[Diary]2004年

「近況」に書いていた日記の、2004年分です。

新しい順に並んでいます。


* 2004年

* 12月31日(金)

昨日、友だちに「来年の抱負は?」と聞かれて、戸惑った。来年の抱負は…来年考えます。

今日で今年も終わりですね。みなさまよいお年を。

(12:00追記) 八王子では、再び雪が降りはじめました。

* 12月30日(木)

年末だとネットワークも混むんでしょうか。今日は自宅にいて仕事をしていますが、ウェブも重いし職場のサーバにログインするのも重い。みんな自宅でネットゲーム三昧か?

さいきんよく考えるのですが、きっと今年の大晦日にも、今年1年を振り返る番組が放送されるでしょう。暗いニュースには事欠かないと思いますが、そういう番組ではたいてい最後に、明るい、希望が見えるニュースを持ってきて締めるもんです。

3年前?はたしか「愛子様ご生誕」でした。たぶんこれが最後に来るだろうというのは、なんとなく読めました。今年は、金野にはいいのが思いつきません。オリンピックがあったけど未来の希望というのとは違うように感じるし、あと何か明るいニュースがあったっけ? 今年の「締めの出来事」には何を持ってくるんだろうなぁと想像しています。

年末は八王子で過ごす予定。テレビは見られません。

* 12月29日(水)

雪。

土曜日は振り替えでなぜか月曜日の分の仕事。正規の授業なのに補講よりも後に追いやられるのが気に入らんが、まぁよしとしましょう。日曜日は自宅で私事。月曜日はちょっとだけ大学に行って雑事。このへんは、もう年末で日常業務はほとんど残っていないため普段よりずっと楽な日々だった。

昨日の火曜日は飯田橋で電子教材と格闘する。あちこち直すところが出てくるもんだなぁ。来年度はいっぺん全部を見直さないと…。まあとにかく、夜遅くまでかかりました。担当の石塚さんありがとう。

降雪は今年は初めてです。一昨年はもっとずっと早かったんだけどな。しかしこれでも、都心で雪が降るのは平年より早いそうです。スノータイヤを持っていないので、今日は自宅でじっとしていたいけど、レンタルDVDを返さないと、延滞料金が高いからなぁ。

* 12月24日(金)

メリークリスマス。世界が平和でありますように。

今日は午後から仕事。明日も仕事。あとは月曜日に出勤するかもしれないけど未定。それ以降は、特に用がなければ、1月7日まで大学に来ないつもり。

* 12月18日(土)

[発表する河北君]
数値流体シンポで発表する河北君(クリックして拡大)

[プログラミングする谷田君]
ついでに: アセンブラでプログラムを組む谷田君(クリックして拡大)

* 12月14日(火)

付箋紙は確実に減っていくものである。しかもけっこうなペースで。うーむ。

* 12月13日(月)

ウェブページにリンクだと気づきにくいリンク(隠しリンク)を貼るのは好ましくないと思われているらしい。金野のウェブサイトのトップページには、以前は隠しリンクがあった。といっても別に悪さをしようというものではなく、「工学院大学 機械工学科 流体工学研究室」と書いてあるところが、それぞれ大学、学科、研究室のウェブサイトにリンクしていたというもの。このリンクのせいなのか、金野のウェブサイトは長い間Googleの検索データベースに入れてもらえず、「金野祥久」で引いても工学院のページが出てこなかった。

先月の初めに「検索エンジン対策」のウェブページを読んだところ、隠しリンクがあると検索にかからないことがあると書いてあったので、これはと思ってリンクをはずしていた。今日、Googleで自分の名前を引いてみたら、今度はヒットした。やはり隠しリンクのせいで、データベースに入れてもらえていなかったということなのだろう。

ウェブサイトを公開している以上、検索エンジンで引いたら名前が出てきてほしい。ごくたまにだが、昔の友人が金野の名前で検索をかけて、メールをくれることもある。研究室の宣伝にもなるだろうしね。

* 12月12日(日)

木曜日の午前中に八王子で授業があり、午後から新宿で会議があったので、大学に車を置いて新宿に移動した。そのため金曜日は久しぶりに徒歩通勤した。

天気がよく、川べりを歩くと気分爽快だったのだが、風邪でも引いたらしくその日の夕方には頭痛がしてきて困った。仕方なく早めに帰って療養。

土曜日も調子はいまいち。仕事がたまっているから土日の両方とも出勤したが、まだ終わらない。ちとやばい状況。

* 12月6日(月)

ドルが安いそうですので外貨預金に手を出してみました。さてどうなりますことやら。

* 12月2日(木)

12月突入。

まだ考えがまとまっていないが、人の能力のかなりの部分は「ブレイクダウンする能力」で整理できるような気がしてきた。

この「ブレイクダウンする」という言葉を、金野は「やることを簡単な作業に区分けしていくこと」の意味で使っている。極端な例をあげると、「お茶をいれる」という行為を「お湯を沸かす」「湯呑みを用意する」「茶葉を急須に入れる」「急須に湯を注ぐ」「しばし待つ」「お茶を湯呑みに注ぐ」に分割すること。これをうまく表現する日本語が思いつかないが、作業分解能力とでも言えばいいのだろうか。

ブレイクダウンする能力が低いと、仕事や研究に取り組むことができない。たとえば「ピトー管で流速を測れ」と指示したとき、何をどうすれば流速を測ることができるのか分からなければ、計測はできない。作業を大雑把に分けると、ピトー管を計測したい場所に適切に取り付け、差圧計をつないで差圧を計測し、ベルヌーイの定理を使って流速を計算する、というような作業になる。この区分けで分からなければ、ピトー管を取り付ける位置や流速の計算式を教えて計算させなければならない。

より高いブレイクダウン能力も考えられる。いまの例だと、「ピトー管で」と指示しなくとも、計測対象によって適切な計測装置を選び利用できる、など。

そう考えると、ブレイクダウンする能力が低い人は「使えない」人材だということになる。一から十まで指図されないと作業できないからだ。逆にブレイクダウンする能力が高いと、作業を抽象的に(メタに)指示するだけでやってくれるわけで、非常に優秀だといえる。「問題解決能力」とは、与えられた問題を適切にブレイクダウンし、段取りをつけ、それぞれを要領よくこなしていく能力のことではないだろうか。

卒論に関して言えば、教員が「これなら簡単だからできるだろう」と考えて指示した作業を、学生さんがまったくできないときがある。これはブレイクダウン能力の差が現れた典型的な例だと思う。教員はその作業をこなすためには何をすればよいかが見えている。つまり細かくブレイクダウンできている。だから簡単だと思ってやらせてみるわけだが、しかし学生さんはブレイクダウンできず、何をすればよいのか分からない。そこでブラウン運動がはじまる、というわけ。うちの研究室で経験した例だと「座標変換しろ」というやつ。簡単だと思うんだけど、学生さんには難しいらしいんだよなぁ。

この能力は経験によって培われる能力だと思われる。でも日ごろ意識していれば、習得が早いだろう。4月に考えていた「つながりを見抜く能力」をこの作業分解能力にひきつけて考えると、ある作業(解決すべき問題)を分解するとき、過去の経験などから同じように分解することができる問題を見つけ出すということになる。単に「同じような問題」と考えるのではなく、同じように分解できる問題を探そうと考えることで、問題の本質を把握しやすくなるのではないだろうか。

