[Diary]2005年

「近況」に書いていた日記の、2005年分です。

新しい順に並んでいます。


* 2005年

* 12月31日()

今年も今日でおわりか。

振り返ってみると、金野にとってあまり良い年ではなかった。プライベートでは、いいこともあったけど、悲しいことや残念なことの方が多かった。しかしそれも今日でおわりだから、明日からは良い年になると信じよう。仕事の方は、……例年通りか、ちょっとだけ良い年だったかも。

年末年始は仕事に明け暮れる予定。Abstractの締切が1月1日ってどういうことよ…。まぁウェブから申し込むだけだからいいんだけどさ。昨日も、30日の消印有効という補助金公募の書類を出したし。授業期間中じゃないだけましだと思うべきかなぁ。1〜3月はがんばって研究しよう。

では、良いお年をお迎え下さい。

* 12月27日(火)

金野が学生のころ、出す直前の論文のデータに間違いが見つかったことがある。はじめて出す論文だった。理論計算の部分は指導教官の先生がやっていて、金野が実験をしたので、実験結果が変わると理論にも変更が必要になる。気づいたのが締め切りの前日。締め切り当日の朝、先生にその話をしにいくのは心が重かった。どんなやり取りがあったのかはもはや覚えていないが、あまり厳しくは怒られなかったはずだ。先生はそのあと数時間で理論を修正してくださり、なんとか論文を提出することができた。あれからもう10年以上経つ。

いま、お隣の国で論文データの捏造が大きな問題になっている。渦中の教授にはとても大きな期待がかけられていたそうで、同情する声もあるそうだ。あの国の人々は責任意識とプライドが高い。自国の将来への責任感から、結果を出すための焦りがあったのだろうか。10年前、金野も「言わないでおこうかな」という誘惑に駈られた。気持ちがまったく分からないわけではない。

でもね、やっぱだめだよ、それだけは。データの捏造は、絶対にやっちゃいけない。それは研究者としての最低限の矜持を失うものだから。

研究者はある分野を、それがごく些細な歩みであっても、一歩前に進めることが存在意義であり、矜持でもある。それができなくなったら、やめた方がいい。そして、データの捏造はそれを逆向きに回す。学生さんには「小さくとも、一歩前へ」進んでほしいものだ。後ろに向かって歩いちゃいけません。

昨日は朝に悲しい雑誌会。論文ぐらい読めー!! 昼に学生さんと打ち合わせをしてから駒場に移動して、北澤研で研究会…というより飲み会。楽しかったですよ。石塚さんの武勇伝を肴に飲ませてもらいました。

* 12月24日()

サンタさんへ。

まいとし、プレゼントをありがとう。ことしもおねがいします。ことしぼくは「カリスマせい」がほしいです。「カリスマせい」をください。おねがいです。あきひさより。

* 12月23日()

昨日の新宿勤務とそのあと帰宅するときの寒さとで、風邪をこじらせるんじゃないかととても心配していたのですが、さほど具合を悪くせずに帰宅することができました。マフラーを引っ張り出して巻いたのが良かったのかな、それともさすがに4日目に入って風邪ウィルスも弱ってきたのかな。そのあとぐっすり眠って、今朝、やっと体調が元に戻ってきたのを感じています。ずっと続いていた微熱も引きました。鼻づまりとリンパ腺の痛みが残っていますが、月曜の夜のあの苦しみに比べれば、大したことはありません。

昨日は久々の新宿勤務。午前中に菱沼君と研究の打ち合わせをして、午後から会議が3つ。小久保先生に「えっ3つもあるの? 効率いいねぇ」と誉めてもらいました(?)。新宿の事務の方々にも久しぶりにお会いし、いろいろ情報をいただきました。

風邪にかまけているうちに、大学も世間も年末です。なんの準備もしていないぞ、やばいな。まずは年賀状を買いに行かなければ。

* 12月21日(水)

風邪はちょっとはましになった…かな? 微熱は続いているし鼻水も止まりませんが、体全体が多少軽くなりました。明日は新宿勤務で風邪には悪そうなので、今日も早めに帰宅して療養するつもりです。

日航機がジェットエンジンの左右を取り違えてつけたまま飛んでいたそうです。このニュースを聞いての感想は、「エンジンって左右で違うのか!!」と「こんなニュースが大々的に取り上げられるなんて、平和でいいなあ」というもの。つまらないニュースがYahoo!のヘッドラインに並ぶたびに、何となくほっとするのは私だけでしょうか。

左右の取り違えなんて大したことないっすよ。飛行にはぜんぜん影響無いって。

* 12月20日(火)

風邪引いちゃいました。

昨日からひどい状況です。昨日は悪寒と関節の重さに苦しめられました。頭もボーッとしてたので運転が怖かったな。授業が終わってからすぐに帰宅して、自宅で12時間も布団に入っていました。そのおかげで今日はいくらかましになったのですが、今度は鼻水、喉の痛みなどが来ています。今年の風邪は強いわ。みなさんもお気をつけ下さい。

ただいま夜の9時45分です。今日ももう寝ます。

* 12月17日()

順序が前後するが火曜日は数値流体シンポに参加。石塚さんが琵琶湖の数値計算の発表をしてくれた。発表は立派なもので、質疑応答も北澤先生や金野の手を借りること無く自分でこなし、感心した。セッションが悪くあまり有意義な議論ができなかったのが残念。

水曜日は1年に1回ある、製図の「検図ラッシュ」の日。授業が2時間ぐらい延び、化学の先生にもご迷惑をお掛けした。実質1日5コマの授業をやっているようなもんである。でも、今年の学生さんはむしろ早く終わったほうじゃないかな? 土曜日に再提出となる学生さんはおらず、助かった。昨日の金曜日は海技研で研究打ち合わせ。

今日は自宅での雑事と、研究のプロポーザル書きと、査読と、数値計算に費す予定。埒もないことも含め、考えることは嫌いではない。飽きない。

* 12月15日(木)

後期の授業が最終週に入っている。今日で金野担当の1時間目の授業はすべて終了。あとは来週の月曜日に2コマ。

* 12月12日(月)

よく知らずに、思いつきで平原綾香のCDを買った。こういう感じで歌うボーカリストだったのか、想像と違ったな。

数値計算のプログラムはここ2日ほどでちょっと進歩して、陰解法で非定常の計算ができるようになった。陰解法の"感覚"も少しずつつかめてきた。陽解法とは感覚が違うね。よく考えると、陰解法─今回は特に逐次解法だが─の方がすなおというか、直感的には分かりやすい解き方なんじゃないかな。「ある非線型連立方程式の根を試行錯誤して求める」ことを目的としてその解法を探ると、なるほどこういう解き方に行き着くかなと思う。

前の職場に勤めていたころ、フランスのナント工科大学からVisonneau先生がいらして連続講演してくださったときのことを思い出した。Visonneau先生はそのときの講演で「逐次解法はunderrelaxationが必要で、そのぶんどうしても計算速度が遅くなる」とおっしゃっていて、金野はそこがよく分からなかったのだが、4年経ってやっと分かった。気づいてなかったけど、Ferziger先生とPerić先生の教科書にもちゃんと書いてあった。あーもう、勉強が足りないな。

いま抱えている問題は、計算が合っているか間違っているかのチェックができていないこと。手元の陽解法のコードと比較するか、あるいは何かベンチマーク問題をやってみるか。でも非定常のベンチマークってどんなのがあったっけ…。

* 12月11日()

寒いぞーーーーーーー!!!

* 12月10日()

今週は、まぁ何と言ったらいいんでしょうか、ほぼいつも通りの1週間でした。火曜日にはつまらない雑用で4時間つぶされたけど退屈なだけで困りはしなかったし、木曜日には大事な会議があって気を揉んだけど、それも一晩寝たら朝にはすっきりした気分になれる程度の大事さでしたし。(今度こそ黙っていようと心に決めて臨んだのに、結局演説してしまった…。まぁいいか。)

金曜日は久しぶりに東大生研に行って石塚さんの発表練習。ここはいつもと違ったな。石塚さんはスライドのまとめ方はまだまだ経験不足でしたが、発表はしっかりしていましたね。

そういえば自宅のPCのCD/DVDドライブが突然動かなくなったので交換したんだった。新しいドライブはヨドバシカメラでいちばん安いやつだけど、それでもDVD±R/RWを焼ける上に動作が静かでたいへんよろしい。

世の中ではいろいろな事件があったようです。小さな女の子が被害に逢う事件とか、構造設計書の「偽装」(←なぜ偽装とか偽造と表現するのかな?)とか。インパクトがいちばん強かったのはみずほ証券の株式売買のやつかな。八王子は平和でした。

* 12月5日(月)

土曜日は流体研ホームカミング。金野もちょっと発表をした。そのあとは久しぶりに集まってくれたOBのみなさんも交えて懇親会。

日曜日は家でお仕事。今やっている計算は時間進行が陽解法なのだが、時間ステップ制限がきつくてどうも埒が明かないので、陰解法の導入に取り組んでいた。

やってみるといろいろと見えてくるものがあるね。まずは定常計算からはじめているのだが、最後の最後で連続の式を満たせばいいという解き方なので、計算途中の流れ場なんてムチャクチャだ。デバッグしているときには「こんなんでいいのか!?」と心配になったが、最後にはまっとうな解に収束するんだよなぁ。

今日は大学に来るとき、ケヤキの枯れ葉が降ってきて車のフロントガラスにたくさん当たった。学生時代のいいかげんな記憶で、落ち葉は秋の季語で枯れ葉が冬の季語だと思い込んでいたが、いま調べてみるとどちらも冬の季語らしい。なるほど、冬ですなぁ。

* 12月3日()

これを書いているのは土曜日の早朝。木曜日は授業と雑事。金曜日は海技研で打ち合わせなど。

* 11月30日(水)

そうか、隅の圧力のモードを流速が感じ取ることができないんだ…。

計算してみて、解けなくて、悩んで考えてはじめて分かった。こういうのを解いてみる前に見抜くことができると、頭が良いって言われるんだろうなぁ。やって自力で気づいたから許して。

* 11月29日(火)

打ち合わせ、打ち合わせ、雑事、雑事、会議。仕事をサボっていたツケが出てきたところ。さいきんグズ・モード出てるな。グズ克服マニュアルを読み返そう。

* 11月28日(月)

計算プログラムを書き直して境界での値の扱いを変えたら、圧力が変な振動を起こした。必ずy方向に振動するので、これは境界の扱いに非等方なところがあるに違いないと踏んで境界条件を見直し、プログラムを修正して計算をやり直した。そうしたら非等方性が無くなって、いずれの軸方向にも同じように振動しはじめた…。どっと疲れが出て休憩しているところ。

隅のところで計算精度が落ちるのが原因らしいんだけど、解決方法が分からない。どうしたもんかなぁ。それとも単なるバグだろうか。正直言うとバグであってほしいのだが。圧力と流速が滅茶苦茶に振動しているのに、それが発散するわけではなく計算自体は破綻無く進んでいくのが恐ろしい。しかもだんだん収束している。うーむ。

先週は木、土、日とこのプログラムと戦っていました。圧力が振動しはじめたのは昨日の夜中からですが、その前にもあれこれと困難が立ちはだかって、なかなか止めが刺さりません。計算遅いし。(そうは言っても結構楽しんでいるんですけどね。)

* 11月23日()

勤労感謝の日で授業はおやすみ。

学生時代に比べて集中力はだいぶん落ちたが、プログラミングなどでノリはじめると止まらなくなるのは変わっていない。今日もこれまで取り組んできたプログラミングの続き。心臓部はおおよそバグが取れ、簡単な計算ならできるのだが、ほしい機能はまだ半分も実装されていない。プログラミングでは、機能の本質ではない些末なところをきちんと作り込めるかどうかが、そのプログラムの出来映えを左右する。金野のプログラムはというと、まだまだ道は遠いな、という印象。

それにしても、2年ほど前に作ってろくにデバッグしないまま放っておいたコードを見直したら、簡単にバグが取れたうえに今まで作ったソルバよりも速いってどういうことよ…。ここ数週間はソルバの高速化に時間をかけていたので、空しい。

まぁ速くなったんだから良しとしますかね。ソルバが複数あると、ソルバのせいで収束しないのか、それともそれ以外のところのバグなのかが割り出しやすいので、これまでの努力がまったく無駄と言うわけではない。数えてみると、ここ2年ほどで線型ソルバ7種、前処理2種、後処理1種のコードを書いている。

* 11月20日()

金野のウェブサイトの、記念すべきアクセス22,222人目のお客様は森田君でした。森田君おめでとう!! あとで何か記念品をあげよう。

今週の写真:

[中間発表会]
19日(土)撮影。機械工学科エコエネルギーコース合同の卒業論文中間発表会がありました。 (クリックして拡大)

[三浦杯]
20日(日)撮影。記念すべき第1回三浦杯ソフトボール大会に備え、ノックをする雑賀先生。 (クリックして拡大)

[三浦杯後]
20日(日)撮影。三浦杯の後に開催された懇親会の食べ物(一部)。なかなか豪華でした。ちょうど中間発表の直後だったのでその話題などで盛り上がりました。 (クリックして拡大)

昨日の土曜日は終日、卒論中間発表会。頑張っている人もいればより一層の努力を要する人もいましたが、それはともかくいろんな研究のようすが見られておもしろかったですね。

水曜日は授業4コマ。木曜日は授業のあと海技研に行った。金曜日は八王子で雑事など。

* 11月15日(火)

先週の写真:

[機械科教員]
10日(木)撮影。機械工学科の教員が集まって、学生によりよい教育をするための方法を話し合っているところ。夜遅くまで議論が続きました。 (クリックして拡大)

* 11月12日()

授業せぬ講師に辞職勧告だそうだ。香川大学。記事によると「講師の授業を履修すると届け出た学生は、最近7年間で延べ16人いたが、単位を取得した学生はゼロ。」だそうな。

7年間、授業は全くしていなかったということなのだろう。それでも「辞職勧告」止まりで、その講師は辞職していないから給料をもらえている。仮に辞職しても、クビじゃないから退職金が出るんだろうな。いいなぁ。記事から類推すると「社会学」以外の科目は担当していないようだし、それも全然やらないでいたわけでしょう。うらやましいよねぇ。香川大は7年までならだいじょうぶなのか。俺も香川大に転職しようかな…。

* 11月9日(水)

授業4コマ。ほかにこまごました雑事がありたくさんメールを書いた。

* 11月8日(火)

複写依頼を出していた論文が図書館に届いていたので昨日受け取り、それを元に今朝早起きしてプログラムを書いたら、計算が1.7倍ぐらい速くなりました。学外文献複写代金1,085円也。安い買い物だったぜ。

* 11月6日()

歌手の本田美奈子さん夭折の報あり。金野が中学生〜高校生ぐらいの頃はアイドルとして活躍していた。享年38歳。まだ若いのに…。彼女がエボニーヌをやっているレ・ミゼラブルを観たかったのだが。(20:30修正: コゼットではなくてエボニーヌでした。)

将棋の話題。瀬川アマがプロ棋士試験に合格し本日付で四段になった。おめでとうございます。

(23:30追記) 昨日書いていたプログラムは2次元だと元気良く走るけど、3次元だと回らなかった。PCの画面でソースを追っているときにはバグに気づかなかったのだが、さっき紙に印刷して読んでみたら2分で気づいた…。テスト計算がちゃんと回ったのを確認し、一息ついているところ。うーむ、ペーパーレスの時代はまだ遠いらしい。(←そういう問題か?)

