[Diary]1999年

「近況」のページに書いていたことの、1999年の分です。


1999年

* 12月28日(火)

それなりに忙しく師走が過ぎて行きましたが、今年の出勤も今日で終わりの予定です。来年も良い年でありますように。

* 12月17日(金)

文部省がセンター試験の「資格試験」化を検討しているそうです。「成績が一定水準なら、後は学力試験以外で合否を決める」といったやり方を議論するのだそうです。他の報道を見聞きしていて感じることは、私が受験した頃と比べて、最近は相対的に大学に入りやすくなってきているようですね。つまり以前の水準よりも成績の悪い学生がたくさん入学してくる。卒業生の水準を維持するためには、当然ながら大学での教育にかかる負担が増えるわけで、大学職員としては不安です。

* 12月16日(木)

助手に採用されてからやっと1ヶ月が経過した。短いような長いような…。朝9 時に来る生活も、遅刻なく何とか続いています。

* 12月7日(火)

祝 トップページへのアクセス10,000人達成!!

ご覧になってくださった皆様、ありがとうございます。内容が内容なので毎日頻繁にアクセスがあるようなページではありませんが、おかげさまでおよそ3 年で、10,000アクセスを記録いたしました。ちょっと感動してます。

アメリカズカップの予選にあたるルイヴィトン杯で、日本艇《韋駄天》が頑張っているらしい。ラウンド3に入って無傷の4連勝。なかなかやるな。

->America's Cup 2000
->Louis Vitton Cup
->NIPPON CHALLENGE OFFICIAL WEBSITE

余談だがAmerica's Cupのページの方のレースライブ中継は、CompaqのサービスでRealPlayerで行っている。Louis Vitton CupのページではHPがJavaを使って行っている。張り合ってますねぇ。

* 11月30日(火)

昨夜のNHK「クローズアップ現代」では、2,000年問題対策を扱っていた。途中から見たので曖昧だがひとつ気になったのが、年号の下2桁を結局そのまま扱っている点。if 下2桁 < 75 then 2000年代 else 1900年代 endif というプログラムになっていた。番組の中では和暦(平成11年とか)との絡みで問題が発生することがあるとレポートしていたが、その前にこのような安易な対策でいいの? それともそうするしかないの? なんか不安だなぁ。まぁ要するに25年以上前の伝票を扱うことはないだろう、という発想なんだろうから、たいていの場合にはうまく行くんだろうが…。

* 11月29日(月)

「FA宣言し阪神移籍かオリックス残留かで注目されていた星野伸之投手(33)が 28日、大阪市内のホテルで会見し阪神移籍を正式に表明した」そうだ。星野の投球は大好きで、TVで見る機会が増えることは大歓迎。ガンバレ星野!!

* 11月26日(金)

Alphaマシンに入れるLinux配布元を、RedHatからDebianに乗り換えた。昨日、何とかインストールを終わらせ、今日から設定である。FreeBSDの簡単さに慣れている身としては、RedHatにせよDebianにせよ、どうもインストールや設定が面倒でいけない。Debianのほうはviすらうまく動かずに不安である。パッケージの管理は、最初は戸惑ったものの全体によく出来ていて助かったが…。

* 11月24日(水)

この「近況」(日記)のページはその日の夜ではなく、朝に書かれることが多いので書き記しておきます。今は午前9時半になるところです。

野球に続き、大相撲吸収場所が終わり、サッカーも大詰めです。まだバレーボールをやっていますが、この季節は全体にテレビ観戦できるスポーツがだんだん減ってきて残念です。冬はお勉強の季節ということでしょうか。

* 11月19日(金)

以前、DEC(現Compaq)のAlphaマシンで動かすOSを、Windows NTからLinuxなどのUNIX系OSに移行しようとしていると書いた。昨日、ついにあるマシンの Windows NTパーティションを消して、Linuxをインストールした。昨日の時点では知識不足で、ログインプロンプトが出るまでには至らなかったが、今朝改めてブートローダ(MILO)まわりの情報を調べ直し、ブートに成功した。インストールしたばかりの生の状態で何も設定していないが、rootがログインすることはできるようになった。よしよし。

それにしてもRedHat Linuxって、余計な利用者コマンドがいっぱい入っているくせにAMDが標準では入っていないってどういうこと? "Workstation"でインストールしたからかなぁ。FreeBSDのほうが、特にネットワークインストールのしやすさ、設定の簡単さという点では、ずっと優れていますね。

ついでに。

->Compaq が非営利目的での利用に対し、Tru64 UNIX V5.0をライセンス

* 11月18日(木)

流体研では、卒業研究のレベルでも何らかのプログラミングを要する。数値計算で論文を書く連中(主に氷組)はもちろんだが、実験で論文を書く場合にも、たいていは何らかのデータ処理をする必要があるので、プログラムを書く必要に迫られる。しかし、おそらく学部の授業を受けなかったか、受けたとしても危機感が足りなかったのだろう、プログラムの書き方を知らない卒論生が配属されることが増えてきた。研究室に以前からあるプログラムを、以前と同じ計算条件で走らせることすら、四苦八苦している。ウェブでエッチな画像を探すことはできるくせにどうなっているんだろう。

流体研に代々伝わる数値計算プログラムは、何せ歴史あるプログラムだけに、 FORTRAN 77で書かれている。2,000年を迎えるにあたり、より初心者に習得しやすいシステムに作り替えるべきなのかもしれないと思っていた。ちなみに私自身が作った数値計算プログラムはC++で書かれている。プログラムのエラーを発見しやすくバグを出しにくいという点では、F77より多少はましだろうか。しかし習得しやすいとは言えないだろう。

というわけで以前から数式処理システムや数値計算言語に興味を持っており、特にMathWorks社のMATLABと、その互換システムであるOctaveは使ってみたいと思っていた。やっと最近、Octaveを手元のマシンにインストールし、評価しはじめた。Octaveのウェブページには、以下のような開発動機が書いてある。

There were still some people who said that we should just be using Fortran instead, because it is the computer language of engineering, but every time we had tried that, the students spent far too much time trying to figure out why their Fortran code failed and not enough time learning about chemical engineering. We believed that with an interactive environment like Octave, most students would be able to pick up the basics quickly, and begin using it confidently in just a few hours.

