多少勘案した程度。田中先生に止められたが、金野としてはなぜこの学生を高く評価し、この学生は低くしたかを説明する機会がほしい。この発表はここが良い、ここが悪いと指摘される経験を積まなければ、発表そのものの経験を積んだとしても、上達は望めない。

* 11月15日(木)

授業のあと、ハイウェイテクノフェアに行った。以前にいろいろお世話になった業者さんがブースを出していた。

今年のりんごはうまい、らしい。イトーヨーカドーでそう宣伝していた。りんごの安売りで袋買いして毎日食っている。

* 11月7日(水)

平常業務。

* 11月6日(火)

石橋幸緒女流四段が女流王位のタイトルを獲った。清水女流二冠からだからねぇ。2勝2敗になったときは、最後は清水さんの底力に屈するのだろうかと思っていたんだが、よく頑張ったねぇ。

日曜日には、女子バレーボールのワールドカップで、大山が栗原の対角に入ったところを見ることができた。ついに帰ってきたんだねぇ。これもうれしいねぇ。

今日は平常業務。

* 11月5日(月)

日本船舶海洋工学会秋季講演会で研究発表。今日もお客さん少なかったなぁ…。質疑応答もないし。睡眠時間を削り、頑張って準備したのが空しく思える発表でした。もうちょっと成果が出たら、反応も良くなるのかしらん。

* 11月4日()

昨日の続き。溜っている仕事のうち、緊急性のいちばん高い2つを処理した。科研の書類も昨日でほぼ完成したつもりだったのだが、今日見直してみるとあちこちアラが見つかるものだ。とりあえずとどめを刺した。

次の最優先項目は明日の学会発表。今夜は徹夜までは行かないでしょうが、遅くまで頑張ることになりそうです。気合いを入れていこー!!

* 11月3日()

午前中は自宅で片付け。夕方から、昨日のトラブルを挽回すべく日付が変わる頃まで大学で仕事。

わが家の本棚があふれはじめているので、一時期は本棚をたくさん置けるアパートに引っ越すことを真剣に考えたが、それよりは今の家をもっと整理して不要なものを処分し、本を保管するスペースを増やそうと思い直した。本を収納するための箱を買ってきて、とりあえず20冊ぐらいの本を本棚から戸棚の下の段に移動。あと20冊はいけそうです。

* 11月2日(金)

トラブル発生。今日の夕方はいつも以上にドタバタした。

以前から科研費の申請に共同で出そうと考えていた某研究所(ここに書いたらバレバレでしょうが)の研究員の方が、急遽参加できなくなった。本人は問題なかったのだが、今日になって役員レベルでNGが出たらしい。金野が申請するような低い予算額の研究では、研究員を参加させられないということのようだ。向こうのいいなりに申請書を数回書き直したのだがそれでも通らず。時間をかけて用意した科研の書類が一からやり直しとなってはダメージが大きい。

誤解の無いように書いておくが、向こうの研究所の方は真摯に対応してくれた。今回はうまい落としどころが見つけられなかったということだ。事情も分かるので、仕方ないことだは思っている。とはいえ、今後あそことの表立った共同研究はできなくなる。これはすごく痛い。これまで共著の論文を書くなど積み重ねてきた実績も使えなくなるわけだし、困った…。しばらくはこの研究をメインテーマに据えるつもりだったので、金野の来年度以降の研究計画自体を見直す必要がある。

まあ何はともあれ目先の科研だ。飯田先生に分担をお願いするメールを書いたら、10分もしないうちに快諾の返事が来た。こんなときは飯田先生が仏に見えます。書類の学内締め切りは本当は今日だったが、研究推進課に事情を話してお願いし、土日に作業することにした。何とか挽回します。

あ、そういえば11月だったね。

* 10月31日(水)

学生諸君へ: もし君たちの研究成果に「偽装」があったら、いますぐカミングアウトしよう。きっと今なら目立たないよ!! :-p

10月は今日も含めて4回しかこのページを更新できませんでした。授業の準備などで時間を食いました。水曜日に4コマの授業をして、それから笠原君と朝の3時とか4時頃まで電子回路と戦って、帰宅してちょっと眠ってから新宿校舎に行って朝1限目の授業、というパターンを2回ほどやりました。先週と先々週です。その日は何とかなるのですが、木曜日の夕方以降頭が回らなくなります。

昨日も書類書きで遅くまで大学にいました。といっても11時過ぎには帰路につきましたが。今週は今日まで八王子祭期間ということで授業がなく、明日のセミナー準備もいらないので、自宅で仕事をしています。午後から海技研に行く予定。

新しい授業を担当するのは、授業準備で相当の時間を取られるので大きな負担です。ここのところ毎年新しい授業を担当していますが、先日また「もうひとつやらない?」と聞かれてびびっているところです。時間割の関係からたぶん回ってこないだろうと思うのですが…。くわばらくわばら。

8月末に右折禁止のところを右折して点数を引かれてから、2ヶ月が経ちました。これで点数が戻ってきます。…だからといって運転が変わるわけではありませんが、何となくほっとしています。

* 10月17日(水)

さいきん話題の「脳内メーカー」をやってみた。

…うーむ。

* 10月7日()

金野がいつも「こんなもんすぐできるだろう」というけど学生さんには敷居が高いものの代表格、「座標変換」+「最小二乗法」でさっきまで苦しんでいた。 2日間ぐらいこればかりやっていたかな。ちとややこしい変換だったのだが、やっと4つのパラメタが決まったよ。

昨日は修士の発表会+飲み会。

* 10月3日(水)

10月。今年度も半分を過ぎてしまいました。やばい!!

この前の土曜日の夜から日曜日にかけては急に寒くなりました。そこで軽い風邪をひいたようで、日曜日はほとんど1日中ボーッとしていました。たまっている仕事があるのに…。

今日は授業が4コマ。その後、明日の授業のための11時過ぎまで職場でプリントを作っていました。明日は新宿勤務。先週は遅刻しそうになったので明日は気をつけよう。

* 9月28日(金)

海技研→虎ノ門でフォーラムに参加→飲み会。

虎ノ門の海洋船舶ビルで「海洋フォーラム」に参加した。以前からお世話になっている北川先生の北極海に関する講演会。全部で50〜60人ぐらい参加していただろうか。そのあとは関係者の飲み会に参加させていただいた。

もう10年以上のお付きあいになる先生なので意識していなかったが、業界を越えて会議室をいっぱいにするぐらい人を集める先生との打ち上げに顔を出させてもらったんだから、いま考えてみるとありがたい話だなぁ。全部で7人の飲み会だったからなおさらだ。フォーラムも飲み会も勉強になりました。焼酎のそば湯割りがうまかったです。

* 9月27日(木)

今朝は危なく遅刻するところでした。新宿勤務なのに、起きたら6時50分でした。

* 9月19日(水)

あれ、前に更新してからもう1週間も経ってるじゃない。

先週は木曜日は新宿勤務。そのあとひとつ重要な打ち合わせが入っていたのだが、予定表を見間違えてすっぽかしてしまった…。高橋さんごめんなさい。金曜日は雑事と飲み会。土日は遊んで過ごし、月曜日はちょっとだけ仕事。火曜日は修士の打ち合わせと授業1コマ、卒論ミーティング、その他の雑事で夜遅くまで仕事。

月曜日には髪を切りたかったのだが、行き付けの床屋が休みだった。うっとうしいのでそろそろ何とかしたい。

今日は再び授業4コマの日。終わって1時間以上は仕事になりません。

* 9月12日(水)

授業4コマの日。例年のことだがなかなかハードだ。ただ昨年度と違うのは、今年は4コマとも過去に経験がある授業だということ。少し気が楽だ。

安倍総理が辞任だそうだ。このタイミングでねぇ。報道などから、どうもあの人は思い込みが激しいタイプなのではないかと思っているのだが、今回も同じ印象だ。

  1. 「私と民主党の小沢さんとどちらがふさわしいか」(自分の方がふさわ しく、人気があると思っている。)
  2. 「改革か、逆行か」(改革の方が選ばれると思っている。)
  3. 「改革を止めてはいけない」(同上)
  4. 「職責にしがみつくことはございません」(職を賭して取り組む意志を 見せれば、多くの協力が得られると思っている。→得られなかったから 嫌になって辞めた?)
  5. 「小沢党首に会談を申し入れ、率直な思いと考えを伝えようとしました が、残念ながら実質的に断られました。」(話せば自分の意見の正しさ が相手に伝わると思っている? これは見方が穿ち過ぎかも)

