[Diary]2006年

「近況」に書いていた日記の、2006年分です。

新しい順に並んでいます。


* 2006年

* 12月29日(金)

昨日は海技研で飲み会でした。がらがら声で参加。今日は年賀状書きと買い物。

自宅用に加湿器をやっと買いました。ずいぶん前からほしいと思いつつ買っていなかったもの。ネットでの評判などを参考に三菱電機製を選択。もっと早く買っていればここまで風邪をこじらせなかったかも。とはいえ効果のほどは未知数で、今日から体を張って試す予定。とりあえず窓が結露するようになったのが違いでしょうか。今までは結露していなかったから、そうとう乾燥していたんですねぇ。

* 12月27日(水)

まだ風邪が治りませんが、今日は昨日よりは体調が良いようです。昨日は八王子校舎でちょっとだけ仕事。

* 12月24日()

木曜日の夜から風邪を引いてダウンしています。まず扁桃腺に来て、微熱と頭痛、鼻と来て、いまは咳に悩まされています。熱が治まってきたのが救い。金曜日はあちこちに義理を欠きました。お詫びいたします。

* 12月20日(水)

芸能人の訃報に驚く。青島幸男氏、岸田今日子氏、中島忠幸氏(カンニング)。

今日は午前中に工業力学の担当者会議。試験問題や来年度の運営について相談した。午後はFITUTからの受託業務を高橋さんと。

月曜日は新宿での会議と北澤研の忘年会。火曜日はミーティングと金野班の忘年会。

* 12月17日()

↓このデータを見て「負の相関があるのは明らか」と言い切るのってすごいなぁ。

[ある経済指標データの散布図]
ある経済指標データの散布図

* 12月16日()

のんびり。

* 12月14日(木)

担当授業が今日で終了。あとは定期試験。試験問題の作成など仕事はまだあるが、卒論の指導や自分の研究に割ける時間が増えるのでありがたい。

今年はなぜか忘年会のお誘いが例年より多い。すでに数件の義理を欠いておりますが、悪しからずお願いします。

* 12月4日(月)

師走。授業が最終週を迎えるので、解答プリントの作成など年末業務モードに入りつつある。

* 12月1日(金)

海技研

* 11月26日()

公立の小中学校は、児童生徒を停学処分にすることができない。学校教育法で禁じられている。しかしその一方で、教育委員会は保護者に対して子供を学校に来させないように命令する権利がある。

金野が学生の頃に教育原論か何かの授業でこれを聞いたのだが、はじめて聞いたときはとても不思議に感じたのを覚えている。憲法で、親は子供に教育を受けさせる義務がある。つまり親は子供の教育を妨げる権利がないのだ。子供は教育を受ける権利がある。これも憲法で規定されている。

最近いじめが問題になっているが、いじめた生徒を出席停止にしようという議論が出てきたそうだ。親に出席停止を命令しようというわけだ。金野の考えでは、命令を出したいなら勝手に出せばよい。いじめている子供にも、教育を受ける権利があり、親はそれを妨げられない。だから子供は(親も)従う義務はないから、知らんぷりして学校に行けばよい。実質、意味がない。

その子が学校に来ないことが、本当にその子のために,あるいは周りの子供のためになることなら、学校は教育委員会経由で命令を出すなんて回りくどいことをせず、直接本人や親と話し合うべきだ。話し合った上で、どうしても合意できないからやむを得ず命令する、ということはあるだろうが、合意できないなら命令されても従わないだろうね。意味のない命令なんだから。

いじめられている子供にも言いたい。義務教育とは、教育を受けなければならないという意味「ではない」。ここを誤解している人が多い。親が子供の教育を妨げてはいけない、という意味である。

君には教育を受ける権利がある。しかし、義務はない。だから、学校に行きたくなければ、行かなくていい。あるいは、今すぐ行かなくともよい。行きたくなってから行けばよい。何歳になっても、教育を受ける権利は消失しない。山田洋次監督の「学校」という映画を観ると良いだろう。

ある漫画で、高校が義務教育化された近未来を舞台にしているものがあった。義務教育だから強制的に受けさせるので、高校を要塞化して学生を閉じ込め、鬼教師が授業をするという設定だ。小学校で憲法をきちんと学んでいれば、これが馬鹿げた設定だということがすぐ分かるはずだ。子供は教育を受ける権利はあるが、義務はない。義務教育とは、親が子供を学校に行かせずに家の仕事を手伝わせるのを防ぐために導入された義務だ。たとえ高校が義務教育化されても、だからといって教育を強制されない。

義務教育の「義務」の意味を理解しよう。思い込みで判断するのは、よくない。

* 11月24日(金)

海技研→東大生研。東大の研究会は新しい実験がはじまっていて、新しい研究の話題があって、なかなかおもしろかった。

* 11月22日(水)

今日は授業で単振動を扱ったのだが、その前段の説明で手間取った上に単振動の説明も不十分で、学生さんには悪いことをした。

円運動を横から見ると単振動、ってな安直な説明で済ませてよいならもっとうまくやれたのかもしれないが、それでは満足できなかった。ちゃんと運動方程式から説明したら時間を食ってしまった。来週もう一度チャレンジしよう。

工業力学IIを担当するのは今年からで、はじめはどこまで教えるのがよいのか分からず戸惑っていたが、さいきん開き直った。自分の力学のセンスを信じて、機械工学に必要だと思う考え方だけを教え、知らなくともよいだろうと思われることはバッサリ削除している。俺と同じ程度の考え方ができるようになれば、社会に出ても何とかやっていけるだろう。もしそうでないなら、俺を教員として雇っている大学が悪いんだから、俺をクビにしてほかの誰かをつれてくればよい。俺としては自分のセンスを信じるのみ。

* 11月20日(月)

三浦杯のことを完全に忘れていた…。土曜日まで覚えていたのに。関係者のみなさんごめんなさい。

今日は午前中は私事。午後は受託業務。

* 11月18日()

さっきまでエコエネルギーコースの中間発表会をやっていた。今回は飯田先生の仕切りでポスターセッションになったのだが、非常に良かった。大成功と言ってよいだろう。

学生さん同士の議論があんなに盛り上がるとは思わなんだ。自分が半年間研究してきたことで、ほかの研究を見る目が養われたということなのだろうか。じっくり質問できるということで大学院生にも好評だった。

* 11月14日(火)

おおよそ平常業務。週末の卒論中間発表会に向けて学生さんたちがポスターの草稿を持ってくるので、それのチェックに勤む。ポスター発表ははじめての試みなので週末が楽しみ。

* 11月13日(月)

ええといつの間にか11月に入っていました。それも半分近く過ぎているじゃないか。俺、先週何してたんだっけ…?? 打ち合わせとか会議とか親戚の結婚式とか推薦入試対応業務などをしていたらしい。

土曜日の従妹の結婚式では母方の親族がほぼ勢揃い。主役は忙しいのでほとんど話せませんでしたが、親戚同士でいろいろ話が聞けておもしろかった。それにしてもうちの親戚筋は、父方も母方も明るいキャラ揃いだなぁ。結婚式では親族席でいつも盛り上がっている。

* 10月30日(月)

先週の写真:

[流れの夢コンテスト]
10月27日撮影。「流れの夢コンテスト」出典作品になるはずだったものと出展者の雄志。このあと大爆発があって出典作品は色が変わってしまいました。 (クリックして拡大) (ムービーもあります。)

[建て直し]
10月28日撮影。建て直し中のビルの様子。少し高くなったかな? (クリックして拡大)

* 10月28日()

ずいぶん前のことだと思うが、高校で世界史が必修になると聞いて感心した覚えがある。高校を卒業していれば世界の歴史にある程度まで精通しているというわけで、たとえば宗教は一般に政治的弾圧に対して強いとか、宗教的要因の戦争や共和制を獲得するための争いがあったとか、シルクロードを通じて東西文化の交流がありその名残が今でも残っているなどといった事実を大多数の日本人が教養として身につけている、という時代が将来やってくることになるのだろうかと期待していた。

最近の報道によると、そうなる日は遠いらしい。高校では世界史を教えたふりをして、実際には教えていないそうな。特に進学校では、受験に関係のある科目にこっそり振り替えているのがむしろ当たり前、というような状況だと報道されている。

進学校では生徒に「ずるをした方が得だ」と教えているというわけだ。そして日本人の教養レベルを下げている。悲しいことだが金野が卒業した高校もその中に入っていた。情けない…。我が母校はただの予備校モドキに成り下がってしまったのか。

入試科目を減らして受験生を増やそうとしている私立大学の教員がこんなことを言っても空しいだけだろうが、高校で世界史を学ぶことには意義があると考えている。社会問題に接する前提となる知識や教養を身につけるための手段となるからだ。ぜひ、世界史必修を堅持し、受験に必要のない科目であっても削らずに、教員を配して教えてほしい。

今日の合言葉:火縄くすぶるバスチーユ

* 10月25日(水)

ここの更新をしばらくサボっていました。先週から今週までの間には、平常業務のほかに金曜日にJABEEの会議をしたり、土曜日に修士課程の学生の研究室内発表会があったり、月曜日に系列内で科研の勉強会をしたりしていました。今週末には機械工学専攻のM2の中間発表会があります。

先週の写真:

[さんま焼き]  [ウィンナーと豚肉焼き]
10月21日撮影。大学院生発表会のあとのBBQで、さんまと豚肉などを焼いているところ (クリックして拡大)

* 10月16日(月)

北朝鮮は核武装しようとして怒られるけど、なぜ日本はだいじょうぶだと一部の政治家は主張しているんでしょうか。資格試験とかあるのか!? (もちろん皮肉です。)

* 10月15日()

今のところ、北朝鮮の核実験が成功したという証拠はないそうだ。地震、放射能、衛星写真などどの情報も、核実験の結果らしいデータを得ていないとのこと。こりゃガセか!? まぁお隣の国に住む人間としては、ガセネタだという結論の方がありがたいが、それにしても北朝鮮は自壊の道を歩んでいるように見えるなぁ。

今日は午後からドライブがてら遠回りをして出勤。ルートは相模湖→陣馬街道→戸吹峠→大学。2時間ほどかかった。和田峠は細くてうねっており運転しづらかった。紅葉の季節になったらもう一度行ってみたい。

最近の写真:

[スターリングエンジン]
9月22日撮影。海技研で平田さんがやっているスターリングエンジンの実験を見学。ピントが合わせづらい被写体で苦戦 (クリックして拡大)