* 11月5日()

卒論や共同研究が佳境に入ってきていて、金野もプログラムなどに追われている。金野班の卒論や修論は学生さんとの共同研究のようなものだから、金野にも作業が発生する。

前に悩んでいた計算コードは、いったん元に戻した。これで動くようにはなったが、相変わらず遅かった。ポアソン方程式のソルバを高速化しないと埒が開かないということで、昨夜から今朝にかけて残差切除法のコードを書いた。取り組んでみると簡単だったうえ、これが速い!! 今まで1時間半かかっていた計算がおよそ半分の時間で終わった。そこまで変わるか…。ノイマン条件に強いという評価は嘘ではなかった。

* 11月2日(水)

授業4コマ。

* 11月1日(火)

先週の写真:

[取り壊し]
29日(土)撮影。取り壊していたビルはついにほぼ平らになりました。 (クリックして拡大)

土曜日に新宿に行ったときに風邪をもらってきたようで、日曜日は何とかもったけど、月曜日になって微熱と鼻水とに悩まされました。海技研に行く予定を中止して(菱沼君ごめん)、自宅で暖かくしていました。今日になってかなり回復し、大学に来ることもできました。

自宅にいる間はずっと数値計算のプログラムと戦っていました。今まで動いていたプログラムを改良しようとしたら動かなくなっちまって、その原因追求にほぼ丸2日。実はまだ完全には見いだせていない。検査空間の取り方がおかしいのかなぁ。元に戻すか…。風邪が直っても気分はすっきりしないまま。

明日はM2の中間審査があるのだが、数値計算法を仮に休講にしても菱沼君の発表には間に合わないし、午前中の授業は休めないので断念した。

* 10月30日()

昨夜は早めに寝たので、日曜日なのに早起きしているところです。

木曜日は授業のあと船堀に移動して、国際学会に参加しました。金野と菱沼君が発表したセッションは、聞いてくれる人がとても少なく、外国人もひとりふたりで、ちっと悲しかった。参加費高かったのに…。元をとる気でパネルディスカッションも聞きに行ったが、昔の海洋フォーラムで聞いた話とかぶっていてこれもちょっとがっかり。

金曜日は北澤研究室のミーティング。その前(午前中)と夕方に線形方程式の新しいソルバを書いた。SIPという、偏微分方程式を離散化した線形方程式専用のもの。専用だから速くなるかと期待したが、CG法より遅かった。これもがっかり。でもCG法の前処理にSIPを使ったら速くなったから、まあ良しとしましょう。

昨日の土曜日は朝から大学院の中間審査会。流体研の修士は金沢の学会に行っているので後日で、今日は他の研究室の話だけを聞いた。いいのもあれば悪いのもあったな。

* 10月26日(水)

千葉ロッテマリーンズが一気の4連勝で日本一を決めた。最後の試合は締まったゲームだったが、その前の3試合は合計で30対1とロッテが圧倒した。ちょっと言葉が無い。

明日は授業のあと国際学会に発表に行きます。国際学会なのに都内…。国際学会なのに日帰り…。うーむ、まぁ仕事の面からはありがたいか。授業が終わってから行くので、間に合うといいのですが。

* 10月25日(火)

プログラムにバグがあったぁーーーーっ!!

もう学会に論文出しちゃってるぅーーーーっ!!

* 10月24日(月)

午前中は洗濯と掃除と、ちょっとだけお仕事。午後から授業。

消費税を福祉目的税にしよういう話があるそうだ。金野はこの「目的税」というやつが嫌いだ。消費税が福祉目的に使われるといっても、そのぶんたとえば所得税から福祉施策に振り向けられる金額が減るだけのこと。嫌いな理由の第一は、われわれ国民が朝三暮四の逸話に出てくる猿のように扱われていると感じるからだ。俺は猿じゃねぇぞ。

理由の第二は、紐付きの予算があると全体最適化の妨げになるからだ。本当に必要な施策に予算をつけるべきなのに、はじめから予算枠が決められていてはそれができない。目的税は管掌省庁の利権を守るためにあるように感じる。何せうちの政府は借金だらけなんだから、部分最適化してる場合じゃないだろう。もしこれが一般家庭だったら、収入全体のン10%は借金返済に回して、残りでつつましく生活しましょうってことになるはずだぞ。うちの政府もそうした方がいいんじゃないか?

* 10月23日()

土曜日は打ち合わせ→大学院発表会→打ち上げ。打ち上げにOBがたくさん来てくれたのがうれしかった。卒業した後の方が、気楽に話せることもあるようだ。

今日は家事の合間に、丸谷才一さんの本を読んでいました。

日本シリーズは千葉ロッテが連勝スタート。

先日の大学院発表会で、風車の運動量の授受に関する釣り合い点は遺伝的アルゴリズムでも見つけられるというような話をしましたが、その趣旨を説明する時間がありませんでしたので、説明を書きました。数式がちょっとだけ入っているのでPDFにしています。大した内容じゃありませんが、ご参考まで。

* 10月21日(金)

書いているのは実際には22日(土)午前2時過ぎです。金曜日の夜は早い時間から布団に入って爆睡することが多いんですが、今回もやっちゃいました。あーよく寝た。でも土曜日も仕事なのにこんな時間に目を覚ましてていいのかな。

お肌の曲がり角が来たらしく、さいきん肌の調子が悪い。昔から肌は弱い方で、ここ15年来皮膚のトラブルと縁が切れたことはないのだが、今回のは顔に露骨に出るので独身男性としては気になる。(ああそうだよ笑うところだよ、笑え!!)

症状は、おそらく小さな吹き出物ができているんだと思う。おそらくというのは、それを金野が甲斐性なく引っ掻くものだから、実際には小さい傷になっているのだ。だから顔に(そしてなぜか足首付近にも)小さな赤い点々がいくつかついている。うーむ、これ以上怖い顔になる前になんとか治そう。

木曜日は朝の授業のあとは些細な用事しか入らず、雑事やプログラミングに明け暮れた。金曜日の朝には昔もらっていた公的資金の事後評価ヒアリングがあり、それに参加。そのあとは何も予定が入っておらず、新宿校舎に寄って雑事を数件こなしてから帰宅。今週は会議が少なくていい週だったな。

微分方程式を用いた数学的モデリングを授業で扱うことができないだろうかと、本を買ってきて勉強中。モデリング(モデル化)自体のテクニックを教えることはあまり重要だと思っておらず、現象を数式で表すこと、あるいは表そうと努力すること、そしてそのモデルは微分方程式になることが多いこと、などを学生さんに分かってもらうことが目的。そのためにはモデル化の練習が良いのではないかと考えたわけ。適度に工学寄りで、しかし経済とか生物などの例題も持ってこられるし、何てったっておもしろい。微分方程式自体の難しい解析的解法なんか教えなくたっていいから─時間の無駄だよ、どうせ、ほとんどの方程式は解析的には解けないんだから─現象を表す道具を手にするための訓練に時間をかけさせてあげたいなぁ。

物理の先生が嘆いて言うところの「1現象あたり1公式」な脳みそをなんとか砕いてあげたい。数学の頭と物理の頭を切り替えている現状を打破して、いつも同じ頭で現象をみることができるようにさせたい。たぶんそれが、方法論というやつにつながるのだろう。養老孟司氏は解剖学の講義をするときも経済新聞を読むときも同じ頭で読んでいるから、解剖学が方法論だと述べているのだろう。

われわれの分野では、少なくとも近視眼的には「方法論=モデリング」だと思っていいだろうから、モデリングを教えたいわけだ。数学的な脳みそと工学の分野とが密接にくっついているということを知らしめたい。それに気づくと、ほとんどすべての授業は互いに関係があることに思い至るだろう。専門科目とは先人の上手なモデル化を教える科目のことである。流れ学で言ったらニュートン流体なんかはまさにそうだよね。熱力学の可逆系、材料力学の梁の曲げ問題などもそうだ。

とはいえ1年生で教えるのは難しいよなぁ。現実的には2年生以上になってからだろう。金野が持っている科目の範囲内だと、数値計算法の授業で扱うことはできるだろうか。それと、MathematicaかMatlabか、微分方程式の数値解を示してくれるものを学生に触らせながら講義できるとなお良いのだが、学生の数を考えるとまぁ無理だな。はてさて。

* 10月19日(水)

小泉さんの靖国参拝を、外交問題として取り上げる向きはあるが、政教分離のコンテクストから論じるマスコミは思っていたより少ないと感じる。小泉さんは今回も公用車で行ったそうだが、個人的なことだと強調するなら税金で走る車を使わずに自腹で行けよな。無宗教の追悼施設を作る話も進んでいないが、こちらは賛成の人がだいぶん増えてきたそうだ。

権利や自由は国民の多数意思とは無関係に守られなければならない、というのが現在の憲法の基本的な考え方だと信じている。たとえば金野の選挙権は、国民の90%に否定されても、現憲法下では保障される。金野の思想信条の自由なども同様。「権利」とか「自由」っていうのはそういうもんだ。政教分離の原則は思想や信教の自由と結び付いているものだから、国民の多くがたとえば仏教徒だったとしても、政治と仏教を結び付けてはいけないはずだ。というより、政府には政治を特定宗教から独立した存在とするための努力義務がある、といった方が良いだろうか。今回はせせこましい話(公用車を使ったこと)ではあるが、政府のお金を特定の宗教活動に使うのは、国民の多数が賛成しても、やっぱりやってはいけないということなのだろう。…少なくとも現憲法下では。 (このへん、法律論に詳しい人に話を聞いてみたい。)

つまり政教分離の原則を犯すことは多数決の原理を同時に犯すことになるから、多数決によって政教分離の原則を変えるということ自体が成り立たないと思っているのだ。「権利」や「自由」を多数決で制限することも同様。多数意思という暴力はどこまで許され、どこまでは許されないのか? マスコミがオウム真理教の事件を取り上げていた頃に、よくこのことを考えていた。背景にある「公理」や「法則」にこだわるのは、やっぱり理系だからなのだろうか。

(21:30追記) 書き直していた数値計算のプログラムがやっと動くようになった。ベンチマーク問題ともよく一致する。つまらないバグはとれたらしい。

いま悩んでいるのは線型方程式のソルバ。LAPACK (直接解法)を使うと、回る。共役勾配法のソルバでも、回った。ところが共役勾配法に不完全コレスキー分解の前処理をつけると、収束しない。そういうこともあるの!?

* 10月18日(火)

さいきん、エアガンで撃ったとか撃たれたとかいう事件があるよね。今日も高校生が撃たれたらしい。あちこちで恨みを買っていそうな金野としては道を歩くのが怖いんですけど。

エアロバイクの脈拍センサーがイカレタっぽいので、今日はまず村内電気に寄ってスペアを買ってから出勤。学生さんとのミーティングの合間に雑事をこなす。

* 10月17日(月)

おかげさまで金野のウェブサイトへのアクセスが20,000件を越えた。ありがたいことでございます。10,000件を越えたのが去年の8月でしたから、およそ1年と2ヶ月ですか。今後も引き続きご贔屓に。

昨日のプレーオフはソフトバンクが競り勝って2勝2敗のタイ。決着は最終戦に持ち込まれた。こりゃ盛り上がる。

なのに第3戦までは、九州以外ではテレビ中継がなかったらしい。金野はYahooのネット中継を観ていたが、あれは九州で放送されていた内容をネット配信していたのかな。たしかにちょっとソフトバンク寄りな気がしたが…。

中日の落合監督が、プレーオフ制度に反対したという。曰く「レギュラーシーズンはなんだったのかということになる。(シーズン負け越しの)西武が日本シリーズに出ていたらどうなっていたのか」。

現場の声としては正直なところだろう。レギュラーシーズンで130試合以上もがんばったのに、プレーオフの数試合で優勝を決められては選手や監督はたまるまい。理不尽だと感じる気持ちは理解できる。

しかし、理不尽な結果があり得るからプレーオフはおもしろいんじゃなかろうか? たとえばパリーグのプレーオフでは、シーズン1位のソフトバンクがプレーオフではあっさり3連敗で敗退ということもあり得た。(一昨日の9回裏2アウトまではその気配濃厚だった。)だからおもしろいのであって、レギュラーシーズン1位のチームが高い確率で優勝するようだと盛り上がらないでしょ。ファンは理不尽大歓迎。最後まで楽しませてほしい。

(22:00追記) 千葉ロッテマリーンズ優勝!! 何と31年ぶりだそうな。ソフトバンクにとってはつらい結果だが、5試合ともいい試合だった。

* 10月16日()

ソフトバンクが大逆転勝ちでロッテを下し、プレーオフ第2ステージ1勝2敗。俄然おもしろくなってきた。今夜の試合が今から楽しみ。

そういえば今年から「飛ばないボール」を使ってるんですよね。さいきん話題になりませんが、ボールを変えた影響はどれぐらいあったんでしょうねぇ。

数学演習の講義内容について思案中。他の科目と内容を入れ替えたいと思って、いろんな先生に相談しているところ。部分最適化の範囲を越えてきた。

(22:00追記) 夕方から「蝉しぐれ」を観に行く。よかった。風景と、子役が特に。

* 10月15日()

雑誌会(輪講のようなもの)→すこし雑用→八王子キャンパス見学会。

またメールでちょっと不思議な雑用が回ってきた。雑用は雑用だが、あまり下っ端がやる仕事じゃないような内容。それなりに責任のある人がやるべきものじゃなかろうか…。まあいいけど。

先週と今週の写真:

[北澤研]
7日(金)撮影。北澤研で研究会がありました。

[梅酒]
11日(火)撮影。7月に漬けていた梅酒。梅が中間深度に浮いているのがお分かりだろうか? おそらく深い部分には氷砂糖が溶けた濃い層があると思われる。まだ飲んでいない。 (クリックして拡大)

ちょっと知ったかぶりして書くけど、今年のF1はレギュレーションが変わって、タイヤへの要求が厳しくなったわけ。そこでブリジストンとミシュランはそれぞれ異なる決断をした。ブリジストンはさすが日本の会社らしく、無難に安全サイドに振った、パンクしにくいけど摩擦係数の低いタイヤを作った。ミシュランは摩擦係数を優先して、安全性の低いタイヤを作った。そのせいで今年のレースはミシュランのほぼ独壇場で、去年まで強かったフェラーリなんかは軒並成績を落としたわけ。しかしアメリカのインディアナポリスというコースでは、特にタイヤへの負担が厳しかった。そこではミシュランのタイヤは持たないって言うことで、ミシュラン社は「うちのタイヤはこのレースで使うとやばいよ、責任持てないよ」って言ったわけ。そこでたくさんのチームが棄権して、実際にレースに参加したのはわずか6台。ファンはもちろん怒ったわけ。

でね、俺は疑問なことがあるわけなんだけど、これって我が大学が押し進めている「技術者倫理」的にはどうよ!? うちの学生諸君、君がミシュランの責任者だったらどうする? あるいはチームの監督だったらどうする?