上に書いた部分だけを読むとこじつけだと感じられるかもしれないが、報道やブログ記事などを読んでみると、私と同じように感じている人は多いようだから、あながち穿った見方でもないのだろう。まぁいずれにせよ、何とも不思議なタイミングで辞められたことだ。所信表明演説してから、代表質問を受け付けずに辞めるって何だよ。

話は変わりますが、さっきたまたまある研究者のブログを読んだら、ものすごく明るくてさわやかで前向きでした。…おかしいおかしいおかしい!! 研究者なのに自虐系じゃないなんて!? こんなふうに感じる私は病んでいるでしょうか。

* 9月11日(火)

土曜日に修士の中間発表があった。以前よりも発表会の日程が早まったせいか、今回は、うーん、物足りなかったなぁ。しょぼい発表が多くてつまらなかった。

研究の背景を説明するのは、とても大切なことで、研究室内の発表では金野は何度も指摘している。でも研究背景にスライドを何枚も使って、アニメーション効果まで使って説明するのはピントがずれている。語る中身がないから背景を詳しく説明しているんだろうと穿った見方をしたくなる。

発表者は研究の果実の部分を説明したくてしたくてたまらないはずだ。でもそこだけを語っても分かってもらえない。研究背景は、だから、仕方なく説明するようなものだ。嫌々ながらに説明しろという意味ではもちろんないが、「きちんと説明するならスライドを4、5枚費やす必要があるのは分かっているんだけど、時間がないから何とか2ページに押し込んじゃいました」というスタンスで準備し説明してほしい。

たとえば「風力発電が注目されています」とか「排気ガス中のDXNsが問題視されています。」などという話に関しては、その背景の説明は飛ばして良い。背景の説明がなくとも納得できることだからだ。質問されたら答えられるようにしておくのは良いことだが、発表時間を費やして説明する内容ではない。(卒論の発表会なら喋ってもよいと思いますがね。)

それと、オリジナリティの説明がほとんどないものが多い。卒論の発表会なら大目に見るところなのだが、修士の発表会ではこれではいけない。というのは、「他でもやっていそうだな」と感じる研究がいくつかあったのだ。たいていの場合は、近い研究はあるけれどもまったく同じではない、という状況にあるはずで、それならそれを説明し、自分の研究ではどの部分を工夫したのかを述べてほしい。

今日から金野が担当している授業が始まった。今年の後期は火、水、木曜日に授業がある。

舛添厚生労働相が「残業代が出なかったら、あほらしくてさっさと家に帰るインセンティブ(誘因)になる」と発言したそうです。そうかー俺もさっさと家に帰らなきゃいけないなぁ。金野には残業代出ないんです。残業という概念がない。そもそも勤務時間という概念がない。今日は9時には職場を出て、今は家でこれを書いています。

* 9月6日(木)

査読者の進捗状況の情報は、学会横断的に共有されているんでしょうか!? 昨夜ある学会から依頼された査読を済ませたら、ついさっき別の学会から査読の依頼が来たんですけど。

今日は会議。台風が来ているので、会議後に飯田先生を駅まで送ったあとは、速やかに帰宅。

成田郁久美がNECに移籍(復帰)して現役続行だそうです。良かった。

* 9月3日(月)

しばらく更新していませんでした。自宅のFreeBSD PCを入れ替えて、ついでに OSも64bit OSに入れ替えていたので、その作業の間は更新をサボっていました。前回の更新からあとのことを思い出すと、理科教室があり、東大生研で打ち合わせがあり、卒論ミーティングがあり、実験があり、それ以外はサボっていた仕事の後始末や停電対応をしていた。もうすぐ授業が始まるのに休みボケでちょっとだれ気味なので、しゃきっとしなければ。

先週の水曜日には右折禁止のところを気づかず右折して、生まれてはじめて警察に捕まり、切符を切られました。ショック…。標識はよく確認しましょう。 (いや標識をみていなくとも、回りの車の動きをよく見ていれば気づいたと思われる。おれが馬鹿だった。あーくやしい。)

今日は受託業務の打ち合わせと、サボっていた仕事の処理×2。

* 8月22日(水)

海技研で水槽の掃除。もう40歳ぐらいの水槽で、中は錆だらけ。整流翼のすきまを無理やり通って水槽の奥も掃除した。ペンキの塗り直しもしたいがさすがにそれは金野の手に余る。

* 8月21日(火)

昨夜は夜更かしして受託業務のプログラムを書いていた。つい乗ってしまい、午前2時過ぎまでああでもないこうでもないと取り組んでいた。今日は海技研で実験準備…というか実験に必要な機材の設計を指導。

* 8月20日(月)

一難去ってまた一難。

一バグ去ってまた一バグ。

一査読去ってまた一査読。

* 8月13日(月)

ODE/GIMPACT patch for amd64 and (possibly) other 64-bit environment

* 8月11日()

ODEを64bit環境で使おうとすると、コンパイルは通るがまともに動かない。ネットで情報を探していろいろいじったところ、GCC3だとコンパイルは通り、とりあえず動いているように見える。でもGCC4でコンパイルすると通らない。エラーになっている部分をよく読むと、どうもエラーになるほうが正しいように思える。

要するにsizeof(void *) == 4だと仮定したコードになっているのが問題だった。小手先の修正ではごまかしきれそうになかったので、仕方なく中をまじめに読んでコードを書き直した。もうちょっとテストしてからパッチを公開します。

夏休みのうちに、職場で使っているFreeBSDの環境をi386からamd64に変更したいと思って努力中。でも今日は仕事はしないでHarry Potterを読んでましたけどね。

* 8月5日()

金曜日はFITUTの打ち合わせと、ネットワーク工事の立ち会い。FITUTの高橋さんとの打ち合わせでは、また新しくすごいのが見つかってしまった。一難去ると三難ぐらい降ってくる印象だ。

土日は新宿でのオープンキャンパス。八王子のオープンキャンパスはあまり手伝えなかったので、新宿は皆勤して会場で手伝いをした。天気にも恵まれ、特に今日はたくさんの人が来てくれたようだ。

今朝の行きの電車で、「欲ばり過ぎるニッポンの教育」を読みはじめた。帰りの電車でも読み続け、さっき読み終えたところ。

この本を読むまでは、金野は著者の苅谷先生の主張に各論賛成という印象だったが、総論には接していなかったようだ。対談本なのだが、相手の増田氏が苅谷先生の意見をうまく炙り出すのに成功している。とてもおもしろいし、目から鱗が落ちる。興味深かった考え方をピックアップすると、ポジティブリストとネガティブリスト、少人数教育の負の側面、日本が学校に依存する形で近代社会を作ってきたという観点、絶対評価を基軸とした修得主義、などなど。

目の前の学生さんたちを勉強させるのに役立つことが書いてあるわけではありませんが、自分の頭の中にあった教育論議が近視眼的なものだということを気づかせるだけの広い視点での議論が展開されています。なかなか良いです。

* 8月2日(木)

東大生研で研究会。千葉君の実験についての打ち合わせができた。

東大に行く途中で将棋の森内名人らしい人とすれ違ったのですが、あれは本物でしょうか。ベビーカーを押していました。

大相撲の横綱、朝青龍がサッカーをやって本場所出場停止になっています。処分が甘いという意見もあるようですが、次にまた同じようなことをやったら引退(勧告)ってことで今回は大目に見ませんか。

というのは、もしここで辞められると勝ち逃げになるんですよ。朝青龍はこの前の場所で優勝してます。個人的な思い入れですが、横綱は負けて引退してほしい。北の湖とか千代の富士とか貴乃花とががそうだったですよね。職場放棄は良くないので厳罰を下すべきだとは思いますが、勝ち逃げされるのはどうも…。もうちょっと活躍して、ベテランになって、若くて強いのが出てきてから辞めてほしいんですよね。