ほかにもいろいろ考えているが、まだまとまっていない。

* 11月28日(日)

1週間以上、このページを更新していなかったのか。今週はばたばたしたなぁ。今日もこれから大学に行く予定。

最近考えていること: ブレイクダウンする能力。「着眼大局 着手小局」の「着手小局」のほうの能力。

* 11月20日(土)

携帯電話が普及して「ケータイ」というとあの電話のことを指すようになっちまったせいで、「携帯する」のような普通の日本語が使いづらくなって困る。今日も共同通信が配信しているニュース記事のなかで「携帯を所持」という表現があり、何じゃそりゃと思った。携帯電話ってちゃんと書けよ。

今日は卒論生の中間審査会。今年からエコエネルギーコースの研究室が合同で中間審査をすることになった。コース内で行われている研究のおそらくほぼすべてを俯瞰したわけだが、いやーなかなかおもしろかったですねぇ。興味深い発表がたくさんあって、楽しませてもらいました。たぶんまたあちこちに敵を作ったんだろうなぁとも思っていますが…。

* 11月15日(月)

金曜日には学生さんと共同で、講演論文の概要をでっち上げた。土日は今年にしては珍しく連続出勤。ただし日曜日は新宿勤務。

* 11月11日(木)

1限に担当している授業をこなし、その後はいくらか雑事を片付けたほかは、ほぼずっとプログラミングしていた。(途中で昼寝したのは内緒)

プログラムのほうはまあまあ進んだ。まだまだ足りないところは多いが、ひとつずつ埋めていこう。

先週末ぐらいから、仕事の効率を上げるためにいろいろ工夫しはじめている。いつも使う道具は手の届くところに置く、など、知ってはいたが徹底していなかったことを改めて実行した。金野がしょっちゅうやることといえば、

などなど、紙を扱う雑用がたくさんある。

そこでまずはステープラーの針をはずすための器具をもらってきて(林さんありがとう)、手元に置いてみた。これがとても便利で、ビシバシと針をはずせるのでなかなか気分がよろしい。

また、いろいろな大きさの付箋紙を多めに買い込んで、机の上に置いた専用の箱に入れることにした。これまでは引き出しにいい加減に突っ込んであったので、しょっちゅう引き出しの中を漁っていたが、これで楽になった。引き出しの中とペン立ても整理して、使用頻度が少ないものは捨てるか、遠いところにしまった。

これらを変えた結果、雑用をこなすスピードが少なくとも体感上は上がった。次は紙をリサイクルに回すためのトレイか何かを用意する予定。椅子に座ったままで手が届く場所に置きたい。

* 11月7日(日)

仕事にメインで使っているPCのハードディスクが怪しくなっていた。どこかのセクタが読めないらしく、バックアップソフトが文句をいう。日常業務への支障は出ていなかったのだが、どこかがやばい状態なのにバックアップが取れないというのは非常に気持ちが悪い。

仕方ないのでディスクを買ってきて、昨日増設した。DELLのPCは箱を開けたり増設したりするのが楽ちんでありがたい。バックアップソフトのコピー機能を使ってディスクの引っ越しをし…このときも読めないセクタが出て往生したが…、古いほうのディスクをバックアップ用にした。

バックアップソフトはPowerQuest V2i Protector。PowerQuestはさいきんSymantecに買収され、V2i Protectorは LiveState Recoveryという名前に変わってSymantecから売り出されるらしい。一時期バックアップがうまく取れないのをソフトのせいかと思い、ほかのソフトに乗り換えようかと思っていたが、やっぱりバージョンアップしてあげることにしよう。

昨日はそのほかに書類や机の整理など。今日は自宅でプログラミング。

(23:30追記) プログラミングは多少進んだ。でもまだまだ。

* 11月6日(土)

10月中旬より最近のほうが暖かくないか?

* 11月5日(金)

今週は新宿校舎に3回も来た。後期は新宿で授業を持っておらず、普段はまったく来ないので、かなり珍しい。今日は午前中に外で学会の会議があり、夕方から新宿校舎で学内の会議。

八王子にいないと、いろいろ仕事がたまるのでやばい。今週末はやることが目白押し。うーん、本当にやばい。

* 11月2日(火)

土曜日は修士の中間審査会。ちと出遅れたが午前中から参加した。それが終わった後で飲み会があって、日曜日は爆睡していた。

昨日の1日(月)は新宿でJABEE関係のワークショップ。その後、電子教材の打ち合わせ。今日は眠い…。

今日の午前中には、機械システム工学科の卒論の中間発表会をちょっとだけ見学させてもらった。これまで知らなかった研究の発表があって、なかなかおもしろかった。

* 10月27日(水)

最近の出来事から。

* 10月25日(月)

今井功先生逝去の報。合掌。

* 10月20日(水)

財布の中に久しぶりに二千円札が入っています。二千円札を手にしたのは3年ぶりぐらいでしょうか。ああそういえばこんなデザインだったっけとしげしげと眺めたりしています。

台風がまた来ていて、2部の授業は休講になったそうな。

* 10月16日(土)

この記事には笑わせてもらった。

* 10月12日(火)

連休中は台風が来たこともあり、主に自宅にこもって仕事のプログラムを書いていた。ここのところ休日はいつもこのパターンだが、今回はあまり仕事が進まなかった。イマイチ。

パリーグはプレーオフを制して西武が優勝。勝つと同時にあちこちのメディアが、シーズン勝率1位のダイエーが優勝できないのはおかしいとか、プレーオフで1位のチームのアドバンテージが少ないとかいろいろ言い出している。そんなのプレーオフ制度を導入した時点で分かっていたことじゃないか!! 西武が勝ってから話を蒸し返すのはどういう神経をしているのだろう。

1位のダイエーは、プレーオフの全試合を福岡ドームで戦った。金野の感覚では、これは十分なアドバンテージだと思うんだがね。去年の日本シリーズの経緯を、もうみんな忘れちゃったのだろうか。

まぁそれはともかく、プレーオフは白熱したゲームが続いておもしろかった。第1ステージも第2ステージも最終戦にもつれ込んだし、最終戦はどちらも1点差勝負で、昨日の試合は延長戦まで突入している。金野もラジオで楽しませてもらった。

* 10月8日(金)

柿の木には登っちゃいけませんって、おじいちゃんに教わらなかったの!?

* 10月6日(水)

頭痛がする。風邪を引いたかな? 明日も授業があるのにやばいぞ。

昨日は大岡山でCIP法の講習会に参加。雨の中をちょっと遠出して、疲れて帰ってきて、さらに昨晩はとても寒かったから、免疫力が弱っていたのかもしれない。昨晩も長い時間寝たのだが、今夜もぐっすり休むことにしよう。

浦沢直樹氏の「PLUTO」(プルートウ)がおもしろい。昨日の帰りに京王線の車内釣広告で知り、強く惹かれて買った。おもしろい。すごくおもしろい。浦沢直樹氏の作品はいつもそうなのだが、この作品も続編が待ち遠しい日々が続きそうだ。

題材となった鉄腕アトム「地上最大のロボット」は、たぶん小学校高学年の頃に読んだはずだ。友だちの家に遊びに行って読ませてもらった。とても印象的な内容だったのを覚えている。(機械工学科の教員となった今しては、突っ込みたいところもある作品なんですけどね。強度計算やり直すだろふつう!!)