俺には「棄権する」以上の良い選択肢が思いつかないんだわ。タイヤの交換はルール上できなかった(FIAが許さなかった)。とするとミシュランはもう何も手を打てない。コースの変更も合意できなかった。その状況で、ファンのためを思っても、ドライバーに「走れ」と言えるか? 俺には言えないな。「あるスピード以下で走れ」か? それなら棄権と変わらん。

「技術者の倫理」を担当している先生の意見を聞きたい。

* 10月14日(金)

[NXデスクトップ]
リモートデスクトップを試しているところです。(クリックして拡大)

うちの大学の鳥人間サークルのムービーを再生しているところだが、画面の上下にWindowsのものではないツールバーが出ているのがお分かりだろうか? 左上に小さく足跡のマークがあるが、これはGnomeのアイコン。この画面、職場のPC のデスクトップに置いてあるムービーファイルを再生し、映像だけ自宅のFreeBSD PCに映してスクリーンショットを撮ったものだ。

自宅で仕事をしているとき、たまに職場のPCに入っているファイルが必要になることがある。そのとき遠くからログオンしてファイルをコピーするなり転送するなりできると便利なのだ。ちょっとした作業を行うこともできる。

接続経路は、自宅のFreeBSDマシン→職場のFreeBSDマシン→職場のWindows PC。自宅から直接職場のWindows PCにリモートデスクトップ接続することも何度か試したがうまくいかないので、遠回りの接続になった。自宅と職場の間はNXで接続。サーバ側がFreeNXでクライアントはNOMACHINEのLinux用NXクライアントを利用。このNX接続が軽いのがポイントなのだろう。職場の FreeBSDマシンとWindows PCの間はUNIX用のリモートデスクトップ接続クライアントを使った。

使ってみたところ、動作はほんの少しもたつくが、ほとんどストレスなく使える。ムービーの再生もごく普通にできたのは驚きだった。映像は多少粗いがほぼ完璧。音声の転送はまだできていないが、これはあまり必要ない。Wordは使えた。ExcelとPowerPointはなぜかうまく動作しなかった。

* 10月13日(木)

昨日は授業を4コマ。今日は授業を1コマ、会議を3つ。あしたは何もない日。

* 10月11日(火)

靖国参拝「違憲」確定へだそうである。小泉首相が靖国神社に参拝したのは憲法違反だとの判決が確定する。

靖国参拝自体の賛否両論があろうが、今回の判決は短絡的に考えずに主旨をよく読み取る必要がある。違憲と判断された理由はおおよそ3つ。「公約だった」+「公用車で行った」+「秘書官を連れていた」という3つの理由から、「行政府の長としての公的行動だった」→「憲法の禁止する宗教的活動にあたる」と判断されたのだ。

「公約だった」のはこの際しょうがないとしてさぁ、2番目と3番目は簡単に回避できることでしょう。ひとりで、自腹切ってタクシーで行け、ってことだろ!? どうとでも対応できることなのに、小泉さんはパフォーマンス優先で馬鹿なことをしたよね、ってのが金野の感想。

* 10月10日()

経済ネタその1: 三菱や川崎など国内数社が旅客ジェット市場に挑むそうだ。すでに参入している会社もある。中・小型機の分野を狙うそうだが、この分野なら勝負になるのかな。成長市場だという分析があるようだが本当なのかね。

経済ネタその2: 自動車産業はアメリカのGMが青息吐息で、日本も気が気ではないらしい。GMが弱くなると日本車メーカーには得なようだが、日本車のシェアをいま以上に増やすとバッシングや輸入規制がはじまるのでそれを恐れているんだそうな。トヨタなんかは半ば公然とGMを支援してる。

西原理恵子の「ぼくんち」という漫画の中に、いかさま博打でわざと負けて客を破産させないようにする胴元の話が出てくる。年金を全額博打につぎ込んでいる爺さんから今後もコンスタントにせびり続けるために、年金額以上は勝たないようにルーレットを操作するのだ。GMはあの年金暮しのおっさんか。そう考えると情けないな。

「猟奇的な彼女」を観て以来チョンジヒョンのファンになった金野としては見逃せない(と思っていた)映画「ぼくの彼女を紹介します」のDVDを借りてきて観た。感想: 「えぇーーっ、そういうオチ!? それはちょっと…。」

チョンジヒョンは可愛かったけど、内容は「猟奇的な彼女」の方が良かったです。ヒロインは悲しい過去を背負っているのに、ストーリーはそれをまったく踏襲せずに展開するので、何でわざわざ双子の姉の話を入れたのかがさっぱり分からん。だいたい韓国ドラマは交通事故とか奇跡とかが多すぎるよ。半日かけて書き直した計算プログラムが収束してくれないしさぁ。(←それは関係ない)

* 10月9日()

パ・リーグのプレーオフ第1ステージはロッテが2連勝して第2ステージへの進出を決めた。ロッテか…。日本シリーズで西口に登板してほしかった気もするのだが、シーズンでは大きく勝ち越したロッテと負け越している西武との対決なのだから、まぁ順当な結果だ。西武サイドとしても、松坂と西口で負けたんだからあきらめもつくんじゃなかろうか。

それに、今年の第2ステージはやっぱりソフトバンクとロッテでやってくれないと盛り上がらないよな。あれだけ勝ちまくった2チームなんだから。直接対決で雌雄を決してくれい。(俺はどっちを応援しようかな。…迷うな。)

* 10月8日()

昨日は昼に八王子で科目の担当者会議。その後いったん帰宅して、夕方に生研で研究会。帰宅は真夜中になった。

今日は自宅で洗濯したり、Star Wars Episode IIを観たり、野球やサッカーの情報を聞いたりしてだらだらと過ごした。Star Warsは観てるといろいろな発見がありますね。ナブーの女王は選挙で選ばれるのか。Episode Iの時点でもそういうことになってたっけ? なってたような気もするけど覚えていないなぁ。機会があったら見返そう。パドメを演じたナタリー・ポートマンの腹筋が美しい。

* 10月7日(金)

もし俺が阪神ファンだったら、阪神球団の上場案には賛成するけどなぁ。そしてファン同士で持ち株会を作り、自分も株を買って、自分達が支えるチームにするだろう。阪神ファンが上場案に反対している気持ちも分からないではないが、「これで自分もタイガースのオーナー!!」ってのも悪くないんじゃないか?

昨日は朝に八王子で授業。その後雑事を少しこなして、昼から三鷹までドライブして(タイヤ最後のご奉公)、海技研で打ち合わせ。帰りがけに懸案だったタイヤ交換をした。まだちょっとしか乗っていないけど、タイヤを変えると乗り心地が変わる気がしますね。グリップが良いためか、ハンドルを取られやすいように感じる。しばらくはハンドルをガッチリ握って運転します。

古いタイヤ君3年間ありがとう。スリップサインがはっきり出るほどすり減るまで使ったけど、おかげで無事今日も生きてます。安らかに眠ってくれい。

* 10月5日(水)

水曜日は授業が4コマある日。昼休みは機嫌が悪くて電話の応対がぶっきらぼうになりがちだし、終わると何となくナチュラルハイになっている。気をつけねば。

巨人の堀内監督が退任。次は再び原辰徳監督だそうだ。堀内氏に特に含むところはないし、たった2年で馘首というのもかわいそうだが、前の原監督退任のときの経緯を考えると今年で退任はしかたないんじゃないかなぁと思う。原氏は前年にチームを日本一にしたのに、(表向きの理由では)その次の年に3位になった責任を取って辞任した。だから原氏の後継の堀内氏は、2年以内に優勝できなければ馘になると就任時から決まっていたようなものだ。こういうときに「想定の範囲内」と表現するのだろう。

楽天の田尾監督はもっと短くて、たった1年で退任した。監督とはチーム内で育てるものではなく、どこかから入手してくるものらしい。監督候補を監督候補として育てていたのは、最近では長島巨人時代の原氏と、星野阪神時代の岡田現監督ぐらいか。そうして育ててきた原氏を2年で切り、挙げ句に現在のようなチーム低迷をもたらしたのだから、巨人軍フロントの不明は責められてしかるべきだろう。第2次原政権は長続きすることを期待したい。

* 10月4日(火)

ハリケーンが来て石油の値段が上がったから、燃費の悪い車が売れないで燃費のよい車に人気が集まり、日本車メーカーが伸びてアメ車メーカーが減益か…。分かりやすい構図してるなぁ。(いやそこまで単純じゃないだろうが。)

* 10月3日(月)

今日の工業力学は問題が簡単だったので、19時半には終わった!! すばらしい。

ちなみに昨日は自宅で自堕落な生活をしていました。ちょっとは勉強したけどね。

* 10月1日()

今週までの写真:

[ブロック]
しばらく前の14日(水)に撮影したブロック。数学演習IIの授業で、立体に慣れるために表面積と体積を計算させた。TECCの渋谷先生ががんばって作ってくれました。ありがとうございます。 (クリックして拡大)

[取り壊し]
29日(木)撮影。 6月17日、7月1日、7月17日、9月3日の「今週の写真」に載せた、屋上部分を取り壊していたビルの現状。着々と取り壊しが進んでいます。 (クリックして拡大)

ネタがあまり無かったこともあり、しばらく写真のアップを怠っていました。学生さんのおもしろい写真なんかもあるんですが、おもしろすぎてアップできません。

10月。今日はJABEE修了認定証授与式。うちのOBの高倉君がスピーチをしてくれました。(写真を撮れなかったのが残念。)

* 9月26日(月)

先週は木曜日が八王子→新宿の移動がある日。久しぶりにタクシーで大学に向かったがこの得失は語ると長くなるからやめておく。 まあとにかく、八王子校舎に行って授業をして、それから学バスで新宿に向かい、会議と雑事をこなした。買い物もしてから帰宅。

金曜日から日曜日にかけてはお休みで、自宅で本や論文を読むなどだらだらと過ごした。日曜日にちょっと筋トレしたら今日は膝の関節とふくらはぎが重い。ごくごく軽いトレーニングだったのに、弱い、弱すぎる…。エアロバイクのトレーニングもやったのがまずかったかな。

(24:30追記) 今年の工業力学も、昨年までと同様遅くまでかかりそうだ。あれほど口を酸っぱくして「ふつうに釣り合いの式を立てろ」って言ったのに、さっぱり浸透しないなぁ。工夫して解こうとしちゃいけないってばっ!! かえって間違えるんだから!! まずはちゃんと釣り合いの式を立てられるレベルに到達してくれよ…。

* 9月20日(火)

[温度単位変換]
水野先生に教えていただいた、華氏を摂氏に変換する近似式 (クリックして拡大)

水野先生とAFNの話をしていて、天気予報で華氏の気温を言われてもピンと来ないとこぼしたら、簡単に計算できる近似式を教えてくださった。本来の式は摂氏温度=5/9×(華氏温度-32)なのだが、これを1/2×(華氏温度-30)と近似しても大した誤差はでないとのこと。実際にグラフを作ってみたのが上の図。華氏90度でも摂氏で2度ほどしか誤差がない。これは分かりやすいですね。天気予報で出てくる温度の換算には問題なく使える。

* 9月19日()

ほんのちょっとだけだったけど、今年はちゃんとテレビに写ったぞー!! それもパイロットの宮澤さんのアップもあったぞー!! よくやった鳥人間チーム。放送で改めて感じたけど、立派な記録だねぇ。

今日は年に1回ぐらいある、休日なのに授業がある日。

* 9月16日(金)

巨人の次期監督の話題がかまびすしい。Yahooのスポーツニュースを見ていると、たとえばナベツネ会長の同じ発言を取り上げて、各スポーツ新聞でそれぞれ内容の違う記事を出しているのが笑える。たとえば「すでに構想はまとまっている」という発言を受けて、スポーツ報知がつけた見出しが「堀内監督続投も」。ところが同じ発言を受けてデイリースポーツでは「原前監督の復帰を示唆」。解釈がまったく逆じゃないか!! 尾ひれをつけて報道しているからこんなことになるんだよ。眉毛に唾をつけながら読まないとだまされちゃうね。

ところで阪神が優勝しそうなんですけど、そっちは話題にならないんでしょうか?

* 9月15日(木)

最近のマイブーム: 午後の紅茶レモンティー

大学の質、「世界標準」で比較だそうだ。ユネスコが大学教育の質を保証するための世界的なネットワークをインターネット上に構築し、各国の大学を比べられるようにするらしい。JABEEに取り組んでいる工学院大学としては大歓迎…と言っていいのかな? まだはじまったばかりで実態が見えない。情報を追いたい。

* 9月14日(水)

久しぶりに4コマの授業をこなしたらヘロヘロになった。水曜日は90分×4コマで6時間の授業をこなしている。もうちょっと減らしてくれないかな…。終わってもしばらくは仕事になりません。

6月30日の日記に書いてありますが、今年の金野の運勢は前半が悪く、後半盛り返すことになっていました。…全然盛り返さないんですけどどうしちゃったんでしょう。これからいいことあるのかな。あるといいな。

* 9月13日(火)

昨日から、金野のアパートで外壁の塗り直し作業をしている。朝からうちの目の前でコンプレッサーがバリバリ鳴っていた。

有酸素運動を1ヶ月ほど続けてきたが、お腹がちょびっと引っ込んできた。特にお腹の上の方。うれしいことはうれしいが欠点もあって、あばら骨が浮いてきてえらく貧相だ。筋肉をつけないとみっともないな。サボってた筋トレを再開せねば。

お腹の下の方は寸法に変化無し。腹の前面は多少めりはりがついてきた気がするが、そのぶん脇腹の余分なお肉が目立つようになってきた。痩せればカッコよくなれるというわけではないらしい。ちと残念。

アサヒ・コムの記事に、学生時代にたいへんお世話になった松本洋一郎先生が出ていてびっくりした。何でも東大のある先生が書いた論文の信憑性に疑問が呈されているそうで、その調査委員会の委員長をお勤めだとのこと。いつもはとても明るく朗らかな先生なのだが、写真では沈痛そうな面持ちだった。調査委員会の結論は、信憑性が確認できないから再実験して結果を公表せよというもの。そんな結果をマスコミの前で公表する立場なら、表情が暗くなるのも無理はない。

* 9月12日(月)

うちの学科で教員の公募をしています。我こそはと思われる方はぜひ名乗り出てください。

機械学会誌の公募欄を見ていたら、うちの近所にある某大学でも公募をしていた。そちらは条件がとても厳しくて、任期4年で再任なしの助手の募集。なのに演習の指導や卒研生の教育研究指導を課すという。4年あるとはいえ、これは厳しいなぁ。その4年間で実績をあげられないと次の仕事につながらないのに、職務が教育で、研究ではないからだ。