* 8月1日(水)

今日から8月。今日は自宅でお仕事。概要査読がある講演論文の概要を書きました。

今回申し込んだ講演会では論文を「査読論文」と「報告論文」に分類していて、金野が申し込んだのは査読論文の方です。でも論文自体の審査は無いようで、見開き2ページの概要で審査されます。これは査読論文として業績に入れてもいいんでしょうか…?? こういうのを入れていいなら毎年出すぞ。

見開き2ページの論文でも査読があれば査読つき論文なんだから、見開き2ページの概要で審査してそのあとで論文を出すものも、査読つき論文だと主張して悪いわけではないでしょうが、ちょっと後ろめたい気もしますねぇ。概要の審査が厳しいかどうかで判断しよう。たぶんソフトレビューだと思うんだけど。

* 7月31日(火)

土日は自宅で静養。月曜日は大学へ。八王子オープンキャンパスはちょっと後片付けを手伝ったほかはほとんど協力できませんでした。ごめんなさい。今日は八王子出勤、卒論ミーティング。

今日で7月が終わります。8月にあまり仕事を残したくありませんでしたが、たくさん残っています。早めに片付けよう。

日曜日には選挙もありました。自民党が大負けしたそうです。金野が最近の政治課題でいちばん気にしているのは累積赤字の問題なのですが、今回はこの課題はほとんど争点にならなかったようです。どちらかというと支出を増やす方向の主張を展開した民主党が勝ったこともあり、しばらくは赤字が増え続けるのかなぁと暗然としています。われわれがじい様になった頃には、政府は首が回らなくなっているか、破綻してしまっているかもしれませんねぇ。あー心配だなぁ。ちゃんと貯金しとこう。

* 7月28日()

月曜日は試験と雑事。火曜日は会議と卒論ミーティング。水曜日は打ち合わせ。木曜日は会議と飲み会。

昨日と今日は良い天気。昨日は朝に試験があって、そのあと海技研へ。

帰宅してから久しぶりに大爆睡。横になったのはたぶん夜の9時頃だが、朝8時まで寝ていた。

* 7月22日()

仙台と盛岡への出張から帰ってきたところ。

政治家の舌禍が続いています。配慮に欠ける発言で新聞沙汰になることが多いようですが、彼らはスピーチライターを雇ったりしないんでしょうか。それともライターが原稿を用意しているのについサービス精神で(?)配慮の足りない発言をしてしまうんでしょうか。

* 7月18日(水)

あるプロジェクトで保守しているシステムの構成を見直し、仕様の曖昧なところを詰めようということで打ち合わせをしたのだが、出てきた「言語」を順に並べるとBourne shell、PHP、Makefile、C。このあとYaccとLexも出てくる予定。こりゃIT専門家ではないわれわれにはきついわな。しかし今更元には戻れないし、シェルスクリプトをCで置き換えるのも馬鹿馬鹿しいので、このまま行くしかない。

* 7月17日(火)

海技研で打ち合わせ。

砕氷船の計算は、いまの計算パターン…船が固定で、氷が動く…では限界があるようだ。以前から薄々気づいていたが、海技研でも指摘された。コンフィギュレーションを変えよう。船の動きを入れるんだから、ついでに船の動揺も計算できるようにできるといいのだが。

* 7月16日()

ちょっとてこずったが、やっとTriMeshでも浮力の計算がまともに回るようになった。

[presawn] →  [presawn] →  [presawn]

→ [presawn] →  [presawn] →  [presawn]

→ [presawn] →  [presawn] →  [presawn] 砕氷船のプレソーンテストのシミュレーション (ムービーもあります。(MPEG, 2.4MB))

今年の3月に卒業した安木君のプログラムをベースに改造したもの。彼がいるうちにここまで持ってきてあげたかったが、力至らず今日になってしまった。おーい安木君見てるかー、やっとうまく回るようになったよー。

左右(上の画像では上下)対称のはずなのに対称じゃないとか、検証が不十分だとかまだ不備はあるし、プログラムにもいじらないといけないところがたくさんあるが、それでもここまで来ることができて感慨深い。固体側の計算はいいところまで行ったと判断して良いだろう。あとは流体側だ。

* 7月14日()

雨。台風も近づいているらしい。今日はちょっとだけ大学に行って仕事。

砕氷船のプログラムは希望が見えてきた。TriMeshでも何とかなりそう。浮力の計算まだ直っていないので格闘継続中。

* 7月13日(金)

久しぶりの卒論発表会。んー、まぁどうしようもなく悪いやつは(まだ)いなかったかな。いろいろ突っ込んだけど、進捗の遅い学生はこれから挽回してくれるだろうし、研究の意義を分かってなかった学生は勉強するでしょう。今回は富士吉田の合宿からあまり期間がなかったのも学生さんにとっては厳しかった。次回への期待が膨らみます。

砕氷船のプログラムを直すのに手こずっている。TriMeshだとまだうまく動かない。浮力の計算を書き直すべく格闘中。

* 7月12日(木)

今日は雑事とSMBC研究会。ノートPCが不調で(どうも常駐ソフトが悪さをしていたらしい)、研究発表のスライドの表示が遅いとかムービーがなかなかはじまらないなどてこずったが、今回も何とか勤め上げた。あとは学生さんのスライドチェックなど。

ノートPCは2003年2月に購入したもので、ディスクも処理能力も逼迫していて買い換えたいのだが、予算が厳しそう。もうしばらくいまのPCでがんばるべく、各種の延命措置を施している。今回の不具合はそれが裏目に出たもの。出たのが内輪の研究会だったのは不幸中の幸い。

ノートPCのバックアップとディスク空き容量増加のために、ここのところデスクトップPCとノートPCとのファイルの同期ソフトを何種類か試している。いろんなのがあってそれぞれ一長一短ある。

* 7月11日(水)

昨日は自動車技術会の計測・診断部門委員会というところで「話題提供」。話題提供なんだからと軽い気持ちで引き受けて、リークテスタの研究を紹介した。時間が1時間も用意されていたので、間が持たないんじゃないかと心配していたのだが、40分しゃべって、質疑応答が20分ほどあって、ほぼ予定通り。司会の方のうまい誘導にも助けられて何とか勤め上げた。

この発表の準備のために前日から朝の4時までノートPCに向かっていた。良い子はまねをしてはいけません。事前にちゃんと準備して練習しましょう。

リークテスタの話は、講座でちょっとだけ紹介したりポスターを作ったりしたことはあったが、まとまった時間の発表は今回がはじめてだった。準備が直前になったこともあり整理が不十分で、発表自体はあまり上手にはこなせなかった。たぶん、聞いている人にとってはくどい発表だったろうと思う。そのわりには多くの人に興味を持ってもらい、質疑応答がそれなりに盛り上がったのには助かった。

明日はSMBCの研究会でしゃべれと言われている。今度は内輪の会だし、30分だし、砕氷船の話をするので素材の準備も楽だし、まぁ何とかなるだろう。(昨日と同じ轍を踏まぬよう、スライドはだいたい準備しました。)

授業が終わったので授業準備に取られる時間が減って少し余裕ができたのだが、その直前に読みはじめた本がおもしろかったこともあり、さいきんたくさんの本を買って並行して読んでいる。わが家の本棚はもう満杯。大きい本棚がもうひとつ置けるようなアパートに引っ越そうかな…。

* 7月9日(月)

先週で前期の授業が終わった。本当は今日は流れ学の最終回のはずだったのだが、麻疹で休講になった。

麻疹はちょっと困ったことだが、授業が終わったのにはほっとしている。今年の前期も新しい授業を担当したので、それなりにたいへんだった。水曜日に八王子学園都市大学で行った市民講座の授業準備に特に時間を取られたが、何とか勤めあげることができたし、やりがいのある講座だった。

先週は月曜日〜水曜日は平常業務。木曜日はFITUTの高橋さんと打ち合わせ。金曜日は海技研に行って打ち合わせ+論文のコピーをおねだり。土曜日は私事。日曜日はちょっとだけ大学に行きました。