今後がものすごく楽しみ。

(24:20追記) 近鉄の根市寛貴投手が戦力外通告を受けたそうだ。青森の光星学園の出身で、甲子園でいいピッチングをした。巨人のドラフトにかかって入団し、その後近鉄に移籍。1軍に上がったことはいちどもなかったらしいが、まだ22歳。それでもう、戦力外か。応援していたので、残念だし、悲しい。どこかの球団…どうせなら仙台の新球団…に拾ってもらい、花開くことを望みたい。

そのほかにもオリックスと近鉄で、聞いたことのある名前の選手がたくさん戦力外通告を受けている。

* 10月3日(日)

雨。おうちでおしごと。

* 10月2日(土)

10月突入。今年度も半分過ぎた。

ストが終わって、野球が大詰め。まずセリーグは中日が優勝を決めた。パリーグは今日の時点で、プレーオフ第1ステージが西武と日ハムで1勝1敗。明日が決戦の日となる。海の向こうでは、イチローが年間安打数の大リーグ新記録を打ち立てた。ニュースが目白押しだ。

今日はJABEEワークショップに5時間ほど取られる。その後、細かい書類作りなどをして過ごす。

明日からしばらく雨だそうな。先週末にそろそろいいだろうと夏服をしまい始めたら、台風一過の木曜日はえらく暑くて、再び半そでを引っ張り出した。今度こそ大丈夫かな?

* 9月27日(月)

週末はまたしてもプログラミング。ICCG法のコードをいじってちょっとだけ高速化したほか、マルチグリッド手法を導入。それと対流項の上流化に取り組んだ。

マルチグリッド手法といってもごく簡単なもの。コードは非定常計算用なのだがいまは定常解を求めるために使っているので、計算が収束するまで回しているわけだが、まず粗いグリッドで計算を回しておき、その結果をより細かいグリッドで計算するときの初期値に使う、というだけ。単純な方法だが、これだけでも計算時間がゼロスタートのときの6割強まで短縮された。

対流項の上流化は、思ったよりも手こずった。いちばんの原因は、もともとのコードがいい加減で、ステンシルをきちんと考えていなかったため。ここを根本的に作り直し、QUICKを実装するのに日曜日のほとんどを使った。関連してあちこち細かい修正が入り、まともに回るようになったのは今日の午前中。

まだまだやることはいっぱいあるぞ。時間積分の精度を2次にしたいし、境界条件も、入出力もいじりたい。(書いている内容が、学生の卒業研究のようなレベルだな…。)

* 9月24日(金)

昨夜から再びプログラムをいじっている。今年の2月に作ったCG法のコードを拡張し、不完全コレスキー分解による前処理付きにして高速化した。こう書くと難しそうなことをしていると思う人がいるかもしれないが、CG法に不完全コレスキー分解の前処理をつけるのはいわば定番で、ICCG法という名前もついている。つまり当然やるべき作業なのに、ずっとサボっていたのを、今頃になってやっているという次第。

いろいろテストしながら作ったので手間取りはしたものの、基本のコードは一晩でできあがった。「不完全コレスキー分解」という名前からしてもっと複雑なものかと思っていたが、意外と簡単だなぁという印象。たしかCG法のときにも同じように思っていたっけ。案ずるよりも生むが安し、というところか。

肝心の速度向上だが、当初書いたコードは、そのままでは前処理無しのCG法よりもはるかに遅くて使い物にならなかった。これは疎行列を扱うために疎行列専用のデータ構造を使っているのに、行列へのアクセス手順がそれを反映しておらず、密行列と同じようなコードになっていたため。疎行列のデータ構造に合わせたコードに書き直したところ、急に速くなった。元のコードと比べて計算時間がざっと3割減。

たしかに速くはなったが、期待が大きかっただけにちょっと物足りない。参考書には「かなり少ない探索回数で真の解に到達することが期待できる」などと書いてあるので、計算時間が半分以下になるんじゃないかと期待していたんだけど。うーん、こんなもんなのかな? 1反復あたりの計算量も増えているしなぁ。行列の性質も悪いし…。

ICCG法はCG法に比べて並列化しにくいと言われているが、その理由もコードを書いてみてよく分かった。1反復当たりに2回、三角行列方程式を解く必要がある。ここがICCG法の計算時間の大半を占めるが、これを並列化するにはどうしたらいいんだろう? 簡単ではなさそうだ。

ま、しかし、連立方程式の解法にこれ以上熱を上げてもしょうがないな。他のところでがんばろう。

* 9月23日(木)

小4〜6年生の4割「太陽が地球の周り回っている」と回答したというニュースがあり、調査した国立天文台教授らが指導要領に問題があるとしたのに対し、 文科省が指導要領に問題ないと反論している。

本題とずれるが、金野は天動説が正しいと答えても問題ないと思っている。だって座標系の取り方が違うだけでしょ。天動説(地球固定座標)は非慣性系で、地動説は慣性座標系を使う。慣性座標系を使えると、運動の記述が簡単なのでうれしいのは事実だが、ただそれだけのことだ。「地動説=正しい」「天動説=間違い」という図式は短絡的で、物理的にはどちらも正しいと思っている。まあ小学生相手の調査でこんなことを議論してもしょうがないのだが。

しかし、記事ではことさら天動説を取り上げているものの、もっと心配な内容も書かれている。「太陽の沈む方角」(東西南北から選択)の正答率が65%というのは、天動説うんぬんよりもずっとショッキングだ。3人に1人は太陽の沈む方角を知らないのだ。これも「指導が悪い」せいだというのだろうか? 学校で「お勉強」しないと、太陽の沈む方角も分からないのだろうか? それはちょっと違うんじゃないかと思えるのだが…。

授業では、学生さんがすでに理解しているという前提で説明を省略するものがたくさんあるが、それがだんだん通用しなくなっているのだろうか。心配だ。中学レベルの授業はしたくないぞ。

* 9月21日(火)

以前にプロ野球の合併やストの問題に関して、経営側が将来に対して抱いているビジョンがはっきりと示されないのが気に入らないと書いたが、どうも最近の報道を見ていると、経営側の意見がそもそもまとまっていないらしいね。そりゃ示されないわけだわ。

* 9月20日(月)

プログラムは動き出してからが怖い。昨日まで作っていた流体計算のプログラムは、見かけ上ちゃんと動いているように見えたが、まだバグがあった。バグを直しても計算結果がほとんど変わらないほどの些細なもの。

プログラムの中で配列を確保するとき、「安全のため」についちょっと大きめに取ってしまうが、ありゃよくないね。プログラムのミスに気づきづらくなる。 Cは配列の添え字をチェックしないのでミスに気づきづらいが、それでも確保したメモリ以外のところにアクセスするとエラーを出すことがある。配列は必要最小限だけ確保し、それを外れたらエラーにするようにしとかないと、ちょっとしたミスに気づかない。危険だねぇ。まったく「安全のため」になっていない。昨夜はそれを直していて、その過程で計算コードのバグに気づいた次第。

確保した配列は、浮動小数点数の場合は原則としてNaNで初期化している。これは役に立っていて、いくつかのバグはこれのおかげで見つけた。初期化し忘れや代入ミスなどをすると答えがNaNになるから、すぐ気づく。おすすめ。下手にゼロで初期化したりするとバグに気づかない。

* 9月19日(日)