とはいえ、教育経験があると大学に就職するときにとても有利にはたらくので、うまく利用することもできるだろう。すでにある程度の研究実績があり、拠点を変えても研究を継続できる見通しが持てるのなら、こういう職場も悪くない。

どんな人が応募し、また採用されるのだろうか。興味はあるが、知るすべはない。

昨日は選挙があって、自民党がひとり勝ちしたそうだ。今回の選挙期間中、金野が八王子市内で出会った選挙カーはなぜかすべて自民党候補者の選挙カーだった。民主党と共産党の候補者も立候補してたはずなんだけどな。たまたまなのかもしれないが、組織力の差なのかなぁと感じていた。八王子は広いですからね。

ところで「元職」ってどう読むんですか? 「げんしょく」だと現職と変わらないので「もとしょく」かな? だれか教えて。

今日から後期の授業が始まった。金野は工業力学Iの再履修クラスからスタート。教室に行ったら学生さんがあふれていてびっくりした。全部で80人を越える学生さんが、再履修クラスに回ってきていた。いくらなんでも多すぎる…。まあたまにはそういう年もあるでしょう。与えられた仕事に誠実に取り組むのみ。今年もがんばって教えます。

再履修クラスの学生さんたちと面談をしたのだが、ある学生に「先生の出身大学の学生と、うちの学生とはどこが違いますか?」と尋ねられた。心の準備をしていなかったので答えに詰まったが、少し考えて「自信を持っていること」と答えた。

時間をかけたらもっといい答えができたかもしれないが、短い時間で考えをまとめたにしては、そんなに悪くない答えを返すことができたと思っている。成功体験に裏打ちされた、自分はやればできるんだという信念の強さが違うのだろう。だから勉強に取り組むときに、必ず理解できると信じて勉強するから、途中で決してあきらめないし、集中して取り組む。

齋藤孝氏も同じようなことを言っているが、これは金野が学生だった頃から感じていたことだから受け売りというわけではない。もう一度同じことを聞かれたときにもっと適切に答えられるように、時間があるときに随想にまとめておこうと思う。

* 9月9日(金)

昨日は結局午前2時半まで大学にいた。今日ももうすぐ夜の11時。学生さんの英語を見ること、合計6時間ぐらいか? ひとつは英語の論文を読む勉強だからまだ対応しやすいのだが、もうひとつは学生さんが書いた英語論文の添削だからなかなかたいへん。海技研の平田先生も巻き込んで2ヶ月以上戦っている。

* 9月8日(木)

今週は月、火と新宿校舎で流体力学会の年会。火曜日は会議も入った。水曜は会議と、翌日の会議用の資料作り。今日の木曜はやはり会議が2つ。その合間に種々の雑用をこなす。

流体力学会では「環境流体」と「大気・海洋流れ」のセッションを聞いた。 後者は難しかった…。分からない単語続出。海洋流れの分野は決して門外漢というわけではないのに、使われている用語が金野の知っている用語と違う。気象屋さんや、いわゆる理学系の人たちの発表だったからだろうか? あとで北澤先生に教えてもらおう。

さっき何気なく自分の博士論文を見返しはじめ、ずっと最後まで読んでしまった。ああ俺はこんな論文を書いたんだなぁとしばし感慨に耽った。文章のおかしいところが見つかったり怖い物知らずで結論を書いているところがあったりして、博士論文なのに初々しい。これを書いていた昔を思い出した。

ただいま夜の10時半。もう少し仕事してから帰ります。

* 9月4日()

午前中は自宅で雑事をこなし、午後は職場で雑事をこなす。

* 9月3日()

今週の写真:

[取り壊し]
31日(水)撮影。 6月17日、7月1日、7月17日の「今週の写真」に載せた、屋上部分を取り壊していたビルの現状。かなり低く(薄く?)なりました。 (クリックして拡大)

今週は火曜日に海技研で研究会、水、土に外回り、木、金は業者さんと打ち合わせ。それ以外の時間は、採点やJABEE資料作成などの雑務をしていた。もう9月か…。授業期間よりは多少楽だったのは事実だが、それでも夏休みを過ごした気がしない。

9月に入って楽天3連勝。今日は一場君が初勝利。

* 8月29日(月)

2週間前に入れたbsfilterが好調。通常のメールを迷惑メールだと間違えたのは2週間で2、3回で、それもシステム管理のメールのみ。逆に迷惑メールを通常のメールだと判定するのは20〜30通に1通ぐらい。なかなか優秀だ。

蛇足だが、bsfilterの判定は設定や迷惑メール・データベースに依存するので、上記の性能がbsfilterの実力を正確に反映しているわけではない。しかしなぜか金野のところには同じ迷惑メールが日をおいて数通届くので、bsfilterのようにデータベースを利用した迷惑メール判定の効果が出やすいのだろう。

* 8月27日()

先週の写真:

[打ち合わせ]
16日(火)に受託研究の打ち合わせ。中村社長に実験結果の説明をする半田君。 (クリックして拡大)

[ウィンドマン]
20日の理科教室で撮影。風のエネルギーで戦う正義の見方、ウィンドマン!! (クリックして拡大)

今週は火曜日に東大の研究会に参加しましたが、それ以外は雑事をこなすばかりの毎日でした。今週の写真はありません。

今日は午後から卒論ミーティング。

* 8月22日(月)

20日と21日は恒例の理科教室だった。今年も研究室の(飯田先生の)出し物のお手伝いで、ウィンドカーの記録係を2日間やった。メインは学生さんと「ウィンドマン」で、金野はウィンドマンが計測したタイムをひたすら記録する係。

これが意外と足に来る。スクリーンを下げてプロジェクターで記録を映写しているのだが、そのスクリーンの下からホワイトボードに記録をメモし、適当なところでまとめてPCに入力する。一連の動作は、PCの前から立ち上がってコースに行き、子供の名前を中腰でホワイトボードにメモし、立ち上がってレースを見届け、再び中腰で記録をメモ。この動作を数回繰り返した後、適当なところでPCの前に戻って座り、記録をPCに打ち込む。中腰になるとき腰をかがめて痛めるのがいやなので、スクワットよろしく膝を曲げて書くから、太股の筋肉に負担がかかる。二日目は太股が鈍く痛んだ。今日もピリピリしている。

学生さんはよく頑張ってくれた。800台分用意した材料が全部はけた。金野は記録係ばかりしていたので、太股以外はさほどつらくなかったのだが、学生さんは小さい子供の相手をするので気疲れしたことだろう。イライラすることもあったに違いないが、最後までよく面倒をみていた。

子供好きな学生さんは、ぜひ流体研においで。

* 8月17日(水)

先週買ったエアロバイクで運動をはじめて、そろそろ1週間になる。ここ数日は、朝と夜に20分ずつ「減量トレーニング」をしている。

エアロバイクには耳に挟む脈拍センサがついていて、心拍数を一定に保って運動させる。心拍数が高すぎるとペダルが軽くなり、低いとペダルが重くなる。減量トレーニングでは、金野の年齢の場合、心拍数を毎分120回に保つべく動作する。

ネットで調べたところ、NHK「ためしてガッテン」の過去の放送内容を紹介するページに、ジョギング時の適正心拍数を求める式があった。138-(年齢÷2)。金野の年齢を当てはめると、ピッタリ120になるじゃないか!! エアロバイクもこの式で計算しているだけなんじゃなかろうか? そして心拍数を一定に保つための負荷の変化は、漕ぎながら観察していると、いかにもPID制御っぽい印象。中身はわりと単純なのかもしれない。

同じ時間で消費するカロリーが、日を追うごとに少しずつ増えてきた。体が自転車漕ぎに慣れてきて、同じ心拍数で高い負荷をかけられるようになってきたのだろうと想像している。自転車を漕ぎながら本を読むこともできるようになった。これからも続けていこう。

午後には2年ぶりに歯医者に行って口の中を点検してもらった。虫歯は無いそうで一安心。

* 8月16日(火)

今週は八王子校舎に来ることができる週。たまった仕事を片付けよう。昨日は打ち合わせと、ためてたうちでいちばん大きい仕事─英語の論文─でつぶした。

ここのところ、迷惑メールが前にもましてたくさん来るようになってきたので、本格的に対策すべく、bsfilterを導入してみた。導入や設定はとても簡単だった。しばらくテストしてみようと思っているところ。

(23:00追記) 昼間にあった地震のニュースを見ようと研究室のテレビをつけたら、つけた瞬間に建築の宮澤先生が出てきた。びっくり。耐震工事について、ちょこっと説明していた。

* 8月14日()

さいきん「方法論」についてよく考える。養老孟司氏と甲野善紀氏の対談本「自分の頭と体で考える」という本を読んだが、その中で養老氏が方法論について述べていた。養老氏は今や売れっ子作家なので、雑誌などに寄稿を頼まれるそうだが、テーマを与えられれば、そのテーマを料理して、何でも楽に書けるという。なぜ料理できるかというと、方法論という包丁を持っているから。そしてその方法論とは何かというと─ここが感心したところなのだが─それは解剖学だという。解剖学から「方法論を学べ」という言葉も出てきていた。方法論という言葉の辞書的な意味は、学問の研究の方法に関する議論のことだが、この場合はもっと広く、人間の営みを理解し対応するための頭の使い方、考え方という意味で使っていると解せばよいだろう。

今日読んだ、羽生善治氏の「決断力」にも、言葉は違うが同様のことが述べられていた。将棋を通して知識を「知恵」に昇華させるすべを学んだが、その大切さは、すべてに当てはまる思考の原点だと思うと述べている。この「知恵」というのが、方法論に相当するものだと思われる。方法論という言葉で説明されている箇所もあった。また、将棋で培った考え方を将棋以外の局面でいかに活かすかという話題が随所に出てくる。

ちなみに養老孟司氏は東大医学部の名誉教授で、「バカの壁」などの著書でも有名。甲野善紀氏は古武術の実践的研究者で、数年前に巨人の桑田のピッチングフォームに影響を与えたことで有名になった人。羽生善治氏は将棋の棋士で、かつてタイトルすべてを独占して七冠王になりマスコミを賑わせた。現在でも四冠王。

以前の日記にも書いたが、メタ認知とか敷衍する能力について考えていたことがある。養老氏の「方法論は解剖学だ」というのは、解剖学を敷衍して、社会活動のいろいろな局面を理解し批評するのに使うことができる、ということなのだろうと想像している。

翻って、金野の方法論は何か? …さいきんよく考えているのだが、まだ方法論といえるほどのものを持っていないことは間違いない。とはいえもし持つようになるとすれば、たぶんそれは物理、特に力学ベースのものだと思われる。何かと何かが釣り合っているはずだ、という保存則の考え方。このへんじゃなかろうか。実際、頭のなかで「ここのフラックスは…」と流束の出入りを考えていることがよくある。それと、このルールは神様が決めたルール(物理法則)なのか、人間の都合で決まったルールなのかをよく考える。 (未完成。そのうち稿を改めて書き足そうと思います。)

* 8月13日()

ちといろいろありまして、今週はあまり仕事しませんでした。大学の皆さんごめんなさい。

今週の写真:

[甲州街道が洪水]
8日(月)に強い夕立が降った。その少しあとに甲州街道に入ろうとしたら洪水になっていた。 (クリックして拡大)

[淡探]
10日(水)に、滋賀県琵琶湖・環境科学研究センターに出張してきた。この写真は水中観測ロボット「淡探」。「たんたん」と読みます。 (クリックして拡大)

[エアロバイク]
Yahoo!オークションでエアロバイクを手に入れた。中でチェーンが外れていたのを分解して直したので、油で汚れているが、問題なく動く。さあこれで運動不足を解消して、脂肪を燃やすぞー!! (クリックして拡大)

* 8月6日()

先週と今週の写真:

[領収証のファイルボックス]
7月27日(水)撮影。混相流学会年会講演会の、事前登録者の領収証がいっぱい入っている。先週はこんな準備ばかりしていた。 (クリックして拡大)

[名札]
1日(月)撮影。混相流学会年会講演会の、事前登録者の名札。これも先週用意して、小泉先生や学生さんたちと人海戦術で組み合わせた。これは初日の昼ごろ撮影したものだが、朝はもっとたくさん、全部で330枚ほどあった。 (クリックして拡大)

[西田君]
2日(火)撮影。受付のお手伝いに来てくれた西田君。「職場体験」だそうです。 (クリックして拡大)

[懇親会]
2日(火)撮影。混相流学会年会講演会の懇親会。 (クリックして拡大)

[西田君その2]
3日(水)撮影。受付の仕事をする西田君。 (クリックして拡大)

[西田君その3]
3日(水)撮影。写真を撮られて照れている? 西田君。 (クリックして拡大)

[大学院生発表会]
5日(金)撮影。大学院生の中間発表会の様子。今回は15号館の大きな教室を使った。(クリックして拡大)

[水野先生]
大学院生の中間発表会で、講評を述べる水野先生。6分オーバーです!! (嘘) (クリックして拡大)

* 8月4日(木)

8月。

1日〜3日は日本混相流学会年会講演会2005。金野は1日目は自分のセッションを担当して部屋に張り付いていたし、会計担当だったので2日目と3日目は受付に張り付いていた。もっと回って歩きたかったが…そしてもっと回って歩いても、だれも咎めはしなかったのだろうが…会計担当者が受付を離れるのは、どうも抵抗があった。

それなのにいちばん忙しい1日目の受付は、自分のセッションがあって対応できなかったので、海洋大の堀木先生にお願いした。堀木先生ありがとうございました。おかげで助かりました。

今日は卒論生の中間発表会。あしたは大学院生の発表会の予定。

* 7月31日()

今日は日付が変わる前に帰宅することができた。明日からはじまる混相流学会講演会の準備のため、新宿に行っていた。ただいま午前1時半になるところだが、まだあしたの準備が終わっていないので、あと2時間ぐらいは眠れそうにない。

* 7月30日()

6連続…。

* 7月29日(金)

5連続午前様確定。(ただいま24時40分)

* 7月28日(木)

昨夜(というか今朝)まで、3連続午前様。たぶん今夜も。眠いぞー!!

今日は会議がジェットストリームアタック。仕事を溜めてしまっている状況で、 1日3つの会議はキツイ。溜めるおまえが悪いと言われればそれまでだが、今週はハードだったぞ。

今日からオープンキャンパス。学生さんが頑張ってくれています。

AFNネタの続き。「ぃこぅらぁ」が横田なら、「ぃこぅすかぁ」は横須賀すか? ともすると「にこぅすかぁ」のように、単語の頭が「に」に聞こえるんですけど。よく考えずに聞いていたときにはニカラグアかどっかの地名だと思ってましたよ。「ふぅじぃ」や「あつぅぎぃ」が聞き取れるようになってから、やっと日本の地名かもしれないと考えをめぐらせることができました。

* 7月26日(火)

強い雨。台風が来るらしい。タイヤの溝がほとんど無くなった車に乗っている身としては、こういう日の運転はちょっと怖い。(←自業自得。早く買い替えろ!!)

