烏龍茶
1996年9月の末(当時は大学院生)に、そのころ所属していた研究室の皆と台湾を旅行して来ました。そのときに買った烏龍茶(凍頂烏龍茶)がとてもおいしかったので、以来、烏龍茶を愛飲しています。(もう6年か…。)
あなたはだいたい
人目のお客様です。(2002年6月6日以降)
- 煎れるのが簡単。
- 5〜10煎までおいしく飲める。
- 健康にいい(らしい)。
- 台湾で買った「凍頂烏龍茶」はおいしかった。これがきっかけとなっ
て烏龍茶を探しはじめました。
- 試しに買った大学生協で買った「生協烏龍茶」(500円/300g)はひどか
った。茶を煎れたあとで急須の匂いをかぐと気持ち悪くなる。何杯も
飲むと口の中に渋みが残り、なかなか取れませんでした。この茶葉を
買って飲んだ夜は、寝ていても口の中が渋くて気持ち悪く、夜中に起
き上がってミルクココアで口直しをしました。
- 近所のお茶屋で買った烏龍茶(400円/100g)。これも生協烏龍茶と似た
りよったりの味でした。何であんなに臭い葉っぱを使うんだろう…。
- 藤野研に台
湾から来た研究生、曽さんが持って来た烏龍茶は、香り高く大変おい
しい。さすがに本場の味、なんでしょうかねぇ。
- 団子坂下の「小萩園茶舗」で買い求めた烏龍茶(1,000円/100g)。人の
良さそうなご主人が「高いけどおいしいですよ」というので買ってみ
た。(100円おまけしてくれました。)
飲んでみると確かにおいしい。香りも味も、400円/100gのお茶とは段
違いで、飲んでいて気分が良い。しかし台湾産の烏龍茶と飲み比べる
と、残念ながらいくぶん劣る。台湾の烏龍茶はどうしてあんなにおい
しいんだろう…。
- 営団地下鉄千代田線・根津駅の近くの「今井園」で買い求めた、凍頂
烏龍茶 (1,300円/200g)。"凍頂"と書いてあるからには台湾産なんでし
ょうが、味も香りも台湾で買い求めたものにはかないませんでした。
- その後しばらく中国茶を探していなかったのですが、99年初頭ぐらいから、
東大生協で良質な烏龍茶を安く(100グラム900円で)売るようになりまし
た。千葉県松戸市にある、株式会社ダッシュが輸入販売しているもので
す。その中の「台湾名産 凍頂烏龍茶」を試しましたが、これは美味し
かった。手近に、手頃な値段で、いいお茶を売る店があるというのはあ
りがたいことです。
- 同じく株式会社ダッシュが輸入販売している「台湾名産 白毫烏龍茶」
を試し始めました。白毫はパイハウと読みます。ハーブ茶を(いわゆる)
烏龍茶で割ったような香り、味がします。苦みがないので飲みやすい。
- 2000年6月、
L'EPICIER(レピシエ)の
鉄観音特級(413)をプレゼントとしていただきました。
とてもおいしいです。鉄観音茶の印象が変わりました。
- 2001年以降、
パンダリーフから茶葉を
通信販売で購入しています。
とても気に入っているので、人にも勧めまくっています。
(2005-08-10追記)パンダリーフは2005年8月末で閉店とのことです。
- 2004年以降、無印良品の凍頂烏龍茶をよく飲んでいます。質はまあまあ
というところだと思いますが、何といっても値段が安い。
けっこう気に入っています。
素人の目による烏龍茶の選び方
私は何度も失敗して高い授業料を払いましたので ^^;;
皆さんは気をつけて下さい。
茶葉を買うとき
- 産地で選ぶ。
台湾の烏龍茶はとってもおいしい。中国本土のお茶、特に福建省産とい
うラベルのついたお茶は、いいのも悪いのもあるように思います。
- 値段で選ぶ。悲しいかな、安い茶葉はまずい。
- 色で選ぶ。良い烏龍茶の茶葉は緑色がかっています。(烏龍茶は青茶に
分類されるお茶です。)
アルミホイルの真空パックになっている烏龍茶は、色や質を目で見て
選べないのが難点ですが、そういう烏龍茶はたいてい高い(金がかかっ
ている)ので大はずれは無いと思います。
- 悪い茶葉は、茎の部分がいっぱい入っていることがあります。
買ってから
(手遅れかもしれませんが ^^;;)
- もちろん、味わってみれば分かります。香りも差が出ます。
- 茶を煎れたあと、茶葉の匂いを嗅いでみましょう。悪いお茶だと、ひ
どく嫌な、気持ち悪い匂いがします。これを嗅いだだけで「二度と買
うもんか」と心に誓うこと請け合い :-P
- 烏龍茶は同じ茶葉で5〜10煎のお茶を楽しむことができるのですが、良
い茶葉は、茶を煎れるごとにだんだん葉っぱの形に戻っていきます。
悪いお茶だと、葉っぱの形には戻りません。
烏龍茶のおいしい飲み方はあちこちで解説されているので、裏から入って"まずい"飲み方を伝授しましょう。
- 同じ葉っぱを20回ぐらい使う。(味は出ます。)
- 湿った葉っぱを使う。烏龍茶の茶葉は5〜10煎ぐらい飲めるのですが、
1、2煎目のときに急須の底の方にお湯(お茶)を残したままにしておく
と、それ以降に煎れたお茶はひどい味になります。
- 昨日の夜に使った茶葉を次の日の朝にまた使う。前の晩に一煎しか煎れ
なかった茶葉を次の朝にもう一度煎れてみましたが、これはひどかった。
- ぬるいお湯で煎れるとまずいような気がする。
水質も関係あるようだが詳しく試していません。
- 風邪をひいているときに飲むお茶はまずいような気がする。
(味が分からないだけかなぁ。)
- 中国茶を淹れるときには、茶葉を洗うために日本茶で一煎目にあたるお