研究内容によっては、数時間から数10時間に渡って計算機を回し続ける必要もあり、その場合は計算効率が最重要課題だから、Octaveのようなシステム向きではないだろう。しかしたとえば2次元翼の性能計算のようにそれほど重くない計算や実験データの処理などには、F77のようなコンパイル言語の効率よりも、習得が速くデバッグが容易で、結果のグラフ化(可視化)もサポートしてくれるOctaveのほうが優れているように思われる。

* 11月17日(水)

ニュースを見ていたら、中学(だったかな?)教諭が買春行為で逮捕されていた。その「買春」だが、私は「ばいしゅん」だと思っていたし、かな漢字変換でもこれで変換されるのだが、ニュースでは「かいしゅん」と言っていた。たぶん売る方の売春と区別するために言い方を変えているんだろうが、なんだかなぁ。

自分がいくらお給料を貰えるのか知らなくて、昨夕、ウェブで調べたら、ちゃんと載っていた(!)。といってももちろん、金野の給料はいくらと書いてあるわけではない。大学助手(文部教官教育職(一)2級)の1999年の棒給表を載せているウェブページがいくつか見つかったのだ。私が見たのは人事院勧告の段階のものだが、まぁたいして変わらないだろう。

あ、ここを読んで「よっしゃ俺も調べたろ」と思った方いますか? 教育職(一) 2級という情報だけでは不十分で、何号棒が給されているかを知らないと調べられません。私の場合は…秘密です(^^;;)。自分で想像していたよりはたくさん貰えるようなのでほっとしています。

* 11月16日(火)

本日付で東大助手を拝命した。やっと就職できたわけだが、そのまま東大の先生(講師以上)になるわけではない。うちの学科はいわゆる生え抜きの先生は採らない方針なので、私の場合も次の就職先が決まるまでということになる。給料を貰うこともあり、また研究活動がそのまま就職活動に結び付くので、これからは今まで以上に結果を出していかなければならない。

さて今日ウェブで調べものをしていて、「マルファン症候群」という病気があるのを知ってちょっとショックを受けている。これは染色体異常によって発生する病気で、いろいろな症状が出るのだが、骨格の面では背が高くやせた体格、長い手足と指とつま先、曲がった背骨などの症状が出るそうだ。

実は以前、この条件に該当する女性に会ったことがある。背が私よりも高くて、すらっとしていて美人だったのだが、猫背なのが気になって、背筋をしゃんとした方がきれいに見えるよなどとのんきなことを言っていたのを思い出す。今だったらセクハラとか言われるだろうか? しかしそれ以前に、それが病気による症状だったとしたら…もちろんそうではないかもしれず、確信は全くないのだが…悪いことを言っていたのかもしれない。背の高い女の子は、小さい子の方が可愛いと感じて背を低く見せようとする場合があり、そのために猫背になる子も多い。それをもったいないと感じて上のようなことを言っていたのだが、安易な気持ちで他人の身体的特徴についてあれこれ言ってはいけないということなのだろう。自戒しなければ。

なおマルファン症候群は骨格のみの病気ではなく、体の多くの器官に影響が出るほか、人によって症状に差があるそうだ。詳細は以下のリンクにある。

->マルファンネットワーク・ジャパン
->National Marfan Foundation(米国、英語)

ところでなぜこのマルファン症候群を知ったかというと、1986年に亡くなったバレーボール選手、ハイマンのことを調べていて見つけたのだ。当時88連勝中と無敵だった日立バレー部の連勝を止めたダイエーのエースアタッカーだったのだが、その日立に勝った試合の途中で倒れ、病院に運ばれたが、そのまま帰らぬ人となった。当然ながら当時のニュースや新聞で大きく報じられた。最近、ワールドカップバレーボールをやっているのを見ていて、そういえば昔そういうことがあったなと調べてみたところ、このハイマン選手がマルファン症候群で、死因はこの病気の主症状のひとつである循環器系の障害だったそうだ。

話は変わるが、あるメディアを見ていて「意外と」を「以外と」と書く誤用に気づいた。規模は小さいが一応マスメディアのコンテンツだったので、がっかりした。こういうのって気を遣わないのかなぁ。私の書く日本語も怪しいところがあるだろうから、偉そうなことは言えないのだが。

* 11月9日(火)

昨日書いた「レガシーフリー」に補足。フロッピーディスクドライブは、そもそも「無い」らしい。またHPが売り出すレガシーフリーPCは、本体の箱を開くことができないそうだ。家電製品のような扱いのPCを売り出すことを考えているみたいですね。コンパックの方は調べていません。

これまでこの「近況」欄に対するご感想、ご質問をメールでいただくことがなかったので、まぁ誰も読んでいないんだろうと勝手に決めつけて、けっこうやばいことを書いてみますが…、

