[Diary]2002年

「近況」に書いていた日記の、2002年分です。(2001年分はありません。)

新しい順に並んでいます。


* 2002年

* 12月29日(日)

今週もなかなかバタバタと忙しない一週間だった。24、25日が補講。25日の夜に慌てて出張の準備をして、26日の朝から神戸出張し、27日に帰ってきた。昨日の28日も大学に来ようと思っていたのだが、計画停電のため外部とのネットワークが切れているようだったので、残念ながら(?)休日出勤できず。

神戸出張は短い時間だったが、充実していた。「大学発ベンチャー」の件をじっくりと議論する時間がなかなか取れなかったのだが、今回の出張ではそれができたと思っている。まだしつくしたとまでは言えないが、それはこれからの課題だ。

出張の帰りには、イカれて交換しようと思っていたVGAカードの代替品と、マウスを買った。VGAカードは玄人志向製品のなかでいちばん安かった、 GeForce2 MX200を積んだカード。PC UNIX用でゲームなど動画を扱う仕事はしないので、これで十分。それでも以前のカード(TNT2 M64)よりもずっと上。

マウスははじめて光学マウスに手を出した。高かったのだが、いままで使っていたメカニカルマウスが不調だったので、しかたなく交換した。キーボードやマウスのせいで仕事を中断されるのは、たとえそれがわずかな時間であっても非常に不愉快で、生産性がぐっと落ちると感じている。

買ったのはロジクールのMX 300というもの。ワイヤレス光学マウスのMX 700の評判がよかったので、買おうかと思ったのだが、高かったのと無線にそれほど惹かれなかったので、同系列と思われる安いものにした。安いといっても 5,000円弱。使ってみたところ、机の上では順調に動作するが、これまで使ってきたマウスパッドの上だと頻繁に誤動作する。ほほぅ、これは意外だ。というわけでマウスパッドはお役御免と相成り、机の上にマウスを直に置いて利用中。感想はもう少し使い込んでから述べます。

* 12月24日(火)

クリスマス・イブなるも、仕事で出勤。そして学生を補講と称して集めるという…。ますます学生に嫌われる。あーあ。

昨日だったか一昨日だったか、金野が普段通勤している道で事故があった。鶴巻橋を渡ったところで左に曲がり、川沿いの道を走るのだが、そこは細い対面通行の道で、気をつけていないと車の脇をこすりそうになる。

事故はしかし脇をこすったというレベルではなく、おそらくオフセット衝突だったのだろう。川に近い側を走っていた軽自動車のほうは、後輪が路側の20〜30cmほどのコンクリートブロックを乗り越えていた。後輪が乗り越えるということは、対向車が相当なスピードで突っ込んできて、ぶつかったのだと想像している。他の状況からもそう思われる。しかし事故のときは近づけなかったので、これ以上のことは分からない。

今朝その道を通ったときに気をつけて見たところ、ブロックひとつが斜めに傾いていた。あの道は緩やかなカーブで、見通しはさほどよくない。対向車がスピードを出して突っ込んできたらもうよけられないから、ブレーキを強く踏んづけ、歯を食いしばってぶつかるしかない。いやぁ怖いっすねぇ。気をつけよう。あの道を通るのはやめようかな…。

* 12月23日(月)

休日。今日はいい天気で暖かい。でも出勤中。

日記を見直してみると、後期の土日は、少なくともどちらか1日は大学に来ていたらしい。何ともはや。

家でも大学と同様に仕事をできるような環境をつくろうと、先週買ってきたハードディスクを自宅のPCに突っ込んでFreeBSDをインストールし、環境を整備中。 Gnome2に挑戦するも挫折し、Gnome 1.4に変更。EmacsやLaTeXなど、仕事に必要な道具立てはだいたいそろった。

金野は授業の資料のほとんどをLaTeXで作っている。長いあいだUNIX環境で LaTeXを使ってきたので、WindowsでLaTeXを使うのに慣れない。EmacsでAUC TeXが動いてくれないとね。FreeBSDはこれらの環境の整備がとても楽なので、助かっている。

余談だが、4、5月まではPCを用意するのが遅れたので、演習問題の数式をMS Wordで書いていた。MSの数式エディタはほぼ満足のいく水準の数式を作ってくれるのだが、なぜか積分記号だけはあまりきれいではないのと、シームレスで使えないので不便なのが不満だった。MS Wordに章番号や問題番号などを自動で振らせる方法もよく分からなかった。LaTeXに乗り換えてからはこのへんの不満は解消された。表題や「解答上の注意」欄を自動でつける、問題番号を通しで振るなどのスタイルファイルの機能も充実してきたので、どんどん使いやすくなっているところだ。

大学と自宅とのPC環境の違いは、大学では2台のPCを並行して使っているということ。うち1台はDELLの立派なWindows PC、もう1台は研究室で使われていなかった(んだったかな)、ゲートウェイの古いPentium ProマシンにマザーボードとCPUを心臓移植して作ったPCで、こっちにはFreeBSDを入れている。特に工業力学の演習問題を作るときに、Adobe Illustratorでイラストを作ってLaTeX 文書に貼り込むということを頻繁にやるので、2台同時に使いたいのだ。しかし自宅ではそこまではしないことにして、デュアルブートにしている。

工業力学のイラストが作れないのは残念だが、いざとなったらLaTeXには picture環境もあるし(実際、多用している)、それに数学演習の問題はあまり図を入れないから、生のLaTeXさえあれば仕事になる。これで土日の出勤を減らせそうだ。

(6:30追記) 数学演習の授業で扱った問題の解答を整理し直したのだが、レポート用紙で55枚ほどになった。たくさんやらせたなぁ。彼らの力になってくれればよいのだが。

* 12月22日(日)

休日出勤中。本当は昨日も夕方から休日出勤の予定だったのだが、雨が霙(みぞれ)まじりになって、雪にかわりそうだったので、車の運転が怖くなってやめた。まぁ明日もちょうど休みだし、今日で24、25日の工業力学の演習問題はできあがったので、早急にすべき仕事はだいたい済んだ。

あとは数学演習と、そのあとの出張の準備と、そのあとの論文書きと、……まだまだたくさんあるじゃん。

* 12月19日(木)

結局、昨夜は11時頃まで大学にいた。何とか今日の問題を作り上げたのだが、よく検討したつもりの問題に1問不備があって学生に迷惑をかけた。あーもう。きちんと余裕をみて対処しないとだめだなぁ。

昨日までは晩秋程度の陽気だったが、今日は曇りで、寒い。でも曇りなら、明朝に車の窓ガラスが凍る心配は要らないかも。

* 12月18日(水)

この文章を書くときなど、仕事にメインで使っているFreeBSDマシンが急にうなり出して、ひどくうるさくなった。それも不定期に共振してうなるので非常に気が散り、仕事にならず、さっきまで箱を開けて本格的に調べていた。

電源、CPUファン、ハードディスクなどを疑ったがなかなか原因が分からなかった。盲点だったのがVGAカードのファン。そうか、いまのPCはVGAカードにもファンがついているんだった。これがイカれたらしく、振動していたようだ。