金曜日の海技研の帰りに買った「古典力学の形成」がおもしろく、ここ3日間読み耽っている。山本先生の本はいつか腰を据えて読みたいと思っていたので、授業が終わって試験まで間があるいまのタイミングはちょうど良い。しばらく楽しませてもらうとしよう。

* 7月2日(月)

7月になりました。

書いていませんでしたが、6月末が誕生日の金野は、また歳をとりました。

前に送られてきた査読をやっと終えて先日返したばかりだというのに、今日新しいのが来ていた。またも○○××分野(←いちおう伏せ字にしておきます)。これまでに送られてきた査読依頼4つのうち3つがこれ。うち2つを溜めている。たしかにこの分野を自分で登録したんだから、自業自得なんだけどさぁ、まさかここまで自分のやっていることに遠い論文ばかりまわってくるとは思わなかったよ。今までのはまじめに査読しているけど、本当に分からないのが来たら無理しないで突っ返そう。

* 6月30日()

分からないことを分からないままにしておいても、ほとんどストレスを感じない。最近の学生さんの悪い性質のひとつにこれが挙げられると思っている。われわれ機械工学科の教員は(全員ではないかもしれないが、多くの教員はたぶん)次のように考えている。

  1. 機械工学のほとんどは古典力学の範囲の学問なんだから、現象をきちん と突き詰めれば、分からないことなんかないはずだ。
  2. 分からないことを分からないままにしておくのは、気持ちが悪い。

その一方で学生さんたちは、分からないことを分からないままにしておくことに慣れていて、さほど抵抗を感じない。

これを受験勉強のせいにしようと思えばできるが、金野は大学の教員なので、受験のせいにすると加害者側だし(?)、それにもう受験を潜り抜けて大学生になってしまった学生の相手をしているから、あまり意味がない。とはいえ、何とかしなければならない。どうすればいいのだろうか? 良い策は思い浮かばない。きっとある種の脳内革命が必要になるのだろう。

ついでに付け加えると、学生さんたちは自分が「分かっている」のか「分かっていない」のかの判断力がないと思われる。金野にとって「分かる」とは、その現象(数学の問題なら、解法)をバラバラに分解したときに、ひとつひとつの要素を科学の原理に基づいて説明でき、かつ全体を再構成できること。機械に例えて言うと、その機械を部品のレベルまでバラバラに分解でき、ひとつひとつの部品の機能と全体の中での役割を説明でき、かつもう一度組み立てることができること、である。これは「他人に説明してみる」という訓練方法があるので、まだ何とかなる。訓練する機会が少ないのが難点だが、機会を捉えて訓練していこう。

* 6月28日(木)

またしても間が空いてしまいました。先週は金曜日に高校訪問の説明会に参加。土曜日は新宿でオープンキャンパスがありいちおう顔を出しました。日曜日にちょっとだけ大学に行って事務処理。月曜日は授業と東大生研での打ち合わせ。火曜日は授業とIPアドレスのつけ替え作業。昨日の水曜日は八王子学園都市での市民講座を含め平常業務でした。

プロ野球の交流戦では日本ハムが優勝してパ・リーグのチームが3季連続優勝、全体での勝敗はパ・リーグの74勝66敗4分けだったそうです。だから「実力のパ 証明」だそうです。

さてこれは本当でしょうか? つまりセ・リーグとパ・リーグの間には実力に有意な差があるのでしょうか? 検証してみましょう。

検証方法としては、はじめに帰無仮説をたて、その仮説にしたがって今回の交流戦の結果が起きる確率を計算します。それが5パーセント以下であれば帰無仮説は棄却され、5パーセント以上であれば帰無仮説は間違いとは言えない、とします。つまり、仮説が正しければ5パーセント以下の確率でしか起きないはずのことが起きたのだったら、仮説は間違いだと思うことにしよう、ということです。

まずはじめに簡単な方から。パ・リーグが3季連続で勝ったからパ・リーグの方が強い、という説を検証します。帰無仮説として「セ・パの実力差はない。 1期ごとに自リーグから優勝チームが出る期待値は2分の1だ」とします。この条件で3季戦って、たまたまある一方のリーグが3連覇する確率は4分の1、25パーセントです。パ・リーグが3連覇する確率にしても12.5パーセント。もちろん棄却されませんね。だから「パ・リーグが3期連続で勝ったから、パ・リーグの方が強いことが証明された」というのは間違いです。偶然そうなった、という仮説を棄却できない。(セ・リーグの方が強く、6割の期待値でセリーグが勝つ、という仮説で検定しても、5パーセント有意水準では棄却されません。)

次に、パ・リーグが144試合で74勝66敗4分けだったからパ・リーグの方が強い、という説を検証します。引き分けがあるとややこしいので、話を簡単にするために引き分けを0.5勝とカウントし、パ・リーグの76勝68敗とします。帰無仮説として「セパの実力差はない。1試合ごとの勝率は2分の1だ」とします。この条件で144試合戦って、パ・リーグのチームが76勝以上する確率は、私の計算が正しければ0.280です。だからこれも棄却されません。

というわけで、今回の成績を理由にパ・リーグの方がセ・リーグよりも実力が上だと主張するのは統計的な根拠に乏しいと言えます。5パーセント有意水準で検定してセパの実力に有意な差があると言うためには、優勝回数なら5季連続優勝、勝ち星では144試合で83勝以上(引き分けも考えると82勝1引き分け以上)が必要です。「実力のパ 証明」は朝日新聞の見出しですが、新聞記者なら統計に基づかない記事を書いても許されるということでしょうか。しかし技術者はこういうことをしてはいけません。きちんと統計学を勉強しましょう。

(6月30日修正) 確率の計算に間違いがあり、上記の数値が少し変わりました。「棄却されない」という結論には変更ありません。

* 6月21日(木)

FITUTの仕事とデスクの整理、掃除など

* 6月18日(月)

ソニーが販売するPS3用ゲームで、英国教会のマンチェスター大聖堂で銃撃戦をするシーンがあって、英国教会から苦情を言われているそうだ。そうだとすると「鬼武者3」なんかまずいんじゃないですかねぇ。1年以上前ですが、パリのノートルダム聖堂だのモンサンミッシェルだので妖怪をバッサバッサと斬りまくったんですが。許可取ったのかな。

ちなみに英国教会ってイギリス国教会だろうか、それともイギリス教会だろうかと思って調べました。「イングランド国教会」ですか。

* 6月16日()

月〜水を乗り切るとだらけてしまうな。水曜日は帰宅してすぐに布団に入り、次の日の朝まで12時間近く眠った。木曜日は会議。

金曜日の夜から、去年の夏頃に買った中古のノートPCを設定し直している。 CPUのクロックだけは速い(Pentium4 2.6GHz)のだが、FreeBSDを立ち上げて砕氷船のシミュレータを走らせると、自宅のプログラミング用FreeBSDマシン (Athlon XP 1.1GHz)よりもずっと遅かった。そこでネットで情報を漁り、 X.orgの設定ファイルを見直してDRIを有効にしたら急にサクサクと動くようになり、Athlonマシンを追い越した。

速くなったのはありがたいことなのだが、グラフィックスがシミュレーションの律速要因になっているのがそもそもおかしいよな。そのうち何とかしなければ。

中古のノートPCを買ったのは、出張などで遠出するときにこれを持って行き、空き時間をプログラミングに使えればいいなと思ったから。去年の札幌出張のときにはこのPCを持っていった。プログラミング合宿旅行に行きたいと思ったこともある。そのうち実現させよう。

* 6月10日()

昨日は流体研ホームカミング。卒業生の皆さんが来てくれて楽しませてもらいました。今日は昨日仕事しなかったぶん、自宅でお仕事。

自宅の古いPCで計算するのと、大学のPCにリモートログインして画面だけ自宅のPCに出すのとでどっちが速いか試してみた。結果が↓こちら。

[計算比較]
砕氷船シミュレータの画像。左上がリモート、右下がローカル

左上の結果(リモート接続中の大学のPC)はまだ氷が流れきっていないのに対し、右下の結果(ローカル)は氷が流れ去って見えなくなっていますね。ローカルで計算する方が、今のところいくらか速いようです。改良の余地がまだあるのでもうちょっと試してみよう。