最近、性の乱れが話題になります。特に女性の場合に話題になるようです。何であんなに目くじらを立てるのかよく分からないのですが、私が最近考えたことを書いてみます。昔、たとえば江戸時代ぐらいだと、女性が第2次性徴を迎えるのは10代後半ぐらいでした。で、結婚するのがほぼ同じ時期でした。20歳を過ぎると年増と言われた時代です。つまり、100年ほど前の平均的な女性は、性的に成熟してからさほど間を置かずに、結婚して安定した性行為を営むことができたと考えられます(ちなみに明治維新は1868年)。"安定した"と書きましたが、これは社会倫理上の問題とならないとか、安全性が高いとか、恒常的に得られるとかいう意味合いです。

現在、平均的な女性が性的に成熟するのは10代前半です。性的に成熟する、という言葉の定義は曖昧にしておきますが、まぁ意図は分かっていただけると思います。ところで結婚する年齢は、すでにその平均が20歳代後半になっています。つまり現在の女性は、性的に成熟してから結婚して安定した性行為を営むことができるまでに、ざっと10年間の期間があるわけです。その間、ちまたに性的好奇心をあおる情報がたくさんある社会の中で、性的欲求を押さえて生活することを求められています。

…無理があると思いません?

わずか100年の間に、女性が(あるいは、人類が)大きく進化したとは思えません。10代後半から20代前半の女性が性行為に興味を持ち、いろいろ試してみようとするのは、私は自然なことだと感じています。しかし現在の社会は女性に忍耐を求めている。私はそれは現実的ではなく、歪みが出るはずだと考えます。

かといって、女性が安易で不安定な性行為に走るのを黙認する気にはとてもなれないほど、社会には危険な要素がたくさんあります。分かりやすい例では、性病などの性行為で感染する病気があります。妊娠中絶による健康上の問題や、性の商品化なども懸念されます。要するにトラブルに巻き込まれる可能性が高いということです。

現在の社会構造を何とかして、この問題を解決することは、私は無理だと思います。今後、女性にも高い教養が求められるようになるでしょうから、高い教育が必要となるので、結婚年齢が今より若くなるとは考えにくい。性的に成熟する年齢も、おそらく大きくは変わらない。かといって、じゃぁ10代後半から 20代前半の未婚女性に、安定した安全な性行為を提供できるとも思えない。まぁどうせ、10代後半の女性の性的欲求を満たすように家庭や学校、地方自治体が何らかの「サービス」を提供する、などということは絶対にあり得ないわけですからね。

こうなると、自己責任とか自己防衛とかいう言葉を引っ張り出してきて、責任を女姓自身に押し付けるしかないみたいです。私は他に、有効そうな手だてを思いつきません。このためには、中等教育程度の段階で性行為の「リスク」を正しく、詳しく教育する必要があるでしょう。

皆さんはどう思われますか?

* 11月8日(月)

金曜日の夕方に、久しぶりに駒場に行った。工学部丁友会のイベントに参加するためだが、93年の2月以来のはずだから、6年半ぶりということになる。いやぁ懐かしかったねぇ。生協書籍部のお姉さんが変わっていなかったのにはちょっと感動した。

CompaqとHPから「レガシーフリー」PCが発売されるそうだ。レガシーフリーとはLegacy I/O、つまりISAバスの時代から受け継いでいる入出力を捨てたということで、そのかわりにキーボード、マウス、シリアル、パラレルなど、マシンの後ろに付いている入出力はすべてUSBに一本化されるらしい。フロッピーディスクがどうなるのかは分からないが、これはスーパーディスクのように IDE接続になるのかな?

* 11月5日(金)

最近読んだ記事より抜粋。

メディア調査会社の米Nielsenと米Netratingsの共同調査によれば,Eコマース・サイト上位109社のホームページにおける,ユーザの平均待ち時間は28秒に達する。Eコマース業界には最近「8秒ルール」という言葉が生まれたが,これは「8秒以上待たされたユーザはページを切り替えてしまう」という意味である。 Eコマース業者らは,「関心をひくホームページを作ろうとするとユーザが逃げる」というジレンマに陥っている。

* 11月2日(火)

Compaqが正式にAlphaシステム上のWindows NT製品の開発終了を表明した、との文書が届けられた。Windows NT V4.0 SP6が最後のバージョンになる。以前からこの話はちらほら聞こえてきており、流体研にもAlphaチップを載せた、いわゆるパーソナルスーパーコンピュータがあり、その動向は気になっていた。

Windows NT 4.0はどうもいろいろと面倒な点が多く、NT関連の管理はいつも松沢君に任せきりだった。NT 4.0を最後に開発が進まなくなるのなら、将来は尻すぼみになるのは明らかだから、Linuxへの乗り換えを検討した方が、管理者にとっても利用者にとっても良さそうだ。

この事態に対応するため、というわけでもないだろうが、CompaqはDigital FortranコンパイラなどをLinuxプラットフォーム向けに移植している。

これまでAlphaシステム上でWinNTを使ってきたのは、Fortranコンパイラを使うためといってよい。旧DECが開発したFortranは、当然ながらAlphaチップ向けの最適化が強力で、高速な数値計算能力を必要とする研究には欠かせなかった。だからDEC純正のFortranコンパイラが動くプラットフォーム、という基準でNTを選んでいたわけ。LinuxでCompaq Fortranが動くとなればもはやWinNTにこだわる必要はないわけだから、もちろん、真剣に乗り換えを検討している。

* 11月1日(月)

予定外の飲み会が入ってちょっと酔っている。

* 10月28日(木)