いまはファン自体を止めているので、とても静かだが、VGAカードが持たないかもしれない。元々しょぼいヒートシンクに、しょぼいファンがついているだけなのだが…。ヒートシンクだけを交換するのが賢いのかもしれないが、まぁボーナスも出たことだし、いいきっかけだ。VGAカードを買い換えようと思う。

ヒートシンクだけでファンがついていない、いいVGAカードがあるとよいのだが。玄人志向製品にあるはずだから、こんど新宿勤務になったら買おう。

さーてこれからやっと仕事ができるぜぃ。ただいま夜の9時半…。

* 12月15日(日)

頭が痛い。風邪をひいたのだろうか。鼻や喉にはまだ来ていない。

昨日はホームカミングで、久しぶりに新宿に出たのだが、人混みの中を歩いたのと、ぼろコートを着るのが恥ずかしくて薄手の上着を着ていったので、風邪をもらってきたのかもしれない。今日は早く寝たい。

といいつつ、いまもう午後6時を回っているのだが、まだ明日の授業の準備に取り掛かれずにいる。例によって休日出勤中。授業はあと3回で、それに加えて試験問題を作れば、やっと終了なのだが。

昨日はホームカミングの前に買い物をした。革靴と革のコートがほしくて、京王百貨店の紳士服売場を回り、靴はいいのがあったので買ってきた。コートのほうは10万円を越えるようなものがずらりと並んでいて、とても金野ごときには手が出なかった。京王百貨店って高級店だったのかなぁ。

* 12月11日(水)

なくしたと思っていた時計が見つかった!! すごーくうれしい。よく探したはずのズボンのポケットに、ちゃっかり入っていた。(まぁそんなもんか。) 関係者のみなさま、たいへんお騒がせしました。

今日はとってもいい天気。というわけで朝は放射冷却でキンキンに冷え、車の窓がガッチリ凍って往生した。駐車場が屋外で屋根がなく、よく冷えるのだ。ボディーカバーでも買おうかしらん。

仕事が突然複数降ってきて面倒くさい。特に最近は、年度末のせいかくだらん書類やつまらん仕事が多すぎる。ちゃっちゃと片付けたいものだ。

* 12月10日(火)

曇り。昨日の雪が残ってはいるが、今日は降らないらしいということで、車で通勤した。いつもの通勤ルートを走っていると、横を歩いていた若い男が後ろも振り返らずに急に道を横切ったので、久しぶりにブレーキをべた踏みした。轢くかと思った…。朝から背筋が寒かった。

昨日の授業は人が少なかったなぁ。雪が降ったら休みか。大学生とはいいご身分でございます。まぁ、テストでビシッといい点を取ってくれれば、1回ぐらいサボってもいいと思ってはいるのだが。

* 12月9日(月)

雪!!

昨夜の予報で降るかもしれないと知ってはいたが、それでも今朝、カーテンを開けたときはびびった。いま窓の外を見ると、10cmぐらい積もっているだろうか。

車はスノータイヤやチェーンを持っていないし、何せ経験がないから怖いのでとても運転する気になれず、今日は徒歩通勤。厳冬用のコートと手袋をし、さらに通勤途中でムラウチホビーに寄って長靴を買った。こういう事態だから恥も外聞もあったものではない。おかげで転ぶこともなく、無事に、ただしだいぶん遅れて大学に着いた。

昨夜遅くまで授業の準備をしておいてよかった。していなかったらかなり焦ったことだろう。…いやまだ講義で喋る内容が固まりきっておらず、まだ多少焦っているのだが。

それにつけてもニュージーランドはよかった。 ニュージーランド出張記を書きつつあるので、まだ未完成ですが公開します。ご興味があればどうぞ。

* 12月8日(日)

ニュージーランド出張から帰ってきました。出張の顛末は現在準備中ですが、そのうちお見せできると思います。

今日はそれどころではない。明日の授業の準備がぁぁぁぁ…。

(追記12/9) ニュージーランド出張記を公開します。現時点ではまだ未完成ですが、おいおい充実させていきます。

* 11月29日(金)

昨日と同じような天気。

腕時計をなくしたらしく、見つからない。すごーくショック。18年間使ってきた、思い入れのある大切な時計だったのにぃ。棚にでも飾っておけばよかったのかもしれないけど、使わないのもいやだったから…。あーあ、どうしよう。あとで落し物を聞いてみよう。

* 11月28日(木)

今朝は車のフロントガラスが凍っていた! 氷を融かしていたら、1限の授業にあぶなく遅刻するところだった。間に合ったけど。昨日のうちに資料を含めて全部準備しておいてよかった。

明け方に寒いということは、雲がないということ。今日も昼はいい天気で、暖かそう。

* 11月27日(水)

今日はとってもいい天気。寒いのはあいかわらず。さいきん、車のフロントガラスがきっちり曇ってくれる。

昨日はいっぱい書類を書いたぞ! 事務室に送ったのが3つ、他の先生に送ったのが1つなど。(4つは自分にとっては多い方です。)

でも出張に行って発表するコンテンツは、まだ全然進んでいない…。半分以上はできているんですが(だって前の焼き直しだし ^^;;)、前回からさらに進んだ部分、つまり今回の発表の心臓部分がまだなんです。

当った予算(正確には、水野先生に当った予算)をやっと使いはじめた。生協に注文したのだが、思ったよりも早く届いて驚いている。幅180cmの大きなパソコンラックと、椅子、そして液晶ディスプレイ。

次はパソコン本体を注文しなきゃ。ラックやディスプレイだけあってもねぇ。一点豪華に行くか、安いのを2つ買うか、どうしよう。

* 11月25日(月)

雨。寒い。

* 11月24日(日)

昨日、今日と、八王子のいちょう祭だというのにあいにくの天気。しかし甲州街道は車も人もいっぱいで、さらにクラシックカーのパレードまであって、道は渋滞。なかなか車が動かず、周りはいらいらしたドライバーが強引に割り込んだり、Uターンしたりと、肝を冷やす状況だった。

甲州街道のいちょうもきれいだが、ここ数日でだいぶん落ちたな。いまなら工学院の坂道の方がきれいだろう。

* 11月23日(土)

今日は寒いっ!!