バグなんて見つかってしまえば他愛のないものさ…。ああもう、俺ってバカ。

プログラムの動作がおかしくてずっと悩んでいたのだが、何のことはない、つまらないミスだった。しかもそうとう低レベル。内容については追求しないで下さい。

ちなみにいまは午前1時20分です。日付が変わって19日になったころにバグが見つかって、プログラムが動くようになりました。半ば安心し、半ば自分にあきれて、風呂を浴びてきたところです。

(21:10追記) バグが取れて回るようになってからは、プログラムの機能を整備したり汎用化したりする作業だから、楽しい。まだ課題はあるが、ひとつひとつ潰していこう。

昼間は気分転換にドライブ。

* 9月18日(土)

プロ野球がスト突入。今日と明日の試合がなくなった。

報道によれば、選手会側は来期も現状の球団数を維持するために、新規参入の審査などで最大限努力することを経営側に求めたが、経営側が拒否したとのこと。将来の縮小再編を睨んでいると考えるべきだろう。だとすると、スト突入はしょうがないと思う。現状の球団数維持を主張する選手会との間で、仮に今回のスト回避のために短期的な合意が形成されたとしても、長い目で見ればいつか破綻しただろうから。もちろん、試合がないのはつまらないがね。

外野で見ている人間としては、経営側(日本プロ野球組織)が将来に対して抱いているビジョンがはっきりと示されないのが、気に入らない。たとえば上に書いた「将来の縮小再編を睨んでいると考えるべきだろう」というのも、推測にすぎない。選手会側が求めていた将来のシミュレーションも、近鉄とオリックスの2球団のみについて回答され、プロ野球全体でのシミュレーションは出てこなかった。

最近ライブドアや楽天が参入を表明したので意見が揺らいでいるが、少なくともその前までは金野は縮小に賛成という立場で、つまり経営者寄りの意見を持っていた。しかしその金野からみても、経営側は情報公開が少なすぎる。要するに腹を割って話していない印象なのだ。やつらはプロ野球界の将来をどうしたいのか? さっぱり見えない。選手会側はどんどん意見を出していて、そちらが語るビジョンのほうがずっと分かりやすいし、何より積極的だ。好感が持てる。

会社運営においてマスコミ対策は重要でしょう。ましてやプロ野球ともなれば日本中のファンが見守っているんだから、なおさらだ。それなのに経営側は下手を打ったね。今回のストはそういう感想。

今日はいつもどおり、自宅で洗濯だの掃除だのの雑事をこなす。

* 9月17日(金)

障害者施策、抜本改正へという報道があった。以前から興味があってこの分野の本を読んでいたし、最近もこれに関連した情報を収集していたところなのだが、にもかかわらず未だに態度や意見を決めかねている自分がいる。

全体としては「いい話」だとは思うのだが、素直に賛成できないのはなぜだろう。ノーマライゼーションというカタカナ言葉が気に入らないのと、このタイミングでの発表(今日はパラリンピックの開会式だ)が作為的でいやらしく感じるということもあるが、それ以上に「ぴんと来ない」のが最大の原因だろうと思っている。ぴんと来ないために、理想論というか「きれいごと」に聞こえてしまうのだ。悪い話ではないと思いつつ、どうも身構えてしまう。

この「ぴんと来ない」原因は、それこそ"ノーマライゼーション"が進んでいないために、いわゆる障碍者の方と接する機会が乏しいせいなのだろう。

もともとの話題から外れるが、最近よく考えるのは、日本という国は「個性」の自由度をどこまで許容してくれる国なのだろうか、という命題だ。際立った個性を受容するほど、さいきんの日本社会は懐が広くないのではないか、と心配している。社会は分散の小さいガウス分布でできているという思想がどこかにあって、平均±3×標準偏差の範囲に入らない個性は強く弾き飛ばされていないか。その結果、分散がますます小さくなっていないか。

分散の小さい社会はつまらないと思う。いろんな個性を持ったやつがいるほうが、おもしろい。でも、教室に個性的なやつがいっぱいいて授業が成立しなかったら、困る。どこまで許容できるのか。ノーマライゼーションは分散を広げる方向の動きだと思う。(なのに「ノーマライゼーション」という言葉をあてるのが気に入らないが。)

自分は広い受容力を持った個でありたいとは思うのだが、実際にはあれこれ偏見や、際立った個性を忌避したい感情を持っているのに気づく。偏見は捨てたいと思うが、きれいごとばかり言うのも好きではない。落としどころを探っているところだ。

脱線ついでに書くと、分散を広げる、狭めるという視点を持って人の意見を聞くのは、なかなかおもしろい。平均と分散の両方を見る視点を持ちたい。

* 9月15日(水)

ライブドアに続いて楽天もプロ野球への参入を表明したそうだ。社会人チームを持つシダックスも、状況によっては参入を考えるらしい。金野はプロ野球という市場にはパイが少ないのだろうと考えていたので、参入を表明する会社が増えているのは意外な展開だ。ライブドアや楽天は、まだうま味が残っていると判断しているようだ。

今日は授業が4コマあるたいへんな日。

* 9月13日(月)

先週末からバタバタしている。金曜日は打ち合わせ→研究会→会議。土曜日は卒論中間発表会。日曜日は八王子校舎が停電になったが、停電が復旧する頃を見計らって大学に来て、今日の授業の準備をした。

今日から後期の授業がはじまる。金野の授業も今日の午後から。

美浜原発の事故の原因は、現時点では「流速差腐食」が有力なのだそうだ。東洋大の加藤先生から教わったのだが、そんな現象が起こること自体知らなかった。 関連リンク

* 9月9日(木)

5日から7日まで札幌に出張していた。運良く台風にかからずに帰ってこられたが、8日に帰京した水野先生は大分苦労なさったとのこと。

今日は机の上の整理など、雑事をこなす。授業準備がまだだな、やばいぞ…。

* 9月4日(土)

夕方から雷雨。秋雨前線らしい。

1〜3日まで帰省。31日は外勤だったので、久しぶりの出勤。明日からまた出張。

* 8月30日(月)

台風が来ているそうで、雨模様。

オリンピック閉幕。ドーピングで金メダル剥奪、マラソンのランナー妨害など、最後まで話題を提供してくれたオリンピックだった。

マラソンで妨害を受けたブラジルのデリマ選手のレース後の会見がなかなか潔く好感が持てる。たぶん日本人好みのコメントなんじゃないかな。優勝した選手を食っている。

日本のメダル獲得数は、金16、銀9、銅12。金と銅が多いのっていいよね。だって銅メダルは、3位決定戦で勝って終わっているものが多いでしょ。たとえば柔道や野球のように。銀メダルは最後に負けて終わっているものが多いから、悔しさが銅メダルより強いんじゃないかなぁと想像している。そう思いながら 国別獲得メダル数 を見ると、スペインが金3、銀11!! …かわいそうかも。

* 8月24日(火)

「着眼大局 着手小局」という言葉がある。いま調べたら、荀子の言葉だそうだ。今日は大学院生の研究室内発表会の日だったのだが、聴いていてこの言葉を思い出した。

金野は将棋の格言のひとつとしてこの言葉を知ったのだが、荀子ということはおそらくもとは囲碁の格言なのだろう。囲碁ではお互いに1手ずつ打つ。いちどに置ける石の数は1個、置ける場所は1ヶ所だ。それ以上のことはできない。しかしそのひとつの石を置くときにも、盤上すべてを見回して最も効果的な目に置かなければならない、という意味。これを広げて、目のつけどころは大局的に、しかし行動は小さなことから一歩一歩やろう、という意味で使われる。