昨夜は論文の製本準備のために徹夜した。泥縄だなぁ。でも間に合ってよかった。

Windows 2000が、2月に出るらしい。この言い方だとどうもピンと来ないのだが、要するにWindows NTのバージョン5.0に相当するものだ。NTの出荷が遅れに遅れているのは有名だが、どれぐらい遅れているのかは実はよく知らなかった。今日読んだ記事によると、

1997年6月,Steve Ballmer氏は,MicrosoftがWindows 2000(当時はWindows NTと呼ばれていた)を「約1年後に」リリースすると語った。

その1年後,何も起こらなかった。

そして1998年6月,Ballmer氏はこう語った。「来年初めにNT 5.0をリリースできると真剣に考えている」

これもまた夢物語に終わった。

だそうだ。つまり1998年には出るはずだったのか。

* 10月26日(火)

学位授与証明書を取ることに成功した。つまり博士(工学)の学位が取れていたということ。よかったよかった。学位記もそのうち貰えるらしい。

Socket8(Pentium Proのソケット)→Socket370(Cerelon)への変換アダプタが発売されるそうだ。自宅のPCはPentium Proを使っているので、おおっこれはと思って調べてみたが、残念ながら約5万円と値段が高かった。この値段ならCPU とマザーボードを買い換えられるから、下駄を買う意味がない。

自宅のPCはちょうどMMX Pentiumが出始めの頃に買ったもので、MMXに対応していないPentium Proが値崩れしていたので比較的安かった。たしか97年3月だったと思う。買ってからずいぶん経っているような気でいたが、まだ2年半ほどしか使っていないのか…。しかしCPUの能力には、今でもさほど不満がない。それほどバリバリ使っていないからだろう。本当に買い換えたいのはグラフィックスカードで、VoodooなりRiva TNTなりの3Dに対応しているものがほしい (3Dカードを何に使うのかは聞かないように ^^;;)。しかしグラフィックスカードを買うならAGP対応のものにしたいし、そうするにはマザーボードを買い換えなければならないし、だとすると…と来て、いまはどのCPUに対応したマザーボードを買おうかと考えているところである。すぐに買おうという話ではないので、じっくり考えるつもりだ。

ところで最近、うちの学科で購入するコピー用紙が100%再生紙になった。これが資源の保全にどれほど貢献しているのかはよく分からないが、見かけは明らかに変わり、以前のものよりもずっと黒っぽくなった。実はうちの学科では、今年度はじめにも昨年度まで使っていたコピー用紙から、再生原料率の高い紙に切り替えていた。そのときは紙がわずかに赤っぽくなったのに気づいていたが、今回の変化はそのときよりずっと分かりやすい。「いかにも再生紙」という、見るからに質の悪そうな色である。今まで良い紙を使ってたんだなぁ。

ちなみに漂白した紙はダイオキシンの発生源となることが知られている。

ちょっと不安なのが、紙の質が悪いという印象が強いためつい安心してコピーを取りすぎたり、余分に印刷したりすること。紙の質を落とした意味をよく考えなければ。

* 10月6日(水)

篠原涼子が宣伝しているグンゼの"BODY WILD"というシリーズの下着があるのだが、これのボクサーパンツ…前閉じの、形はトランクスだけど、ブリーフのように締め付けるやつ…を試してみた。大学に入った頃から今までずっとトランクスを愛用していたので、ちょっと違和感があるが、けっこういいかも。

->グンゼ株式会社

* 10月5日(火)

9月いっぱいで長かった学生生活に区切りをつけ、10月からプータローの身となった。研究室には居候として置いてもらっている。多謝。

10月に入ってめっきり涼しくなった。先週まではTシャツに半ズボンで過ごしていたのだが、今週からは長袖のシャツとジーンズに戻った。

SPEEDが3月末で解散するそうだ。

* 9月27日(月)

先週末の24日(金)に博士論文の審査を兼ねた公開発表会があった。計測機器に関連した質問が多かったこともあり、何とか乗り切って審査を終えた。

発表が終わったら、うれしかったりほっとしたり充実感があったりするのだろうかと思っていたが、不思議なことに特別の感慨は湧いてこなかった。論文の提出が7月19日で、それから2ヶ月以上が経っているからだろう。卒論や修論のときには、提出して、すぐにプレゼンテーションの準備に入って、1週間後には発表だったから、忙しい時期が集中しているので、終わるとほっとするんじゃないかな。

その後、個人的事情で健康診断を受け…健康だったらしい…夕方からはキャビタンで飲み会。いやはや。

ここまでが金曜日の話。土曜日は昼過ぎまで爆睡していた。夕方におもむろに起き上がり、ちょっとゲームをして、ダイエーの優勝のシーンを見て、風呂に入って、洗濯をして、夜にはまた睡魔が襲ってきて、ぐっすり眠った。日曜日はまた昼過ぎまで寝ていて、午後には学校に来て残務処理。

* 9月13日(月)

祝 トップページへのアクセス9,000人達成!!