* 11月22日(金)

大相撲九州場所では、大関・朝青龍がもう優勝を決めた。1敗を守ってここまで来た朝青龍は立派だが、他の横綱、大関陣に休場が多いのが悲しい。

元広島の金本が阪神に入団した。広島がまた弱くなるなぁ。ペナントレース的には、阪神がかなり強化されて、面白くなるかもしれないけれど。

ヨットレースのAmerica's Cupの予選、Louis Vitton Cupがはじまっていたのだが、今日まで知らなかった。前回は日本チャレンジも参加していたから、まめにチェックしていたが、今回は日本チームが参加していないので、ニュースにも出てこないし、チェックもしていなかったなぁ。

* 11月21日(木)

出張の準備がまだできないぃぃぃぃぃ。

出張先での仕事(論文発表)のための準備だけでなく、出張している間の授業のための準備、そして出張から帰ってきてからの授業の準備もしておかなければならないので、スケジュールがかなりタイトです。すでに手はつけてあるのですが、まだまだです。やばいっすねぇ。頑張ろう。

* 11月19日(火)

いま見たYahoo!ニュースによると、今年ヤクルトに在籍したペタジーニが、来年は巨人でプレーするらしい。松井の代役というわけだろう。

こうなると近鉄の中村には、もし移籍するなら巨人ではなく、阪神に移ってもらいたいところだなぁ。阪神にも星野監督にも義理はないが、その方が来年楽しめそうだから。

今週末は八王子で銀杏祭があるそうだが、まさに絶好のタイミングで、ここ数日は紅葉が実にきれいだ。でも寒い…。

* 11月17日(日)

例によって休日出勤中。早く楽になりたい。

昨日は散財した。冬用のスーツに裂目ができたので修理に出し、夏用のスーツで我慢していたのだが、それも汚してしまってクリーニングに出したで、着る服が乏しくなったため。寒い季節に着られるようなジャケットとスラックスを追加した。冬用の仕事着は懸案だったので、それが多少なりとも改善されてよかった。

でもまだコートと靴は買っていない…。今月は我慢か? だんだん寒さに耐えられなくなってきたんだが…。

金野がお給料をもらえる身分になったのは、1999年の11月16日から。だからちょうど3年が経過したことになる。その間、履歴書上では3回転職していることもあり、まだまだ新人だ。コートも靴もいいものがほしいのだが、給与水準や社会的地位が追い付かないなぁ。…それとも、新人なのだから今年はスーツなど服飾品に金をかけるべき年なのだろうか。

前の職場は私服で通勤して、職場で防寒着(!)に着替える毎日だったので、スーツなどにはまったく金をかけなかった。いまの職場も、私服で押し通そうと思えば押し通せそうではあるのだが、授業のある日は何となくスーツにしている。まぁ、授業ももう半分以上が過ぎているわけだし、もうしばらくの辛抱かな。

話は変わるが、TOP500 Listが更新されている。世界中のスパコンのうち、計算能力が高い順に 500台を集めてリストにしているもの。一位は今のところ地球シミュレータだが、金野の興味はわれわれでも手が出る範囲のスパコンなので、下位の方を見てみる。

"self-made"のうち最下位のものは、ノートルダム大学のBoBで461位。これはDual Xeon 1.7GHzを106台並べてクラスタを形成しているらしい。うーん、われわれの研究費では手が出ないなぁ。CPU 数で10分の1である20台ぐらいをめざして頑張ろう。(それでも500万円ぐらいかかるなぁ)

* 11月13日(水)

金野には悪い癖があって、冬の寒い時期になると活動が鈍ります。学生の頃から、夏にバリバリと実験したり計算したりするのですが、秋を越えると急に仕事が滞りがちになります。いかんですな。

寒くてぐっすり眠れずに疲れが取れないのが理由ではないかと想像しています。暖房器具などに投資すべきなのでしょうか。昨日の物欲リストを思わず見直してしまいます。

* 11月12日(火)

よい天気。朝夕は寒いが、昼は暖かくなりそう。

昔から、いいコートがほしいと思いつつも買っていなかった。そろそろ買おうか。ほしいものはいっぱいあるのだが、優先順位をつけると服飾品は下位に行きがちなので、いつも結局買わない。今年も加湿器の方を買ってしまいそうだ。

-> 物欲リスト

いいものを買おうとすると高くつく。かといって安物を買う気にもならないので、踏ん切りがつかずに買わないことが多い。ボーナスが出たら、思いきって何か買おうかな。

* 11月10日(日)

卒論の中間発表会→飲み会。教員側の日程が合わず、日曜になった。今回が最後の「中間発表」で、次回は2月の最終審査になる。

総じて学生さんは進歩していて、発表が上手になっていた。ただし、まだまだ成果が出ていない人も多かった。まぁこれからに期待しよう。(あと3ヶ月ぐらいだけど、大丈夫なのかな?)

* 11月6日(水)

天気がたいへんよろしい。放射冷却で朝は寒かったが…。

わが家の前の「虫の墓場」にはカマキリが仲間入り。秋も終りか。

* 11月4日(月)

振替休日。しかし予定通り(?)休日出勤中。今日は天気がよいが、風が強め。

* 11月3日(日)

文化の日。

昨日、今日と休日出勤が続いています。たぶん明日も出勤するでしょう。仕事がいっぱいたまっています。主に授業準備ですが…。演習では必ずオリジナルの演習問題を作って配り、それを解かせているのですが、さすがに負担が大きいです。

でも、今年頑張った分、来年は楽になると自分に言い聞かせています。よく考えると来年の授業で同じ問題を出すわけにはいかないから、結局同じ苦労をするような気もしていますが…。まぁ多少は楽になるかと。説明用のプリントはそのまま使い回せるし。(←自分に言い聞かせていますっ!!)

授業の準備には、だいたい2日かかっています。丸2日ではなく、おおよそ平日の午後の半分×2回といったところです。他の仕事もあるので一気にすべてはできない。(「平日の午後」とは、午後1時頃から7時頃までを指します。大学の先生は、授業以外の時間はかなり融通が効きます。いい職場だと思っています。)

時間がかかるのは、金野は頭が悪いので、授業で使う問題集を全部自分で解いているからです。解いてみてはじめて、難しいか、簡単か、良さそうな問題かが判断できます。それでもたまに、よく検証していない問題を出して、それが難しかったりして学生さんの不評を買います。来年は問題を解く時間だけは節約できそうです。

今日は数学演習IIという科目の演習問題作りをしました。前回の授業のときに説明が不十分だったので、演習問題の他に図入りの解説用プリントを作ったので、えらく遅くなりました。これというのも前回にやった演習問題が難しすぎて、時間を取られたからです。反省。

「プリントを作った」というと、面倒見のいい先生みたいですが、プリントを配ることは、普段はしないし、本当はしたくありません。個人的な経験に基づく意見として、プリントを眺めているだけでは勉強にならないと思うのです。本当は時間をかけて板書をし、彼らに写させつつ考えさせたいのですが、時間もないし背に腹は代えられません。今回は緊急措置です。

ちなみに、授業の準備はたいへんですが、授業中は演習をやらせているので、逆にすごく楽です。授業のおよそ半分が演習で、残り半分が解説です。

明日は工業力学及び演習Iという科目の演習問題を作る予定です。数学よりも工業力学の方が、作る図の数が多いのでたいへんです。きっと明日だけでは終わらないでしょう。

* 11月1日(金)

11月突入。朝夕は寒いっ!!