[建て直し]
9月25日撮影。取り壊していたビルはついに建て直しの段階に突入したらしい。 (クリックして拡大)

[5孔管]
9月29日撮影。東大生研で作っていただいた小型5孔ピトー管の先端。穴が5つ空いているのが分かりますか? (クリックして拡大)

[ローパスフィルタの設計]
10月3日撮影。飯田先生がローパスフィルタの設計について学生さんを指導しているところ。TIからフリーソフトが出ていて設計しやすくなったからだとのことですが、それにしても初歩とはいえアナログデバイスを設計するんだから学生さんも大したものです。(クリックして拡大)

[夢]
10月13日撮影。「夢」のために頑張る古市君。つまり流れの夢コンテストの作品ってことですが…。彼はなぜか丸椅子の上で作業するのがやりやすいんだそうです。(クリックして拡大)

* 10月12日(木)

昨夜は借りてきたレンタルDVDを観て夜更かし。今日は八王子で授業→新宿で会議×2。ただいま新宿で一服中。

昨日の転がり摩擦のことは、さっき小林先生に教えてもらってきた。「転がり摩擦係数にはすでに滑り摩擦ぶんが上乗せされていると考えるべき」というのが正しいようである。

* 10月11日(水)

授業で「転がり摩擦」を教えたのだが、この転がり摩擦というモデル化は、突き詰めて考えるとかなり突飛なモデル化になっているようだ。転がり摩擦について解説したいくつかのウェブサイトを見て回ったが、堂々と間違った議論を展開しているものがあって、それがあまりにはっきり断言しているものだから危うく信じそうになった。ここに金野の理解しているところを書き述べておくので、ご批判を賜りたい。

水平な床を転がっている円柱を考えるとき、転がり摩擦の標準的なモデルでは、円柱と床との接触面が円柱中心の真下ではなく、それよりちょっと前だと仮定する。そしてその接触点からの反力は中心向きだと仮定し、その力の水平方向成分が転がり摩擦力だとしている。

この「反力は中心向きだと仮定」というところが怖いところだ。このモデル化の範囲内では、転がり摩擦は円柱の回転を止める作用を起こさないのだ! 転がり摩擦による円柱中心回りのモーメントはゼロなので、転がり摩擦は円柱の並進運動にのみ寄与し、回転運動には寄与しない。

今日の授業で扱った演習問題で、球を転がして止まるまでの時間から転がり摩擦を求める、というのをやった。転がり摩擦のみが作用して、滑り摩擦は無視できるという前提で解いてもらった。今週は説明できなかったが、この問題は恐ろしい問題で、球はどこかで移動をやめるが、回転は止まらないことになる。回転を止める作用はどこにもはたらいていないから。(問題が悪かったね。学生さんごめんなさい。)

もちろん、現実にそんなことが起こるわけがない。だからこういう問題について考えるとき、転がり摩擦のみを考慮し、滑り摩擦を無視すること自体が間違いなのだろう。もう少し詳しく述べると、接触点から円柱におよぼされる力は中心向きではなく、少し後方に傾いている。その力を円柱の中心向き成分と円周方向成分に分解したとき、その円周方向成分が滑り摩擦に相当する。また中心向き成分を水平方向と鉛直方向に分解したとき、その水平方向成分が転がり摩擦に相当する。

あるいは、転がり摩擦係数にはすでに滑り摩擦ぶんが上乗せされていると考えるべきなのかもしれない。その場合は、転がり摩擦は並進運動と回転運動の両方を抑制する作用を及ぼすと考えてよいことになる。それで現象の説明のつじつまは合うが、解き方としては難しくなる。

まぁこんなことを昨日から今日にかけて考えていた。あとで誰かに真相を教えてもらおう。風邪は何とか治まったようで、熱は下がった。

* 10月10日(火)

風邪を引いたようで微熱があり、腰が痛い。今日は普段よりもずっと早く7時頃に帰ってきて、そこから2時間ほど寝た。明日の授業の準備があるので起き出してきて、さっきまでは板書計画を作っていた。いまは一段落して休憩しているところ。

先週と今週はいろいろあったんだけど、このページを更新するパワーがなかった。先週の木曜日(5日)は久しぶりに舞台を観に行ったし、土曜日(7日)には卒論発表会があった。

セリーグは中日が優勝を決めた。パリーグは明日からプレーオフ第2ステージ。

もう10月かぁ。…がんばろう。

* 9月30日()

久しぶりに映画を観てきた。封切り日に初回を見に行くんだから、俺も馬鹿だな。映画自体はいま一つ物足りなかった気がしたが、あんなもんだろうか。

* 9月29日(金)

日本ハムがレギュラーシーズン1位通過ねぇ…。予想できなかったなぁ。ヒルマン監督は優秀だったということなのかな。

昨日の木曜日はFITUTから受けているお仕事。敵は強敵。ほんの2時間ぐらいでちゃっちゃと終わらせるはずの仕事が、あちこちに不具合が出てくるせいで延びに延び、結局は日付が変わるまでかかった。まだ大物バグが残っているので、しばらくは楽になれそうにない。

* 9月24日()

授業とその準備が軌道に乗ったと感じるようになるのは授業が2、3週間回ってからですね。演習なしで講義だけの授業だともう少し早いですが。学生さんのレベルや反応は年々変わるので、はじめは手探りです。

* 9月19日(火)

新しい授業を担当するのはたいへんだ。黄色くなったノートを引っ張り出して黒板に書くだけで授業が成立する日はいつのことだろう…。(そんなことを目指していてはいけません。)

今日は卒論ミーティングと明日の授業の準備。工業力学は明日が一つの山なので、何とかうまく教えてあげたいのだが、さてうまくいくだろうか。

* 9月18日()

古い写真のお蔵出し:

[オープンキャンパス八王子]  [オープンキャンパス八王子]
7月31日撮影。八王子オープンキャンパスの様子 (クリックして拡大)

[オープンキャンパス新宿]  [オープンキャンパス新宿]  [オープンキャンパス新宿]
8月6日、7日撮影。新宿オープンキャンパスの様子。八王子、新宿とも学生さんががんばってくれました。(クリックして拡大)

[流しそうめん]
8月9日撮影。研究室内の発表会後、流しそうめんの準備中 (クリックして拡大)

* 9月16日()

昨日は学生さんと会う予定だったのだが来てくれなかった。そのほかは書類の整理など雑事をこなす。紙をたくさん捨てた。

以前に水野先生からもらった古い試験問題を整理していたのだが、B4の紙の大きさが80年代のものは揃っていない。紙が縮んだのかもしれないが、もとから揃っていなかったんじゃなかろうか。規格違いでもあったのかな。90年代以降の紙は大きさが揃っている。

今日は自宅の物入れの整理。古いCDを大量に処分するなど持ち物を減らすべく努力中。

* 9月12日(火)

毎年のことですが、授業直前になってプリントの印刷などで慌てています。今は職場にいますが、もうすぐ日付が変わります。

* 9月11日(月)

週末はとても怠惰な過ごし方をした。Yahooだのフレッツだのの動画サービスを朝から晩まで視ていた。「未来少年コナン」全26話とか、「機動戦士ガンダム」を1話から28話までとか。Bフレッツに加入していながらフレッツスクエアのサービスをあまり使っていなかったのだが、使ってみるとさすがに回線が速いね。動画が快適に楽しめる。おかげで休み明けなのに寝不足気味。

日本マリンエンジニアリング学会誌に論文が載った。特集号ではあるけれど久しぶりの投稿論文。ボチボチ稼いでいかなあかん。

古い写真のお蔵出し(沖縄出張編):

[応力水着]  [応力水着]
7月4日撮影。ISABMEC2006で紹介された、女性スイマーの摩擦応力分布をカラーマップにした水着。モデルの女の子はとても可愛いのですが、肖像権を気にしていちおうモザイクにしています。(クリックして拡大)

[沖縄の風景]
7月5日撮影。沖縄の朝の風景。(クリックして拡大)

[人工尾びれ]
7月6日撮影。エクスカージョンで行った沖縄美ら海水族館で、人工尾びれをつけたバンドウイルカ「フジ」のジャンプ。シャッターのタイミングが合わず尾びれが写っていないのが残念。(クリックして拡大)

[タイマイ]
7月6日撮影。沖縄美ら海水族館の「タイマイ」。このほかにアカウミガメやマンタの動きを見てきました。(クリックして拡大)

* 9月6日(水)

加藤隆先生の訃報に接する。月曜日に海技研でメールを読んで知ったのだが、しばらく言葉が出なかった。お体が悪いとは伺っていたのだが…。金野がこの大学に来た年の修士の最終発表会のときに声をかけてくださって、加藤研の学生の発表を聞きに行ったのを思い出す。いつも朗らかでユーモアのある先生だった。今はご冥福をお祈りするほかない。

火曜日は海技研でペンギンロボットの実験。月曜日はその準備。実験は、まあいちおう回ったというところだろうか。うまく行ったとはいえないが、今までできなかった実験をできるようになったことがとても大きい。平田先生、川田先生、そしてきっかけをくれた大阪大学の学生さんたちに感謝します。

実験の写真:

[ストラットつきペンギン]
9月4日、海技研にて撮影。改造されたペンギンロボット (クリックして拡大)

[ペンギン実験中]
9月5日、海技研にて撮影。ペンギンロボットを二分力計に吊り下げて回流水槽に取りつけたところ (クリックして拡大) (ムービーもあります。)

* 9月4日(月)

日曜の夜から出勤していて、ただいま午前3時半を回ったところです。サボっていたつけを冨川君と二人で払っているところ。でも目処はついた。

* 9月2日()

8月28日から昨日まで札幌に出張していました。IAHR Ice Symposiumという氷関係の講演会に出るため。

この学会はどちらかというと結氷過程や破壊のような局所的な氷の現象を取り扱っているようで、地球環境への影響のように広い範囲を対象とした話題は少なかった。4年前にも同じシンポジウムに出たのだが、そのときにはそういう話題ももう少しあったと思うんだけどな。

金野は砕氷船の話をしましたが、今回は数名の先生に興味を持ってもらえたようで、いろいろ議論ができました。発表内容は2月のシンポジウムからあまり進歩していないのですが、切口をこれまでと変えたのが良かったのかもしれない。船の性能を調べるためよりは、船の安全性や環境影響を評価するのにこのツールは向いていると考えてそういうストーリーを練ってあった。多数の砕氷船の設計に関わった方から伺った話では、いまの研究をもう少し進展させれば、設計時の安全評価用ツールとして使えるだろうとのことだった。砕氷船チームにがんばってもらおう。