全体を見回し、何が本質的な事柄なのかを見抜くこと。これを金野はとても大切だと思っていて、心がけているのだが、どうも学生さんにうまく伝えることが出来ていない。ひとつの理由として、学生さんたちは大切なポイントを見つけようという努力をまったくしていないということに、かなり長いあいだ気づいていなかった。

学生さんに限らず一般論として、最近、全体を見渡すのが苦手な人が増えているのだそうだ。 「三色ボールペンで読む日本語」の中で齋藤孝氏が同じようなことを言っているが、どうも年齢は関係ないらしい。たとえばある文章を読解してもらったとき、文意、つまり作者の伝えたいポイントを読み取ることができないそうだ。そのくせ些末なところにこだわるらしい。金野も何度か経験した。たとえば前の大学で助手をしていたころ、あるイベントで研究について説明したところ、本質とはまったく関係ないポイント(水槽の材質など)で延々と質問を浴びせてくる人がいた。この人は大切な点をまったく理解してくれていないんだな、と感じながら質問の相手をするのは、疲れるし腹が立つ。

なぜ急所をつかもうとしないのか、なぜ全体を見渡すのが苦手なのかと考えると、いくつか思い当たるが、ひとつにはきちんと理解しないであいまいなままにしておくこと、あるいはまったく理解できないままにしておくことが当たり前になっている感がある。理解できなくていいからとにかく公式だと思って覚えてしまえ、それで十分だ、という風潮があるらしい。覚えようとはしても理解しようとしないから、説明全体を起伏のない平面のように捉えている。アンテナに引っかかるのは、主観的に興味が湧いたところだけ。客観的な視点がない。

この意識を改革するにはどうしたらいいものか…。取り組むとなると難しい。悩みは尽きない。

一方で金野が急所をつかむ能力を大切だと思っている理由は、実はけっこうミーハーだったりする。恩師である加藤洋治先生みたいになりたいから、だ。加藤先生は、前にも書いたが、大切なポイントをつかむ能力がすばらしかった(と、不肖の弟子の目には映っていた。先生のお力をどこまで正しく見極められていたのか、自信はないのだが…)。ありゃすげぇ。ああなりてぇ。それがいちばんの理由だ。もちろん、いまだ足元にも及ばない。日々是精進。

* 8月23日(月)

数値計算法のテキスト作りで四苦八苦する。夕方には雨が降る、涼しい一日だった。秋の服装で過ごす。

* 8月22日(日)

理科教室。飯田先生のご指導の下で、学生さんたちが昨夜がんばって代替部品を作ってくれたので、材料不足を何とか補って今日も催しを出すことができた。金野はウィンドカーを少し手伝っただけでほぼノータッチ。学生さんがよくがんばりました。

たしかもともとは1日あたり100人程度のお客さんを想定していたはず。実際には2日で400人以上来たんじゃないかなぁ。500人いってるかも。列までできていた。

* 8月21日(土)

昨日柔道ネタを書いたが、今日の朝日新聞の記事ではよい成績をあげた原因のひとつとして「不正柔道着」のチェックを挙げていた。つかみにくくするために不正に細工した柔道着を違反にすること。襟を厚くする、袖を短くする、細くぴちぴちにするというのは聞いたことがあったが、「ぬるぬるさせる」というのもあったそうな。おいおいどんな柔道着だよ…。たしかにつかみづらいわな。っつーかつかみたくないぞ。

そういえば以前よく「オリンピック種目になってから柔道は歪曲された」という論議を聞いたよね。組んで技をかけ一本を取る柔道ではなくて、パワーやスピードの面ばかりが強調されたポイントを取るための柔道が主流になって、柔道競技自体が変質した、という意味。今回のオリンピックを観るかぎりでは、それが元の姿、本来の柔道のあり方に戻ってきた、と言っていいのだろうね。ローカルな競技が国際的に広がっていく過程の紆余曲折は、なかなか興味深い。

今日から理科教室。金野は飯田先生の出し物のお手伝い。天候に恵まれ滑り出し好調…過ぎて材料不足に。なかなかたいへん。

* 8月20日(金)

昨日の夜から今日にかけて知人の法事。通夜、葬儀、初七日法要。最後まで参加し、多少お手伝いする。

ちょっとパワー落ち気味。エネルギー蓄えないと。

再び柔道ネタ。昨夜、オリンピックの柔道の試合を見る機会があった。いまの柔道は、技をかけないとすぐ指導が来るし、中途半端な組み手で技をかけてつぶれると、かけ逃げと見られてやはり指導。それを知っていると、見ているほうもハラハラどきどきで楽しめますね。またその結果として組み手争いが以前よりも厳しく激しいので、それも見ていて面白い。

以前よく見た「旗判定」を見ることがなかったのもよかった。(金野が見ていないところであったのかな?) いまは延長戦があるんだね。延長ではとにかくなんでもポイントを取ったほうが勝ちだそうな。そうなると指導を受けても負けだから、組み手争いや技の掛け合いがますます激しくなって、ますます面白くなる。(延長でも決着がつかないと、旗判定になるらしい。)

昨日、阿武選手の準決勝が延長戦に入ったのだが、見ているだけでもうドキドキ。阿武は組み手に厳しく、がっちりと組もうとする。すると相手選手が中途半端な組み手からすぐ技をかけて、つぶれる。その瞬間、見ているほうは「技が出てないって指導が来たらどうしよう」「いやかけ逃げで相手に指導かも」と、相反する考えが頭をめぐるわけ。結局最後まで指導は来ずに、阿武がきちんと技をかけて勝ったんですけどね。

ちょうどこれを書いているとき、塚田選手と鈴木選手がそろって勝って金メダルを取りました。ラジオで聞いていて知りました。おめでとう。あと昨日の阿武選手も。

今回のオリンピックの柔道では日本がとても強かったが、これはやっぱり、きちんと組む柔道をするようなルール改正が、きちんと組む柔道をずっと指導して来た日本に有利に働いた、ということなのだろうか。素人には分からないが、もしそうだとしたら好ましいことだ。今回のオリンピックの柔道は、見ていて面白かった。単に力が強いやつや手足の速いやつが勝つわけではなく、組み手があり、崩しがあり、技を出して勝つ柔道がいいよ。観戦ファンとしてはね。

* 8月19日(木)

昨日、今日とよい天気で暑い。夕方から知人の葬儀に出るため、今日は家で仕事をしている。

美浜原発と同じような管破損事故が、また見つかったそうだ。こんどは東北電力。「水流による腐食や摩耗により、配管が薄くなっていたという。」(読売新聞)

簡単に言ってくれるよね。そりゃ中を流れている流体のせいに決まってるけどさぁ、もうちょっとちゃんと原因を究明しなさいよ。

* 8月18日(水)

4年前のオリンピックは、まだテレビを持っていたころだから、テレビでも見ていた。2000年の日記にも書いてある。いまはテレビを見ないので、新聞、ラジオ、インターネットでの情報だけでオリンピックを楽しんでいる。