きょうは修士2年の中間発表会、つまり修士課程の2年生が、これまで1年半の研究成果を発表する会でした。2会場に別れていたので、主にエネルギー系の学生さんの発表を見せてもらいました。

いくつかの発表にはビシバシ突っ込んでしまいました。ちょっとやり過ぎたかなぁ。たぶん金野に恨みを持つ学生さんが、増えたことでしょう。私のことを見返してやるぐらいの気迫で、残り半年を頑張ってほしいと思います。私の時間が許す範囲であれば、問い合わせや相談にも乗りますので、必要ならコンタクトしてください。(ただし対応しきれない場合もあります。)

(次はもう少しやさしく突っ込もう。)

うちの研究室の学生さんの発表は、前に何度も聞いていることもあり、聞かずに他の会場の方の発表を聞いていました。高橋君、新井君、ごめんね。

発表会で金野をキレさせる方法

金野がキレるところを見たい方は、次のような発表をするとよいです。

要するに、私を含めた聴衆に分かってもらおうという意思を感じない発表をすれば、金野がキレます。(お願いですから試さないでください。)

そして極めつけはこれ。

今回は修士の中間発表ですが、機械工学専攻の修士課程の学生が1年半かけて研究したと言える成果が必要です。それにまったく満たない研究内容を発表すれば、まぁ確実にキレルでしょう。

今回、修士の中間発表に参加して、何人かの学生さんはどうも勘違いしているようだと感じました。修士論文としては、「世の役に立つ」とか「便利になる」程度では不十分です。修士論文は「伊藤家の食卓」ではないんです。修士のレベルの研究成果を求めます。「この研究は、ぼくのように頭のいい、修士課程の学生が、1年半も頑張ったからやっとできた研究なんですよ。機械工学を学んでこなかった人には絶対にできないんですよ。」と言えるぐらいの発表をしてください。

* 10月31日(木)

日本シリーズは巨人が四連勝。西武は西口が5回まで頑張って、巨人打線を2点に抑えたのだが、残念ながらそこで降板。そのあとを継いだ松坂がつかまってしまい、万事窮した。巨人のほうは高橋尚成が8回を2失点。4試合とも先発に勝ちがついた。

金野は原が4番を打っていたころに野球を見ていた世代なので、原監督の優勝はおめでとうといいたい。監督が偉かったのか、選手が偉かったのか、高い金を払って選手を集めたオーナーが偉かったのかは分からないが、マスコミは総じて原の采配に好意的のようだから、まぁ監督も偉かったんでしょう。ごくろうさまでした。

個人的な考えでは、先発に7、8回ぐらいまで投げさせる監督や中継投手を大切に使う監督は、すぐ交代させる監督よりも好きです。(伊原監督を批判しているわけではありません。西武サイドとしては、今シリーズの継投策はしょうがないと思います。だって1〜3戦は、打たれたんだもん。昨日は2失点で代えちゃったけど、もう後がなかったから、はじめから西口・松坂の2枚看板に投げさせる予定だったんでしょうし。)

でも西口が勝てなかったのはねぇ…。よく抑えていたのに、残念だったなぁ。それと松坂は、やはり本調子じゃなかったのかなぁ。松坂で2敗かぁ…。予想できなかったなぁ。

うーむ、西武の選手はもちろんですが、パ・リーグの関係者もきっと、挫折感を味わっているんでしょうね。ペナントレース90勝の西武が、打線も、投手陣も、巨人に通用しなかったんだから。巨人が特別強いんだと言ってしまえば、それまでなのかもしれないけど、でもねぇ…。ちょっと考えさせられる結果でした。

* 10月30日(水)

よい天気。きょうから八王子祭がはじまるそうだが、天候にも恵まれてよかった。

日本シリーズは巨人があっさり3連勝。西武の第3戦の先発・張は、3回は持ったものの、4回にアウトをひとつも取れずに降板。その直後に二岡の満塁本塁打が飛び出しては、勝負あった。やはり先発がそれなりに仕事をしてくれないと、勝つのは厳しかろう。その一方で巨人は工藤が8回2失点。ペナントレース 90勝の西武が巨人にあっさり負けるようだと、パリーグの実力が疑われてしまうなぁ。

というわけで背水の第4戦の西武先発は西口。がんばれ!!

* 10月28日(月)

祝 トップページへのアクセス1,000人達成!!

自分自身も含めた数なのですが、まぁよしとしましょう。ありがたいことでございます。

きょうはいい天気で暖かいが、ここのところ朝夕はどんどん寒くなっているので、風邪をひかないように気をつけねば。職業柄、安易には休めないのでね。

26日(土)は修士の研究室内中間審査会。M2はそうとう進歩しているのだが、M1 のほうはばらつきがあるなぁ。人に分かってもらうためにはどうすればいいか、考えてほしい。研究発表で、聴衆は理系の人間なのだから、論理的にきちんと説明すれば理解してもらうことは難しくないはずだ。特にM1にはなお一層の努力を期待したい。

日曜日も出勤で、きょうの授業の演習問題作り。あーたいへん。来年になったら、今年の蓄積がある分だけ楽になれると信じているのだが…。ほぼ毎週、休日の午後がつぶれる。これが痛い。最近は科研のシーズンで、仕事がたくさんたまっている上に、国際シンポジウムで論文を発表するためのAbstractの締切も迫っている。じっと手を見る…。

日本シリーズは巨人が西武相手に連勝スタート。巨人は初戦に上原が完投、第 2戦も桑田が7回まで投げたのに対して、西武は松坂、石井の先発が3回持たなかった。これはやばい。一方的になるかもしれない。

結果論と言われるだろうが、なんで西口から行かなかったんだろう。西口で2勝、と考えそうなものなのだが。西口は日本シリーズとの相性が悪いので、松坂の大一番に強い性格に期待したということなのだろうか。そうだとしても結果的には裏目に出ている。

金野は西武ファンではないのだが、個人的に西口には勝たせてやりたいと感じる。何せこれまで日本シリーズでは一度も勝っていない、悲運のヒーローみたいな投手だからねぇ。今年は大車輪の活躍だったし、期待したい。

23:50追記: 2L/LLじゃねぇーーーーっ!!! そんなとこまで説明させんなぁぁぁぁぁっ!!!

…月曜日はすごーく疲れる授業を担当しています。金野はまだましですが、ティーチングアシスタント(TA)をお願いしている高橋君は、毎週遅くまで彼らにつき合っているのでたいへんです。本当にごくろうさま。

* 10月22日(火)

昨日の授業で、力のベクトルを図に描いてそれをx方向成分とy方向成分に分け、コサインとサインを使って表したところ、学生さんから「力をコサインとサインとで分けて表してよいのか?」と問われた。図に描ける長さなら分かるが、本来目に見えないはずの力を図に描いて、分けるとはどういう意図か、それは許されるのか、という質問だ。

結論としては許されるし、ごく普通に行われることなので、そのときは適当に答えた。しかし後でよく考えると力を分解するというのは高級な概念なので、混乱するのも無理はない。もう少し上手に説明できればよかったと反省している。とはいえ普段、自分が何気なく当たり前のように使っている概念やテクニックをいちいちすべて説明するのにも抵抗がある。

話というのはこうだ。力はベクトル量である。ベクトルは対応する次元の空間内の矢線として表すことができる。矢線は方向性を持っているものの、要するに線なので、ある方向の成分を考えることができる。この点では「長さ」と差異がないと言うわけ。実際、ベクトルはその「成分」をもとに数字の羅列としても表現できる。(ベクトルの場合は、成分と言わずに要素という。)