アメリカのある有名な先生に興味を持ってもらえて、少し話をした。この研究は学生(もう卒業した水城君です)が主体で進めたのだと言ったら感心されて、「おもしろいから学生の交換留学をしようよ」と持ちかけられた。まあ社交辞令だと思うけど、ありがたいことですね。

いまにして思えば、たぶん向こうは、学生=大学院生という意味だと思ったのだろう。アメリカじゃ卒論をやらないからね。これは卒論生の成果だと言ったらもっと驚いてもらえただろうか。金野の担当学生は卒論生だけですから、留学させてる場合じゃありません。(ほんとに学生をよこせと言ってきたらどうしよう…。俺が行っちゃおうかな。)

* 8月27日()

Windowsでディスクをいったんフォーマットして使っているFreeBSDマシンは、どうもまだ完全ではないようで、マルチユーザーでバックグラウンドでfsckを回すとpanicで落ちる、らしい。シングルユーザーでfsckをかけてから起動すると立ち上がる。何だか怪しいなぁ…。

昨日と今日は停電対応。

* 8月24日(木)

ある星が惑星に分類されるか、小惑星というレッテルを貼られるかは、自然現象とは何の関わりもありません。そんなんで四の五の言うのは専門家にまかせておけばよろしい。…と思うのだが、世間の人もこういう話題は嫌いではないようで、新聞のトップや全国版のニュースで取り上げられたりしているらしい。べつにどうでもいいじゃん。固定資産税の額が変わるとでもいうのかね。

でもこれを読んだら冥王星に同情するかも。

おかげさまで金野のウェブサイトへのアクセスが30,000件を越えた。ありがたいことでございます。

* 8月23日(水)

そうだよな、暗闇指令はやっぱり長門裕之だよな。

古い写真のお蔵出し:

[IIS一般公開]
6月2日撮影。東大生研の一般公開での北澤研のパネル。金野も説明要員として参加。(クリックして拡大)

[部材切断]  [バリ取り]  [溶接]
6月16日、海技研にて撮影。左から、アングル材を切断する益子君、作成した部品のバリを取る堀川君、平田先生に溶接のやり方を教わる益子君 (クリックして拡大)

* 8月21日(月)

昨年度末の予算で買ったPCにFreeBSDをインストールできずに困っていた。インストールの途中でffs_valloc: dup allocなるエラーのせいでpanicに陥る。メモリテストやディスクテストはフルマークでパスするのにどうして!?と悩んでいたが、昨日ウェブで調べたら、いったんWindowsでディスクをフォーマットしてからFreeBSDをインストールするとよいという。

この情報に従い、件のPCにいったんWindowsを入れてNTFSフォーマットし(これに昨夜遅くまでかかった)、今日改めてFreeBSDをインストールしたところ、問題なくインストールでき、その後も快調に動いている。今もそのPCでこの文章を書いている。うーむ…。動いたことはありがたいけど、FreeBSDのnewfsは弱っちいのだろうか? WindowsもXP SP2以降でないと130GB以上のディスクを丸ごとフォーマットすることはできないので、それなりにたいへん。

古い写真のお蔵出し:

[PC作成]
5月9日撮影。金野の指令でTAの仕事の合間にPCを組み立てる毛利君。 (クリックして拡大)

[基盤のエッチング]
5月12日撮影。遠藤君と魚ロボット班が海技研に集まって電子工作のお勉強。まずは基板のエッチングから。 (クリックして拡大)

* 8月20日()

昨日と今日は理科教室のお手伝い。天気に恵まれ、たくさんのお客さんが来てくださった。理科系に興味を持っていただければ幸いです。楽しいよー。金野は入口で呼び込み。

高校野球の決勝戦は、両チームのエースが譲らず、引き分け再試合になったらしい。金野はエースが連投するチームよりも複数のピッチャーに投げさせて負担を分散するチームの方が好きなのだが、その点では駒大苫小牧の方が多少分散させているとはいえ五十歩百歩か。八王子市民としては西東京代表の早稲田実業を応援したいが、エースにもし4連投させるとなると応援しづらいので、ちと複雑。まあどっちもがんばってくれ。

しばらく前の写真:

[取り壊し1]  [取り壊し2]  [取り壊し3]
左から、4月11日(火)、4月25日(火)、8月6日(日)撮影。以前から撮影している、取り壊し中のビルの様子。まだ何かやってますね。真ん中の丸い穴は何なんでしょうか。ミサイルのサイロみたい。 (クリックして拡大)

4月以降、写真をアップしていませんでしたが、だんだんアップしていこうと思っています。

* 8月17日(木)

ここもたまに更新しないと何かあったと思われるらしいので、書いておきます。死んでません。

書くネタはたくさんあるんだけどさ、いまはお勉強モードに入っていたい。夏にがんばらないでいつがんばるんですか。私大の教員は忙しいんです。

* 8月2日(水)

水の怖さは体験してみないと分かりづらいものだと思う。一般の人々は水の流れに恐怖感を抱いたりはしないだろう。金野もこういう仕事をしていなければ、流水が想像以上に大きなエネルギーを持っているとは考えなかっただろうと想像する。だからこそ、管理する人間に知識を与え、危険に対処するためのマニュアルを作り、万が一の事故に備える必要がある。

埼玉の流水プールで事故が起きた。流水プールだから流れを起こすポンプがあるわけだが、その取水口の柵が外れていたという。金野から見るとぞっとするぐらい恐ろしい状況だが、アルバイトの監視員はそうは認識しなかった。その結果、子供の命が失われた。

管理会社の危機意識の甘さが出たと見るべきだろう。まさか人が死ぬとは思っていなかったんじゃないか。今後の捜査の進行を見守りたい。

* 7月29日()

昨日は風邪をひいてしまいグロッキーだった。頭ふらふら、背骨みしみし。ほとんど戦力にならなかったのだが、学生さんががんばってくれて、オープンキャンパスの準備ができた。

木曜日は業者さんと打ち合わせ→会議→懇親会→千歳烏山まで小旅行。この日の飯田先生はカッコ良かったぞ。うちの大学は人の良い先生がそろっている。 (皮肉じゃないよ、素直に誉めてる。)

* 7月26日(水)

昨日の出張の直前に論文の再査読結果が送られてきて、再修正版を催促された。沖縄出張の前にも査読が送られてきたあの論文。前回も今回もタイミング悪すぎ。これに限らず、なんで出張や外勤の直前になると仕事が回ってくるんだー!? 最近多いのだが、こればっかりはおれの責任じゃねぇぞ。

授業期間が終わってからこれまで、何かバタバタしているなぁ。海技研にも来るように言われているのだが、予定が合わないで困っている。

* 7月25日(火)

名古屋出張から帰ってきたところ。

機械学会東海支部主催の科学英語の講習会に参加してきた。自分の勉強のために留守にするので学生さんたちには申し訳ないのだが、こちらも商売柄常に勉強し続けないとやっていけないものだから、許してくれ。

といっても渋々参加したわけではなく、楽しんできた。英語で行われた講習では金野以外に質問する人がおらず、聞きたいだけ聞けた。英語の講習会ということで学生さんなど若い方が多かったようで、金野のような厚顔無恥なオッサンはいなかったようだ。

内容も興味深かったなぁ。これまで正しいと思ってきたことのいくつかは、間違い、もしくは間違いとは言えないまでも一般的ではない書き方だったようだ。とても勉強になった。

そのほかの今日の出来事:

* 7月22日()

午前中にたまった洗濯物を処理。午後から大学に行って雑事。いつもより早く帰宅し一眠り。さっきまで論文を読んでいた。

読んでいたのは4年前の渦法の論文。金野がいままで「渦法」という言葉から想起していたものとはだいぶん違う計算方法をとっているのがおもしろい。渦度の代表点を誘起速度で移流させる点は同じだが、空間格子を使って再分布させたり、粘性項にPSEという方法を使ったり、物体表面を渦シートで表現する方法があるというのは知らなかった。勉強不足ですな。でもうちの学生さんがやってる「渦法」ではそんなの出てこなかったしなぁ。計算方法が比較的詳しく書いてあるので、時間があるときにやってみたい。

八王子は比較的平和。

* 7月21日(金)

海技研→東大生研。

昨日と今日とで金野班の卒論生全員と研究打ち合わせができたが、皆ちょっとずつではあるが前に進んでいてうれしかった。金野がボトルネックになっている作業がいくつかあるのでがんばらねばならん。土日でがんばります。

* 7月20日(木)

午前中に定期試験が1科目(数学演習I)。採点は後回しにして、午後は横流換気と戦う。何とか今日一日で仕上げることができた。

靖国神社へのA級戦犯合祀に昭和天皇が不快感を抱いていたという説を裏付ける発言メモが見つかったという。さっそく小泉さんが取材を受けて、「心の問題だから」と自身の参拝への影響を否定したそうな。

小泉さんの靖国参拝には注文をつけたいところがあるが、考えが一貫している点は密かに評価している。個人の心の問題に干渉してはいけない。福岡市の小学校の通信簿に愛国心の評価項目が入ったことに「こういう項目は持たなくてもいい」と発言して話題になり、朝日新聞で早稲田の教授が「内心の自由の大家」と評していた。今回もぶれていないようだ。

* 7月19日(水)

朝からずっとウェブプログラミング。

* 7月18日(火)

織田裕二が椿三十郎だとぉ? 金野の持っているイメージと全く合わん。まぁ時代も違うし、三船敏郎風じゃない方がおもしろいかな。新しい椿三十郎像を期待しよう。

昨日は流れ学の定期試験→飯田先生がすぐに採点しはじめたのにつられてすぐに採点。おかげさまで夕方までには採点が終わりました。本当はこうでなくちゃあいけないんですよね。出来も良い方でした。

今日は午前中に大学院生のミーティングに参加。その後は雑事など。

* 7月13日(木)

何かバタバタしている今日このごろ。(生産性が悪いだけに違いない。)

卒論の指導をしていてふと思ったのだが、金野が卒論で指導したり研究で使っている知恵や知識のほとんどは「習ったもの」ではないよなぁ。細かい部品はもちろん習っているのだが、それを組み合わせたものはたぶん自分で調べたか、試行錯誤して学んだか、そんな類いのものだ。