テレビで見ないと実感が湧かないところもあるが、たとえば水泳なんかはテレビで見ていても実体験と比較できないから、実感が湧かないという意味では同じことか。

昨日、職場からの帰り際にチラッとテレビを見たら、女子63キロ級の柔道の試合を放送していた。谷本歩実選手が1〜3回戦まで勝つところを見たが、強かった。あれは素人が見ても分かった。技が切れる切れる。4年前の井上康生選手みたいに、組んで、動いて、投げたら勝ちという試合だった。特に3回戦の切り返しはびっくりしたねー。内股をすかして体落としに行き、結果的に内股のような格好になって、相手をひっくり返した。と書くと平凡に聞こえるかもしれないが、これが試合の速い流れの中で、かなり体勢を崩しながら一瞬で出た技だったもんだから驚いたわけ。しかもそれで一本だからねぇ。それ以降は見ていないが、その後も勝ち進んで、金メダルを取ったそうな。

むかしはきちんと組まない柔道をよく見た。バルセロナのころかな。韓国選手が得意だったんだけど、あれはやっているほうは必死なんだろうが、見ているほうは面白くない。正対しないで斜め方向からくっつき、どこかをつかんだらすぐ足を出して引っ掛け、ポイントになってもならなくてもべちゃっとつぶれて「待て」。また斜めからくっついて、…の繰り返しで、さっぱり柔道らしくない。最近はかけ逃げに対する警告(指導)が厳しくなるなどして、ちゃんと組む柔道が主流だそうだ。組み合って勝負の柔道のほうが見ていて楽しいので、いまの柔道のほうが以前のオリンピックの柔道よりも見ごたえがある。

組む柔道だと4年前の井上康生選手は圧倒的に強かったんだよなぁ。今年も期待。

(16:20追記) えーっと、このニュースはどう解釈したらいいんでしょうか? ワイドショーネタとしては最適だな。

* 8月17日(火)

高校野球、オリンピック、終戦記念日、プロ野球のスカウト金銭授受などいろいろな報道があったが、ここ数日でいちばん気になっているのは美浜原発の管破損事故だ。復水管にオリフィスが入れられていたのだが、その下流部で「減肉」が進み(このへんがよく分からないのだが…)、破損の原因となったらしい。もともと10ミリあった肉厚が、破断箇所では0.6mmまで減っていたという。

30年近く運転したからといって、10ミリの配管に流体を流してそれが1mmを切るところまで磨り減るとは驚きだ。このへんは高温蒸気の怖さなのだろうか。腐食が流れによって加速されたと報告されているが、どういうメカニズムなのか知りたい。キャビテーションの発生も取り沙汰されている。(原子炉でなんか壊れると、たいていキャビテーションのせいにされるんだよな。ほんとなのかね。)

また、オリフィスの影響もよく分からない。もしオリフィス下流の乱流場が悪影響を与えたのなら、ベンチュリ管にしておけばよかったということになるのだろうが、そんな単純な問題だろうか。いずれにせよ、後の祭りだが。

管の肉厚が薄くなっていたことは問題だが、今回の事件は管が破損してめくれ上がったから、破断面を直接測って肉厚を検査できた。現在運転中の原子炉の配管で、非破壊で肉厚を検査することはできるのだろうか。難しそうに思われるが、現在の技術なら何とかなるのかな。侵食(減肉)の進行速度も、今回の事故がきっかけではじめて分かったらしい。昨年の夏に原子炉を一斉停止した際に、管を交換して調べておけばよかったということになるが、これも後の祭りだろう。

あれこれ総合して考えると、美浜原発は2次系配管の安全性をろくに確かめておらず、手探りで運転していたといえるだろう。もしかしたら美浜原発は、腐食でどこかに穴が空いて水蒸気が漏れてきたら、そのとき補修しようと考えていたのかもしれない。つまり甘く見ていたんじゃないか。残念ながら結果は「穴が空いて漏れた」ではすまなかった。管が裂けて大きくめくれ上がり、大量の高温水蒸気が一気に漏れだした。想像の範囲を超えた事故だったのだろう。

技術屋の端くれとして気になる事故だ。今後の調査に期待したい。

昨日は家でプログラミング。今日は午後出勤でプログラミング。

(20:30追記) 福島の火力発電所で、美浜と同じような配管破損事故があったそうだ。弁の下流部で配管の肉厚が1.4ミリに薄くなって穴が空いたということだから、美浜とメカニズムも同様だろう。オリフィスや弁の下流部というのがとても気になる。

* 8月15日(日)

昨日は午前中に打ち合わせ、午後は雑務とプログラミング。世の中はお盆で、オリンピックも重なって、夜更かし朝寝モードに違いない。

昨日書いたマネー・ボールという本だが、Amazon.co.jpの書評を見ると訳が硬いとか直訳過ぎると書いてある。金野はそうは思わなかった。以前に他の訳本の書評で訳が硬いと書いてあったものがあり、そのときも金野はそうは感じなかったので不思議に思ったのを覚えている。あの程度で硬いと感じるのは、金野に言わせりゃああごが弱すぎる。みんなくだけた文章に慣れすぎてるんじゃないのか。それに、原文が硬いのかもしれないじゃないか。まあこっちも論文のお堅い文体に慣れてるってこともあるだろうが…。金野としては違和感がある書評だ。

(バカ古文調訳) 昨日書きしまねいぼうるなる書、あまぞんどっとこむに書かれし評に、訳硬し、直訳に過ぐると書きをり。さは思はず。他本の評にも訳硬しとあれば、いと不可思議と思ふ。硬しとせしものはあご弱からむ。弱きがゆえに、柔らかき文のみよめりと思はむ。いと惜し。

…硬い? (^^;;)

* 8月14日(土)

こんなことをしている場合ではないのだが、つい、夜更かしして本を読んでしまった。マネー・ボールという本。おもしろい。おかげで2時間ぐらいしか寝ておらず、脳みそが糠味噌になっている。

この本の主題はこうだ。オークランド・アスレチックスは全米で下から数えたほうが早い貧乏球団だが、なのになぜ強いのか? もっと金をかけているのに、もっと弱いチームがあるのはなぜか? その答えを優秀なGM主導による「お買い得な」選手集めと戦い方にあるとしている。その選手の選択基準がユニークだ。読み物としてもおもしろい。

日本で言ったらどこに当たるだろう。ぱっと思いつくのはヤクルト・スワローズだろうか。しかし日本と比較しづらいのは選手の集め方で、MLBには下位球団にドラフト指名の優先権があったり、選手のトレードと引き換えにドラフトの指名権を授受したりできるらしく、アスレチックスはそれを最大限に利用している。

そして他のチームがあまり触手を伸ばさない選手の能力を見抜いて、ドラフトで指名し獲得する。その見抜き方だが、基本的にはデータに拠っている。スカウトの眼力ではない。そしてどのデータを重視して選手の能力を評価するかが独特で、大げさに言えば野球哲学を覆す選択をしている。

野球の数字(打率とか、防御率など)の知識が多少あれば読める。野球観戦ファンだとなお楽しめるだろう。MLBのニュースを見る楽しみが増える。日本の野球中継(といっても東京在住の金野が見るのはほとんど巨人戦)を観るときも同様。おすすめ。