もしかしたらどこかおかしいところがあるかもしれないが、数学的にはだいたいこんなところだろう。物理的な話を付け加えると、力が線形で、合成は代数和で表されることも重要である。

上記のことを学生さんに察してくれと望むのは無理だろう。質問してきた学生さんは、ある意味、よく考えていると言える。うーむ、このあたりまできっちりフォローして教えるのは難しいなぁ。「そういうもんだ」で押しきっちまっていいのかな。

きょうは種々の理由で気分がブルーです。天気は久しぶりに晴れて、明るいのですが。

* 10月19日(土)

流体研OBの卒論はいくつか読んだが、ほかの研究室の卒論はまだ目にしていない。いくつか見てみたいと思う。

* 10月16日(水)

ここのところずっと天気が良い。

今日は新聞を熟読してしまった。北朝鮮から、拉致された被害者の方々が帰ってきたから。もちろん新聞もその特集記事であふれていた。

* 10月15日(火)

天気は良いが、風が強い。

阪神が現時点ですでに16人の選手を来期の構想からはずしたそうだ。その中には引退する選手や外国人選手もいるが、まだ働ける選手もいる。驚いたのは、かつてのエース、舩木が来期の構想からハズレたこと。何とも悲しい。

舩木どうしたのかな、けがでもしたのか? 2000年以降ほとんど登板がないから、たぶんそうなのだろうが…。阪神もそうとう大きな改革をしようとしているらしい。来年は何としても強くなってもらわなければね。期待しよう。

* 10月11日(金)

昨日、今日と見事な秋晴れ。きょうは久しぶりに自転車通勤したが、風も涼しく、気分爽快だった。淺川の流れもとてもきれいに見えたのだが、あれはきっとここ数日天候が穏やかで、水が濁っていなかったからだろう。

* 10月9日(水)

生協で売っていた上野千鶴子の本「サヨナラ、学校化社会」が面白い。(太郎次郎社、2002年。ISBN4-8118-0666-2) 明日までにならないとやばい仕事があるというのに、つい読みふけってしまった。上野千鶴子の本を読んだのは、たぶんはじめてだと思う。(←読んだのに覚えてないってことはないよな、たぶん。) ほかの本も読んでみようかと思わせるものがあった。

つーわけで夜更かしして仕事中。今夜は帰れないかも…。感想は次の機会に書きます。

* 10月6日(日)

先日、シャトルバスが高速道路を酒気帯び運転して蛇行した事件があったが、その後の報道によると運転手が逮捕前後に「何も悪いことはしていない。事件になるのか」などと話していたそうだ。このニュースに読売新聞がつけた見出しが「何が悪いんだ、とシャトルバス酒気帯び運転手」。

見出しと、実際に話した内容とにだいぶん隔たりがあると思うのだが、どうだろうか。見出しは酒気帯びを認め、しかし居直っているという印象を受けるが、実際にはむしろ酒気帯びを隠そうとか、ごまかそうといった意図のように解釈できる。少なくとも実際には発言していない内容を見出しにしているのは事実だ。読売新聞は正しい情報を配信する義務があるのではないか。

* 10月3日(木)

昨日に引き続いて暖かい一日になりそう。

Amazon.co.jpの書籍紹介のページには、読者の書評が載っている。これを本家であるアメリカのAmazon.comと比べると面白い。本家の書評はもちろん英語で書かれているのだが、そのほとんどはストレートに良い悪いを書き、また星の数(満点は5つ星)の理由が明確に書いてある。「…の点が分かりづらく不便だから、星を1つ減らして4つにした」のように。「この本よりあちらの○×の方がお薦め」のようにほかの書籍と比較しての評価や、「初学者にはお勧めだがリファレンスには向かない」のような読者層を意識した記述があるのも特徴。書評の書き手が読み手を意識し、客観的な情報を書こうとしている。

Amazon.co.jpにある書評は、もちろんその多くが日本人によって書かれたものだと思われるが、まず観念的というか、感傷的と感じるものが多い。良い悪いの判断が、自分にとっての印象としてのみ語られ、客観的な判断にまで昇華されていないものがほとんどである。「私はこう感じた」というレベルの感想文である。

また、星の数と書評の内容との間にギャップを感じることも多い。褒めちぎっていながら星4つとか、ものによっては誉めまくっていて星を3つしかつけていないものまである。

私の場合は洋書や洋書の訳本を買うことが多いが、書評の質の差を知ってからは、Amazon.co.jpで扱っている書籍であっても必ずAmazon.comにある英文の書評を読み、それを参考に購入を決めるようにしている。

しかしどうも、書評はまだましのようである。昨夜たまたまゲームの評価文を読んでいて気づいたのだが、ゲームの評価文は、そもそも日本語としておかしいものばかりなのだ。意味が通じなかったり、前後の文意と接続語が合っていなかったりといった具合。

書評のほうは内容や評価基準に不満があっても、日本語がおかしいと感じることはこれまでほとんどなかった。本を読む人が書いているのだろうから、文章慣れしているからだろう。一方ゲームの評価文は、本をあまり読まない人が書いており、その差が評価文の質の差として現れているのだと想像される。 (年齢層も違うかもしれないが、書評だけからは判断できない。)

文化人類学を研究している方にお願いですが、どなたかこのへんの差異を研究してみてくれませんかね。日米の書評の違いだけをとっても、比較文化研究の一課題として、論文をものするのに十分いけるだろうと想像しているのですが。研究成果が出たらぜひ、私にも見せてください。

* 10月2日(水)

昨夜家に帰るときには台風でひどい天気だったのに、夜遅くには雨が上がり、きょうはもう台風一過のえらくいい天気。

* 10月1日(火)

10月突入。ということはこの職場に赴任してから、半年経ったということだ。毎日それなりに忙しく、とはいえそれなりに自分の時間も取れるので、満足している。後は自分が頑張って良い授業をし、また良い業績を挙げるだけだ。

昨日は夜7時頃まで授業で粘っていた。工業力学及び演習Iという授業で、演習問題を解けない学生さんに付き合うため。2限続きの授業で、トータル4時間ほど働いた。動き回ることはないにせよ、立ち仕事なので多少は疲れる。

今日は雨降り。台風が来ているらしく、ときおり激しく降っている。かなり強いようだ。風車は大丈夫かな。

* 9月30日(月)

昨日の29日(日)は休日出勤して授業の資料を作っていたのだが、帰りがけに遠く創価大学の方で煌々と明かりが点っていて、何かの歌の大合唱が聞こえてきた。イベントがあったのだろうか。

季節の変わり目は夜に眠れないことが多く、昨夜も2度も目を覚ましてしまった。寝汗をかいていたから暑かったのかな。今日は曇り。

* 9月24日(月)