学生さんには、もちろん地道な計測など作業的なこともきっちりこなしてほしいと思うが、加えて頭も使ってほしいと思う。自分で式を作るとか、自分でデータ処理の方法を考えるとか。でも今のところそういう考え方の部分は全部金野が指示しているような気がして、もどかしい。これは単に経験の差なのだろうか。まぁ指導が悪いのかもしれん。

今日のミーティングのネタ: 最小2乗法でフィッティング、梁のたわみの式を適用する考え方、座標変換、圧力差を意図的に与える実験方法などなど。

前期の授業は今日まで。明日から定期試験。

* 7月7日(金)

先ほど出張から帰ってきました。台風より早く帰ってくることができてよかった。出張報告はまた後日。

* 7月5日(水)

自分の発表を終えて、さっきまで打ち上げと称して飲んでいたところ。学会に来ていた藤江先生と、今日知り合った東大の尾川さんと3人で遅くまで話し込んだ。お二人も発表を終えたところだったので打ち上げにちょうどよかった。

発表は、まあ笑いをとることもできたし、そんなに悪くなかったのではないかと。ただあまり目を引くような結果が出ていないので、質疑応答は盛り上がらなかったのが残念。質疑応答が盛りあがらんようじゃいかんよな。ちと物足りない。

それにしても、この学会はけっこういい加減に思える解析結果を元に、大胆な仮説を主張する人が多いような気がするなぁ。検証不十分というか何というか。そういう学問分野なのだろうか? いやそれにしても…。ちょっと金野のセンスに合わないところがある。おもしろいけどね。

(アルコールが入っているのでこんなことを書いていますが、明日酔いが覚めたら消しちゃうかもしれません。)

* 7月3日(月)

出張で沖縄は宜野湾市に来ています。

* 6月30日(金)

来週は出張なのだが、その矢先に論文の査読結果が帰ってきた。特集号に間に合わせるために急いで修正して出せと言う。うーむ、時期が悪いんだよなぁ…。まあ何とかしましょう。

今週は細かい仕事がたくさんあった。出張前なので2週間分の授業準備をしたのに加えて、もうすぐ定期試験なので試験準備もした。教員のように毎週同じ時間割で授業をしているものにとっても、仕事が急にたくさん来たり、妙に間が空いたりすることがあるようだ。

授業をつぶして出張に行くのは2002年以来のはず。前期は9コマ持っているので学会は無理かと思っていたのだが、新宿の実験は日程を調整して来週を空けてもらったし、流れ学は飯田先生に代わってもらえるので、帰ってきてからの補講は3コマだけに抑えられた。ありがたいことです。

* 6月25日()

またひとつ歳を取りました。

ある作家の日記ページを見つけた。今風の「ブログ」ではないもの。2000年からある。ちょっと変わった感性がおもしろい。書きはじめたころは学生だったらしいが、そのころはもう創作活動をしていたのだろうか。

歳を取り、組織の一部になると、自由にものを言うのをつい憚ってしまうことがある。金野もずいぶん前から日記のページを作っているが、昔とくらべるとかなりぼかして書いている。表には書けないこともある。自分が小さくまとまってきたのがつまらない。

飯田先生の日記ページは流体研内にはない。リンクは張ってあるが、サイトは大学の外にある。金野も移転しようかなと思うことがある。内容を批判されるのはかまわないのだが(実際には反響はほとんどない)、大学や関係者に迷惑をかけるのが嫌だ。どうせ大したことは書かないんだから、気を使わずに書きたい。大学構成員としてではなく一個人として、もっと自由に発言したい。

そのうち何とかすることにしよう。しばらくはこのスタイルで行きます。

* 6月23日(金)

今週はほぼ平常運転だった。水曜日に受託業務関係の仕事があったのだけが変則。

金曜日はだいたい外勤。先週は海技研に行った。今日は海技研に寄ってから東大生研での研究会に参加する予定。

* 6月10日()

大学で受託業務関係のお仕事を夕方まで。その後はPCのインストール作業など雑事。

FreeBSD/amd64とネットワークチップとの関係で2連敗中。ひとつはCICADAという会社のチップで、もうひとつはMarvell Yukon。後者は32bit OSならドライバがある。グラフィックスでもi386用ならドライバがあるがamd64用のはないというチップがあって苦しめられた。数値計算では64bit OSのメリットが大きいと判断しているのだが、コンソールとして使うにはマイナス面も大きいな。事前の情報集めが不十分だったとも言える。今後はよく調べよう。

* 6月9日(金)

昨年末に出していたプロポーザルが通った。申請した予算額からはかなり減額されたが、それでももらえるのはありがたい。テーマは砕氷船関係。

うちの大学も今年は緊縮財政だそうで、あちこちで予算を切り詰められている。投資を集中するつもりだろうか。研究費も当てにしていたやつがもらえなかったので困っていたのだが、今度の補助金でそのぶんを取り返した。科研ももらっているから、金野の紐付き予算は今年が過去最大かも。がんばらねば。

* 6月5日(月)

今週も前半は平常営業の予定。

* 6月4日()

今週は水曜日まで平常営業。木曜日は授業のあと新宿に移動して会議。金・土は東大生研の公開のお手伝い。知ったかぶりしていろいろ説明しました。

修理に出していた車が帰ってきました。ドアを交換したので、そこだけ真っ白だとみっともないということで修理工場が気を効かせてくれたようで、水垢が落ちてピカピカになっていました。こりゃ大事にしないとね。

* 5月30日(火)

朝イチでミーティング、と言ったときの「朝イチ」は平均で午前8時前なのだそうだ。シチズン時計がビジネスマン400人を対象にして意識調査をした結果とのこと。…まじですか。金野の朝イチは10時頃だから、相当遅いぞ。(そもそも朝イチで何かやるってこと自体がないかもしれない。)

今週の前半は平常営業の予定。

* 5月27日()

木曜日: 午前中は授業と雑事。午後から仕事の打ち合わせ。

金曜日: 海技研→東大生研

土曜日: 車を修理に出して代車を受け取る。金野が乗っているデミオのひとつ新しいタイプ。これが静かで快適で非常にまずい。元の車には戻れないかも…。うちの車はエンジンの音がうるさいんですよ。パワー無いし。

その後、昼ごろに大学に行って雑事。夕方は東大で研究室のOB会。楽しかった。

* 5月24日(水)

健康診断が終わったぁぁっ! これで暴飲暴食OKだっ!(違)

* 5月22日(月)

このページの更新をずいぶんとサボっていた。前に更新してからもう2週間も経つのか。

会議で新宿に行ったら、事務室の皆さんに「焼けましたねぇ」と言われた。昨日と一昨日が恒例の富士吉田合宿。天候に恵まれ、快晴の中でソフトボールをたっぷり楽しんだものだから、顔が赤く焼けた。発表会もソフトボールも楽しかったですよ。今年はJAXAから西澤先生も参加してくださったし。

合宿の帰りに事件発生。八王子駅まで学生を送って、その後八王子校舎に行くつもりである道で信号待ちをしていたら、後ろから「ドン」。追突。金野カーのオシリが見事にへこんでしまった。後ろのドアが開かないが、それでも走ることは走る。

追突した車に乗っていたお姉さんは誠実な方だったのが不幸中の幸い。今日、保険屋から早速連絡が入った。あとは保険屋さんが何とかしてくれるでしょう。

そういえば発表会に向けてプレゼンゼミもやったんだった。13日(土)に卒論生を集めて、よい発表をするための心得などを説明した。…といっても金野の発表がとてもうまいというわけじゃないけどねぇ。まぁ金野レベルの発表ができれば合格点ということにしてください。

このプレゼンゼミのときにいくつか悪い例を出して、「前に修士の発表会で△△(←悪い例)な発表をしたやつがいて、俺怒ってどなりつけちゃってさぁ…」のような話を何度かしたのだが、それが原因で学生さんは発表会前はだいぶんビビっていたようだ。5月の時点では、それなりにちゃんと準備してくれれば発表が多少下手くそでもキレたりしないよぉ。実際、富士吉田でも優しかったでしょ!?

* 5月9日(火)

日曜日の「近況」を書いたあとで、一気に仕上げる気になってもう1時間ほど頑張り、Extended Abstractを書いた。月成君に手伝ってもらって誤字脱字を修正し、昨夜やっと論文を投稿した。

…と思ったら前のが帰ってきた。4月末に書き上げた論文の査読結果がメールで送られてきた。講演会だけど査読付き。英語表現の修正などを条件にacceptされた。これを書き直して、来週には提出しなければ。

今日の2部機械実験の学生さんたちはたいへん優秀で、審査時のレポートの質がとても高かったのでほとんど修正が入らず、8時過ぎには全員修正を終えて提出していった。過去5年間でいちばん早い。偉いねぇ。毎週こうであってほしいよ。

* 5月7日()

書き上がったぁぁっ!! (ただいま8日の朝1時40分)

あちこち直すところが出てきて、結局いままでかかってしまった。まだ図面でおかしいところがあるが、これは職場のIllustratorを使わないと直せない。

それさえ直せば、残るはExtended Abstractだが、これがやっかいそうだ。ガイドラインにはabstractやintroductionを別々のセクションとして書けと書いてある。たった1ページなのに、無茶言ってくれるなぁ。まぁ何とかしましょう。

* 5月6日()

論文、論文、論文…。

この論文は前の土日で完成させるだったもの。といっても、その前に出した論文は以前に書いたものを下敷にしたから7割方できあがっていたものだが、それでも土日いっぱいかかった。今回の論文は以前の蓄積が3割ぐらいしか使えないので、もともと土日だけで書き上げるのは無理があった。予定通り(?)連休に食い込み、連休中にやりたかった仕事ができないでいる。まぁ、今回は魚ロボット関係の研究をひととおり紹介する内容にしたので、焦点が定まっておらず書きにくい論文だということもあるのだが。

今日一日がんばって、やっと9割方完成させた。今夜もう少し直して完成させる予定。でもまだExtended Abstractがあるんだよなぁ…。明日も休みで良かったと思いつつ、キリンの氷結・柚子を飲んでます。うまい。

この論文が終われば、あとは夏休みまで論文を書く予定無し。よーしがんばろう。

* 5月3日()

大爆睡。一日の半分は寝ていたような気がする。

* 4月28日(金)

朝早く起きたら、左足の膝付近の筋肉がピクピクと痙攣していた。何で!? まさかとは思うが授業で立っていた時間が長かったからだろうか。これはいかんということでもう一眠り…。

今日は昼間は論文書き。前のとは別。夕方に生研で研究会の予定。

* 4月27日(木)

授業→打ち合わせ→委員会→学内シンポジウム。

* 4月26日(水)

海技研に行けませんでした。今日は学生さんたちの電子工作の実習日だったのですが…。許してくれ。>海技研チーム

へろへろである。久しぶりに疲れがたまっている感じ。

昨日は久しぶりの「実験のレポートを受け取る日」だった。それも2班ぶんのレポートの締め切りで、かつ実験もあるという忙しいパターンの日。例によってレポートをまったく書かずに来る輩がいて、最後のレポートを受け取ったのは夜の10時過ぎ。帰宅したのは日付が変わる直前だった。

その次の水曜日に朝1限から講義はきつい…。何とかがんばって授業をこなした。そのあとの演習で学生さんに付き合っていたら2時になってしまった。答案保存など雑事をやって、研究室に戻ったのは3時。腹ペコ。カップラーメンと弁当で腹を膨らませて、明日の会議の準備などをした。

ただいま夜の9時を回ったところ。今日はもう帰ります。

* 4月23日()

論文書いてます。

(23:58追記) 書き上げたぞぉーー!!