この本の内容は野球選手の価値について触れているが、もっと簡単なことであっても、解説者や実況中継のアナウンサーがナンセンスなコメントを言うことがあるよね。金野がいつも聞いていて馬鹿らしく感じるのは「この1点は大きいですねー」というお決まりの文句。点数が小さいときほど、また回が後ろになるほど、1点あたりの価値は高い。たとえば同点から勝ち越す1点や、1点負けている状況から同点に追いつく1点の価値がいちばん高く、次に1点差を2点差にする(あるいはその逆の)点が価値が高い。また、1回に1点リードするのと9回に1点リードするのとでは、その点差を追いつかれる確率がずっと低い分、9回の1点の方が価値が高い。ただそれだけのことだと思うんだが、違うかね。

* 8月13日(金)

たまたまだがアクセスカウンタが10101番だった。今日は午後出勤。

今日はいろんなことがあったようだな。ニュースが盛りだくさんだ。

* 8月12日(木)

東大でキャビテーションの数値計算の研究会。その後、実験室で面白いビデオを見せてもらう。あれはいい論文になりそうなビデオだったなぁ。いいなぁ。

電車で1時間半も行けば着くところで、先端の研究に触れられるのはありがたいことだ。あのビデオも世界初の映像だろうなぁ。

オリンピックはアテネでやるから、えらく時差があることに今ごろ気づいた。サッカーの試合は夜中の2時半からだぁ!? ごめん応援できん。日本代表の皆さんがんばってください、布団の中から応援しています。

* 8月11日(水)

そうか世の中はオリンピック・モードなのか。

* 8月9日(月)

トップページへのアクセス10,000人達成!! わーいうれしい。

今日は外回り1件と、あとは主に水野先生と打ち合わせ。明日は遠くに出張。

高校野球で、うちの地元の代表ははでに負けたらしい。まぁそれもまたよし。

* 8月5日(木)

プロ野球の1リーグ移行は、セパ合併でそうなるもんだと思っていたが、パリーグ解散でセリーグだけが残るという可能性もあるんか。パリーグの経営陣はそこまで思いつめている(と表明している)らしい。

* 8月4日(水)

アジアサッカー連盟が行ったアジアカップの優勝予想 (スポーツ報知の報道)によると、「1位はイランでなんと75%と圧倒的な支持率。2位の日本は16・4%とほぼ3分の1。3位は開催国の中国で5・5%。最下位がバーレーンの2・7%となっていた。」だそうです。で、私はとっても疑問なんですが、日本の 16.4%という数字は「何の」3分の1なんでしょうか??

今日は外勤。いま(12:50)ちょっと新宿校舎に寄っているところです。

* 8月2日(月)

午前中は八王子で仕事。午後は新宿で会議、その後に飲み会。いま夜の11時過ぎですが、まだ酔いが残ってて脳みそが腐っています。

もともと酒には強くなかったのですが(などと書くと突っ込みが入りそうですが)、最近はさらに弱くなりました。以前から、飲み会のときは酒ばかり飲むのは避けて、事前にチーズやおにぎりを食べるなど自己防衛していました。今日はそれをする余裕がないのに、ビールをたくさん入れたのが失敗でした。日本酒などに手を出さなかったのは不幸中の幸いだった。それに今日はもともと調子がよくなかったんですよね…。

会議は某学会の来年の講演会実行委員会。学会の運営にはこれまであまり関わってこなかったが、足を突っ込んでみるとそうとう大変。

* 8月1日(日)

8月。

地味なことからちゃんとやろうよ。

* 7月30日(金)

フランシス・クリック氏死去。合掌。

まだ台風が日本の上にあるようで、天候が不安定。いまも急な雨が降った。

昨夜は飲み会。

* 7月29日(木)

昨日は多少時間を取れたので、溜めていた仕事を1つ片付け、1つはまだ完全ではないものの形にした。しかしまだあと、ええと、…5つかな? まだまだ終わらん。

珍しく東から西に向かって動く台風が来ているそうだ。今日は朝から雨が降ったりやんだりの繰り返し。

* 7月26日(月)

仕事をためてしまって忙しくしています。自業自得。

先日入れたSPAM対策ソフトSpamBouncerは、最初こそ成績が悪かったものの、その後がんばっていてほぼすべての迷惑メールを排除してくれています。立派なもんです。設定が多少面倒なのと、ちゃんと設定しないとまっとうなメールまでSPAM扱いするのであまりお勧めはしませんが、私は満足しています。

* 7月22日(木)

暑くて惚けていたようで、このページの20日のところの曜日が日曜日、21日が月曜日になっていた。ついさっき気づいて、あわてて直しました。

今日はあまり暑くないから気づいたのかな。脳みそは大分緩んでいますが。しなきゃない仕事が終わらない。

SPAM対策ソフトを入れてみました。今日来た4通のスパムのうち、2通は排除されました。残りの2通は排除できなかったから、排除率50%。うーん、まあ、こんなもんなのかな。

(18:30追記) 今日はさっぱり脳みそが動いていません。仕事が進まん。

あるウェブサイトで次のような計算式を目にした。

流体の抵抗力 = 粘性係数×速度÷長さ

…んなムチャな。長さって何の長さだよ。

CGIと思しきフォームがついていて、粘性係数や速度の数値を入れると、流体の抵抗力を計算してくれるが、式は上記の掛け算と割り算をしているだけらしい。「抵抗力とはせん断応力ともいいます。」だそうだ。

もちろん、まともな解釈は可能だ。「速度÷長さ」はたぶんせん断速度だから、境界層の底の方で速度分布が直線的だと見做せる範囲を探して、その範囲の高さといちばん上の速度とを指定すると解釈すればよいのだろう。でもどこにもそんなこと書いてないし、そもそもどうやって測るんだ。流体の抵抗力がこんな簡単な式で計算できるなら苦労はないよ。

* 7月21日(水)

工学院大学付属高校の野球部が、早稲田実業高校を破ってベスト16に進出しました。立派なことですが、これを報道する新聞記事の見出しは「早実、姿消す」とか「早実、1点に泣く」とかそんなんばっか。「工学院」って言葉も入れてくれよぉ〜(T_T)。高校野球界で早実が名門なのは知ってるけどさぁ…。

* 7月20日(火)

東京の7月の最高気温記録が、今日更新されたそうです。どうりで暑いわけだわ。

そういえば世間は昨日まで3連休だったんですね。日曜日と月曜日に出勤して、ふだんより遅くまで仕事をしていたものだから、休日らしいことは全くしませんでした。

朝日新聞の特集記事で、最近話題の球団合併問題が取り上げられていた。 12球団全体で150億円ほどの赤字だとか。こりゃすごい。ふつーの会社なら倒産だよな。

* 7月19日(月)

暑い。きょうもいい天気。

* 7月16日(金)

暑いなか午前中は営業。思ったより早く終わり、午後は暇に。

最近のニュースでぴんと来ないことその1: 新潟の大雨。大きな被害があったということは知ってはいるのだが、テレビを見ないし新聞ではそんなにたくさんの写真を載せるわけじゃないから、様子がよく分からない。テレビがないとどんどん「ワイドショー的感覚」が薄くなっていく気がする。うまくいえないのだが、こう、感情的に反応する部分がなくなって、醒めた見方ばかりするようになっているような。