昨日は午前中に試験があって、そのあと夜中までずっと学会の雑用。今日も学会の雑用で、それ以外の仕事が全くできない。

* 7月23日()

今日来た迷惑メールのタイトルが「仕事しすぎないで!」。本文の1行目が「お仕事のしすぎで出会いを見逃していませんか?」…。ふだんなら迷惑メールは見向きもせずに捨てるのだが、ついじっくり読んでしまった…。もう捨てたけど。

今週の写真はありません。

* 7月21日(木)

英語のスピードに慣れようと思って、車の中でAFNを流していることが多い。 AFNのニュースでしょっちゅう「ぃこぉぅらぁ」とか「ぃこぉぅだぁ」という単語が出てくるのだが、どうも地名らしいとは気づいていたもののずーっと何を言っているのか理解できないでいた。

昨日やっとわかった。あれは「横田」だ!! 日本の地名だったとは…。「AFNなんだから日本の地名かも」「AFNなんだから米軍基地があるところだな」と気づいてやっと特定できた。まだスピードに慣れるには至っていません。

今日は学生の頃お世話になった先輩から久しぶりのメールが入ってびっくり。今度の学会で会えるかもしれないとのことなので楽しみだ。

ジャケットのボタンがとれかかっていたので、夕方に事務室で糸と針を借りて直していたら、事務の方や通りがかった先生方に「寂しいことしてるなー」「やってもらう人を早く探しなさいよ」などと暖かい励ましの声(?)をかけていただいた。いやぁ探してるんですけどねーなかなかこれが…。ま、独り暮らし歴が長いですから、嫁さんをもらってもボタンぐらい自分でつけますよ!! (←と強がってみる)

* 7月18日()

海の日でお休みだが、大学の試験はきっちりあったはず。金野は昼間に映画を観てから夕方に出勤し、雑事を多少こなした。

* 7月17日()

今週の写真:

[取り壊し]
12日(火)撮影。 6月17日の「今週の写真」に載せた、屋上部分を取り壊していたビルの現状。だんだんと下に向かって壊していっているので、どうもビル全体を取り壊して建て直すつもりのようですね。 (クリックして拡大)

[ウミガメロボット]
13日(水)は海技研で、平田さんたちとウミガメロボットの調整。といっても金野は何もできないので平田さんが全部やってくれたのだが…。カメで実験をする予定。写真じゃ分かりませんが動いている様子を撮ってます。 (クリックして拡大)

[御輿]
17日(日)はお祭りがあるようで!?子供御輿が出ていた。写真では分かりづらいが、左のお母さん(赤ちゃんを抱えている)がその横の女の子達が持っているご祝儀箱にご祝儀を入れたので、子供達が囃しているところ。 (クリックして拡大)

昨日は群馬県高崎市で父母懇談会に参加した。懇親会中に鳥人間コンテストの結果が速報されてご父母は大いに喜んでいた。よくがんばったねぇ。水野先生と飯田先生も酒がうまかろう。

* 7月12日(火)

プロレスラーの橋本真也氏急死。40歳。プロレスは学生の頃の深夜番組でよく見たが、そのころ大車輪の活躍をしていた人気レスラーだった。体を酷使する職業とはいえ、いくらなんでも早すぎるよなぁ。合掌。

今日は最後のレポートを受け取る日だったのだが、学生さんがなめていたのか、審査の段階ではまったく不完全なレポートしか出て来なかった。もちろんそのままでは受け取れないから全部直させたのだが、おかげで受取りが夜中の10時半過ぎまで延びた。消灯時間を過ぎたので電気を消されるなど散々。そのうえ人身事故があったとかで京王線が遅れ、帰宅したときには12時半でした。不合格をバンバン出せばよかったのかもしれないが、俺も甘いな。来年度は考えよう。

ちなみに期限ギリギリでひどいレポートが出てきたとき、金野は突っ返さずに受け取り、レポートなりの点数をつけることにしています。過去には0点をつけたこともあります。突っ返して直させる先生は優しいなぁと金野は思うのだが、そうは思わない学生さんもいるらしい。

* 7月8日(金)

今週の写真:

[作業着]
流体研のオリジナル作業着ができあがりました。 (クリックして拡大)

[梅酒]
梅酒をつけはじめました。ちと時期が遅いけど、何とかなるかな? 3ヶ月後のお楽しみ。 (クリックして拡大)

そろそろ自宅のPCを更新したくなってきた。今のPCを組んだのが2000年7月。「性能が見劣りするようになってきました。」と書いたのが2002年11月。そろそろ見切りをつけてもいいかなぁ。ビットレートの高いムービーはまともには再生してくれないし、音楽もときどき突っ掛かる。"いつも"ではなくて"ときどき"なのがまたいやらしい。起動直後はそれなりに調子がいいらしく、ムービーも多少突っ掛かりながらも再生できたりする。でも、絶好調のときは何とか使える、というマシンでは余裕がなさ過ぎるよねえ。

* 7月7日(木)

今日の数学演習で、前期の講義形式の科目はすべて終了。あとは新宿でやっている実験があるが、こちらもレポートの審査と採点を残すのみ。多少ほっとした。

* 7月2日()

そういえばあしたは東京都議会議員選挙の投票日だった。だれが候補者かもろくに知らなかったので、これはやばいとウェブで調べてみた。八王子市の候補者では、いちばん若いのが43歳? 都議会なんだから、もっと若いやついないのかよ…。

遅れていた論文をやっと出しました。

* 7月1日(金)

今週の写真:

[取り壊し]
29日(水)撮影。 6月17日の「今週の写真」に載せた、屋上部分を取り壊していたビルの現状。今後どうなるかはまだ見えない。 (クリックして拡大)

[説明会]
29日に流体研のセミナー説明会があり、36人の3年生が参加してくれた。資料の用意など手配は飯田先生が全部やってくれて、金野は撮影のみ。飯田先生ご苦労様でした。 (クリックして拡大)

昨夜は遅くまで論文の原稿書き。大きな声では言えないが締め切りはとっくに過ぎている。だというのにこの期に及んでプログラムの不備が見つかり、慌てて直したりしていた。こんな調子じゃいかんわな。

昨日不調だったマウスは、今日は絶好調。なんでだろ。交換用のニッケル水素電池を買ってきたんだけどな…。

* 6月30日(木)

マウスのバッテリーが不調。八王子で使っているLogitech MX700。クレイドルに差して一晩おいたのに、充電が完了していなかった。これまでは元気に動いていたのだが、京都出張に行く前にクレイドルに差しておくのを忘れていたのがまずかったらしく、バッテリーがへたってしまったようだ。バッテリーだけ交換すれば何とかなるかな?

今年のはじめに、雑誌だったかどこかのサイトだったかで占いの記事を読んだ。金野は蟹座だが、蟹座の2005年の運勢は「前半は悪く、後半盛り返す」という内容だったと記憶している。今日で今年の前半が終了。悪いこともたしかにあったが、いいこともあった。平均するといつも通りじゃなかったろうか? 後半には期待していいのかな。

* 6月29日(水)

午前中は海技研で打ち合わせ。午後から新宿に移動して、セミナーの説明会。

* 6月27日(月)

京都出張のときの写真。

[京都出張] [京都出張] [京都出張]
工学院大学の展示の横に立つ月成君 同じく、矢島さん 展示会の様子

月成君は今回の出張に同行して(金野が無理やり引っ張り込んだのですが)、展示と説明を精力的にこなしてくれました。矢島さんはうちの大学のリエゾンオフィスを担当している方です。

* 6月26日()

京都出張から帰ってきた。

京都に行ったのは第4回産学官連携推進会議なるイベントに、工学院大学の代表として(?)うちの研究室の研究内容などを出展するため。金曜日の朝にキンコーズに寄ってポスターを入手してから京都に飛んでブースの準備をし、土日に展示と説明をした。肉体的にはそれほどハードではなかったはずなのだが、人がたくさんいてワイワイと騒がしいところにずっといたからだろうか、疲れたなぁという印象がある。 写真をそのうちアップします、たぶん。 (2005-06-27追記)写真を6月27日のところにアップしました。

* 6月23日(木)

明日からの京都出張に向けて、昨夜遅くまで流体研のポスターを作っていた。深夜、日付が変わる頃にオンラインで印刷依頼を出したが、出して数分後にはもう電話がかかってきたのには驚いた。仕事が早いぞキンコーズ!! FedEx Kinko's新宿南口店は電話やメールの対応もよかったし、24時間開いているらしいし、助かる。

* 6月20日(月)

午前中は八王子で授業。夕方に新宿で会議。

* 6月18日()

スラッシュドットの今年の新人は使えますか?というスレッドが興味深い。いろんな意見があってどれもとてもおもしろく、考えさせられる。

中でも感心したのはこの投稿。自分で考えることを教えるのって難しいよなぁ。結局そこが肝なんだけどなぁ。マスプロ授業でも工夫次第では何とかなるのかなぁ。どうやったらいいのかなぁ。あー悩みはつきない。

* 6月17日(金)

今週の写真:

[取り壊し]
14日(火)撮影。新宿校舎の斜め向かいのビルで、屋上部分を取り壊していた。このあとどうなるんだろう…?? (クリックして拡大)

* 6月14日(火)

新宿で普段使っているPCのネットワークが不調で、どうもネットワークインターフェイスカードのせいらしかったので、ヨドバシカメラで売っていたいちばん安いやつと交換した。抜いてみたところ97年製の年代物。NICはそう簡単に壊れるものではないはずだが、それにしてももう十分に元をとったな。

交換後はネットワーク絶好調です。

* 6月13日(月)

いまのCRAYってAMDの石を積んでいるのか。知らなかった。先日届けられた機械学会誌に広告があった。高くていいやつはまた違う石を積んでいるかもしれないが。

* 6月12日()

日本 歴史占いを試してみたら坂本龍馬と出ました。一見良さそうですが読んでみるとなかなか…(^^;;)。まぁ好意的に捉えましょう。ところで合ってるかな!?

ちなみにちょんまげ占いでは剣客です。上の歴史占いと整合してませんねぇ。まあ占いだし気にしてもしょうがないか。

* 6月11日()

今週の写真:

[北澤研]
7日(火)に北澤研究室で、北澤先生、石塚さんと研究会。研究会で石塚さんに乱流モデルについて教えている北澤先生。見よ、この優しそうな笑顔!! (一部ヤラセあり) (クリックして拡大)

[岩崎君]
大学院生の発表会を控え、GAによる最適化のプログラムをいじる岩崎君 (クリックして拡大)

[教員]
9日(木)の大学院生発表会後の慰労会。久しぶりに教員3名揃い踏み。俺、太ったな…。(クリックして拡大)

[石田君]
オヤクソク、豪快に寿司を食う石田君 (クリックして拡大)

* 6月10日(金)

今週は火曜日は新宿勤務、水曜日は外勤、木曜日は八王子で1コマ授業したあと新宿に移動、金曜日は新宿勤務で、八王子で仕事ができなかった。仕事はあまりたまっていないはずだが…。

* 6月6日(月)

小笠原諸島について調べていたらだんだん行きたくなってきた。 昨日はあんなことを書いたが、やっぱりがんばれTSL!!

* 6月5日()

テクノスーパーライナー路線が早くも赤字の見込みだそうな。金野は船舶海洋工学科出身なので、門前の小僧なんとやらで多少知識がある。学生の頃がちょうどTSLの開発が終わるか終わらないかの時期だった。製作途中の実証試験船を見せてもらったこともある。

TSLは技術的にはおもしろいが、採算が合うかどうかは昔から疑問視されていた。ある授業で先生が「ニーズがないのに無理して造ってもしょうがないだろうに…」と嘆いていたのを思い出す。あれから10年以上経っているはずだが、状況はあまり変わっていなかったのだろうか。小笠原航路が片道26時間かかっていたのを17時間に短縮するのはすばらしいが、往復運賃が4万5千円というのはちと厳しい。でも一度は行ってみたいんだよねぇ、小笠原諸島には。

* 6月4日()

深夜に行われたサッカーのワールドカップ予選をラジオで聞いたので寝不足気味。前半は聞きながら仕事のプログラムを組んだりしていたが、後半は布団の中でうとうとしながら聞いていたので、ゲームセットまで試合状況が分からなかった。

まあ勝ったのはとても良いことです。岩手県出身の小笠原君が活躍したのも良かった。

* 6月3日(金)

暇を見つけては乱流モデルの勉強をしている。以前から疑問だったのだが、例の積分はどうして畳み込み積分と呼ぶのだろう?? 重みつき積分とか何とか言った方が分かりやすいんじゃなかろうか。畳み込むという言葉は何を指しているのかなぁ。

* 6月1日(水)

暑い日だった。海技研に行った。

* 5月30日(月)

一昨日から昨日にかけ、富士吉田で恒例の合宿。今日はあちこちの筋肉がときどきピリピリする。

合宿では卒論生がはじめて発表会にチャレンジした。直前は皆緊張していたようだ。発表のレベルは、…どうだろう、例年あんなもんだったっけかなぁ。いろいろ質問していくと時間がどんどん押していって、ついにはいったん中断して夕食後に再開するほどに延びた。7時間近くやったことになるだろうか。ま、そのぐらい厳しくなくっちゃおもしろくない。

次の日のソフトボールでは、金野班悲願の1勝をあげだ。今年はみんな頑張ってくれて良かったよー。

例によってほうとうを食ってから帰京。初日の昼も、昨年度に行きそびれたほうとう屋に行った。食事は普段よりかなり充実していた。帰ってからはサーバのファン交換。騒音をまき散らしていたPCが急に静かになった。

* 5月27日(金)

昨夜、姫野ベンチを入れて試してみたが、やはりAthlon64/3500+が相対的に速い。GNU Fortranで特にオプションを気にせずコンパイルして、grid Sで 970MFlops、grid Mで850MFlopsほど出ていた。これだけ出れば上出来だろう。ただしセンターのマシンでは姫野ベンチは試していない。

(21:20追記) 飯田先生のお話によると、センターのマシンは平均で300MFlopsぐらいだそうだ。ピーク性能はもっと出るらしい。センターのマシンは4CPUのSMPだから、単一のプロセッサが遅くともそれだけで判断しちゃいけないが、金野のプログラムはまだ並列化してないからな…。

* 5月26日(木)

Athlon64マシンへの数値計算プログラムの移植にてこずっていたが、i386のときと同じく「不正な演算」のエラー処理をはずしたら走ったのでそれで妥協した。気持ちは悪いが、回ることは回る。

回りはじめたので計算時間を比較してみたが、Athlon64/3500+、速いじゃないか!! 研究室のPentium4 2.8GHzやセンターの64bit linuxマシン(Itanium2 1.5GHz×4CPU)の1ノードでの計算よりも速い。3500+は2.2GHz駆動なのでセンターのマシンよりは速いかもしれないと思っていたが、クロック数で上回るPentium4より速いとは思っていなかった。CPUが64ビット対応だと倍精度の数値計算も速いのか、それともAMDがえらいのか分からないが、とにかくこりゃありがたい。

* 5月23日(月)