* 4月19日(水)

授業第2ラウンド。先週までの演習問題は簡単だったが今週からは骨のある問題になったし、新宿での実験の授業もはじまった。今年は去年までよりも「何とか乗り切らないと」という焦燥が強い。いったんペースをつかめば何とかなるだろうか。午後は書類書きや論文の整理など雑事をこなした。

* 4月16日()

金曜日は海技研で打ち合わせなど。土曜日は自宅療養。今日はちょっとだけ大学に行った。えーっとたまっている仕事がひとつあるのですがなかなか進みません。

* 4月13日(木)

またしてもしばらく更新していませんでしたが、その間に卒論生が配属され、授業も始まりました。新年度が本格的にスタートです。

金野班卒論生は今年は7名。濃いキャラが集まったのではないかと。昨日は海技研の打ち合わせに4名の卒論生が参加してくれましたが、笑いの絶えない打ち合わせになりました。

授業も今日までで1周。やっぱ週9コマはきついわ。1週目が終わった時点でもうあごが上がりそう。あと12週間頑張ります。

* 4月2日()

しばらく更新していなかったのはトラブルがあったから。水曜日(29日)に、年度末恒例の「ハードディスクトラブル」が起こった。金野が作業用に使っているFreeBSDマシンが突然止まり、起動しなくなった。あーもう。次の日にFITUT の高橋さんといっしょにプログラムの修正作業をする予定だったので焦った。バックアップ用ディスクを急遽転用して夜中まで復旧作業。実家から親が出て来ていたというのに何と親不孝な息子であろうか。

木曜日は高橋さんと作業。これも想像以上に時間を食ったが、何とかプログラムを組み上げて使えるようにすることができた。帰ったのはやはり夜中。

金曜日は新宿で修士の勉強会。これは楽しかった。この日で退職する松本さんと忌憚のない話もできた。松本さんご苦労さま!! たまには八王子にも遊びに来てね。両親が上京しているので、勉強会後の飲み会は欠席してこの日は早めに帰宅した。

土曜日は入学式で、ことしもたくさんの学生が入学してきました。新たな年度のはじまりです。天気もよかったし、桜も間に合ったし、よい式だったのではないかな。

遅ればせながら最近「ハリー・ポッター」にはまっています。英語版(UK版)で読んでいるのですが、止まりません。さっき4巻まで読み終わりました。5巻も買ってあってこれから読むつもり。6巻はペーパーバック版がまだ出ていないので、しばらく我慢することになりそう。

* 3月28日(火)

金曜日はSMBCの評価委員会と中間報告会。金野は朝にKim先生とYao先生をホテルに迎えに行く係。マイカーで京王プラザホテルに行ってお二人をピックアップし、Kim先生とエネルギー問題について語らいつつ八王子校舎へ。Kim先生の話はおもしろいね。韓国でもエネルギー問題は重要な課題だそうだ。

中間報告会ではもちろん教員もいろいろ発表したのだが、いくつかのテーマについては学生さんが発表してくれた。うちの中村君と雑賀先生のところの学生さんは英語での発表で、立派でした。金野もちょっとだけ英語で説明。その後懇親会。

土日は研究室のサーバのバックアップやバージョンアップ。その時点ではトラブルはなかったのですが(後で少し出ました)、バックアップに時間がかかるのには参った。ハードディスク1個当たり約6時間半で、それを2個分。バックアップだけで日付が変わりました。まぁ、うちの研究室のレベルでバックアップ装置に金をかけることもできませんから、しょうがない。1年に1回の辛抱だしね。暇潰しに観るつもりでレンタルDVDを大学に持っていったのだが、うまく再生できず断念。

ついでに金野の仕事用PCのWindows XPを再インストールした。各種のしがらみを断ち切って必要十分な機能だけを入れ直すことが目的。こちらは問題無く終了。サーバのメンテナンス後はいったん帰宅してひと風呂浴びてから新宿に向かい、松田さんの送別会。これも楽しい会でした。

昨日はJABEE関連書類作成などの雑事。今日は午後から越中島で開かれるシンポジウムに参加する予定です。

* 3月23日(木)

昨日は夕方に出勤して仕事、といってもちょっと書類を書いただけで帰宅した。今日は新宿でMEMS関係の講演会。おもしろかった!! あのdefocusing PIV(むしろPTVというべきかと思うが)というやつはうちでもできないだろうか。海技研の回流水槽で流れ場の計測をしたいんだよな。金銭的ハードルもそれほど高くなさそうだし。他にも興味深い話題がいっぱい。

韓国の釜山国立大学からいらしたKim先生は、話題がおもしろかったばかりでなく、折りに触れて学生さんをencourageしてくださってたいへん良い講演でした。よく調べること、工夫すること、問題をひとつひとつつぶしていくこと。えらい先生がおっしゃると、金野のような下っ端が言うよりも学生さんの心に響くことでしょう。講演は英語だったので、どこまで学生さんに伝わったのかは悲しいかな疑問ですが…。

* 3月22日(水)

みなさん卒業おめでとーーーーー!!!

というわけで月曜日は卒業式。朝から学位記授与の準備→式典→懇親会に出るはずだったけど爆睡してしまい欠席→研究室前で飲み会→飲み会1次→飲み会2次→カラオケ→朝の7時頃帰宅。火曜日は昼まで寝ていました。

* 3月16日(木)

海技研で、松田君の最後の実験。前の実験時点では、彼のペンギンロボットは外装が不完全で、浮力調節もできていなかったので重りを水中にぶら下げて実験していた。(1月31日の「昨日と今日の写真」に載ってます。) ちゃんと浮力調節をして重りをはずし、外装をかぶせれば推進速度が変わるかもしれないので、今回の実験と相成った。新4年生の堀川君にも手伝ってもらって、計測系を工夫するなど丸1日がんばった。

結論から言うと遊泳速度は速くなったが、前回の実験結果の延長線上に乗ったので傾向としては変わらず、重りをはずしたり外装をかぶせたりした効果は陽には出なかった。胴体抵抗が想像していたよりも大きいということだろうか。まあ速くなったのだから良しとしよう。それにおかしいと思われるところはきちんとつぶすことが大事です。

来年度は計測系を工夫しよう。学生さんの練習でやってもらおうかな。

* 3月15日(水)

真剣だと、知恵が出る。
中途半端だと、愚痴が出る。
いい加減だと、言い訳が出る。

昨日の歓送迎会で、今年退職される塩田先生がおっしゃっていた言葉。語源もおっしゃっていたけど聞き逃した。ネットで調べても語源が出てこないので、今度会うことがあったら聞いてみよう。金野の推測では、はじめの2行は仏教の教えから派生している。精進すれば智慧(正しい判断)、しなければ愚痴(仏教では智慧の反対語にあたるらしい)ということで、それに最後の1行が後から付け加えられたのだろう。

何とも言い得て妙なる言葉だと思う。我が身を鑑みても、学生さんの態度を見ても。知恵が出ないのは真剣にやっていないということだろうか。金野の経験から考えても、知恵を出すのには才能は要らないと思うんだよな。真剣に考えていれば、知恵は出てくる。Youngの"A Technique for Producing Ideas"にもそういう下りがある。愚痴を言いたくなるときはいっぱいあるけど、慎もう。

* 3月12日()

夕方遅くに大学に来て、たまった書類の整理など。

* 3月11日()

今週の写真:

[HONDA2004] [ピトー管]
10日(金)撮影。機械学会関東支部総会講演会にて展示されていた、HONDAのF1カー2004年モデルと、そのピトー管のアップ。 (クリックして拡大)

[川野君]
11日(土)撮影。機械学会関東支部総会講演会で発表する川野君。 (クリックして拡大)

火曜日は八王子で雑務。水曜日は海技研に行って川野君の発表練習に付き合い+氷海水槽でご奉公。久しぶりの排氷はきつかった…。木曜日は新宿で会議。

金曜日と今日は、川越の東洋大学で開催された機械学会関東支部総会講演会に参加。久しぶりに加藤先生にお目にかかった。金曜日はお昼までご馳走していただいた。

発表会もなかなかおもしろかった。うちもがんばってるけど、東洋大もがんばってるなぁ。それと慶應の学生さんの発表はレベルが高く通好みだった。望月先生のご厚意で研究室を見学させていただいたのだが、それもおもしろかった。

うちから行った治田君と川野君の発表もまあまあ好評で、参加した方々に興味を持っていただいたようだ。

* 3月7日(火)

昨日の月曜日は春一番が吹いたとかで、急に気温が上がった。なのに今日は冷え込んでいる。三寒四温とはよく言ったものだ。

昨日は研究室の大掃除。学生さんたちは部屋をひっくり返して本格的な掃除をしていた。金野は自室をほうきと雑巾でつつましく掃除。枯らしてしまった鉢植えを処分するなど収納スペースの確保に勤んだ。そのあとは書類書きなどの雑用。手帳に書いてある雑用はほぼ全部処理した、はず。

* 3月4日()

昨日は生研のTSFDシンポジウムに行ってきて、帰って「ちょっと休んでから仕事しよう」と布団に入ったら、そのまま今日の昼間で爆睡してしまった…。慣れない新宿勤務が続くと、生活のリズムが狂うなぁ。今日は車の12ヶ月点検に行きました。

オホーツク海で、海鳥の油まみれの死骸が海岸にたくさん打ち上げられているそうだ。国後島にも海鳥の死骸が打ち上げられたが、こちらは油ではなく鳥の体液らしいと報道されている。油汚染事故があったのか、それとも…??