いい天気で、暑いくらい。トンボが飛んでいる。

さいきん、論文の書き方を解説する書籍が増えている。書店にたくさん並んでいるし、新聞広告でも見かけた。それはもちろんありがたいことで、学生諸君にはぜひ学んでほしいのだが、…そういうことって先輩から後輩に伝承される類いの知識じゃないのかなぁ。なぜいま、論文の書き方指南書が増えているのだろうか。

いろいろ想像してみると、次のような理由が考えられる。

  1. 論文を書く必要のある人が増えた。
  2. 論文の書き方を知らない学生が増えた。
  3. 以前よりも論文の内容を厳しく評価されるようになった。

まともな日本語の文章を書けない学生が多いので、なんとなく1.か2.なのではないかと想像しているが、3.の可能性もあるだろうか。

* 9月22日(日)

横綱決戦を制し、武蔵丸が優勝。貴乃花も休場明けで準優勝だから、善戦と言える。大関陣は不本意な成績か。

インタビューで武蔵丸が「今までで一番うれしい優勝」と語ったのが印象的だった。前に貴乃花と優勝決定戦を戦ったときも、貴乃花休場のときも、いろいろたいへんだったろうからねぇ。やっぱり横綱は二人以上いて、両方とも強いのがいいよねぇ。

次の場所は、貴乃花もベストの状態で出てくるかなぁ。あーもういまから次の場所が楽しみ。

* 9月20日(金)

昨日にも負けないほどの好天。

新しいプリンタが来た。リコーのよさげなカラープリンタ。まだ使い込んでいないけれど、今のところ好調。(当たり前かな。)

ここ数日、自宅と職場の机の整理に勤んでいる。余計な書類や広告などを処分したので、スペースがかなり空いた。

* 9月19日(木)

とてもすがすがしい好天。秋晴れとはこういう天気のことをいうに違いない。

貴乃花が10勝目。ずいぶんと休場していたが、それでもさすが横綱、強いじゃないか。

* 9月18日(水)

まあ良い天気と言えるかな。ちょっと雲が多い気がするけど。

昨日の北朝鮮との首脳会談の顛末は、いろいろ考えさせられた。拉致された日本人の半数以上はすでに亡くなっていたとか。…ご冥福をお祈りいたします。

北朝鮮との国交正常化は、少なくとも将来的には、してほしいと思っている。北朝鮮もだんだんとオープンな国になってほしいから。でも拉致問題はどこに落としどころを見つけるのか? 拉致されたという事実と、消息。それ以外はほとんど何も分からないに等しい。そのままにしてはおけまい。

拉致問題では不明な点が多いものの、総じて北朝鮮側はだいぶん譲歩しているようだ。国内事情がよっぽどせっぱ詰まっているのだろうか。

話題が暗くなったのでだじゃれを。

問題: 昔「東京のテネシー」と言われたところはどこ?

答え: 西東京市

ごめんなさい〜〜石を投げないで。

* 9月16日(月)

休日出勤中。今日は雨降りで、寒いぐらいだ。長袖シャツにフリースを羽織って家を出た。

家の前は最近、なぜか虫の墓場となっているのだが、先月までは蝉が多かったのに、先日はトノサマバッタらしい死骸を見た。東京に来てからバッタを見たのは、たぶんはじめてだと思う。日が黄昏ると虫が鳴くが、もちろんもう蝉は鳴かず、コオロギなど秋の虫に代替わりしている。秋ですなぁ。

* 9月14日(土)

後期授業開始。ただし今日は月曜日の分の授業。

金野が担当している授業は、初日だったが皆まじめに来ていた。

* 9月12日(木)

授業の準備をするのを忘れてたぁぁぁぁ。土曜日からはじまるじゃん。

夕方から雑誌会。思ったより時間がかかって、4時間ぐらいやっていたことになるのかな。なかなか盛り上がって楽しかった。

* 9月11日(水)

例の同時テロから1年。今日は天候も良く、暑い一日になりそうだ。久しぶりに歩いて学校まで来たのだが、汗だくになった。

(21時追記) それにしても桑田っていいピッチャーですねぇ、つくづく。前回の登板のときには1失点完投だったけど、今夜は完封勝ち。そのうえタイムリーも打ったらしい。ずいぶん昔だが、阪神監督に就任した野村克也氏がだれか一人ほしい選手を挙げよと問われて「桑田」と挙げていた。「彼はプロですよ」と。なるほどねぇ。

* 9月10日(火)

昨日、心を入れ替えたはずだったのだが、今日もミーティングや雑用に追われて、研究らしいことを全然しなかった。あーー勉強しないと馬鹿になるぅぅぅぅ…。(←もうすでに馬鹿じゃん、という突っ込みは却下します。人間は夢をみたい生き物なんですっ!!)

とはいえ、今日お会いしたお客様から得た情報はとても面白く有益だった。ひとりで勉強しているよりも、有意義な時間が過ごせたのだと信じることにしよう。

やっとJSME Int. J.に載せてもらう論文の前刷が来た。インパクト係数を0.14ほど稼いだ。たったの0.14か…。まぁ、世の中をアッと言わせる研究をしようとしているわけではないし、しょうがないよねぇ。地道に流体の奥義を極めよう。

この大学に就職が決まったときから、密かに「やりたい研究リスト」を作っているのだが、どんどん項目が増えてきて収拾がつかなくなっている。どうも自分のなかで、流体・構造相関問題に興味が向いてきたようだ。柔らかい翼のテーマもその一つだが、AMR(メッシュをそのたびごとに切り直す)もやってみたいし、多重メッシュにも興味があるし、もちろん実験もやってみたいし、いろいろと思いつく。あーー勉強しないとやりたいことができないぃぃぃぃ…。

* 9月9日(月)

とある事情(秘密)により、ここ数日は多少ブルーだったが、とある事情(秘密)により、ただいまゴキゲン。(いまは22時、自宅)

9月に入って、急に新宿勤務が増えた。今日も新宿。新しい学期の準備と、予算の関係などで、いろいろバタバタしている。まぁしかし、もう少しすればはじまってしまうのだ。ここが頑張りどころなのだろうなぁ。

金野班の学生さんも、頑張ってくれているようだ。今日は野田君がFIELDVIEWの使い方を勉強していたし、河原崎君と河北君は英語の宿題をやっていた。中村君は八王子の方で頑張っていることだろう。

それにくらべて、金野は雑用にかこつけて、研究をサボっているな。心を入れ替えねば。

全米オープンテニス男子決勝はサンプラス対アガシ(!)の対戦になり、サンプラスが勝って優勝したそうな。うわぁ、今でもこの二人がトップなのか。

* 9月6日(金)

今日は大雨だが、その雨の中を車で仙川までいった。前の職場でたいへんお世話になった方の奥様が他界され、昨日が通夜、今日が告別式だった。まだお若いのだが、ご病気でということらしい。

職場に帰ると、机の上に書類がどさり。予算があたったのと授業が始まるのとで、仕事が忙しくなってきた。

* 9月3日(火)

昨日はほぼ一日プログラミングに費やして、多少は進んだが、まだまだだ…。学生さんの書いたプログラムを書き直しているのだが、あんなにいろいろな要素が絡み合っているとは知らなかった。幸運にも学生さんの筋はよく、ちょっと説明すればすぐ理解してくれるので、共同作業で地道に改造を続けている。

データがたくさんあって、それぞれを結び付けるのにたくさんの対応関係を構築する必要があるのだが、今はそれをアルゴリズムで結び付けている(つまりハードワイヤード)。これだとプログラムの改造でいつも悩むので、対応表をつくって処理できるようにしたい。ほかにも懸案多数。

* 9月2日(月)

9月!!