近況を書くのをサボっていた。今月の末に論文の審査があるので、今は主に論文の修正と改善に取り組んでいる、ことにしておく。実際は…、ははは、ちょっと不真面目かもしれない。7月に論文を提出したのだが、そのときの追い込みが忙しかったせいかその反動が来て、8月の前半は仕事にならなかった。8月後半からだんだんエンジンを回しはじめているところだ。

* 7月27日(火)

今日は昨日にもまして暑かった。でも夕方には風が吹きはじめていくらか涼しくなった。

土日は泊まり込みで論文を直していた。昨夜は帰る予定だったのだが、画像データを処理するプログラムのバグを探して、結局泊まり込んでしまったた。論文に使うデータに直接関わるプログラムなので重要だし、時間がなくて焦っていたから。あれこれいじり回した挙げ句、昨夜は結局分からずにギブアップして就寝。今朝起きて、研究室のベッドの上で3分ぐらい考えて、心当たった。急いでパソコンに火を入れて確認したら、ビンゴ! 大当たり。…ま、バグを見つけるときっていうのはこんなもんさ。

* 7月26日(月)

いい天気だ。今日も一日暑そうだ。

Yahoo! ニュースより: 東北大、皮膚センサーを開発(日刊工業新聞)

東北大学大学院工学研究科の田中真美助手らは東北大学付属病院皮膚科と共同で、皮膚の表面を軽く擦(こす)るだけで異常を検知する「皮膚粗さ計測用センサー」を開発した。

高分子圧電フィルム利用の感覚センサーで、医師の経験や勘による触診に頼る皮膚状態の観察を客観的に評価する技術となる。

収集データを医師と患者間で電子メールなどでやりとりできれば皮膚病などの遠隔治療実現の可能性にもつながる。

このセンサーは高分子圧電材料であるポリフッ化ビニリデンフィルム(PVDF)を使用。

センサシング原理は歪みや変形が起こるとPVDFが電圧を発生するのを利用する。

同付属病院との実験ではアトピー性皮膚炎の患者と健康な皮膚を90%以上識別できた。

センサーは円柱のアルミパイプ(長さ15ミリ、外径9ミリメートル)にスポンジやガーゼなどとPVDFを巻き、同時に電極も張り付ける。

[日刊工業新聞社1999年7月26日]

* 7月25日(日)

論文の直しが終わらず、昨日から研究室に泊まり込んでいる。時間をかけたい部分はたくさんあるのだがそうもいかないので、限られた時間でできることに絞り込んでいる。

今日はきれいに晴れて青空がきれいだが、風が強めだ。まぁおかげで涼しいとも言える。今は昼の2時だが、クーラーをつけずに窓を開け放っている。

* 7月22日(木)

昼間はいい天気だったのだが、いま(午後3時半)にひどい夕立と雷がはじまった。きのうもそうだったけど、うーん夏だねぇ。

* 7月21日(水)

夕方から大雨。いったん大雨洪水警報が出たし、この大雨が原因での事故もあったようだ。新幹線もいったん止まったらしい。

19日(月)に、何とか論文を提出した。昨日の海の日は、ほとんど寝て過ごした。今日は研究会があったが、それが終わった後、やっと散髪に行った。3、4ヵ月放っておいたことになるのかなぁ。髪もひげもボウボウだったが、すっきりした。

論文を提出したからといってこれで終わりではない。むしろこれからがたいへんになる。審査を潜り抜けられるか?

* 7月17日(土)

論文のある章にずっと時間を取られていて、さっぱり進まず焦るばかり。なかなか思うようには行かないものだ。画像解析用の新しいプログラムも書かなければならない。いや実際は「画像解析」というほどのものではないのだが、プログラムを書いて処理しないとやってられないぐらいの内容ということだ。

スペイン語には男性形と女性形があるはずで、たとえば友だちは、男だったらアミーゴ、女だったらアミーガである。Amigaという昔のパソコンがあるが、あれはガールフレンドという意味なわけだ。これを知っていると、鈴木あみが「あみーご」と呼ばれているのにとても違和感を感じる。今週号のヤングジャンプの表紙にそう書いてあるのだが、…女だよなぁ…。うーむいかにも日本 (語)的。

* 7月15日(木)

今日は一日いい天気だった。布団が干せた。

論文の方はなかなか思うように進まない。焦るばかり。うわぁぁぁぁぁ…。

グラフは引退報道を否定したそうな。どうなってるんでしょう?

* 7月14日(水)

今日も雨だが、昨日にくらべてずっと小降りで、空も明るい。昨夜はひどかったからなぁ。泊まり込んでいる人間には関係ないけどさ。

* 7月13日(火)

今日も雨。梅雨未だ明けず。

工・化学系の図書館(工学部5号館)に行ったのだが、あの建物は何ともぼろい印象で、駒場の頃を思い出した。ただし図書館は充実していた。

広島は佐々岡で負けて(!)、球団ワースト記録の13連敗だそうだ。何とまぁ。

シュテフィ・グラフ、今季限りでツアーから引退を表明。 かつて無敵を誇った女子テニス界のヒロインが引退するというのは、何とも言えない感慨があります。彼女は嫌になるぐらい強かったし、今でも強い。残念です。

* 7月12日(月)

やばい、風邪をひいたかも。頭が痛い。

今日もちょっとだけ図書館巡り(機械→環境)。

* 7月11日(日)

この期に及んで完全休養してしまった!! だって学校に行こうとすると、急に雨が強くなるんだもん。

広島が何と12連敗。現在最下位。どうしちゃったんでしょう。

* 7月9日(金)

論文の締め切りが迫り、さすがに焦ってきた。今日は午後から図書館回り。うちの学科図書室の斎田さんの話では、特に博士論文の提出直前に、あわてて図書館に来てたくさん文献をコピーしていく人は多いらしい。私もそのパターンというわけだ。文献をたくさん参照すればいい論文になるわけではないのだが、まぁ最低限のことはしておかないと。一部の入手しづらい文献を除き、文献の孫参照、つまり読んでいないのに参照することはしないようにしている。