紋別で先日行われたシンポジウムでは、アムール川の汚染事故について報告されていたが、またこんなことがあると、オホーツク海が心配。オホーツク海は世界的にも豊かな海なのだが、寒いので汚染被害からの回復力が弱い。悪いことにならなければいいのだが。

* 3月3日(金)

一昨日の水曜日は夕方に研究委託を受けている会社の方々との打ち上げがあって、夜遅くまで飲んだ。半田君絶好調。金野もそれなりに飲んだかな。焼酎中心だったので悪酔いせずに済みました。

昨日は新宿勤務で、午前中に会議があって、そのあとしばらく空いてから夕方に会議。8時前には全部終わって帰ることができました。今週は早く帰ってばかりいるな。空いている時間は司馬遼太郎の「功名が辻」を読んだ。

司馬遼太郎は金野が小さい頃にはもう有名作家で、特に「竜馬がゆく」は高校の頃の友人の愛読書で、よく薦められた。

ところが金野は司馬遼太郎には手を出さなかった。理由はうまく説明できないが、有名な作家だったので金野の天の邪鬼な性格を刺激したせいと、「竜馬がゆく」は長いので受験生の頃に手を出すのをためらわれたせい、そして坂本竜馬をあまり好きではなかったという理由などからだろう。念のために言い添えておくと、坂本竜馬が嫌いなわけではない。幕末のヒーローであることも異議はない。ただ、当時は子供向けの伝記などから「上手に立ち回った目立ちたがり屋」という印象を抱いていたので、地道に努力するタイプが好きな金野の好みに合わなかっただけのことだ。

その後しばらくして時代小説をよく読むようになってからも、池波正太郎や藤沢周平には手を出したが、司馬遼太郎はついぞ読まずにいた。「功名が辻」が大河ドラマにならなかったら、これも読まなかっただろう。出張先で観たドラマがおもしろかったので、原作を手に取ってみたというわけ。山内一豊が地道に出世していく物語だったので忌避感を持たなかった。

読んでみると、これがおもしろい。山内一豊という下級武士の生活と、秀吉や家康の「天下奪り」の戦略的・政治的駆け引きとが両方楽しめるのがおもしろい。文体は池波正太郎に似ているだろうか。新聞小説だったようで、前後に矛盾があったり同じ説明が繰り返されたりするなどこなれないところが散見されるが、そのぶんを差し引いても楽しめた。司馬遼太郎、これからも読むかもしれない。

* 3月1日(水)

3月。久しぶりにゆっくり出勤できる日。

MSNのウェブ検索で「工学院大学」を引くと、検索結果のトップにはもちろんうちの大学が来る。しかしその上に「スポンサーサイト」として東京工学院が来る。うーむ。ちなみにうちと東京工学院とは関係ありません。

物理ベースモデリングを使った研究をしているが(正確には、学生さんにさせているが)、これに似た分野で多体動力学(multibody dynamics)というのがある。どちらも目指すところはおおよそ同じだが、主にカバーする拘束条件やその取り扱い方が異なる。

さっき剛体ばねモデルを調べていたら、これにも同類と思われるpseudo rigid body methodというのがあるらしい。まだ何が違うのか分からず、調査中。剛体ばねモデルは日本の川井先生が作ったらしいが、海外ではあまり知られていないのだろうか。

* 2月28日(火)

やべェ米が無ぇ。買いにいかんと。

最近話題の「メール問題」だが、差出人や宛先欄は永田議員が入手した時点ですでに黒く塗り潰されていたそうだ。…えっ、それって「紙で入手した」ってこと!?

だとすると、 あの議員 はアホだな。普通のA4の紙に印刷されたものなんて、いくらでも捏造できるじゃんか。ホリエモンのメールアドレスを知らない俺でも作れるぞ。そのぐらいのことに気づかない人物には、国会の運営は委せられない。議員を辞職すべきだろうな。

今日は恒例のトンネル換気勉強会。金野は過去2回は発表があったが、今年は何も発表しなかった。懇親会のあとすぐに帰宅したので、今日も9時台に家に着いた。せっかくなので少し勉強しよう。明日は午後出勤の予定。

* 2月27日(月)

新宿勤務の日にしては珍しく9時前に帰宅し、家でまったりしているところ。

担当科目の変更が決まった。これまで前期7コマ、後期7コマを担当していたが、来年度からは前期9コマ、後期5コマの担当になる。朝三暮四だがまあいいか。新しい授業を担当するので負担は増えるが、過去4年間の経験では後期の方が忙しいことが多いので、後期の負担を前倒しにしていると思うことにしよう。

* 2月26日()

さっきまで休日出勤して、せっぱ詰まった仕事 を済ませてきたところ。他にもいくつか仕事が残っているが、いちばんやばいのはなんとかなった。いまは自宅でのんびりしています。明日からまた2日間新宿勤務。

* 2月25日()

昼から夕方までは新宿校舎にいて、さっき八王子校舎に来たところ。たまっている仕事を幾らかこなしてから帰る予定。

昼間は川元賞の選考会を兼ねた、機械工学科の優秀な卒論8件の発表会。おもしろかった。まあまあ粒がそろっていたと言えるかな。ただ、スライドに言いたいことを書かず、グラフをぽんと示すだけで言いたいことは口頭でしゃべるだけの発表が多かったのは不思議に感じた。金野が発表の指導をするときには、言いたいことはスライドに含めるようにと口を酸っぱくして言うのだが、あまり一般的なアドバイスではないのだろうか。

第1回川元賞には、うちの研究室の学生さんからも2名が選ばれた。おめでとう。

学生さんたちには、まだ相手によって発表の内容を変えるのは難しかろう。歳をとったえらい先生が集まっているときの発表会では、先生方のご批評を得て勉強させていただきます、という態度で発表するのが良く、堂々と発表するのは必ずしも好印象とは限らない。卒論の執筆、コースの発表会、概要集の原稿、そして今回の発表会など、それぞれに想定する読者や聴衆が異なり、それに合わせて書き方や説明を変えていくことができるとよい。

でも、まあ、そんなことまで考えて発表するようになったら、ある意味「かわいくない」よな。金野も歳をとってスレてきたのでこんなことを考えるわけだが、学生さんは作戦を考えるよりも、誠実に説明することを心掛けましょう。

昨日は卒論ミーティングと受託研究の打ち合わせ。その後、夜遅くまで八王子でしかできない仕事をこなした。

八王子校舎に行かないとできない仕事がいくつかある。これを減らさないとまずい。特に2月は何度も新宿校舎に呼び出されるので、八王子校舎になかなか寄れない。2、3年前はここまで忙しくなかったと思うんだけどな。まあともかく、何か対策をとろう。

* 2月24日(金)

普段はテレビを観ないのでトリノオリンピックにはあまり関心がなかったが、出張中はカーリングの女子の試合をテレビで見ていた。昨夜は女子のフィギュアスケートが行われて、荒川選手が金メダルを取ったそうな。おめでとう。金野は村主ファンなのだが村主選手も4位に入賞したので良かった。

一昨日は修士の発表会2日目で、流体研の修士登場。発表はまあまあだったかな。短い時間で研究内容を紹介すると、言いたいけど言えないことがあちこちに出てくる。とても苦労したところだけど発表ではさらっと触れるだけ、なんてことは珍しくない。うちの学生さんたちの発表ではそういうところがたくさんあったように思えたが贔屓目過ぎるか。もうちょっとずうずうしくアピールしても良かったんだろうが、そうするには経験と面の皮が要る。

よその研究室の発表では物足りなく思えるものがいくつかあったが、あれはどうなんだろうか。あれもやっぱり、とても苦労したのに発表できないことがあったんだろうか。いやそれにしても…。Excelの標準のグラフがそのままベタベタ貼ってある発表は、やっぱりレベルが低いです。内容も、発表も、よく練られていない印象を強く感じた。金野も丸くなったので怒りはしませんでしたがね。

昨日は会議が2つ、卒論の打ち合わせが1つ。そのあとで知り合いのPCのメンテナンス。今日は久しぶりに八王子勤務の予定。

* 2月21日(火)

先ほど出張から帰ってきたところ。土曜日の夕方に八王子で準備して、日曜日から北海道紋別市で開かれる北方圏国際シンポジウムに参加してきた。毎年行われているシンポジウムで、今年で21回目。金野はここ6年間で5回参加している。

去年と同じホテルに泊まったのだが、今年はVDSLモデムがすべて貸し出し済みで、ネットワークをつなぐのに1日待たされた。学生さんから概要集の原稿が送られてきているのに読めずに困った。

オホーツク海や氷海域を取り扱うシンポジウムだが、広い分野の研究者が集まるのでなかなか面白い。気象学とか、生物学とか、経済学とか。

しかし今年は最後まで参加できず、自分の発表を終えてすぐに帰ってきた。あしたはうちの修士の最終発表会。

* 2月17日(金)

忙しくて自分の学生さんのぶんの報告書しか見ていなかったのだが、今日久しぶりに他の学生さんの報告書のページを見てみた。

6月から報告書を出していない学生さんが卒業できないのは、俺たち流体研の指導が悪いってか。じゃあ○○先生は6月以降報告書を出さない学生でも卒論をまとめさせることができるほど指導力があるってことか。Ha! すばらしいね。そんなすばらしい教員を要する工学院大学万歳!!