茶は捨て、二煎目以降を味わいます。このとき、たっぷりのお湯で洗っ
た方がいいようで、お湯をけちるとまずくなります。
台湾でお茶をいただいたとき、小さい茶碗(おちょこ?)いっぱいいただ
くだけなのにたくさんのお湯を使いましたが、その方が美味しいんです
ね。
いちど水分を吸った茶葉は、時間が経つにつれてどんどん悪く(?)なっていくようです。気をつけましょう。
夏が近付いて来まして、冷たい飲物がほしい今日この頃です。…にはちょっと早いけど、最近は冷たい烏龍茶を作って飲んでいます。めざせ"金の烏龍茶"
- 烏龍茶を入れて冷やすための容器(ビンなど)を用意します。烏龍茶を
空気に晒しておくと色や味が悪くなるので、密閉できるものがいいと
思います。
- 鍋にお湯を湧かします。
私は即席ラーメン用の安物の鍋を使っています。水量の目盛と注ぎ口
がついているので使いやすい。また、黒や茶色の鍋だと茶の色が分か
りづらいので、白っぽい鍋が良いかもしれません。
氷を入れて冷やしたいので、水の量はビンの容積よりちょっと少なめ
にするとよいでしょう。
- (水が沸騰したら、弱火にして5分ほど沸かし続けると、トリハロメタ
ンなどの有害物質が飛んでなくなるそうです。『美味しんぼ』の受け
売りです。)
- 適量の茶葉を鍋に入れます。私は1リットルのお湯に対して大さじ一杯
かそれより少ないぐらいを入れています。ちょっと少なめにした方が
良いみたい。
- 適当にかき混ぜて、2、3分放っておきます。茶葉が開いてお湯が金色
に染まったらOKです。
- 注意1: ちょっと目を離すとすぐにオレンジ
色→茶色に変わってしまいます。鍋の近くでじっと待つ!
(この我慢が出来ないと、後悔するんですよねぇ…。)
- すぐに容器にうつします。容器ごと水につけてお茶を室温程度にまで
冷やします。
- 注意2: 熱湯の入ったガラス容器を冷たい水
に急につけると、容器が割れることがあります。充分に注意し
て下さい。
- 注意3: 鍋ごと水につけて冷やすことが出来
るのでしたら、その方がいいかもしれません。しかし烏龍茶を
長いあいだ空気に晒していると酸化してしまうらしく、金色の
お茶が茶色に濁り、味も落ちます。私はすぐに容器に移して密
閉するようにしています。
- 容器に氷を加えて冷蔵庫に入れ、冷やします。
- 注意4: 冷蔵庫の中は空気の流れがあまり無
いので、お茶が熱いままで冷蔵庫に入れても、なかなか冷えな
いばかりか、冷蔵庫内の他のものも痛めてしまうそうです。
冷蔵庫に入れるのは、室温まで冷えてからにしましょう。
(最近の冷蔵庫は良くできているので、大丈夫みたいですが…。)
烏龍茶の水出しにも挑戦したことがあります。ビンに水と茶葉を入れて、冷蔵庫の中に一晩放っておく、というものです。これもまぁまぁうまくいったのですが、味がきつく、ひどい言い方をすれば薬を飲んでいるように感じました。お湯で出した方が味がまろやかで好きです。
「ろんじんちゃ」と読むそうです。隣の
藤野研に在籍していた、中国からの留学生、朱さんに「実家に帰ったときはおいしいお茶を持って帰って下さいね」とおねだりして、いただきました。朱さんありがとう。
これは烏龍茶とは異なり、発酵させていないお茶だそうです。つまり緑茶の一種ということですね。そのせいでしょうか、日本茶に近い味がしますが、それでもやっぱり中国風です。そしてとてもおいしい。朱さんによると中国でも龍井茶はおいしいと評判だそうです。
写真はデジタルカメラ(Canon QV-100)で撮影した、龍井茶の茶筒です。
私は日本茶(緑茶)も大好きでよく飲みます。ではなぜ烏龍茶のページがあって日本茶のページが無いのかというと、日本茶はさほど努力しなくともおいしい茶葉を手に入れることが出来るからです。
日本茶の茶葉は、冠婚葬祭のお祝い、お返し、引出物などに使われます。そのため高級なお茶を楽しむことが出来ます。特に私の実家(岩手県一関市)の近辺では、お茶を贈答品に使うことが多いらしく、いつもお茶が余っています。
(両親が酒をほとんど飲まないので、酒をもらうことが無いのも理由のひとつかもしれません。)
まぁそういうわけなので、おいしい日本茶の茶葉は特に努力しなくとも手に入ります。残念ながら烏龍茶はそうは行かないので、こんなページが出来上がりました。
日本茶のページは無い、といいながら、ちょっと日本茶の話をしましょう。
小さかったころは、日本茶を飲んでも渋いとか苦いとかしか感じず、おいしいとは思いませんでした。しかし最近は、おいしいお茶を飲むと「あぁ、このお茶は甘いなぁ」と感じるようになりました。頭の中では、日本茶は渋い飲物だと思っているのですが、舌はほのかな甘みを感じています。自分でも不思議です。
私は自分では甘党だと思っています。甘いものは大好きです。しかし以前は香りがきつくてあまり飲めなかった日本酒をおいしいと思うようになって来たし、日本茶もこの通りだし、味覚が変わってきたとしか思えません。これも歳をとった証拠なんでしょうかねぇ…。
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金野 祥久
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Last modified: Wed Oct 5 19:34:47 JST 2005