はじめて工学部1号館に入り、3号館や7号館とのあまりの違いにちょっと羨望を覚えつつ、建築と社会基盤の図書室をハシゴして文献をコピーした。その足で航空の図書室に回り、ここでもたくさんコピーして、…ここまででかなりへばって、いったん研究室にかえって休んだ(^^;;;;;;)。体力無いなぁ。ジャーナルは分厚い本になるので、あれをコピーするのはけっこう腰に来るんだよ。

さらにその後、電気の図書館でたくさんコピーしてから、我が環境海洋の図書館で締めた。これだけで半日潰れた。

* 7月8日(木)

天気はいいけど、ちょっと風が強いかな。

ここのところずっと、ひたすら論文を仕上げるために作業しているわけだが、その過程で必要に迫られて、いくつかフリーソフトウェアをインストールし、 Perlのスクリプトを書き、Cのプログラムを書き、LaTeXのパッケージを漁り、または自分でスタイルファイルを書き、jBiBTeXのスタイルファイルを書いた。そのうちにきちんとまとめることにして、ここに備忘録を載せておく。

たぶんこのあともいろいろ入れるだろう。簡単な統計解析をするだろうから、そのためのソフトウェアがほしい。まぁExcelでもできるんだろうなぁ。

* 7月7日(水)

谷川、棋聖復位。(将棋)

* 7月3日(土)

朝から雨。今は朝の8時だが、つい数分前までざあざあ降っていた。今は小康状態のようだ。

昨夕、川並が博士論文を印刷したのだが、Adobe PageMakerからのカラー印刷が非常に遅く、4時間以上かかっていた。ここまで遅いとはどういうことだろうか。マシンの問題、プリンタの問題などいろいろな理由が考えられるだろうが、総合的に「ドキュメント印刷システム」として考えると、それは実用レベルとは程遠い。自分はLaTeXをずっと使っているが、結局、これが一番使いやすい。

いずれにせよ、論文印刷のために時間の余裕を持つ必要がありそうだ。

* 6月28日(月)

博士論文の執筆に追われ、ここ1ヶ月、ほぼまったく将棋を指していなかったが、昨日つい2局も指してしまった。論文の方はまだ課題山積だ。散髪にも行きたいのだが…。

e-businessとかePaperとか、e-…という接頭辞が一種の流行り言葉のように、コンピュータ業界で多用されている。私は性格があまのじゃくなせいか、どうもこの手の流行り言葉が好きではないというか、カッコ悪い印象を受ける。

* 6月25日(金)

大台突入!!

* 6月19日(土)

やっと梅雨らしい天気になってきた。論文書き。進まない。

* 6月17日(木)

佐藤名人、防衛(将棋)

祝 トップページへのアクセス8,000人達成!!

アクセス数は1ヶ月あたり400〜500人ぐらいか。内容が内容だけに、まぁこんなものだろう。研究テーマのページを、もっと充実させないといけないのだが、今はそれどころではない。

昨夜のテレビ朝日「トゥナイト2」で紹介されていたネットアイドルのページの人気はすさまじい。「ネットアイドル」と呼ばれる最低条件は1日100ヒット以上だそうで、紹介された子のページのアクセスは1日2,000ヒット以上(だったかな?)、通算90万ヒットを越えていた。はぁぁぁぁ、すさまじいですねぇ。うらやましいですねぇ。ネットアイドルのページの人気(アクセス数)を保つ最低条件は「毎日欠かさず更新すること」だそうです。

金野のページは毎日更新しても、アクセスが増えたりはしないんだろうなぁ。内容が専門的で、たくさんの人に見てもらうページじゃないからねぇ。

* 6月14日(月)

五月祭やオープンラボ(学科公開)の関連でページの更新はまめにやっているが、研究はなかなか進まず、特にここ1、2週間はちょっと中だるみ気味だ。気合いを入れないといかん。

6月のはじめ頃に、自宅のPCのCD-ROMドライブが壊れたので、土曜日に秋葉原に行って代替品を買ってきた。CD-ROMドライブも、すっかり安くなった。何件か回った挙げ句、ソフマップでAOpenの40倍速のドライブを買ったのだが、およそ6,000円だった。AOpenを選択したのは動作音が静かだと聞いたから。試してみたところ、たしかに以前のドライブ(3年ほど前のもので、パイオニア製) よりはずっと静かだった。しかしファンが回る音のような風切り音が響く。あれはCDが回っている音なのだろうか? 何せ40倍速ですからねぇ。

* 5月24日(月)

祝 英語版トップページへのアクセス1,000人達成!!

ここしばらくカウンタのチェックを怠っていたので、他のページのアクセス数がどうなっているのかちゃんと把握していなかった。ページ内容の更新も、ボチボチやっているのだが、ページの新設や大改装などはない。

* 5月5日(水)

連休中も学校に来ている。論文を出すまでは安心して休めない。今日は実にいい天気だった。昨夜の嵐が嘘のよう。

根津神社では、恒例のつつじ祭りが行われていた。

* 4月26日(月)

およそ10日ほど、法事など個人的事情で休んでいた。今日から復帰。メールが 500通もたまっていて閉口した。

* 4月8日(木)

さいきん忙しかったので、あちこちに義理を欠いた。やり残した仕事もいっぱいある。今日はそれを片付けることになりそうだ。

* 4月7日(水)

祝 トップページへのアクセス7,000人達成!!