昨日は、暑かったことは暑かったのだが、真夏の暑さではなかった気がする。そろそろ秋ということかな。

実家に帰ったときに、ヨーグルトの種をもらってきて、育てている。「カスピ海ヨーグルト」と言うそうで、最近流行っているのだそうだ。あまり酸っぱくなくて美味しいので、とても気に入っている。

いまウェブを引いたら、日本上陸は1986年だそうだ。販売はしていないそうなので、人伝に広まったのだろう。持ち込んだ京大名誉教授の言葉によれば、健康によいとか長生きできるという話は眉唾なのだそうだが、個人的には効能はどうでもよい。育てるのにあまり手間がかからないのと、何てったって美味しいのがよい。

昨日、ある本屋に行ったら、カスピ海ヨーグルトのムックが売られていてびっくり。なるほど、流行っているというのは嘘ではなかったのか。立ち読みしたが、自分の育て方は間違っていないようだと分かった。短い期間だが、試行錯誤した成果かな。

金野はこのヨーグルトを2ビン育てていて、朝と夜にちょっとずつ食べては、牛乳を足している。朝食べる方のビンは、朝に牛乳を足してキッチンペーパーでふたをし、昼のあいだ発酵させて、夜に冷蔵庫にしまう。もう一方は夜に牛乳を足して一晩発酵させ、朝に冷蔵庫にしまう。

こうすると夜に発酵させる方のビンが、なかなか発酵が進まず気になっていたのだが、どうも単に金野の帰宅が遅いので、発酵時間が短いのが原因のようだ。よく考えてみれば、何だ、当たり前のことだなぁ。とりあえず、たまに食べるのを1回抜かして発酵を促している。

それと、牛乳を足したあとによくかき混ぜた方が発酵が進むかと思って、以前は一生懸命にかき混ぜていたが、どうも逆のようだ。かき混ぜない方がよく発酵する。これもよく考えると当たり前で、ヨーグルト菌の活動には空気が必要だ。だから空気に触れている、ふたに近い上の部分だけが発酵するのだろう。それに気づいてかき混ぜるのをやめてからは、うまくいっている。

ウェブで引くと、たいてい「よくかき混ぜる」と書いてあるので、金野家のものは菌が弱いのか? ウェブ上での情報ではたいてい、ちょっとの種とたっぷりの牛乳とで、ヨーグルトを育てている。金野はビンの上の方をちょっとだけ食べては牛乳を足しているのだから、種の方が牛乳よりも多いわけだ。甘やかしているのかな? (^^;;)

ヨーグルトを育てるのにも、技がいるのだなぁ。

念のために補足: 株分けサービスなどはしておりませんので悪しからず。
(食いもんだぜ、責任もてねーよ)

* 8月31日(土)

よい天気だが、風が強い。雑用をこなすために出勤中。

* 8月29日(木)

Microsoft Wordなんて嫌いだ。オブジェクトのグループ化を解除するだけで、何で飛ぶんだ。これじゃぁ使い物にならないじゃないか。

ある研究助成公募に採択されたとの通知が来た。けっこう大きな額で、研究室一同喜んでいる。ありがたやありがたや。

* 8月27日(火)

今日は午後から雨の予報。

Gnome 1.4をクリーンインストール(?)し直したところ、いろいろなユーティリティーが入ってにぎやかになった。FreeBSDのportsから入れたのだが、以前は ja-gnomeのほうを入れていたはず。今回は英語版というか、x11/gnomeを入れたのだが、日本語環境でも何の問題もなく動いているじゃないかっ。何だ日本語版を入れる必要はないのか。

ついでにウィンドウマネージャをIceWMに変えてみて、現在試用中。

今度論文が載る予定のJSME International Journal Series Bのimpact factor は0.143、同じく論文が載るJournal of Marine Science and Technologyは係数なし!!だそうだ。うーむむ。今までimpact factorなんぞあまり気にしていなかったのだが、改めて調べてみると、低いなぁ。

Annual Review of Fluid Mechanicsが 5.6、Journal of Fluid Mechanicsが1.7ぐらい、ASMEのJournal of Fluid Engineeringが0.4ぐらい(年変動あり)。金野が引退するまでに、通算1ポイント行くかなぁ。道は遠い…。上の方は50とか40とかいうオーダーだが、分野がかなり異なる。

話変わって、名刺の話。某大学で助手をしていたころから、名刺はネームカードを買ってきて自分で作っている。質は悪くないものができるのだが、これまでは長い間名刺入れに入れていると、インクがほかの名詞に写ってしまい汚れることが多く、閉口していた。

今日、ためしに汚れを消ゴムで消してみたら、消えるぢゃないかっ!! これはありがたい。何となく空しい気分になりつつも、1枚1枚消ゴムをかける。

明日は某所で研究助成公募のヒアリング…。

* 8月26日(月)

よい天気。理科教室が終わりほっとしたせいか、まったり過ごしている。

Gnome2に挑戦してみるも、Terminalのフォント設定などがよく分からず、挫折。 Gnome2はGnome 1.4と共存できないらしく、じっくり試していると仕事にならないので、更なる挑戦はまた次の機会に延期して、Gnome 1.4に戻している(現在作業中)。でもNautilusもちゃんと動いたし、見た目はかっこよかったし、軽いといううわさだったし、ちょっと残念だなぁ…。まぁしょうがない、我慢しよう。

* 8月25日(日)

理科教室終了。今日も100人を越える子供たちが訪れ、2日間で200人以上の子供たちが折り紙飛行機を折り、飛ばしていった。事故もなく終わりほっとしている。

子供たちもさることながら,大人がはまるのが特徴。楽しそうに飛ばしている。

最後には用意していた資料がすべて捌けてしまったのは惜しかった。もし来年もやるなら、そのときはもっと用意しよう。説明内容も改訂したいところだなぁ。

中村君、野田君、ご苦労様でした。

* 8月24日(土)

今日は理科教室。天気もまぁまぁで、盛況だった。担当した「折り紙飛行機」ははじめだれも来ず、企画は失敗かと焦ったが、その後ポツポツと子供が現れ、最終的には100人ほどの子供が飛行機を作っていった。よかったよかった。

ちなみに、ここ数日取り組んでいた研究公募ヒアリング用の書類は、昨日ほぼ完成した。現在微調整中。木、金曜日は遅くまで職場に残っていたが、これきりにしたいなぁ。

* 8月22日(木)

書類があぁぁぁぁぁ…。

* 8月21日(水)