金野にはそんな指導力はないので、卒論で来る学生さんは期待しないでください。地道に研究し、毎週打ち合わせに来て報告書を出してくれれば、なんとか卒論をまとめさせてあげられると思います。

今週は月曜日に卒論の最終発表会の練習で、火曜日と水曜日がその本番だった。まぁ楽しかったかな。いろんな研究を聞くことができるのはそれなりにおもしろいですよ。今回は討論時間があったので分からないところは質問できたし。

木曜日は午前中にその卒論の判定会議で、午後から生研で研究会…のはずが午前中の会議が長引いて大遅刻。北澤研の皆さんごめんなさい。研究会は、理科大の学生さんが来て発表してくれるなど有意義だった。

琵琶湖の研究のほうは、石塚さんが遅くまでがんばってくれて、今後の解析の方針が見えてきた。それにしても、琵琶湖の流れでエクマン吹送流がくっきり出ているのには驚いた。よく考えると当たり前のことなのだが…。琵琶湖って大きいのね。

今日は午前中に雑務。メールをたくさん書いた。午後は卒論の概要チェックと M2の発表練習の付き合い。

* 2月12日()

疲れがたまったらしく体調がよろしくないので、今日は自宅でじっとしている。でも仕事もたまっているし、学生さんも待っているかもしれないし、大学に行った方がいいかなぁ。行くとしたら夜になってから。

さっき自分のウェブページを見たら、アクセスカウンタがピッタリ25000だった。

* 2月11日()

今週は昨日を含めて4日間新宿勤務だった。昨日は会議×3。

木曜日だけは八王子校舎に行ったが、この日は卒論の学科提出日で、なんだかんだとバタバタしていた。朝起きてすぐメールで送られてきた卒論をチェックして赤を入れ、大学に行ってからも赤を入れ、提出が終わったあとは発表会用の概要に赤を入れ、という具合。たまっている仕事はほとんど進まず。去年も同じように苦しんだよなぁ。経験が活かされてないなあ。

* 2月8日(水)

矢内が女流名人位を奪った。これは新しい時代が来たか? 金野は清水ファンなのでちょっと複雑だが、女流棋界がおもしろくなるのは大歓迎。

今日まで入試関連業務のため新宿勤務。28階の会議室から外を見ていたら、京王プラザホテルの一室でモデルさんが写真撮影されていた。パカパカとストロボがたかれていたので気づいた。その後、カーテンがするすると下がったのが意味ありげだったなぁ。

* 2月7日(火)

ご懐妊だそうな。男の子か女の子かが注目されることになる。

もし女の子が生まれても、がっかりしたりせずに、温かく歓迎しなさいよ。望まれない誕生であってほしくない。

金野は金野家の21代目で、金野一族の本家筋では唯一の男子だ。だから以前は早く結婚して子供を作れとよく言われた。…馬鹿らしい、俺は種馬じゃねぇぞ。だいたい長く続いたからなんだっつうんだよ。金野一族が俺で跡絶えても、まったく気に病むつもりはない。金野家を残すために俺は生まれてきたわけじゃない。

男系とか女系とかの議論も、だから、どうでもいい。勝手にしてくれと思う。男系の方が正統だという論理は、知ってる。ある程度は賛成もできる。その上でやっぱり、どうでもいい。つまり、正統じゃなくていい。試験や選挙で決めてもいいと思っている。いやむしろそうあるべきだろう、国民の総意に基づくかどうかで決まる問題なんだから。長く続いたからなんだっつうんだよ。

* 2月6日(月)

「あやや 4代目スケバン刑事"襲名"」だそうだ。スケバン刑事の映画がまた作られるらしい。2、3代目スケバン刑事を観ていた世代の俺としては、このネタには強く反応するぞ。観たい。公開はしばらく先らしいが。

土曜日は口頭試問の続きと卒論説明会。日曜日は入試関連業務で新宿に出勤し、その後八王子に戻って停電で止めていたサーバの火入れ。今日も新宿勤務の予定。

去年の夏に入れた迷惑メールフィルタbsfilterは、学習が行き届いてきたのか最近絶好調で、迷惑メールの99%程度を捨ててくれる。読みたいメールを迷惑メールだと誤判定するのは最近は1件もない。ありがたいことです。

* 2月3日(金)

昨日は卒論口頭試問。朝10時から夕方の…ええと…8時ちょっと前ぐらいまでかかったんだったかな? これで人数の半分ちょっとで、4日に続きがある。

うーん、俺達丸くなったな。去年はもっと厳しかった気がする。

今日は節分で鬼は外なので、口頭試問はありません。

昨日の写真:

[口頭試問]
2日(木)撮影。口頭試問の様子。来ているのはたまたま今回も加藤君。真ん中にお菓子も置いてあるし、和気あいあいとした雰囲気が出ていますか? (出てません) (クリックして拡大)

* 1月31日(火)

昨日と今日の写真:

[ペンギンロボット]
30日(月)撮影。ペンギンロボットが泳いでいるところ。外装がないので見掛けはかっこ悪いですが、それなりに泳ぎます。動画で見せられないのが残念! (まだ見せられる状況じゃない…。) (クリックして拡大)

[卒論研究室内締切]
31日(火)撮影。卒論研究室内締切。加藤圭一君の卒論を受け取ってチェックする水野先生 (クリックして拡大)

昨日は午前中に八王子校舎に来て、出し忘れていた書類を慌てて作って出してから、学生さん二人の論文草稿に赤入れ。終わったのが午後4時頃で、それから車で海技研に移動。学生さんの実験を見せてもらったり、論文をチェックしたり、数値計算プログラムの走らせ方を教えたりして午前2時ごろまで付き合った。

今日は研究室内の卒論締切日。金野は昼ごろから新宿校舎で入試関連業務をこなし、その後八王子に移動。八王子校舎に着いたのは夕方の5時半頃だったろうか。論文は水野先生が順番に受け取ってくれていたので、それを引き継いで受取り作業をした。いまは一息ついているところ。

不安定で困っていた数値計算のプログラムは、海技研の平田さんのアドバイスもあってバグを追い出すことができ、安定して回るようになった。恥ずかしながら、間違えていたのは係数行列の組み立てや微分方程式の解法のような計算がややこしいところではなく、もっと低レベルなところ─外力項のx方向成分とy方向成分の取り違え─だった。あぁ情けない。でも、まぁ、慌てて書いたプログラムでそれなりに結果を出せたんだから、良しとしましょう。最後は菱沼君が直してくれました。

* 1月29日()

今日も昼間は自宅でプログラミングして、夕方から大学に来ている。数値計算のプログラムがえらく不安定で、まともに解けず困っているところ。

簡単に言えば材料に流体力が作用して曲がる計算をしているのだが、材料が固いと振動しはじめて計算が破綻する。柔かすぎると今度は大きく変形するので、端の部分の速度が大きくなり過ぎて計算が破綻する。うーむ、困った…。今から陰解法を入れる余裕はないぞ。とりあえず流体力の急変化を抑える関数をかぶせ、時間刻みを小さくして回し、結果が出るのを待っているところ。

* 1月28日()

午前中は自宅でプログラミング。午後から大学に来て、やはりプログラミング。たまに学生さんが部屋に来て、その相手をする。

* 1月27日(金)

授業期間が終わったのに、先週から今週にかけて授業期間中より早起きする日が何度もあった。今日も新宿勤務だが、招集時刻が遅いので自宅でのんびりしているところ。

昨日は午前中から海技研におじゃまして、学生さんの実験の手伝い。やってみるといろいろと問題が発生するなぁ。夜中の1時過ぎまでがんばったのですが、計測がおかしいところを修正しきれませんでした。これ以上直すのは装置の設計から見直さないと難しいみたい。うーむ…。他にも、よく考えれば事前に見つかって然るべき設計上の不都合が見つかり、自分の頭の悪さを嘆いた。でもまあしょうがない。いま出来ることを精一杯やるのみ。

帰宅は午前2時過ぎ。東八道路と甲州街道はがらがらだった。

(23:10追記) 今日は11時から新宿で入学試験問題の検査。これにちょっと遅れて行ったらもうやることはほぼ終わっていて、まったく手を出さないうちにすべてが終了してしまった。委員の皆さんごめんなさい。その後、新宿で雑務をちょっとだけしてから帰宅。これから夜更かしプログラミング。

* 1月25日(水)

自宅で論文執筆中。形ができたら出勤の予定。

ディズニーがPIXARを買収するそうだ。以前にPIXARとディズニーが共同製作したCGアニメ、たとえばモンスターズ・インクは評判が良かったのだが、その後ディズニーはPIXARと手を切るつもりだったはずだ。かなりがっかりしたのを覚えている。今日の報道を見ると、ディズニーの経営者が変わってから(これももめましたね、そういえば)、関係修復を図っていたという。

ちなみに物理ベースモデリングで有名なDavid Baraff先生はいまPIXARにいるはず。物理ベースモデリングはPIXARのアニメの中でたびたび使われている。

正月から今日まで、ずっと酒を飲んでいないことに気づいた。自宅ではしばらく飲んでいないし、飲み会の誘いも「2月以降にしてくれ」と断っている。今週と来週は飲んでる場合じゃなさそうだから、まる1ヶ月禁酒かなぁ。年末の飲み会ではたらふく飲みましたがね。

先週少し時間があったときに、起動時の動作がおかしかった職場のPCのOS (FreeBSD)とウィンドウシステム(GNOME)のバージョンを上げたら、不具合は直らなかった上にGNOMEのパネルが起動しなくなって閉口した。忙しいというのに昨日は再インストールして、GNOMEを古いバージョンに戻していた。ついでにBIOSのアップデートをしたら起動時の動作が直ったので、おかしかったのはOSではなかったらしい。そういえばUSBキーボードを使うためにBIOSの設定をいじったんだっけ。そのせいだったのかなぁ。あーあ、無駄な時間を過ごした。GNOMEでは何度か痛い目を見たのに、俺も頭悪いなぁ。だいたいこんな時期にやることじゃないよな。

* 1月23日(月)

4日連続新宿勤務の最終日。明日は八王子勤務の予定。

ホリエモン逮捕だそうだ。事情聴衆からという報道だったがすぐ逮捕か。結果論だが東北の新球団は楽天で良かったね。ライブドアだったら、仮に社長が無罪になったとしても経営は左前になって身売りとか合併なんてことになってたかもしれないからねぇ。

帰りの電車の中で隣りに座ったおばさま方が、宝塚歌劇団のある団員のファンらしく、ファンの心得だの礼儀だのについてずっと語り合っていた。どうもファン同士でいろいろギクシャクがあるらしい。うーむ宝塚のファンになるのってたいへんなのね。いちど観てみたかったのですが、ちょっと宝塚が遠くなりました。

昨日書いたICプレーヤーの不具合は、プレーヤーを寒い部屋に保管していて、直前に試験室に持っていったのが原因ではないかという推測をしている人がいて、なるほどそうかもと思った。温度差で半田付けした部分にひびが入ることがあるそうな。とすると対策は、朝から徐々に暖めておく、か!?