* 4月4日(日)

祝 「Solaris2と戦う」へのアクセス11,000人達成!!  ペースが早いのはFind'X効果だろうか。Find'Xに紹介されたのを意識して、ページの改訂を進めている。ちょっとプレッシャーかな。

* 4月2日(金)

祝 「PGPLOTでグラフを描く」へのアクセス3,000人達成!!

昨日から立ち上がった日経BP, Find'Xの、オペレーティングシステム→Solaris→管理・開発のカテゴリーに、私のページが登録されています。何と「厳選お薦めサイト」の☆マークが付いていました。プリンタ関係のページが評価されたようです。ありがたいことです。

* 3月24日(水)

祝 「みんなでプリンタを使おう(Solaris編)」へのアクセス10,000人達成!! (あれ、いつの間に… ^^;;)

このページとしたの2つは、アクセスが多いページではありましたが、それにしてもうれしいことです。みなさんの役に立っていればいいのですが。

さてこのページも長くて大きなページになってきたので、思い切って古い部分を別ページに分けました。このページへのアクセスは集計していないので把握していませんが、古いページを見たい人なんていないんじゃないかな…。まぁ、筆者のための意味で、このページのてっぺんから、いちおうリンクを張っておきます。

* 3月15日(月)

祝 「Solaris2と戦う」へのアクセス10,000人達成!!

祝 「みんなでプリンタを使おう(BSD編)」へのアクセス11,000人達成!!

12日(金)の朝に、インドネシアから帰ってきました。そのあと数日は事後処理などで忙しく、たくさんたまっていたメールは今日やっと処理しました。ウェブのアクセスカウンタの増加も、インドネシアに行っている間のことと思いますが、それが何日だったかのチェックはしません。それにしても「Solaris2と戦う」のページへのアクセスが、プリンタBSD編に続いて10,000人を突破したのはうれしいことです。

それはさておき、最近よく聞くようになったNTT DoCoMoのサービス「iモード」。金野のページもこれに対応させられないかなぁと思って調べたのですが、なに、 2Kバイト以内のページじゃないとだめだって? それはないでしょうそれは…。 SJISに直せばいいというものではないらしい。まぁ私自身が携帯電話を持つ気がないので、iモードに対応しようと四苦八苦するのは馬鹿馬鹿しいですが、簡単に対応できるなら対応させよう、ぐらいのことは考えていました。まぁねぇ、携帯電話でウェブを見ようってんだから制約が厳しいのは当然だわねぇ。しょうがない、あきらめます。

* 3月14日(日)

友人と映画のハシゴ。「メリーに首ったけ」と「ガメラ3」。前者はどうもあまり好みではなかった。

ガメラのシリーズは、個人的にゴジラやモスラのシリーズよりもお気に入りである。というのは、ゴジラの方はメカゴジラに代表されるような、えらく非科学的な"兵器"がたくさん出てくるうえ、タイムスリップすることもある。そのくせ中途半端に科学的なふりをするのが気に入らないのだ。あれだけたくさん人を殺した(はずの)ゴジラに対して、妙に動物愛護めいた扱いをするのも釈然としない。「ゴジラv.s.ビオランテ」ぐらいまでは、そんなことなかったんだけどなぁ。

その点、ガメラの世界観は腑に落ちやすい。ガメラとギャオスのまわり以外は、現在の日本の状況そのままだからだ。たとえばガメラやギャオスを攻撃するときは、自衛隊がF15で飛んでいってミサイルを撃つし、地上からはTANSAMやパトリオットで攻撃する。ガメラはギャオスとの戦いの過程で、周囲に被害をおよぼしたり人を殺すこともあり、そのせいでガメラを恨んでいる人もいる(というのが「ガメラ3」の重要な背景になっている)。というわけで、あまりお子様向けではないかもしれないが、私は気に入っている。

それにしても、特撮技術は進歩したんだねぇ。昔のシリーズのガメラはもちろんだけど、新しいシリーズになって最初のガメラと比べても、映像の迫力は段違いだ。

* 3月12日(金)

朝早くに、インドネシアから帰ってきた。午後には加藤先生の最終講義。

さて、私はバリ島の真ん中へんのBedugulというところに行きました。ここはインドネシアの中では避暑地だそうで、昼間は暑いのですが夜は涼しかった。観光ではなくシンポジウムへの参加が目的とはいえ、楽しい旅をしてきました。詳しくはそのうちに書くかもしれません。

* 3月6日(土)

明日の朝から、インドネシア(バリ島)に行って研究発表をしてきます。で、その発表用のOHPがまだ不完全で、焦っているところです。

FreeBSD-users-jpメーリングリストに、comitterのお一人である浅見氏がおっしゃっていたことで、興味深かった部分を引用します。「最近 Linuxが話題になっていることが我々に影響してくることとして、『最近よく聞く Linuxってどんなんだろう』と試してみた Windowsユーザーが Linuxに満足できなかったときに FreeBSDに流れてくるかもしれない、そういう人たちをどうやって捕まえるか、というのが重要になるかもしれない、…そう言う人がよく挙げることとして『開発体制がカオティックでついていけない』『いろいろディストリビューションがあってよくわからない』というのがあるので我々の方はその辺りは気をつけないといけないな、と思うわけです。」

ここだけ切り出すと真意をゆがめそうだから、補足しておきます。浅見氏は、朝日新聞のインタビューを受けてそれが記事になりました。それの内容が、本人はその気はないのにFreeBSD v.s. Linuxの図式に沿った記事になっていた。これは浅見氏にとって本意でなく、残念なことだ。ただし…という文脈で、上にあげたことをおっしゃっています。Linuxを相手に、たとえばシェアを競うような競争をしようと思っていらっしゃるわけではありません。共存共栄することを意図してのお言葉です。