夏のお天気。蝉も元気に鳴いている。風はまだ強いように思う。

幸運にも、ある研究公募の1次審査を通過した。2次審査に向けて書類を用意しなければ。あぁ忙しい。

* 8月20日(火)

8月14日〜19日まで、避暑がてら実家に帰省した。加えて、岩手県宮古市の重茂というところに寄った。まだ現役の母が、重茂に赴任している。聞きしに勝る山奥で、こんな機会でもなければ行くことはないだろうが、いったんたどり着いてしまえば、山はきれいだし水は美味しいし、よいところ。ただ、母の宿舎がいつもじめじめとしているのは気になった。健康に悪そう。もっとよいところに住めればよいのだが。

今日は台風一過で、天気はよいが、まだ風が強い。

懸案だったウェブサーバへのrsyncのインストールを済ませ、ウェブサーバとデスクトップのPC-UNIXとの間でファイルの同期を簡単に取れるようになった。これでいちいちリモートログインして作業しなくて済むから、ウェブページの更新が楽になるはず。

* 8月13日(火)

昨日は曇りで、多少涼しかったが、今日は暑かった。

8月3日に格闘していた論文は、何とか提出し、今日やっと「受け取った」との通知が来た。やれやれ。次に論文を出すのは、紋別シンポの予定。締切は1月だったかな。

論文を書いている間に仕事が多少たまったものの、大きな仕事はなく、もちろん授業もないので、先週はいくぶん楽に過ごせた。自分の研究をする予定だったが、そちらはあまり進まず。うーむ。プログラムも書かなきゃないし、やりたいことはいっぱいあるのだが。

昨日(12日)は卒論の中間発表会。まだまだ不満はあるものの、皆頑張っているようだ。夜にはバーベキュー大会があったが、プレッシャーから解放されてはじけちゃった学生多数。

今日は修士の報告会があり、はじめて参加した。今までは火曜日は新宿勤務だったので、参加できなかった。はじめてなのでまだ話についていけない。

* 8月3日(土)

暑い日が続いている。ここ二日ほどは夕立も。夏ですねぇ。

論文投稿のためにここ数日格闘中。

* 7月25日(木)

前期試験終了。皆さんお疲れ様でした。

今週は月、火が新宿出勤で、火曜の午後から水曜日に海上技術安全研究所に行った。海技研は前の職場。

今日また公募の書類を4通ほど入手。いくつか応募しよう。打たない弾は当たらない。

阪神が巨人相手にサヨナラで二連勝。三浦先生は酒がうまいに違いない。

* 7月11日(木)

月〜水曜日は、珍しく3日連続で新宿に出勤した。今日は久しぶりの八王子勤務。台風一過でとてもよい天気。暑い。

昨日、何とか公募書類を出した。当たる確率は高くはないだろうが、幸運を祈ろう。

* 7月4日(木)

数学演習I、授業終了。あとは定期試験のみ。みんないい点取ってくれよぉ。

先週格闘していた助成申請書類は、何とか間に合ったらしく、受領通知が来た。しかしまた次の助成申請期限が迫っている。頑張らねば。

XHTML 1.0の罠にはまって(?)、一部のページをMSIE6で見ることができなくなっていたのを、あわてて修正した。ふーむ、<html>よりまえにコメントを入れてはいけないのだろうか。まぁ気をつけていればいいことだけど。

* 6月29日(土)

本日、大学院生の研究発表会。

金野の方は、研究費の助成申請書類と格闘中。期限迫る!! やばい!!

* 6月26日(水)

今日の朝日新聞2面に、小島功の作品で、アラファト議長が十字架を担いで坂を登り、そのあとをブッシュ大統領が鳩を持って従うというイラストが掲載された。「…ゴタゴタの丘」という表題だった。(前半失念)

見たとき、直感的に問題作という印象を受けた。宗教上の問題はないのだろうか。明らかにこのイラストは、ゴルゴダの丘の故事にかけたのだろうが、ゴルゴダの丘で十字架を負うのはキリストである。つまりアラファトをキリストになぞらえているわけだ。それだけでも十分に、宗教上の議論を引き起こしそうなものなのだが…。

私はキリスト教徒ではないが、ゴルゴダの丘の故事にはキリストが民の罪(原罪) を代わりに負って死ぬ、という意味があることぐらいは知っている。だから彼は重い十字架を、自分の手で丘の上まで運ばなければならなかったそうだ。パレスチナの問題は宗教が絡み、非常に微妙な問題だと感じるのに、そこにゴルゴダの丘の故事をもじった絵を持ってくるのは、どうも危険な印象を受ける。どのような意図があるのだろうか。またどのような解釈が成り立つのだろうか。いろいろな議論がありそうに感じるので、推移を見守りたい。

* 6月25日(火)

本日は新宿出勤。

ショック! ベルトを忘れたことに、新宿に着くまで気づかなかった。それだけ太ったということか…。(T_T)

今日は誕生日。またひとつ歳をとった。

* 6月24日(月)

どんよりとした天気。雨は降っていない。

「大学」は、ご臨終。 (大礒 正美 著、徳間書店1996)という本を読んだ。昨日、ブックオフで100円で買った。辛口で軽妙な語り口で読みやすく、また大学と企業に対する提言も含まれていて、興味深い。

おそらく学生さんは聞いたことがないと思うが、世の中には「2対8の法則」などと呼ばれる法則がある。適用範囲は広く、たとえば、店の2割の商品が売り上げの8割を稼ぎ出す、などがよく聞く例である。

企業にもこれは当てはまるそうで、会社の2割の社員が8割の利益を生み出し、残りの8割は2割の利益しか生み出さないそうな。率の差がもっと大きいこともしばしばある。だから企業は、その2割に入ってくれる人を探している。幹部候補生というわけだ。残りの8割は「ただの人」「安い人」として処遇される。「安い人」という言葉は、稼ぐ人、安い人、余る人―仕事で幸せになる (キャメル・ヤマモト著、幻冬舎2001)にある言葉で、ある程度マニュアル化された比較的単純な労働に従事する人、そしてその仕事は誰でもできるので、いつでもクビにすることができる人のことである。

学生諸君は2割に入りたいか、それとも8割に入りたいか? 2割に入りたいとすれば、どうしたらよいか? 今のままでよいのか? 「できる人」はどこが違うのか? いろいろ考えよう。多少なりともお役に立てるように、 お薦め書籍のコーナー を設けているので参考にしてほしい。

* 6月10日(月)

曇り、風強し。昨日もそうだった。

育てているイースターカクタスに花が咲いた。普通は4月頃に咲くのでずいぶん遅いが、きれいなのでうれしい。

昨日はサッカーのワールドカップ・日本戦があり、ロシアに勝っていた。よしよし。ナイスアシストだ偉いぞ柳沢。

* 6月6日(木)

この日記のページを含め、ウェブページの復活作業中。あぁ懐かしい。


* 昔の日記

-> 2000年, 1999年, 1998年, 1997年以前

2001年1月〜2002年5月の日記はありません。


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金野 祥久  konno@researchers.jp

Last modified: Tue Jan 6 14:55:35 JST 2004