* 6月7日(木)

よい天気。月〜水は授業や会議でまとまった仕事ができなかったので、今日やる予定。

今年から数学演習の授業の進め方を変えた。工業力学では中間試験と習熟度別クラス分けを導入したのでやはり授業の進め方が変わった。加えて、機械工学基礎演習と八王子学園都市大学での市民講座を今年から担当している。これらの授業準備がそれなりにたいへんだ。数学演習と工業力学は担当しはじめてもう6年目の科目なので何とかなりはするのだが、なかなか楽にはならないものだ。来年に期待。

砕氷船のシミュレーションプログラムの動作がだいぶまともになった。プログラムのバグ修正、計算手法の変更、ライブラリの新バージョンへの移行などでちょっとずつ動作が改善されたので、以前の変な動作の原因はどこか1ヶ所というわけではなく、複合的な要因だったようだ。ODEで開発するのはもうやめようかと考えていた時期もあったが、もうしばらくODEと付き合ってみてもいいかな、と思わせるものがあった。

* 6月3日()

2週間も更新していませんでした。ちょっと疲れ気味でした。

* 5月20日()

せっかくの快晴の日曜日なのに、ためていた仕事を片付けるために自宅のPC前で悪戦苦闘中。さっき大物の仕事を7割ぐらい処理して、それから小物の仕事をひとつ片付けて休憩しているところ。今日中に大物ともうひとつの小物の仕事を片付けたい。

明日の月曜日から13日間ほど、金野にしては珍しく予定表に毎日仕事が入っている。富士吉田の合宿も含めての話だが。洗濯が追い付かなくなりそうなのが怖いのと、経験的にこういうときに急な仕事が入ることが多い。授業準備もいまのうちにしておかないと心配だ。今夜は遅くなりそうだ。

* 5月14日(月)

先週は月〜水はおおよそ通常業務。木曜日は会議や打ち合わせ。金曜日は海技研と東大生研をまわる。土曜日は流体研のプレゼンゼミで講演。

日曜日は大学に来て仕事をするつもりだったが、疲れて休んでしまった。家でできる仕事を少ししただけ。

今週も授業準備に追われることになりそう。加えて自分の業績にはさっぱり関係ないつまらない仕事がたくさん舞い込み、そのせいで業績につながる仕事がおろそかになっている。馬鹿馬鹿しいが仕方がない。

* 5月7日(月)

ゴールデンウィークは金野にはあまり影響しなかった。月曜日は授業が休みになったが、火曜日と水曜日は授業があったし、木、金はもともと授業を担当していない。だから火曜日以降はいつもの週と同じような感覚で過ごした。

ゴールデンウィークらしかったことといえば、ネットの動画サイトで海外連続ドラマの第1話から最終話までが公開されていたので、それを全部見たことぐらいだろうか。最近「スターゲイト」シリーズにはまってるんです。それでも木金の一部をつぶしただけ。アニメ「蒼穹のファフナー」も15話まで観ました。蒼穹って何だろうと思ったが青空のことらしい。これもおもしろかった。

その間、ちょっとは仕事もしましたよ。授業準備と研究を少々。

高校の先生の平均授業時間数が14.4時間だそうである(平成13年度のデータ、教育統計調査)。1コマ90分で計算すると9.6コマぶんですな。金野は去年の前期がこれまででいちばん多く、週に9コマを担当していた。さすがに高校の先生よりは楽をしていたらしい。高校の先生は授業の他に課外活動や生徒指導もしているからたいへんだ。俺も大学の先生の中ではたくさん授業している方に入ると思うが、高校の先生よりは楽なんだと思って頑張ることにしよう。

* 4月27日(金)

金野の今年前期の授業は週の前半(月〜水)に集中していて、特に水曜午後の八王子学園都市大学の講座は準備がたいへんなので、月曜日の段階でためこんだ仕事が終わっていないとあっちこっちに義理を欠くことになる。今日は不良債権処理の日で、午前中は自宅で掃除だの洗濯だの雑用、午後からは大学に行ってひたすら書類書き。

明日からゴールデンウィーク。しかし合間の火曜日と水曜日に授業があるので気分はほとんど平常通り。

* 4月23日(月)

金野が幼いころの恐怖のお仕置きに「お線香」というのがある。火がついた線香を手の甲に当てるというもの。実際にやられたときの記憶はないのだが、まだ物心つかないころに一度やられたことがあるらしく恐怖が刷り込まれていて、「お線香!!」と親に言われたら泣いて謝ったものだ。今やったら、たぶん幼児虐待と言われて世間の冷たい風にさらされるのだろうか。まぁお仕置きに何をするかということよりも、愛情があるかどうかが重要なんだろうが。

まだそんなに歳をとったつもりはないのだが、昔は自分自身で経験したけれど今ではそんなことは考えられないということがすでにいろいろある。たとえば金野が学生の頃は、男の友だちの家に遊びに行って泊まり込むときは、当然のように同じ布団の右と左に並んで寝ていた。布団がひとつしかなかったらそうするしかないじゃないか!? でも今ではそうはしないんだろうなぁ。金野はごくごくノーマルなヘテロセクシャルですよ。

うちの親に聞いた話だともっといろいろおもしろいのがあるのですが、ちょっとここには書けません…。今じゃ絶対考えられないことが昔は行われていたそうです。時代は変わるもんですねぇ。

* 4月22日()

先週から今週にかけて合宿とか書類の締め切りとかいろいろあったもので寝不足続きだった。木、金、土はぐっすり眠れた。ためてしまった仕事がいっぱいあるが、ひとつひとつ片付けていこう。(掛け声だけかも)

* 4月14日()

北方版「水滸伝」を読んでいると、自分の脳みそがカチカチに硬いのだ、ということを思い知らされる。意外と悪い気分ではない。

水滸伝の元々のプロットを、北方謙三氏は一方でうまく行かしつつも、一方では見事なほどにぶち壊している。原作がある作品だから、先の展開を予想しながら─あるいは思い出しながら─読むわけだが、驚くほど何度も裏切られる。はじめは登場人物の性格や役割が原作と異なるだけのようだったが、段々にもっと大きな枠組みから違っていることに気づく。自分では水滸伝をあそこまでぶち壊せないだろう、と何度も感じる。それだけぶち壊していながら、しかし水滸伝は水滸伝なのだ。

水滸伝の主たる登場人物はそれぞれ天または地の宿星を持っている。天の方が上位である。…などというプロットは北方版では通用しない。物語の上で重要な役割を演じる人物であれば天だろうが地だろうが大切に扱う。ストーリーテラーにとっては当たり前のことなのだろうが、金野には「天の方が上」という頭があるから、読んだときは驚かされた。原作ではかなり後の方になるまで死なない重要な登場人物を、早い段階で殺したのにも驚かされた。それが淡々とした筆致で進んでいく。早く先が読みたい。

* 4月13日(金)

金野が担当する授業が今週からはじまり、急に忙しくなった。新しい科目を担当しはじめたので授業準備に時間を取られるのに加えて、今週はなぜか臨時の仕事がたくさん舞い込んだ。査読から帰ってきた論文が1つ、査読を依頼された(ほかの人の) 論文が1つ、詳しくは言えない書類執筆が1つ。さらに昨日は会議が2つあり、来週も会議が入りそう。もちろんこれらのほかにも細かい仕事がいろいろと積み重なっている。しばらくは夜更かしが続きそうだ。

今週の水曜日から、八王子学園都市大学の講座を担当している。受講してくださる生徒さんは私の父や母の年代の方々が10名ほどで、もちろん緊張するし準備もたいへんだが、皆さん熱心なのでやりがいがある。

卒論も動き始めた。金野班は今年は残念ながらたった4名だが、少数精鋭だと思うことにしよう。今日は海技研に卒論生を連れていって、魚ロボットと氷海水槽を見学させていただいた。

* 4月8日()