* 1月22日()

晴れ。新宿勤務3日目。

新聞などマスコミの報道を見ると、センター試験の英語リスニングで、トラブルが続出した…とマスコミはわれわれに思わせたいらしいことが分かる。ま、受験生に悲劇があった方がマスコミにとってはありがたいだろうね、ネタになるから。でもセンター試験を開催する側にとっても、受ける側にとっても、今回のトラブルはある程度は想定の範囲内だったはずで、それをことさらに取り上げてあおるマスコミの態度は気に入らない。

ただし、音声確認の時は音が出たけど試験の途中で音がとぎれた装置があるのは、センターにとっても想定外だったようだ。これは来年度のためにも原因を解明しなければなるまい。ICプレーヤーだから電気的なトラブルのはずで、それが試験途中に突然起こるというのは、ちょっと原因を想像しづらい。何でだろ? 焼き切れた? まさか!!

(想定外とか、想定の範囲内とか、最近よく聞きますな。)

* 1月21日()

雪。新宿勤務2日目。

* 1月20日(金)

今日から4日連続新宿勤務の予定。今日はSMBCの評価委員会で、金野の所属しているグループの研究内容の説明。PowerPointのスライドを駅の待合室と電車の中で作り、直前まで修正を入れて、発表に漕ぎ着けた。学生さんにはとても見せられない泥縄式の準備だが、過去の資産を生かしてなんとか形にすることができた。(1/27追記)それと中村君にもらったスライドもたくさん使いました。書き忘れてたけど中村君ありがとう。

3年前に水野先生の予算で買ってもらったPanasonicのLet's Note Light (CF-R1)が今日も活躍した。なにせ駅の待合室から発表が終わるまで充電するチャンスが全くなかったのに、最後まで持ったからなあ。バッテリーは買った当初よりはへたってきたが、それでも3時間は動いてくれる。

予定表に書いてある仕事はこの発表だけだったのだが、締切が昨日だった論文と今日が締切の論文を抱えているので─これも学生さんには教えられませんね─新宿校舎で論文書きを少ししてから帰宅。明日は早朝から勤務の予定。

* 1月17日(火)

昨日は試験がひとつ。その前後はプログラミング…というよりそのための構想を練っている段階。翼に流れが斜めに入ってくるときの性能はどう計算したらいいんだ? 迎え角があるという意味ではなく、2次元的な翼に斜め前から流れが入ってきた場合。まともな方法で計算するのは時間的に厳しいから、何らかの仮定を入れてモデル化するしかないと思われるが、どうしたもんかね。とりあえずエイヤッと怪しい仮定をすることにする。

* 1月15日()

AMDがデュアルコア版Athlon 64 FXを売り出した。デュアルコアには注目しているので、興味深い。

FXシリーズはゲーマー向けの最上位モデルと位置づけられていて、これまではシングルコアで動作クロックが速いのが売りのCPUだった。FXとデュアルコアのAthlon 64が売り出されたときには、ゲーマーはシングルスレッドでとにかくクロックが回る方が良いのでFX、マルチスレッドのアプリはデュアルコア、という棲み分けを雑誌記事やウェブの解説記事が主張し、金野も「そういうもんか」と疑問を持たずにいたように思う。

ところが、最近のゲームはマルチスレッドになっていてデュアルコアだと速いものもあるそうだ。考えてみれば戦闘シーンでの敵キャラはAIで動いているはずで、マルチスレッドの恩恵がありそうだ。レンダリングもCPUが2つあれば分業可能だから速い。ゲームはシングルスレッドというのは、その方が良いという意味ではなく単にマルチスレッド化が進んでいないということで、デュアルコアの石が普及すれば変わってくるのだろう。

それにしても、CPUの最上位版はゲーマー向けというレッテルが貼られるのはなぜなのだろう。ゲーマーは速いCPUに投資するのを惜しまない、ということなのだろうか。対戦型のネットワークゲームだとPCの速度差で勝負がついたりするらしいが、このへんが関係しているのかな。でも他にも速いCPUを欲しがる人はいるはずで、なぜにゲーマーがフィーチャーされるのか。

金野がマルチコアCPUに期待しているのは、数値計算をさせる高性能PCが安くなること。共有メモリ型の計算機の方がプログラミングが楽。できれば数10万円で8コア相当ぐらいの良いのが買えるといいんだが、あと1年ぐらいでどうか?

* 1月12日(木)

午前中に八王子で試験。そのあと新宿に移動して、午後から会議が2つ。

朝はすごく寒かった。たぶん放射冷却でしょう。昼は比較的暖かかった。週末には冬型の気圧配置がいったん崩れ、東京では雨が降りそうだとのことです。いま日本海側に集中している降水量をこっちで多少なりとも肩代わりできるのであれば、雨も大歓迎。

* 1月11日(水)

昨日は久しぶりの午前様。8、9日の連休に 遊び呆けてしまい仕事を溜めた上に、幹事を勤めている某委員会の開催準備をすっかり忘れていて慌てた。学生さんとの打ち合わせも、卒論ドラフトを持ってこさせたのでひとりひとり時間がかかった。

(23:58追記) 今日も午前様になってしまった…。まだ大学にいる。今日はせわしない一日だったなぁ。小さい仕事がいくつか入った。明日は試験のある日だから早く寝よう。この時間になるとドライブスルーのマックが閉まるので、夜食に苦労する。

* 1月6日(金)

12月の関東地方は戦後もっとも寒かったそうです。たしかに寒かったなぁ。でも車のフロントガラスは数えるほどしか凍らなかったのですが、なぜですかねぇ。雪もほんのちょっと降っただけだったし。空気が乾燥していたのかな。

昨日の朝日新聞に"「とっかかり」が欲しい"と題した特集記事が掲載された。「入門書の入門書」など初心者向けの「とっかかり商品」が売られるようになった社会の現状を分析するもので、なかなかおもしろかった。取材を受けた大学教授らの「興味を持ったことから先に一歩踏み込み、対象と向き合うことへの『ためらい』」や、「体系的にものごとをつかもうとする意欲は弱まっているように思える」などの指摘は興味深い。

学生さんには筋道を立ててものを考えられるようになってほしいが、筋道を立てて考えられるようにするためには、ものごとをある程度まで体系的につかんでいなければならないだろうと思われる。しかし教員は知的好奇心をかき立てるのに精一杯で(それすら成功しているとは言えない)、そこから先への道筋をつけるのは難しいように思える。たとえば力学だったら、力学に興味を持たせ、かつ、力学の体系をつかもうとする意欲を喚起しなければならないわけだからねぇ。さてどうしたもんかね。

逆に金野は「体系化欲」が強いほうだと思われる。体系的につかんでいないと、理解した気にならない。これは頭が良くなりたいという欲望から来ているのだろう。「頭が良くなりたいという欲望」は一般的なものなのだろうか? 学生さんたちのこの欲望を喚起することはできるのだろうか。はてさて。

まぁしばらく授業がないし、ゆっくり考えよう。昨日はちょっと買い物に出たほかは自宅でプログラミングなど。今日も同じように過ごす予定。学生さんの知的好奇心を喚起するのも重要だけど、まずは目先の卒業論文を書ける状態にしてあげないとやばいですからねぇ。

* 1月5日(木)

いまの職場に採用されるときに提出した書類には大学や大学院の卒業年月日の欄がありました。もう時効だと思うので白状しますが、日付までは覚えていなかったのでいい加減な日付を書いて提出しました。3月29日あたりじゃなかったかなー、てな具合に。(飯田先生はきちんと調べて書いたそうです。性格の差が出たか…。)

東大生研の北澤先生が金野を協力研究員にしてくださるというので、書類を書いています。また卒業年月日を書く欄があり、今回もいい加減に埋めようかとも考えたのですが、今度の提出先には事実を把握されていることに気づいて、慌てて調べたところです。学位記が残ってて良かった。大学卒業は3月28日、修士課程修了は3月29日でした。メモがわりにここに書いておきます。

博士後期課程修了は論文の提出が遅れたために変則的で、10月21日でした。「大学院の会議があった日」と聞かされています。

* 1月4日(水)

今日は久しぶりに出勤。といってもまとまった仕事があるわけではなく、書棚の整理など雑事をちょっとこなして、3時間ほどで帰ってきた。

昨日までは研究の準備のようなことをやっていた。やっている研究の内容がゲームプログラミングと通じるのでゲームプログラミングの本を買って読んでみたり、コピーしてまだ読んでいなかった論文を読んだり、ボンヤリと考えていた計算方法をノートに書き出してまとめてみたり。その間にDVDを借りて観たりもしたけどね。「たそがれ清兵衛」良かったですよ。

研究面で今年やりたいことを思いつくままに書き出していったら、項目が9つになった。ちょっと多すぎるかな。どうも金野は欲が深いようで、やりたいことが多すぎる。心にゆとりができないのはそのせいなのかなぁ。もっとよく考えよう。自分の能力をあまりに越えた目標を立ててはいけません。

年末にひいた風邪がなかなか抜けない。いまは体調95%回復というところか。部屋が暖かいと調子が良いが、寒くなるととたんに痰がからみ出し、咳が出る。今年の風邪はしつこいですな。皆様もお気をつけ下さい。

* 1月1日()

初春のご挨拶を申し上げます。本年もよろしくお願いいたします。

去年の抱負は「笑顔を絶やさず」でした。去年は金野にとってはどちらかというと悪い年だと思っていて、昨日の日記には暗いことを書いたのですが、考えてみると金野は五体満足で健康に暮しているし、親族も皆元気だし、生活も安定しているし、世間の平均から考えれば十分に幸せな一年だったと思います。「笑顔を絶やさず」は、自己採点では70点ぐらいじゃないでしょうか。学生さんが採点するともっと低いかもしれませんが…。

今年の抱負も、去年と同じく「笑顔を絶やさず」にします。去年も書きましたが、いまでも毎朝鏡の前で笑顔を作っています。笑顔で一年過ごせますように。

細かい目標は、研究面では論文を出すこと。教育面では、学生さんの「分かった」という認識のレベルを一歩引き上げるような工夫をすること。プライベートではもう少し我を張るのを抑えてもっと柔軟な人間になること、でしょうか。

では、今年も楽しく頑張りましょー!!


* 昔の日記

-> 2005年, 2004年, 2003年, 2002年, 2000年, 1999年, 1998年, 1997年以前

2001年1月〜2002年5月の日記はありません。


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工学院大学機械工学科流体研

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金野 祥久  konno@researchers.jp

Last modified: Sat Mar 3 15:11:50 JST 2007