私も、Linuxの多種多彩な配布単位(ディストリビューション)にはいささか辟易としています。利用者にとってはカーネルが多少異なっても、利用者から見た界面(userlandと言われる部分)が共通なら、どれを選んでもいっしょだということになるわけだが、Linuxの場合はカーネルは同じものを使い(バージョンの違いはあるが)、にもかかわらず利用者界面が、それぞれちょっとずつ異なる。libcライブラリからして、ディストリビューションごとに異なるので、このディストリビューションのライブラリはlibc6(glibc2)かな、何かな? と調べる。ただし、これはだんだん共通になる方向に動いている、という印象があります。たとえばlibcは、最近はたいてい6になっているようです。

FreeBSD、NetBSD、OpenBSDはBSDとしてひとくくりとすると、BSDの配布は3系統ある。商用のBSD/OSも含めれば4系統。これらのOSのuserlandはほぼ同一に見えるが、実際にはそれぞれ微妙に差がある。特にシステム管理手法に違いがある。この差はだんだん縮まる方向に動いてほしいのだが、今どちらに向かっているのかはよく分からない。興味深いところです。

* 3月4日(木)

FreeBSDはMIPSベースのマシンへも移植されるのだろうか? 今日、-currentのソースツリーを更新したところ、lib/libc/mips*というディレクトリ(リポジトリって言うのかな?)が掘られた。中を読んでみると、OpenBSDから(?)MIPSへのポートを取り込んだようだ。おそらくMIPSマシンでも動作するよう、開発が進むのだろう。しかし変更があったのはライブラリのディレクトリだけで、システム関連のディレクトリには何も変化がないから、どうもよく分からない。詳細不明。…まぁ私はMIPSベースのマシンを持っていないので、関係ないや。

* 3月1日(月)

祝 「TeXとCMフォント」へのアクセス5,000人達成!!

このTeXのページは老舗で、dvi2psでCM PSフォントを使う方法を説明したページが他にあまり無かったために、一時期は海外からもアクセスがあった。珍しく英語版のページがあるのはそのためである。最近は、フォントの使い方を説明したページがあちこちにあるが、今でもdvi2psとCM PSフォントの組合わせでの使い方を説明したページは少ない。また、このページもCMフォントの使い方だけでなく、PDFの作り方やxdviの調整方法などの話題を増やしている。

特にTeXに関して、汎用性のある話題のページはもう要らないだろう。そういうネタを扱ったページは、ちょっと探せばあっちこっちにある。xdviの調整方法のように、他のページには書いていないネタを書きたい。

* 2月26日(金)

祝 「FreeBSDによるX端末」へのアクセス1,000人達成!!

* 2月25日(木)

大学受験の日なので学校に行くのをやめて、映画「完全なる飼育」を観た。

* 2月21日(日)

祝 「トップページ」へのアクセス6,000人達成!!

ウェブページの更新は、少しずつ行ってはいますが、さいきんは忙しくて停滞気味です。

* 2月13日(土)

祝 「プリンタを使おう」(BSD編)へのアクセス10,000人達成!!

ついに5桁かぁ。長い道程だったなぁ。あまり一般的じゃない内容で、お客さんの層も限定されると思うけど、それでも人様の役に立っていると信じよう。

* 2月7日(日)

祝 「Solaris2と戦う」へのアクセス9,000人達成!!  ありがたやありがたや。

* 2月2日(火)

祝 「プリンタを使おう (Solaris編)」へのアクセス8,000人達成!!

* 1月21日(木)

"サーバ"について書き始めたのですが、話題がいっぱいあって尽きないので、別のページを立てることにしました。とりあえずFreeBSD関連の話題のサブカテゴリーということにしておきます。

-> サーバとしてのOS、デスクトップ環境としてのOS

* 1月18日(月)

トップのページがごちゃごちゃしているのが、気になり始めた。もっとすっきりしたページに書き換えたい。

研究室のWindows95マシンで、有名なCIHウィルスがボロボロ検出された。こりゃまずい。

* 1月15日(金)

世間的には成人の日。

最近はまっている作家、宮部みゆきが直木賞をとったそうだ。おめでとう。賞をとったから作風が変わるわけではないだろうが、作品を目にする機会は増えるかもしれないと期待している。

* 1月12日(火)

祝 「プリンタを使おう (BSD編)」へのアクセス9,000人達成!   10,000人達成も近そう。

* 1月11日(月)

メモ: MS ExchangeやOutlookが生成するらしい、MIMEタイプ "Application/MS-Tnef" で添付されたファイルから、必要なファイルを取り出す(デコードする)プログラム、 Fentunを見つけた。フリーソフトウェアで、Windows用とLinux用があるようだ。

* 1月5日(火)

祝 「プリンタを使おう (Solaris編)」へのアクセス7,000人達成!!

Windows NT/2000のバージョン別ソースコードライン数(単位: 万行)

バージョン万行
Windows NT 3.16
Windows NT 3.58
Windows NT 3.1110
Windows NT 4.016
Windows NT 5.0(β1)27
Windows NT 5.0(β2)35

月刊アスキー DOS/V Issue 99年2月号より。なお、Windows NT 5.0はWindows 2000 Professionalという名称で出荷されることになったそうです。

* 1月4日(月)

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。


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工学院大学機械工学科流体研

リンクはご自由に。でもメールをくれると嬉しいな。

金野 祥久  konno@researchers.jp

Last modified: Tue Jan 6 14:56:00 JST 2004