八王子のソメイヨシノが散りはじめた。天気も良く、浅川沿いの桜は今日あたりが見頃のようだった。工学院の桜はもう少しもちそうだ。

今日は都知事選の投票後、桜を見ながら大学に来て授業準備をしている。まぁこれまでサボっていたつけを払っているということですな。次の土日は学科のオリエンテーションキャンプがあって授業準備に充てられないので、今のうちに多少の貯金を作っておく必要あり。

* 4月6日(金)

八王子は桜が満開だ。今日は天気もよいので花見日和だ。

北方謙三氏の「水滸伝」を最近読みはじめた。氏の本を読むのはたぶんはじめてだ。北方版水滸伝は、水滸伝をこれまでと全く違う物語に生まれ変わらせている。自分は良いタイミング、良い年齢で北方版を手にしたと思う。いやほんとぜんぜん違うし、おもしろいんだってば。読んでみ。

* 4月3日(火)

1日は入学式で、式の間は良い天気に恵まれた。しかしその日の夕方から崩れはじめ、昨日と今日はすっきりしない天気が続いている。昨日は黄砂がたくさん運ばれてきたそうで、うちの車も朝は泥水をかぶったように汚れていた。今日の雨で洗い流されてくれるとよいのだが。

Gyaoで映画「ロッキー」と「ロッキー2」を観た。「エイドリアーン」を知らない日本人はどれぐらいいるんだろうか? 邦画で同じぐらい有名な台詞があるだろうかと考えをめぐらせていたところ。「名台詞」じゃなくて「有名な台詞」ね。候補:

うーん、幅広い年齢層に観られている邦画って何だろう? 黒澤明映画でなんかないか? 「エイドリアーン」に匹敵するものを探すのは難しいですねぇ。やっぱり寅さんしかないかなぁ。テレビドラマまで入れてよければ、「この紋所が目に入らぬか」を知らない日本人はいないと言っていいでしょうけど。

アニメ編。こっちのほうが「決めゼリフ」は多いのでは。候補:

* 3月29日(木)

最近、藤沢周平の本を読み返している。今度ドラマになるという「よろずや平四郎活人剣」も、たまたま先日読み返したところだった。

「よろずや…」の中に、老人が手癖の悪い子供を引き取って育てるという話がある。この中に老人が自分の人生を振り返って「つまりは失敗だったのだ」と思い至る下りがある。ここは何となく身につまされるものがある。自分がもっと歳をとったときに、人生を振り返ってどんな感慨を抱くのだろうか。それもこれもこれからの努力次第だ、と言ってしまえばそれまでなのだが。

月曜日にいっぱいになったファイルシステムは、火曜日丸1日をかけて、何とか空き領域を確保できた。あと1年持ってくれるだろうか。今日は八王子校舎で雑事。

* 3月26日(月)

土曜日はファイルシステムの動作が怪しかった職場のFreeBSDマシンの再インストール作業に費やした。去年、Windowsでディスクをフォーマットしてからインストールしたもの。あのときはサービスパックなしのXPでフォーマットしたが、生XPは130GB以上の容量のディスクを認識できないので、ディスク全体がきちんとフォーマットできていなかったらしい。以前に自宅のFreeBSDマシンのファイルシステムがおかしくなったときと同じ症状─utmpの記録が狂うなど─が、ずいぶん前から出ていた。普通に使っているぶんには問題なかったのだが、放っておくのも気持ち悪いので、新学期がはじまる前に作業した次第。

今回はXP SP2のディスクを用意してフォーマットしたので、ディスクの隅々までフォーマットされたはずだ。その上で再インストール作業をし、今はだいたいの機能を使える状態にまで戻っている。あとはLaTeX関係のファイルを追加すればOK。自宅のPCもディスクをフォーマットし直してからは元気よく動いているので、職場のマシンもたぶん大丈夫だろう。

スタートレック劇場版のディレクターズエディションというやつを借りて観た。映画シリーズの中ではいちばんはじめのもの。以前から一度は観ておきたいと思っていた。1979年の映画だがSFXは立派でよかった。TV版はCGを近年になって差し換えたものが再放送されているそうなので、このDVDも21世紀の技術が入っているのかもしれない。

ストーリーもとてもおもしろかった。詳しくは書かないでおくが、金野が観たことのある映画版スタートレックの中ではいちばんおもしろい内容だったと思っている。何の予備知識も持たずに観てよかった。ただディレクターズエディションと言うことでひとつひとつのシーンがとても長く、全体としてのんびりした映画になっているのが難点。カーク船長が宇宙ステーションからエンタープライズ号に移動するだけで5分ぐらいかかってますからねぇ。

八王子校舎の近くにあった不二家が、携帯電話の店に変わるらしい。今日通りかかったら改装をしていた。不二家には数回世話になったので残念だが、例の不祥事の後ではしょうがないか。

今日はやり残しの仕事をするはずだったのだが、夕方にメールサーバのファイルシステムがいっぱいになってしまったのでそれの対処をしている。年度末で、俺が八王子校舎にいる時期にこういう事態が起こったのは研究室にとってはラッキーだったのかもしれない。うん、そう思うことにしよう。

* 3月24日()

大学への進学率が15〜50%のときの大学はマス型、50%を越えるとユニバーサルアクセス型になる、と言われます。うちの大橋理事長もときに引用します。この説を唱えた教育研究者のMartin Trow氏がお亡くなりになったとのこと。享年80歳でした。ご冥福をお祈りいたします。

昨日は日韓ジョイントの学内シンポジウムで、金野は午前中の座長を担当。専門からかけ離れた発表ばかり3つ司会したが、まあ何とかなったし、面白かった。

今日は大相撲があって、高校野球があって、春高バレーがあって、サッカーの国際試合があって、プロ野球が開幕して、フィギュアスケートの世界選手権があるそうです。ボクシングの試合もあるらしい。

* 3月19日(月)

八王子校舎勤務。

先週は実家から両親が出てきていた。うまいものを食わせてもらった。昨夜からはその残り物を食べて過ごしている。

先週の金曜日には学会に行かずに、日本学術会議のシンポジウムに出ていた。「学協会のあり方について」というもの。大学教員の業務に直接は関係しない内容でしたが、けっこうおもしろかったですよ。

* 3月13日(火)

SMBC研究成果報告会。金野は飯田先生の代打でMAVのご報告。

材料などを扱っている研究グループと比べると、我々のグループの発表は対象が分かりやすい上にメカの動作をビデオなどで見せることができるので、一般に受けがよい。今日もこの有利な立場を存分に活かして発表し、好評だった。もちろんそれに加えて、うちのMAV班の学生さんたちが頑張ってくれた成果のおかげです。

* 3月12日(月)

昨日の夜に確定申告に手をつけはじめ、日付が変わる頃には申告書が完成した。今はウェブで作ることができていいですね。計算ミスもないし。

今日はまず午前中に八王子駅前で住民票を取得→北口通路の臨時窓口で確定申告書を提出→新宿校舎に行ってシラバス作成の続き→新開君に教えてもらった店で証明写真作成→都庁の旅券申請窓口に出向いてパスポートの発行申請(住民票は要らなかった! ちとがっかり。)→会議→工業力学の打ち合わせ→FDシンポジウム→帰宅。充実した一日だったかな!?