FreeBSD/i386 5.4-RELEASEのCコンパイラは何かおかしいところがあるのかな? GCC-3.4.2らしいのだが、金野のプログラムは最適化オプションをつけないでコンパイルすると通るのに、最適化させると実行できない。ほかのコンパイラで試してみるべく、現在準備中。

(22:40追記) GCCのバージョンを4.01に上げても状況は変わらなかった。浮動小数点演算環境をいじっているのだが、それが影響しているようだ。「不正な演算」例外が発生する。不正演算をエラーにする設定をはずすと、まともに動く。だいたいエラーが出るのが xsize/idiv という演算。ただの割り算の何が悪いんだよ!? 最適化が絡んでいるのは間違いなさそうだが、原因はさっぱり分からん。不正演算をトラップしないで走らせるとまともに動くので、気持ちは悪いがそのまま進めることにする。

* 5月22日()

立場上この記事には寒い思いをさせられた。中で引用されているこの創作童話はもっとブラック。Sigh. 大学に就職できた俺って恵まれてんのかなー。そうなんだろうなー。雑用とか書類書くのとかめんどくせーなんて言ってたらばちがあたるかも。頑張って働こう。

ちなみに金野の辿ったルートは、期限付きの助手→ポスドク→今の職場です。期限付きの仕事を合計2年4ヶ月勤めました。ドクター取ってすぐ常勤の大学講師になった知り合いもいるけど、全体的に見て金野はあまり苦労していない方です。

* 5月19日(木)

昨日は海技研で回流水槽の掃除。といっても川田先生や学生さんが主に作業をしてくださって、金野は買い出しと簡単なお手伝いのみ。これじゃいかんな。古い作業着を海技研に置かせてもらおう。

回流水槽は設置してから少なくとも20年は経過している年代物。その間あまり掃除していなかったようで、水を抜くとどぶ川のような臭いがするし、フィルタは目詰りしている上に錆び付いていて取り外せないし、縮流ノズルの下には錆の塊がたまっているし、なかなか掃除のしがいがある状況だった。本当はポンプを分解して羽根車の錆を落とすともっとよく回るのだが、どうも分解できないようだ。軸受もメンテしたいが金野の手に負えない。

しかしそうは言っても、実験に使える水槽があるのはとてもうれしい。計測部が広いし、自由表面があるのでいろいろ小細工もできる。最近はあまり使われていなかったようだが、せっかくの装置だから有効に利用したい。

今日は授業や雑事のあと数値計算プログラミングに取り組んでいた。浮動小数点演算環境をいじっているせいか、64bit環境への適合がなかなかうまく行かない。もともとFreeBSD/i386で開発していたプログラムだが、センターの 64bit linuxマシンでは何とか動かせるようになった。まだ検証が不十分。 FreeBSD/amd64ではまだ動かない。おなじFreeBSD同士の方が敷居が高いのが気に入らないが、これはOSよりもCPUの問題かなぁ。急ぐ仕事ではないのでボチボチやっていこう。

* 5月18日(水)

先週は普段は乗らないラッシュの電車に何度か乗ったが、そのたびに小さなポーチ(クラッチバッグ)を持ったサラリーマンを見掛けた。それぞれ別人だがいずれも50代以上に見えるおじさんで、手にはおしなべて同じ大きさの小さな入れ物だけを持っている。おそらく財布と手帳、携帯電話ぐらいを入れるともういっぱいになるだろう大きさ。

あの程度の荷物しか持ち歩かなくていいというのは、羨ましくはあるけれど、自分がそうなりたいとは思わないなぁ。だってあの入れ物では紙の書類が入らないじゃないか。あのおじさんたちは紙の書類を持ち歩く必要がない人たちということなのだろう。とても偉い立場か、あるいは窓際族か。電車で見ていたときには、後者に属する人のような印象を受けた。

大きな荷物を持ち歩く方がいいとは思わないし、たくさんの書類を自宅に持ち帰らないといけない仕事もいやだが、本とか論文とか、空いた時間に目を通すものを鞄に入れておきたい。それを切り捨ててまで小さな鞄を持ち歩くのは、ちょっと恥ずかしい気がする。満員電車の中でそんなことを考えていた。

* 5月16日(月)

このページの更新を1週間もサボっていたのか。先週は月曜日は平常勤務だったものの、火曜日は東大生研での研究会に出席したあと新宿で授業、水曜日は東大駒場での研究会に出席したあと新宿で会議、木曜日は八王子で授業したあと新宿で会議2つ、金曜日も受託研究の打ち合わせが1件と、珍しくいろいろ立て込んで腰の落ち着かない週だった。今週はおおよそ平常勤務の予定。

最近の事件をフォローしていないが、尼ヶ崎の脱線事故は、結局スピードの出し過ぎという結論に落ち着いたのか。とすると事故じゃなくて事件だな。それとウズベキスタンの騒乱はどういう事情なんだ? 約500人が死亡したと伝えられているそうだが、ウェブのニュースを読んでいるだけでは事情がよく分からん。こういうときはテレビがほしいね。八王子は、昨日の昼ごろに嵐が来て雹が降り、今朝は銀杏の葉が道にたくさん積もっていたけど、それ以外は平和なようです。

* 5月8日()

昨日はカレーパンを3つも食った。

自宅の和室の掃除をしていて、真ん中の畳だけが周りの畳にくらべて青いことに気づいた。理由はもちろん、真ん中にいつも敷いているものがあるからです。

* 5月7日()

昨夜から、なぜか、揚げたてのカレーパンが無性に食いたい。コンビニので妥協しようか、店が開くのを待ってパン屋で買おうか思案中。(ただいま朝の8時過ぎ。)

* 5月6日(金)

百式StealthSwitchというフットスイッチが紹介されていて、欲しくなった。機能はStealthSwitchのウェブサイトの"DEMO"のところを見るとよく分かる。

職場は飯田先生と共用とはいえ多くの場合に個室に近い使い方をしている部屋なのだが、頻繁に学生さんが訪れる。そのとき画面に、学生さんに見られたくないものが出ているとまずいわけですよ。たとえば、……ほら、演習の成績とかさっ!! 個人情報は保護しないとねっ!!

* 5月3日()

今井先生の「流体力学」(前編)を読み返しているところ。第1章の冒頭8ページの内容が濃いことに、今さらながら感心している。わずかな紙幅で粘性の重要性から流れの分類、今後の議論展開の方向性までを書き切っていて、とても分かりやすい上に学習の動機付けにもなっている。流れ学の授業がはじまる前に見返しておけばよかったなぁ。反省。

連休中は適当に遊びもするでしょうが、基本的には家で勉強とプログラミングをする予定。

* 5月1日()

ゆっくり目を覚ましたあと、天気がよいのでドライブして遠回りをしながら大学に行き、雑事をこなしてから帰宅。ドライブで長い時間同じ姿勢をしていたのが悪かったのか、風に当たりすぎて風邪を引いたのか、頭痛がしてきたので早々に布団にもぐりこむ。今は夜中の3時で、目が覚めて起きだして来たところ。

頭痛の原因をネットで調べてみたら、「かぜをひくと、頭の血管が広がり、頭痛が起こる。」と書いてあった。頭の血管が広がると頭痛が起こる!? さらに調べると、別のページに「血管が拡張して周囲の神経が引っ張られて痛みが起きます。」とあった。そんな物理的な理由なのか!? なんとも不思議な印象。

なにはともあれ、5月突入。

* 4月29日()

自宅で雑事。

* 4月28日(木)

授業1コマ。午後はたまっている雑用を片付ける。(現在進行形)

* 4月27日(水)

海技研で打ち合わせ。帰りにファミレスに寄って飯を食いながら論文を読む。その後、大学に行って書類作り。

* 4月26日(火)

機械システム実験のはじめに流体力学を学ぶ理由を説明しているが、そこでは新幹線の高速化についてちょっとだけ触れる。新幹線を単に速く走らせるだけなら難しくない。問題はカーブでの安全性と空力騒音で、うちの大学では騒音の研究をしているんだよ、と話をつなげる。

しかし今日の実験では、この話題に触れるのがためらわれた。JR福知山線(宝塚線)の脱線事故は死者が現時点で80人。速度を出しすぎてカーブに差し掛かったことが、事故の要因のひとつに挙げられている。とても痛ましい事故だ。犠牲者や遺族の無念さはいかばかりか。技術がこれだけ進歩した時代に、電車が速度違反で脱線とは(それだけが要因ではないにせよ)、あってはならない事故だと思う。

我が家の1300ccのコンパクトワゴンの速度計は、180km/hまで目盛りが振ってある。正直に告白すると高速道路で130km/hぐらいまで出したことがあるが、それより上の目盛りは使ったことがない。そこまで速度が出せる設計になっている必要はないはずだし、もちろん目盛りもそこまでいらないはずだ。たとえばGPS連動で速度制限をかけることはできるのではないか?

個人的には、事故や災害が起こるたびにマスコミが悪者探しをする風潮には辟易している。今回の事故でも、誰が悪者かということにはあまり関心がない。しかし今回の事故は間違いなく「防ぐことができた事故」だ。今回の事故の原因はちゃんと究明してもらい、同じ事故が二度と起きぬよう対策を施してほしいものだ。

* 4月25日(月)

笑うしかない?記事その1その2

* 4月22日(金)

朝にあられが降りました。マイカー通勤の途中でしたが、視界が悪くなって往生しました。そしてその15分後にはピーカンのいいお天気。にわか雨ならぬにわか霰か。まぁあられなんてしとしと降るようなもんじゃないか。

* 4月21日(木)

ラーメンのまち八王子 by 八麺会

* 4月20日(水)

風邪気味か? 体調が芳しくない。疲労がちと溜り気味。単に運動不足という話もある。

科研の若手枠に採択されたらしい。ありがたやありがたや。

* 4月17日()

自宅の近くに新しいドラッグストアができていた。ドラッグストアって儲かるのか? 必要以上にたくさんある気がするんだが。

今日は午後から休日出勤してお仕事。桜はだいたい散ったが、まだ少し残っていて目を楽しませてくれる。

* 4月16日()

我が家のWindows君はしばらく前から動作が遅くなっていて、作業をするときにちょっと引っかかる感じがあったり、ファイルを保存しようとすると一時停止したりしていて心配していたのだが、先週末ぐらいからさらに遅くなってしまった。DVDの再生がギクシャクしはじめたなぁと思ったら、今度はプログラムの起動に1分ぐらいまたされたり、ちょっと大きなファイルをコピーするのに20分ぐらいかかったりするようになっていた。しょうがないので今日は一日PCと格闘していた。まずは主要なファイルのバックアップを取って…PCが遅いせいでここでえらく時間を食ったが…ディスクを再フォーマットしてOSを入れ直した。

Windowsは使っているとだんだん遅くなり、インストールし直すと回復すると聞いたことがあったが、今回のケースも再インストールしたら回復した。今年はハードディスクの天中殺かもしれないと思って憂鬱だったが、ハードウェアには問題がなかったらしい。ディスクをフォーマットせずに上書きインストールしたときは回復しなかったので、ファイルシステムが腐ったせいなのかなと想像している。自宅のPCのファイルシステムはWindows95のころから使っているはずで、OSをバージョンアップしたり、NTFS に変換したり、パーティションコピーツールで別のディスクに引っ越したりはしているものの、再フォーマットや再インストールはこれまでしたことがなかった。そのせいで古いしがらみがいろいろと残っていたのだろうか。

今週は月曜日は八王子で仕事したのだが、火曜日は新宿、水曜日は外勤、木曜日は午前中に八王子で午後に新宿、金曜日も新宿と、腰の落ち着かない日々を過ごした。金曜の夕方は恩師を囲む会があり、久しぶりに加藤先生や先輩方と飲んだ。涼しくなったり暖かくなったりと天候も忙しかったな。明日は出勤して仕事しよう。

学生さんが卒業記念にくれた「アデランス薬用9696シャンプー」で髪を洗いはじめた。さて効果のほどは? そのうちレポートします。現状の写真も撮っておいたほうがいいかな? 金曜日のパーティーでは同期の友人に「うーん来てるねぇー」と言われた。けっ。

* 4月7日(木)

ここ2日の陽気で桜が一気に花開いた。今日は三鷹の海上技術安全研究所に行ったが、所内の桜はもう満開でとてもきれい。一緒に行った学生さんたちも喜んでいた。

このページの更新を1週間サボっていたが、その間に入学式があり、各種オリエンテーションがあり、今朝から新年度の授業が始まった。金野は1年生の数学演習の第1回目。彼らが大学生になって初めて受ける講義を担当するのだから、責任を感じて、大学で学んでほしいことを書いたプリントを用意して一席ぶった。学生受けはそれほど悪くなかったと思っているが、さてどうか?

* 3月31日(木)

2004年度も終わる。明日は入学式。去年はえらく早かった桜が今年は遅れているが、まあそういう年もあるでしょう。

シラバスに教員の業績へのリンクが張ってあったので驚いている。あまり更新していなかったが、今後はきちんと整理しないといけないかな。自分のプロフィールを見てみると、英語の肩書きがAssistant Professorになっていてこれも驚いた。自分では名刺にInstructorと刷っているのだが大学の方針に合わせないといかんか。でもプロフェッサーって柄じゃねぇぞ。

* 3月29日(火)

最近エロサイトからのspamが多い。エロサイトのスパムはムカつく上に、愚痴をたれると「先生どうせ変なサイトに登録したんでしょ、心当たりあるんじゃない?」などとあらぬ疑いをかけられるので二重に迷惑だぞ。(だいたい最近は登録なんかしなくともいろいろと…。)

* 3月26日()

金野のウェブサイトが水害にあいました。

* 3月25日(金)

今年度に入ってから、何回ベアドライブをいじっただろうか。つい5日前にもハードディスクの交換作業をしたばかりなのだが、今日も職場のデスクトップPC (WinXP)が不調で、ディスクを交換した。以前にもアクセス障害が出ていたのでバックアップ用に回していたディスクだから、不調になって当然とも言えるが、それにしても今年度はハードディスクの厄年だったようだ。

おかげで仕事が進まない…。ただいま新しいディスクのフォーマット中。プログラムやウェブページを書いたり、ネットサーフィンしたりするのはUNIXマシンでできるので困らないが、お金の計算とかメールのチェックとかはWindows PCにやらせているので、手をつけることができないでいる。イカれたディスクはバックアップ用だったので、ファイル消失などの被害はないのだが、時間はざっと6時間ぐらい無駄にしている。今夜は早く帰る予定だったんだけどなぁ。

教訓: 調子が悪いディスクを、まだ読み書きできるからといってだましだまし使うのはやめましょう。あとで後悔するから。

* 3月23日(水)

朝から電子教材のチェック作業など。担当している石塚さんはかなりお疲れのご様子。なにせ作業量が多い。たとえば流れ学はここ3年間かかってやっと半期分の教材すべてがそろったところなのだが、数値計算法のほうは今年度だけで半期分の教材すべてを作ったからだ。そのうち5分の3は1月以降に追加発注があって急に作ったもの。作業量は単純計算で昨年度までの4倍ぐらいか。よく3月中に形になったものだ。ありがたいことです。