FDシンポの曽根先生のご講演はおもしろかったし、とてもためになった。来年度から担当する予定の基礎演習でも、曽根先生のお話を参考にしよう。

* 3月11日()

確定申告のことをすっかり忘れていました。やばいです。

* 3月10日()

昨日は頭痛に悩まされた。ずいぶん前の風邪がぶり返したのだろうか。でも鼻と喉は何ともないんだけどな。今日はちょっと頭が重い程度で、痛みはない。

* 3月6日(火)

普段は使わない種類の英文と格闘中。論文を書くための言い回しはある程度の知識の蓄えがあるのだが、それ以外には強くないので苦しんでいる。

* 3月3日()

久しぶりに八王子校舎に来ました。前に来たのは先週の木曜日だったかな。たまっていた書類の量もそれほどではなくて、ほっとしているところです。(もっとずっと前から机の上にある書類は何とかしないといけませんが。)

古い写真のお蔵出し:

[建て直し]  [建て直し]  [建て直し]
建て直し中のビルの様子。左から、11月12日、11月27日、2月20日撮影。着々と建て進められているようです。 (クリックして拡大)

[エビ養殖]
11月24日撮影。東大生研で行われていたエビ養殖実験の様子。悲しいかなその後エビは死滅し、いまは行われていないそうです。 (クリックして拡大)

[センサ検定]
12月8日撮影。益子君の圧力センサに重りを載せて仮の検定。あくまで「仮」ですよ!! まずは反応があるかどうかを調べているのです。 (クリックして拡大)

[羽ばたき装置]
12月15日撮影。古市君が改良していた、羽ばたき推進性能測定装置の性能調査実験 (クリックして拡大)

[ちゃんちゃん焼き]
12月28日、海技研の忘年会にて撮影。学生さんの力作「ちゃんちゃん焼き」。うまかった。 (クリックして拡大)

[センサ検定]
2月6日撮影。益子君のセンサの検定。静水圧をかけて検定します。最低でもこのぐらいはやらないといけません。もちろん手で固定しているわけじゃないですよ。高さを変えた台にこれを置いて、出力電圧との関係を調べるのです。これを2月6日にやっていること自体がまずいよな…。 (クリックして拡大)

[北海道]
2月18日撮影。北海道に出張しました。この写真は女満別空港から紋別市に向かう途中の風景です。 (クリックして拡大)

(19:10追記) 溜めていた書類のうちひとつを片付けました。まだまだありますがひとつずつやっていきます。

この間の浅野のシンポジウムでは越塚先生がMPS法の解説をしたのですが、外国人からかなりきつい攻撃を受けていました。もちろん越塚先生も反撃していましたが。午後の駒場でのシンポジウムでもMPS法の発表がありました。金野はMPSをやっている人とどうも感覚が合いません。今回も議論したのですが何となくすれ違い気味。金野がやっている砕氷船の研究にはMPSが有効である可能性があるのですが、自分から手を出す気になれません。

* 3月2日(金)

海技研で打ち合わせと、堀川君の魚ロボット製作のお手伝い。(実はまだ完成していなかったんです…。)

[魚ロボット・ケース1]
ロボット外装の原形。木枠に浮力材のウレタンを挟み、グラスファイバーの布をかぶせてプリプレグしたもの。これをこれから切って整形します。 (クリックして拡大)

[魚ロボット・ケース2]
切断作業をする堀川君…じゃなくて平田さん。防護眼鏡にガスマスクをしているので誰だか分かりません。 (クリックして拡大)

[魚ロボット・ケース3]
ウレタンとガラスの粉が舞います。ストロボを焚いて撮影するとこんな感じになります。平田さんがガスマスクをしているのはこういうわけです。 (クリックして拡大)

[魚ロボット・ケース4]
切断後の外装部品。エイリアンが生まれてきそうです。 (クリックして拡大)

[魚ロボット・ケース5]
今度はサンダーで表面の凹凸を取り除きます。 (クリックして拡大)

[魚ロボット・ケース6]
ここからは堀川君も作業に参加。(金野もちょっとだけ手伝いました。) (クリックして拡大)

[魚ロボット・ケース7]
完成に近づいた外装。このあと表面の凹凸をさらに削り落とし、ペンキを塗って仕上げます。 (クリックして拡大)

金野はここまで付き合って帰宅。実験はまだ先になりそうです。

* 3月1日(木)

3月突入。今日は東大の浅野と駒場で別々のシンポジウムがあり、午前中は浅野、午後は駒場の方に参加。ついでに学生時代にお世話になった方々にご挨拶。

3日ほど前に悩まずにはいられないメールが来て、すごーく悩んでいるところ。

* 2月27日(火)

短くしていた論文は、結局あちこちをバッサバッサと削って無理やり12ページに押し込んだ。図も小さく作り直し。フォーマット指定にフォントサイズを変えてもよいと書いてあったのでそれにも頼った。

卒論の概要を指導しているときに指示しておけばよかったと後悔しているのだが、カラーの図をモノクロに変えたり、図を大きく、あるいは小さくしたりするときは、以前の図のことは忘れて1から作り直すのがよい。色を使っていたグラフを単純にグレースケールに変換するのは、分かりづらい図になるから絶対にやってはならない。モノクロのグラフを作るつもりではじめから作ったら、普通は線の種類を変えるなり、太さを変えるなりして表現するはずだ。太さや種類が同じで、濃さが異なる線を使ってグラフをつくるやつはいない。なのに、はじめにカラーでグラフを作っていたものをモノクロに直すと、平気で濃さの違う線を引いて持って来るやつがいる。(怒りのメールを送りつけたらその後返信がないが、あの概要はどうなったのであろうか…??)

昨日は会議。頭痛がしていたので会議後は早めに帰宅し、風邪薬を飲んで就寝。今朝は頭痛も治まり、好調です。

「風邪薬」と書いてあったら、どう読みますか? かぜぐすり? 金野はつい「かざぐすり」と読んでしまいます。風車はかざぐるまなんだから、風邪薬はかざぐすりじゃないですか!?

* 2月25日()

論文を短くする作業に苦しんでいる。元の講演論文が8ページで、それを本にするというので12ページに納めてくれと言われた。何だ余裕じゃんと思っていたら、本だから1段組みで印刷面も小さい。単純に組み直したらあっさり20ページをオーバーして焦っているところ。半分に減らすのはきついよ。でも何とかしないと…。

* 2月23日(金)

火曜日に急いで帰ってきたのは、水曜日に大学院の最終審査会があったからです。発表の方は、おもしろいものもありましたがつまらないものも多くて、何だかなぁという感じ。

パッと見て「そりゃ当たり前だろ」と思うことをさも重要そうに説明する学生あり。パッと見て「そりゃおかしいだろ」と思うことをさらっと説明し、突っ込むと答えられない学生あり。今回は久々にあちこち突っ込みました。といっても昔に比べればずいぶんと丸くなりましたが。

説明がひどく、そのせいで発表時間を大幅にオーバーした学生が、質疑応答時間がないということで2、3の基礎的な質問だけで打ち切られた(その質問にすらまともに答えられなかったが)。あいつあれで修士課程修了になるんだろうか。P/Pmaxの最大値が1になるのって、当たり前のことじゃないのかなぁ。うちの修士にとっては新しい知見なのかなぁ。結論も頓珍漢だったし、なんだかなぁ。

* 2月20日(火)

東京に帰ってきました。

* 2月19日(月)

昨日から北海道は紋別市に来ている。毎年来ている国際学会。国際学会なのに外国人が4人しかいないのでどうも調子が狂う。去年まではそんなことはなかったんだけどなぁ。でも市が主催している国際シンポジウム(珍しいでしょ)なので、これでもよく頑張っていると思う。多少なりとも盛り上げてあげようというのが、毎年参加している理由のひとつ。もちろん、氷海関係の研究者が一堂に集うからというもっと大きな理由もある。

日曜日の朝、7時50分の便で北海道にやってきた。7時半頃までに羽田に着こうとすると、5時には電車に乗っていなければならない。発表用のスライドができていなかったこともあり、こりゃ眠っちゃまずいなということで久しぶりに徹夜した。それでもスライドが完成せず、昨日は大学のマシンにリモートログインしてシミュレーション結果を動画にしていた。ネットワークがつながるということはありがたいことでございます。

昨日の午後にはタレントの田中義剛さんの講演があった。これがえらくおもしろく、また内容が濃かった。非常に考えさせられる内容。うちの大学に来て講演してほしいと思ったぐらい。学生にじゃなくて、先生たちに聞いてほしい。

金野の発表は今日の午前中。パラレルセッションのもう一つのほうに人を取られたせいで、会場はがらがら。かなりがっかり。しかし今年も偉い先生に聞いていただいて、暖かくも厳しいコメントをいただけた。ありがたいことです。もっと頑張ろう。夜はその先生も含め、おじさんたちと飲み会。

明日の昼の便で東京に戻ります。

* 2月15日(木)