流れ学はひととおり完成し、あとはサーバに載せるための細かい作業を残すのみ。その「細かい作業」がまたいろいろと手間がかかるらしいのだが、まぁそれにしても先が見えてよかった。こっちは菱沼君がスライド作成の段階を仕切ってくれていたので助かっている。

数値計算法のほうは、特に追加で作ってもらった部分がまだ固まっておらず、いろいろと修正をお願いした。といってもかなり完成に近づいてきていて、たぶん次に仮サーバにアップしてもらったのを見て多少手を入れれば、それで完成になるだろう。よしよし。

それにしてもPowerPointには苦労させられる。職場のPowerPointはバージョン 2002、自宅のは2000なのだが、これとバージョン2003とでは互換性が無いそうで、流れ学は2000、数値計算法は2003でないといけない。2003は持っていないから、こちらでは作業ができず、すべて石塚さんにお任せ。…来年度の予算で新しいのを買おうかな。機能面では2000で間に合っているし、あまりにばかばかしいので気が引けるのだが…。

* 3月22日(火)

19日は卒業式。やったこと: 学位記授与の準備作業→式典→後片付け→祝賀パーティー→部屋でうとうと→研究室の前で飲み会→学生さんが取ってくれた飲み屋で飲み会1次→飲み会2次→カラオケで熱唱→朝6時ごろの電車で帰宅。

20日は連休の中日で、卒業式のあとだけあって8号館はほぼ無人。やったこと: 4時間ぐらい睡眠→昼から大学へ行く→書類処理→サーバを落としてメンテナンス作業開始→バックアップ作業だけで10時間以上かかる→イカれたハードディスクの交換→OSのバージョンアップとパーティションの切り直し→朝7時ごろに帰宅。

カラオケでは久しぶりに演歌を熱唱できてゴキゲンでしたが、なかなか睡眠時間を確保できない2日間を過ごしました。21日は…聞かないで下さい。

* 3月19日()

「エースを狙え!」の次は「アタックNo.1」ですか。

* 3月18日(金)

南大沢の東京都立大で、機械学会関東学生会の卒研発表講演会。都立大は広くてきれいだった。うちの八王子校舎もあんな立地条件だったらいいのに。

発表はまぁ無難に終わる。卒論生の発表だが、それなりに面白いものもあった。ただし聞いているほうは専門家じゃないので、発表水準の高いもののほうが議論になりにくい傾向があるようだ。今日聞いた討論でも、金野が聞いていて比較的レベルが高いと感じる発表は議論にならず、詰めが甘いと思う発表のほうが議論の俎上にあがった。

(3/22追記) このとき発表した今井君が、ベストプレゼンテーション賞をもらいました。すばらしい。おめでとうございます。発表後の討論では質問などが来なかったのでちょっと悲しかったのですが、見る人はちゃんと見ていてくれたんですね。

今日は車で移動したが、車にうっすらと黄色い粉が積もっていた。黄砂!? …いやいや、花粉ですね。学生さんが「車に積もる」と言っていたがまさにその通りだった。今年は花粉の飛散量がとても多いそうで、花粉症の人はとても苦しんでいるそうな。ご愁傷様です。

昨日の話の続き。「ミネラルを含む○○山麓の地下150mから汲み上げ、ボトルに詰めました。」という文がおかしいと書いたが、なぜおかしいと感じたのかなぁと自問自答しているところ。論理的に考えて気づいたのではなく、感覚的に、文のリズムが狂っていると感じるのが気づいたきっかけのようだ。

冒頭の「ミネラルを含む」という言葉が頭に入ってきた時点で、脳みそはそれを受ける言葉を予測すると同時に探しはじめる。予測される言葉は「水」またはそれに関わる単語。しかし探していっても、そんな言葉は出てこない。そこで頭は矛盾を感じ、「リズムが悪い」という印象を作り出す。そんなところじゃないかな。予想を裏切られてすっきりしない感情が残る、というところだろうか。金野の言葉の感覚に合わない文だったわけだ。

レポートや卒論をチェックしているとき、それなりのペースでページをめくっているのに細かいミスなどに気づいて修正を入れるので、学生さんに驚かれることがあるが、ネタをばらせばすべての文章をきちんと構文解釈しているわけではない。ざっと目を通し、何となく引っかかるところだけを詳しく読んでいるだけ、というわけだ。論理のつながりがおかしくても、言葉の係り受けがしっかりしていると、リズムがおかしいと感じないまま通り過ぎてしまうこともあるのかもしれないね。

* 3月17日(木)

あるミネラルウォーターのボトルに書かれていた売り文句:
「ミネラルを含む○○山麓の地下150mから汲み上げ、ボトルに詰めました。」

金野はこの日本語を目にしたとき、すぐにおかしいと感じたんだけど、どうかな。知り合いに聞いたら、特におかしいと思わなかったみたい。こういう文をおかしいと感じるのは、金野がこだわりすぎるのだろうか? ここんところ学生さんの論文をだいぶんチェックしたので、そのせいで敏感になっているのかもしれない。

簡単に解説すると、「ミネラルを含む」という修飾句がどの単語を修飾しているのかが分からない。書いてある通りに解釈すると、○○山麓がミネラルを含んでいるのだろうが、そりゃ当たり前だろう、山なんだから。

* 3月15日(火)

SMBC中間報告会。金野は飯田先生の代わりにMAVについて報告した。あちこちにお知らせ文を配るという話だったから学外の人がたくさん来るんだろうと思って、専門的な話題は減らして一般向けの話題を用意して行ったのだが、ふたを開けてみるとSMBC関係者がほとんどで、人数も少なく、拍子抜けした。

昨日の夜遅くまでがんばってスライド作ったんだけどなー。笑いを取るポイントも用意して行ったのだが、なにせ人数が少ないから会場が沸かなかった。がっかり。まぁちょっとは笑ったりうなずいたりしてくれる人がいたから、よしとしよう。

「Wake captureは赤胴真空斬り」という説明を分かってくれた人は何人いるのだろうか?? 若い人には分かるまい。

* 3月13日()

ただいま夜中の1時40分を回ったところです。ずっとサボっていた確定申告の書類を作り、先ほど、近くの郵便局の深夜窓口から郵送してきました。税務署で行列を作らずにすんでよかった。ホッ。

* 3月11日(金)

漠然と、欧米圏の人間は小さいころから人前で発表する機会が多く、練習しているので研究発表が上手なんじゃないかと思っていた。ここ3日間発表を聞いているぶんには、必ずしもそういうわけじゃないみたいだね。国によるのかもしれない。ぼそぼそと聞き取りづらい英語で話して、スライドも見づらい人がたくさんいた。

グラフの線は太く書きましょう。色を使うときはコントラストをつけましょう。字は大きめにしましょう。凡例を使うよりはグラフの線に直接説明を入れたほうが分かりやすいでしょう。…なんのことはない、いつも学生さんの発表を聞いているときと同じ感想を持ったわけだ。

それにしてもこの3日間のWorkshopは勉強になった。狭い分野ではあるがある研究分野の世界のトップが、おそらくほぼ全員集まって、お互いの研究内容について同じ土俵で詳しく議論する。こういう機会はそうめったにあるもんじゃない。

* 3月10日(木)

昨日(9日)から海技研で行われているCFD Workshopに参加している。船の抵抗とか造波現象をCFDで忠実に再現しようという目的の会合で、各国の専門家がいくつかの特定の船(船によってはグリッドも共通)を対象にしてそれぞれ性能計算を行い、結果をお互いに比較している。周りは専門家ばかりで、こちらは門外漢だから、ぶっちゃけ、話題についていけない。まぁしょうがないか。参加したのは、将来的に砕氷船の性能計算ができるようになりたいわけだが、そのとき流体部分の計算結果の評価をする必要があるから、その参考にするため。

ワークショップで大学時代の友人に会った。会うのはそれこそ学生時代以来だろうか。いつの間にかCFD屋さんになっていたらしい。ワークショップの内容についていろいろ教えてもらうことができた。彼の話によると、このワークショップの内容は相当な価値があるらしい。同じ船を対象に、いろいろな計算コード、スキーム、乱流モデル、自由表面表現で計算を行って、その結果をつき合わせて比較するってんだから、ふつうの国際会議なんかじゃ考えられないほど中身が濃く、ものすごく参考になるとのことだ。

それにしても今日の英語のディスカッションは辛かった。専門家同士が深い議論をしているから、英語がえらく早口になる上に、何とか聞き取れたとしてもその単語の意味が分からない。いやはや。それでもたくさんの情報をもらって帰ってきた。辛いけど明日も参加しよう。(参加費が高かったんですよ。元を取らないと…。)

* 3月4日(金)

積雪。

昨日から機械学会の講習会を受講しているのだが、昨日は30分以上前に会場に着いたのと同じ電車に乗ったのに、今日は着いたのが時間ぎりぎりだった。会場のいちばん前の席が空いていたのはラッキーだったが。雪の日は電車が混む。

受講したのは「運動方程式の立て方七変化」という講習会で、拘束条件のある系の運動方程式を組み立てる方法について、2日間に渡ってみっちり教えていただいた。おもしろかったですよ。勉強になりました。金野が使いたい拘束条件は出てこなかったのが残念だったけど。準備もしてないのに「やりたい、やりたい」なんて言えないので、がんばって準備しているところ。3月は研究能力強化月間です。

帰りがけにヨドバシカメラでプリンタを買った。Canon PIXUS iP4100というもの。店員さんの話によると、文書印刷はこれがいちばんきれいだいうことだった。帰宅してさっそく試してみたが、たしかにきれいだ。文字の黒がくっきり出る。自宅で印刷するのはほとんどが論文だの報告書だのの文書類なのでたいへん都合がよい。プリンタの購入はずっと懸案だったのだが、片がついてよかった。

* 3月2日(水)

「相殺」は「そうさい」と読みます。「そうさつ」は誤読です。けっこうよく使われる言葉なのですが学生さんがよく間違えるので、注意しておきます。

あと「破綻」は「はたん」ね。「はじょう」じゃないよ。これも学生さんがよく間違える。まぁ金野も「消耗品」は「しょうもうひん」と読んでいるから、偉そうなことは言えませんがね。(耗は「こう」と読むのが正しいんだそうだ。磨耗はまこうと読む。)

* 3月1日(火)

3月。

つぎいってみよー!

* 2月25日(金)

新宿でトンネル換気勉強会。金野は流体研のトンネル以外の研究についてを紹介する係。研究発表のようなつもりで、30分のプレゼンに40枚程度のスライドを用意していったがこれが失敗だった。それぞれのスライドがたとえば卒論生の研究成果の要約だったりするので、1枚のスライドあたり1分以上はかかってしまう。しゃべった時間だけで35分はかかった。もっと枝を刈るべきだったようだ。反省。でも内容には興味を持ってもらえたようで、笑ってほしいポイントの8割ぐらいでは笑ってもらえたし、まぁよかったと思うことにしよう。

その後は懇親会。名刺を最後の1枚まできっちり使いきって終了。

* 2月24日(木)

「(達成したいのは)言うまでもない。それよりもきっちりと具体的な記録を言える資格を持たないと。準備もしてないのに、『やりたい、やりたい』なんて言えない。」今朝の朝日新聞の記事中で、イチローが大リーグ通算1000安打などの記録の達成について問われ、答えた言葉から引用。

昨日の昼の便で、東京に戻ってきた。紋別では3泊したが、3泊とも飲んだ。自分の発表は火曜日の午後だったが、スライドは日曜日のうちにほぼ完成していて、発表の日の午前中までにぼちぼち直しながら、英語で話す内容を吟味した。金野は発表のときには原稿を作らず、おおよそ話す内容を決めておいてあとはその場で対処する。聴衆に背を向けて原稿をきれいな発音で読み上げるより、その場で聴衆の目をひきつける努力をしながらたどたどしい英語で話すほうが、内容がよく伝わるんじゃないだろうか。

今回の発表は、まだはじまったばかりの研究の紹介だったので、食いつきはいまいち。専門家には意義を理解してもらえたと思うのだが、偉い先生にも「まだまだ道は遠いね」と言われた。いっそうの努力を要するようだ。来年のシンポジウムには、いい結果を出せるようにがんばろう。英語のジョークも用意しておいたのだが、笑ってもらえなかった…。ちと悔しい。

月曜日の夜は東大チームと飲み。火曜日は知り合いと飲み。水曜日に東京に帰ってきたら修士の発表会が終わっていて、打ち上げの飲み会があってそこでも飲んだ。明日も飲み会があるはずで、今日は休肝日にしないとまずかろう。

(24:40追記) 自転車で大学に行ったのは失敗だった。帰りに雪に降られた。

午前中は自宅で洗濯などの雑用をし、午後から大学に向かった。出かけるときは、天気はそれほど悪くなかった。車を車検に出しているので、久しぶりに自転車を引っ張り出して整備し、大学に向かった。途中で散髪し、油を買って自転車に差す。大学についたのは3時過ぎだったと思う。それから仕事をしはじめたのだが、あれこれ処理しているうちに夜になり、雨が降り始めた。あらあら。

バスで帰ろうかなぁと思っていたが仕事がなかなか終わらず、結局バスの時間も過ぎてしまう。雨が雪にかわったので、まだ雪の方がましだと思って自転車で無理やり帰ることにした。大学を出たのは9時半頃だったろうか。それからひたすら夜の街を走って、自宅にたどり着いた。もうくたくた。

でもまだこれから仕事が残っています。今夜は眠れないかも…。でも何とかしよう。

(26:40追記) とりあえず一仕事終えて、一息ついているところ。まだ眠れません。

大学に行っているあいだに、どんな仕事したんだっけと思い出してみると、そんなにいろいろやった気がしないのはなぜだろう。遊んでいたわけじゃないし、コーヒーを飲んだりカップラーメンを食ったりしているとき以外は、ずっとそれなりのペースで仕事していたはずなんだけどな。でも大学に6時間ぐらいいたわりには、あまり仕事した気がしないんだよな。

書いた書類の数を思い出しても、ひとつに平均20分かけていたとしても3時間以内に終わるはずなんだけどなぁ、おかしいなぁ。まぁ時間がかかる仕事もあったことはあったんだけどね…。なんだかんだと時間が経っていくのが怖い。

…さ、次の仕事しよ。

* 2月21日(月)

森田美由紀はすげー美人だったぞーー!!

北海道は紋別市に来ている。19日(土)の夜に大慌てで仕度して、20日の昼の便で飛んできた。朝は天候が悪かったようで紋別空港には降りられない可能性もあると警告されていたが、無事到着。午後2時から、紋別で毎年開かれている国際シンポジウムに参加した。

国際シンポジウムだが紋別に住む方々のためのイベントがたくさん組み込まれていて、そのうちのひとつがNHKアナウンサーの森田美由紀氏を招いての特別講演だった。森田さんは北海道出身なのだそうだ。「北国の暮らし」と題して、 1時間半ほど講演してくださった。

これまで森田さんをテレビ以外で見ることはなかったが、壇上に登場した森田さんはテレビで見るよりもずっと若々しく美人だった。とても年上には見えない。服装もテレビで見ているよりも若々しい。声もちょっと高めに感じられたが、これは音響装置のせいかもしれない。もう一目惚れ。そのうえ、講演がめったやたらと面白い。話す内容が面白いのに加えて、間の取り方がうまいんだな。会場は笑いの渦でしたわ。

その日の夜はレセプションがあってちょっとだけ飲んだ。今日から学術シンポジウムがはじまったところ。金野の発表は明日の午後。スライドがまだ完成していないのだが、さっき飲みにいく約束をしてしまった…。まあ何とかします。

泊まっているホテルはオホーツクパレス。インターネット完備というふれこみだったのでフロントにケーブルを貸してくれるようお願いしたら、専用のアダプタが必要だという。届けられたのはVDSLモデムだった。はじめの日はつながらず閉口したが、今日はばっちり。こうやって日記を更新することもできています。2〜3Mbpsぐらい出ており快適です。

* 2月16日(水)

現実逃避中。

日曜日は研究室内の卒論発表会。3日(木)の口頭試問でかなり議論しているので、各自発表6分ということもあり、教員はみんな穏やかだった。1、2年前からは考えられないぐらい平和にことが進む。

その日の夜は飲み会で、久しぶりのお泊り。森田君いい味出してたよ。証拠写真ばっちり残ってるからね。

月曜日はだらだらと仕事をして(←今にして思えばこれがいけなかった)、昨日の火曜日はエコエネルギーコース全体の卒論発表会。これも楽しかったかな。しょぼい発表も結構あったけど、金野もだいぶん丸くなりました。でも流れが関わっている研究だとやっぱり目の色が変わるなぁ。うちの学科は流体屋の教員を3名も抱えているんだから、ほかの研究室の学生さんも有効に活用すればいいのにと思うことしきり。

それで終わればよかったのだがその後が大変だった。その日の夜にやらないといけない仕事がたくさん出てきちまった。

まず夜中に、卒論の成績表を作った。流体研の先生同士で話し合って成績を決め、それを元に各学生の表を作る。これは前もって用意しておいたのでさほど大変ではなかった。

それと並行して、学生さんにお願いしてポートフォリオを用意した。すでに書類は準備できていたのだが、念のためにコピーを取って、専用のファイルに差し込む。ここで大量コピーをしたものだから、コピーカードの度数がなくなって後で困ることになる。

それがひととおり済んで、最後に残ったのが、金野が担当している科目の成績表。まだ採点できていない科目があったのだ!! 教務課から泣きの入ったメールが来ていたので、無視するわけにもいかず、夜中に対応。言いわけさせてもらうけど、金野は八王子が本拠地なんだから、採点させたいなら入試とか会議とかで週に何度も新宿に呼ぶなぁぁっ!! (ハイ、言い訳です。反省してます。)

まずはコピーカードを確保しないといけない。あと1枚分しか度数が残っていない。学生さんの情報で、生協の前に自動販売機があると分かった。夜中に車で生協まで降りていき、学生さんに買いに走ってもらう。岩崎君ありがとう。 (あと製図の作業もありがとう。)

これで採点表提出に必要な道具は確保できたので、あとは作業するのみ。生欠伸を何度もかみ殺しつつ、夜の2時まで必死で採点する。

実はまだ全部は完成していない…。受講者300人弱の数値計算法Iは、何とか終わった。あっちは4年生の受講者がいるから卒業判定に関わるかもしれず、とっても重要。もうひとつは機械製図で、2年生しか受講していない科目だが、でも必修だからやっぱり重要。こっちはこれから集計作業しなければ。

今日の午前中にその作業をして、午後から出張の予定です。オーバーナイトなので用意もある。やべぇ時間無ぇ。それに集計したExcelのファイルを置いてきたような…。いちど八王子校舎に行かんといかんか。

(12:35追記) 集計シートは永尾さんに頼んで送ってもらい、自宅で作業できた。昼の12時ごろに採点と集計作業が終わり、ほっとしているところ。これから出張の用意をして、新宿に向かいます。

* 2月12日()

午前中に新宿で会議。土曜の午前に会議が入るのは珍しい。午後は買い物をしたあとで学生さんの発表スライドをチェック。

週間予定表のリフィルを購入。バイブルサイズのシステム手帳用のリフィルで、いわゆる能率手帳タイプ。4月はじまりというところがちょっと変わっているが、年度で動いている金野にはこれがちょうどよい。研究室内で公開している「金野の予定」は、このリフィルの昨年度版をスキャナで読んだものだ。

* 2月8日(火)

ドルが戻してきたようです。ドルが一時期値下がりしたころに買っておいたので、ちょっとうれしい。

金野は岩手の下の方の出身ですが、寒いときに股引(下ズボン)を履くのはかっこ悪いという意識がありました。実際寒いわけですから、上着を羽織るわけですが、ズボンの下はパンツと靴下だけというのが普通でした。長袖のアンダーウェアを着るのはおっさんだと思ってました。

しかしよく考えると金野もいいおっさんなわけで、若いふりをしてもしょうがない。複数の知り合いに勧められたこともあり、さいきん、ユニクロのヒートテックのインナーを買い込んで着るようになりました。つい先週まで薄着だったのに、急にモコモコの服を着て歩いています。今日は肌着の上にシャツを着て、ニットを着て、その上にジャケットを羽織っています。全部長袖。さらに外に出るときはコートを重ねますが、これもユニクロの暖かいやつです。

ズボンの下にも、ユニクロのヒートテックのタイツを履いています。これがなかなか暖かくてよろしい。もう以前の服装には帰れない感じ。技術ってすばらしい。

今年の冬は、これで何とか乗りきれそうです。

* 2月7日(月)

昨日と今日は入試関連業務。明日も。入試は大事だよー。

* 2月5日()

月曜日以来、久しぶりに八王子校舎の自室にいる。ここのところ、職場で椅子に座って仕事をする機会がほとんどなかった。机の上に積まれていた書類を処理し終え、一服しているところ。

3日(木)は新宿で卒論口頭試問。朝10時から夜7時半頃までかかったろうか。新宿のセミナー室でやっていたので事務の方や他の先生方から「たいへんですねぇ」などと同情されたが、やっているほうはさほどきつくなかったし、むしろ楽しかった!! 研究内容について教員全員と担当学生を交えてみっちり議論する機会は、意外とないので貴重だ。来年もやりたい。

昨日の4日は入試関連の雑用と電子教材の打ち合わせ。電子教材は新しいのを作ることになったらしく…金野に直接は何の連絡もないんだけどなぁ、業者さんから間接的に聞くのって変な感じ…それの対応をした。

* 2月2日(水)

今年ももう1ヶ月経ったか。

月曜日は卒論提出日で、飯田先生とつい中身をチェックしはじめちゃったので夜中までかかった。昨日の火曜日はお義理のシンポジウムに行くはずだったのだが、朝に別の仕事でトラブルがあって対処していたのと、体調がちょっと優れなかったので休ませてもらった。(田村さんごめん。でもライザー管の話を一日中聞かされてもちょっと…。)

今日は午前中は物理ベースモデリングのお勉強。Baraffという有名な先生が解説したSIGGRAPHコースノートをじっくり読んだ。とても面白い。午後は水野先生が設立した会社の設立記念式典に参加。

明日は新宿。

* 1月31日(月)

学歴を詐称して就職したバス運転士が懲戒免職になったそうです(Yahoo ニュース)。といっても高く詐称していたのではなく、大卒なのに高卒だと偽っていたらしい。青森市営バスの運転士は中高卒者限定なのだそうな。大学に進学したせいで就職を制限される職場があるんか。ちとびっくり。

* 1月30日()

以前から世の中の動向には疎かったのですが、さいきんはろくに新聞も読まなくなりまして、ますます世捨て人に近づいています。社会情勢は「奥さんから聞いている」という人の話を聞いたり読んだりしたことがありますが、金野の場合は奥さんがいないので聞けません。NHKは海老ちゃんを顧問にしようとしてまた叩かれてたとか(これは電車の車内釣り広告で見たかも)、サッカーのワールドカップ2次予選が近いとか知らなかったよ。

NHKの受信料支払い拒否が増えてて問題らしいけど、金野もテレビを持っていないので払っていません。ギター侍が流行っているようですが、顔はYahooのニュースで見たけど動いているところを見たことがない。まぁテレビがあったとしても、学生さんとのジェネレーションギャップは埋められませんから、残念!!

昨日と今日は入試関連業務で新宿出勤。今日は天気がよくて、八王子から新宿に向かう京王線の中から、雪化粧した富士山がきれいに見えました。

* 1月29日()

今週は八王子校舎に火曜日しか行けなかった。月曜日は海技研で打ち合わせ。水曜日が新宿で、木金は越中島でシンポジウム。卒論も佳境に入っている時期なので心配だが、学生さんたちはがんばってくれているのかな。土日も新宿校舎詰めで、31日までは八王子校舎に行きません。

海洋工学シンポジウムはいろいろな話が聞けて面白かった。ミクロネシアの経済事情、魚ロボットと海中ロボット、制御、数値計算、メガフロート、環境アセスメント、洋上風力発電などなど。経済性や環境影響の評価についての発表が比較的多いように感じた。

旧「日雇い労働者の会」のメンバーも全員来ていたな。さいきんは越中島(海洋大)でしか会わないなぁ。

さいきん読んだ本で印象的だった言葉:「人生の99パーセントは私にとって知る必要のないものだ」(John C. Maxwell)

* 1月23日()

夜から雪。

* 1月19日(水)

午前中はカットセルの論文をじっくり読んだ。難しいかと思ったが読んでみると意外と簡単で、少なくとも戦略はよく分かった。実装するとなるとまた話は別だろうが…。それに解法の部分もおもしろい。

午後は雑事の後、試験監督を2コマ連続で。300枚以上の答案用紙を抱えて部屋に戻ってきた。採点するのが憂鬱。

水野先生おすすめの、USB接続のハードディスクを買ってみた。まだ使いはじめたばかりだが、大学の仕事を自宅に持ち帰るのに便利そうだ。

* 1月15日()

最近DVDで観た「猟奇的な彼女」がよかったので、我が家にも韓流ブームが来ています。

* 1月9日()

仕事がたまっているときに、大掃除をはじめてはいけません。

まして整理の悪い押入れを片付けはじめたりしては最悪です。あーあ。

昨日試していた高品位専用紙を使っての印刷だが、プリンタドライバの印刷設定を「カスタム」→「高品質」にしていちばんきれいなモードで印刷したところ、かなりましになった。よく見ると粗いところもあり、普通紙よりはましだと言い切れないのがつらいところ。1440dpi×720dpiあるはずなんだけどな。まあもう少し試してみます。

* 1月8日()

今朝の新聞に折り込まれていたユニクロの広告より: 「春はもう、始まっています。」「'05春物新作ラインアップ」…全然そんな実感ないんですけど。いくらなんでも気が早すぎませんか? どちらかというと、広告下段の「SALE 冬物期間限定特集!」の方に目がいくなぁ。

今日やったこと:

なんかいっぱいやってるな。充実した一日だったということにしましょう。

* 1月7日(金)

年末から昨日までずっとプログラミングやそれに関わる論文読みなどをしていた。まとまった休みがあるとこういう作業ができるので助かる。まぁどこかの温泉でのんびり湯治というのにもひかれるが。

「ずっと」と言っても、そんなに根を詰めて仕事したわけではありませんけどね。音楽をかけ、お茶を飲み飲み、たまに新聞や雑誌を読んだりしながら、マイペースでやりました。

今日は大学の新年会で、新年初出勤。その後、学生さんと打ち合わせしたり、雑事をこなすなど。

* 1月3日()

自宅で計算結果のチェックをするのに、数日前からMayaViという可視化ソフトを使っている。フリーソフトで、インストールも簡単だった。機能面は、ほかのソフトをあまり使ったことがないからよく分からないが、金野にとってはとりあえずベクトル図やコンター図の静止画が出れば十分なので、MayaViが標準で提供している機能だけで間に合っている。

[MayaViの可視化結果]
MayaViで作ったベクトル図(クリックして拡大)

* 1月2日()

昨日は起きているあいだはほぼずっとプログラムを書いていた。計算がちゃんと回ってくれないようで苦しんだが、阿呆なことに間違っていたのは計算のほうではなくて、それを可視化ソフトに食わせるためのコンバータだった。これでたぶん3時間は無駄にしただろう。

教訓: マニュアルはちゃんと読みましょう。

大晦日に自宅のプリンタを分解掃除したのだが、そうしたら印刷が急にきれいになって、満足している。「きれい」モードで印刷すると、すごく遅いけど細かいところまでくっきり出る。うれしくなってマニュアルの全ページを「きれい」で印刷した。…といっても職場にあるプリンタには全くかなわない。(飯田先生のインクジェットプリンタの「普通」にもかなわない。) 近いうちに買い換えたいけど、まぁもう少し我慢してもいいかなぁと思う。

今日はプログラミングの続き。昨日のうちに完成しなかった部分があったのだが、パソコンの電源を切ってすぐに修正点に思い当たり、朝に試したらあっさり動いた。まぁそんなもんでしょう。動いたら安心して気が抜け、昼寝してしまった。

雪が降ってから全く外に出ていなかったのだが、食い物がなくなったので夕方に買い物に出る。イトーヨーカドーはものすごく混んでいた。

* 1月1日()

初春のご挨拶を申し上げます。本年もよろしくお願いいたします。

今年の抱負を考えていたのですが、平凡に「笑顔を絶やさず」を目指そうと思います。某アイドルの抱負にあやかりました。仕事やプライベートでは個別にいろいろな目標がありますが、全体としては楽しい一年にしたいですね。

金野は「笑う門には福来る」を信じています。笑顔を作ると、ストレスが減るとか、血行が良くなる、癌にかかりにくくなるなどと言われています。金野は学校では苦虫をかみ潰したようなシブイ顔をしていますが(?)、自宅のアパートではひょうきんに楽しく過ごしています。これまでも毎朝、鏡の前で笑顔を作ってきました。…笑われるかもしれませんね。まあ笑ってやってください。

昨日(大晦日)は雪なのでずっと家で作業していました。自宅のPC UNIXのX窓をバージョンアップしたら動作がへんになって設定に苦しめられたり、プリンタの印刷がえらく汚くなったので分解して大掃除したり、新しいソフトを入れて自宅でも計算結果を簡単に可視化ができるようにしたりしていました。充実していたといえば充実していたのかな。

では、今年も楽しく頑張りましょー!!


* 昔の日記

-> 2004年, 2003年, 2002年, 2000年, 1999年, 1998年, 1997年以前

2001年1月〜2002年5月の日記はありません。


<- トップページ
工学院大学機械工学科流体研

リンクはご自由に。でもメールをくれると嬉しいな。

金野 祥久  konno@researchers.jp

Last modified: Sat Dec 31 09:02:00 JST 2005