昨日は結局日付が変わるか変わらないかという時間まで研究室にいた。大きな仕事が一つと、書類書き作業など。

今日は新宿勤務。昨夜作った書類を出してから、朝に会議ひとつ、夕方にひとつ。昼間はJABEE関連業務の洗いだしなど。

* 2月14日(水)

作業的な仕事の合間に休憩しているところ。

先週は5日に受託業務打ち合わせ×2。6日は海技研。7日は八王子で通常業務。 8日は新宿で入試関連業務で、夜は卒論生に付き合わされて深夜帰宅。9日に卒論の提出日があって、その受け取り作業。10日に教室会議と研究会。今週は昨日が卒論の最終発表会。今日は八王子でほぼ通常業務。

卒論の山をやっと越えました。学生さんたちも羽根を伸ばしていることでしょう。俺はまだ伸ばせないけど…。溜めていた仕事を処理しているところです。

バレンタインデーなので各方面からチョコレートをいただく。もちろん義理チョコですがそれでもうれしいことです。ありがたく糖分補給させていただきます。

* 2月2日(金)

映画「ULTRAMAN」に工学院大学の新宿校舎が出ていました。

うちの大学は無事でしたが、隣のエステックビルは怪獣になぎ倒されていました。

「工学院大学」のロゴも含めて、何度も出ています。エステックビルの崩壊シーンは映画の中でもポイントとなるシーンになっています。必見。DVD出てます。

裕木奈江も出ていました。演技しているところを久しぶりに見たなぁ。歳とってもあんまり変わらないなぁ。佐藤夕美子も久しぶりに見ました。

今日は東大生研で研究会。修士の最終発表会の練習を見せてもらったのですが、なかなかおもしろかったです。

* 2月1日(木)

もう2月か。早いもんだなー。

研究室内の卒論口頭試問、2日目。今日はおもしろかったかな。

* 1月31日(水)

研究室内の卒論口頭試問、初日。

ちょっと物足りなかったなー。

* 1月29日(月)

そういえば一昨日はプログラムも書いたんだった。画像の相関を調べて重ね合わせるプログラム。

[元画像1] + [元画像2] + [元画像3] = [合成画像]

難しいんじゃないかと心配していたが、やってみると意外と簡単で、1、2時間で作ることができた。

プログラムを書くのは、学生さんたちにとってはとても敷居の高いことらしい。金野班には毎年プログラムを書くテーマの学生がいるが、年度の前半は皆いつも苦しんでいる。でも後半になると、急に伸びて打てば響くようになる学生が毎年いて、おもしろい。今年はAVRのプログラムを書いている学生もいるから人数が多く、もちろんみんな苦労しているが、何とかものにしてほしい。

プログラミングはアイディアの実装技術だと思っている。物理的な完成品はないが、やりたいことはものづくりと同じで、あるアイディアを実現するための何かをつくる、ということだ。良いアイディアがあっても、それを実装することができなければ、アイディアがないのと同じである。

金野のプログラミング技術もさほど高くないので、やりたいことを何でもできるわけではないが、学生さんから後ろ指をさされない程度の能力はあるはずだ。卒論生を年度の前半からもっと鍛えて、後半にプログラムをバンバン書けるようになってもらえると、金野にとっても学生本人にとってももっとおもしろくなると思うのだが、さてどうか…??

今日は午前中に卒論の添削。午後から出張で宇都宮に来ている。

* 1月28日()

人の論文を添削した。自分の論文を書いた。出張の準備をした。つまり昨日とほぼ同じ一日を過ごした。

* 1月25日(水)

海技研に行ったが、手伝えることもあまりなくさっぱり役に立たず。今井さんと気泡径について議論したぐらいか。

* 1月23日(火)

年末から髭を伸ばしている。4月に新年度の授業がはじまるまではこの路線で行こうと思って(どこかで気が変わるかもしれませんが)、ヒゲトリマーなるものを昨日買った。髭の長さをそろえるためのバリカンです。ネットでの評判を参考にナショナル製を選択。昨夜早速試してみましたが、長さを揃えただけでも何となく気分がよろしい。しばらく愛用することでしょう。

昨日は午前中は買い物と雑用。午後から受託業務。所望の機能を実現することはできたけど、一時凌ぎの感が拭えず。プログラムの中を整理しないとまずいなぁ。

* 1月20日()

木曜日は会議など。また宿題が入って閉口。金曜日は今年はじめて海技研に行ったが、あまり役に立たず。

* 1月17日(水)

雨。今年はまだ雪が降っていない。今日は担当授業2科目の試験監督。

* 1月16日(火)

やっぱ数学ができないとなぁ。問題を数式で表して数学の問題に持ち込んでしまえば、あとは何とかなる。長年の訓練の結果、金野の思考回路はとにかく数学の問題に持ち込もうとするのだが、学生さんたちはついて来られないで悩むらしい。そのへんは経験の差なので仕方がないのだが、来年度は4月に数学の特訓でもやろうかしらん。

* 1月14日()

新聞を読んでいたら、金野の名前と漢字(祥久)、読み方(あきひさ)とも同じ人が出ていて驚いた。生まれてはじめて見つけた。こんなユニークな名前の人はほかにはいないだろうと思っていたのだが、いるもんですねぇ。

* 1月13日()

木、金曜日は受託業務。プログラムの解読とバグ修正にかなり苦しみ、2日連続で夜更かししました。今日はM1の研究発表会。

自宅に買った加湿器の大型のやつを、研究室用に買いました。木曜日から稼働しているのですが、湿度がぜんぜん上がりません。朝からずっとかけ続けて、夜にやっと40%にたどり着くというペースです。次の日の朝には元に戻っています。加湿器のパワーが弱すぎるんでしょうか。

* 1月10日(水)

例年のことなのですが、年が明けて日常業務がはじまると、突然にメールがたくさん届いたり、会議の予定が入ったりします。1月早々は結構忙しいものです。世の中どこでもそんなものなのでしょうか。

今週は月曜日から火曜日にかけて、昔作ったプログラムの改造をしていました。へんに凝って作ってしまった部分を解きほぐす作業。作っていたときは分かりやすくて良い方法だと思っていたのですが、全然そんなことはありませんでした…。Simple is bestです。火曜日はそのほかに新年最初の卒論ミーティングもあり。

今日は新宿で会議。またしてもキャンキャンわめいてしまいました。関係する皆様ごめんなさい。

日清食品の創業者、安藤百福さんがお亡くなりになったそうです。「チキンラーメン」や「カップヌードル」を開発した方です。面識はもちろんありませんが、カップヌードルやチキンラーメンには学生時代(特に卒論、修論生時代)にとてもお世話になりました。敬意と哀悼の意を表して、7日の夕食にカップラーメンを食べました。故人のご冥福をお祈りいたします。

[カップヌードル]

The New York Timesが安藤さんの追悼記事を載せています。

* 1月6日()

ちと遅れましたが、初春のご挨拶を申し上げます。本年もよろしくお願いいたします。

去年は金野にとって、えーと、平凡な年でした。いいことも悪いこともそれなりにありましたが、金野のまわりでは大事件はなかったし、健康に過ごせたし、お金に困ることもなかったし、まあ平凡な年=良い年だったのではないかと思っています。

去年の抱負は「笑顔を絶やさず」でした。できた…かな? まぁ、いらいら、カリカリしている日よりは、穏やかな心境の日の方が多かったと感じています。ハンドルを握っているときはカリカリしやすいので、気をつけます。

今年の抱負や目標は、まだ決めていません。論文を出したいとか、エンジニアの方法論について調べてまとめたいとか、漠然とした考えはありますが、詳しい目標はそのうち考えます。

では、今年も楽しく頑張りましょー!!

年末年始は自宅でプログラミングなどをしていました。頭が悪いので苦戦中。

(20:00追記) バグが見つかったぜ。全部やり直しだぜ。


* 昔の日記

-> 2006年, 2005年, 2004年, 2003年, 2002年, 2000年, 1999年, 1998年, 1997年以前

2001年1月〜2002年5月の日記はありません。


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工学院大学機械工学科流体研

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金野 祥久  konno@researchers.jp

Last modified: Fri Dec 28 23:50:59 JST 2007