その2: セリーグの巨人を除く5球団が、2リーグ制維持の方向で議論していること。少なくとも阪神、中日、広島は2リーグ制維持で意見が一致したと、今日のニュースに流れていた。えーっとこれって要するに、巨人戦はセリーグの権利だからそう簡単にパリーグの球団には渡しませんよ、という経済的理由から来ていると思っていいんでしょうか? 「交流戦をしてもいい」っていうあたりがまさにそういう印象なんですけど。つまり「球界全体のために巨人戦の権利をちょっとだけ譲ってあげるけど、ぜんぶは渡さないよ」ってことなんじゃないの? それと別に近鉄とオリックスの合併には反対していないんだよね? このへんの話がごっちゃになっていて分からん。

つか、2リーグ制存続がファンのためだというのは、まあ分からないでもないのだが、そんな高尚な理由で2リーグ制存続を支持しているのではなさそうに思えるんだよね。うがった見方をすると、来年はパリーグは5球団でリーグ運営をしてもらい、さらに体力をすり減らさせて球団数を減らせるだけ減らしてから、1リーグ制にもって行って少なくなった野球ファンのパイをなるべく多くいただきたい、ということなんじゃなかろうかとまで詮索してしまう。さすがにこれは考えすぎだろうと思うが…。

ついでにその3: 旧聞ですが、小泉首相の「人生いろいろ」発言。そもそも発言したことすら、かなり長いあいだ知りませんでした…。時代遅れですみません。このあいだの選挙も、それで票がだいぶん流れたことになっているじゃないですか。そうなの? それほど大きく問題視されている発言だったのか。うーむ、自分が世の中の動向に疎くなっているという実感がありますねえ。

珍しくテレビで見ていたので、ワイドショー的感覚があるニュース: 曽我さんの「ブチュ」。サッカーの試合の途中で流れたんだったかな。ちと感動しましたねぇ。(タイミング的には、選挙の投票日直前であざとい気がしたが。)

* 7月15日(木)

金野の担当試験が、まず1科目終了。ただし採点はまだこれから。午後は次の試験の問題作りなど。

ちなみに昨日は、新宿で研究打ち合わせをしたあと、東大での研究会にチョコッと参加。

* 7月13日(火)

梅雨は明けたそうだ。今日は暑いことは暑いが、先週のうだるような暑さに比べると、だいぶんましに感じる。

今週で、機械システム実験の金野担当分のレポート提出は終わった。あまり意識しなかったのだが、金野が担当しているレポートはたいへんらしい。そうなのかなぁ。

* 7月9日(金)

今日も暑い。

最近のプロ野球の合併だの1リーグ制移行だのの話題を、何となく冷めた思いで眺めている。金野は自分ではやらないが、テレビやラジオで観戦する野球観戦ファンだ。だが今回の合併はあまり感慨が湧かなかった。ついに来たか、とは思ったが。

野球はかつては恵まれた状況にあったはずだ。長い歴史があり、プロ組織があり、いまでも高校野球は他の高校スポーツよりも大々的に取りあげられる。しかしいまや、経営が立ち行かない球団が出る。パリーグの球団は、どこも赤字だという。もはや12球団を維持するほどのパイがないということじゃないのか。サッカーでプロ組織ができたり、野球をやるにしてもメジャーリーグに行ったり、スポーツの分野での価値観が多様化し、昔のように猫も杓子も野球野球というわけではない。合併というのは悪くない選択肢だと思っている。近鉄が単純につぶれてなくなっちゃったら、選手がたいへんでしょ。いや選手はまだ実力で何とか再就職できるかもしれないけど、スタッフとかどうするんだろ。合併なら、まだ受け皿がある分ましな気がするんだが…。実際のところはどうなんだろう。

あーでも選手会が反対するのは当然だと思いますよ。職場を維持するために従業員が行動するのは自然な流れじゃないかな。選手が自主的に年棒を返上して、それで会社経営が黒字化するなら、それでもいいんじゃない。ただ、パリーグの球団はどこも赤字だそうだけど、パリーグ全体が黒字になるような方法じゃないといけないよね。

ストライキも辞さずという構えらしいけど、それはどうかなぁ。大リーグで大失敗した前例を考えると、ストはファンが離れていくマイナス効果が大きそうで心配。「ファンのために」という大義名分が成り立たなくなる。

こうしてみると、北海道に移った日本ハムは英断だったのかもしれないねぇ。次に合併があるとしたら、きっと関東地方の球団だろうからねぇ。

ちょうど今日、 国家公務員の定昇廃止、実績重視に転換という記事が出ている。うーん、公務員も実績重視かぁ。公務員の実績って何だろ。野球選手ほど明確じゃないからなぁ。

* 7月6日(火)

主に小中学校の先生だが、テストで銀行強盗の例を出したり、確率の授業で「死のくじ」を作ったりして、問題だと報道されている。もうちょっと頭を使えよと思う反面、小学校の先生は気を使うことが多くてたいへんだなぁと同情も感じる。

大学の教員は、まぁよっぽどの場合は別だろうが、授業や試験で多少変な例を挙げても小中学校ほどには問題視されまい。(それとも将来は問題視されるようになるだろうか。そうなったらやだなぁ。)

今日は新宿勤務。今夜の2部の実験が前期最後の実験で、あとはレポートの審査のみとなる。

* 7月5日(月)

先週はバタバタした週だった。月曜日から水曜日まで3日連続で新宿に行ったり、木曜日は八王子駅前に会議に行ってまた帰ってきたり。今週は、何もない週にくらべれば忙しいが、それでも先週よりはまし。

もう7月だなぁ。今日は久しぶりに半袖通勤。朝方は雲がかかって風も強かった。いま(18時ちょい前)も風は強いが、雲は切れてきたようだ。

* 6月28日(月)

金野宛のメールがサーバのエラーで届かなくなっています。ご迷惑をお掛けしますが復旧までしばらくお待ち下さい。(サーバ屋に連絡をしているのだが電話もメールも通じていない模様。トラブル発生か?)
(2004-06-29追記) 金野宛のメールのトラブルは復旧しました。ご迷惑をお掛けしました。(復旧したのは28日の昼ごろです。この欄に書くのが遅くなったこともお詫びします。)

それ以外に昨日からあったトラブル:

昨日はトラブルばかりでした。他にもやった仕事があるのですが、きちんと仕上げられているのか心配になってきました。後で見直そう。

* 6月24日(木)

今日は昼間でよい天気で暑かったが、夕方から曇ってきた。明日にかけて下り坂のようだ。

* 6月23日(水)

子供のころから疑問だったのですが、なぜ氷は「透明なほうがきれい」だと認識されているんでしょうか…?? その美的感覚は日本人に共通したものなんでしょうか。私はあまりそう思っていないんですけど。(見えないから、きれいもきれいじゃないも分からん。) 暑くなってきたので飲み物に氷を入れて飲むことが増えています。

* 6月18日(金)

火曜日から木曜日まで3日連続で新宿校舎に行った。といっても水曜日は水野先生と落ち合ってそのまま外勤。木曜日は午前中に八王子で授業して、それから会議に出向いた。

水曜日は打ち合わせのために水野先生と出かけたのだがそれは午前中で終わったので、午後は秋葉原で買い物をした後、久しぶりに母校に寄った。皆さんおかわりなくて何よりです。

* 6月15日(火)

機械システム実験は2時間続きの授業だが、1時間目に理論の説明をして、2時間目に実験をしている。ところが今日は、午前中の授業でベルヌーイの定理や管オリフィスを習ったそうで、理論の説明がほとんど要らず、すぐ実験に入ることができた。急に楽になった。

三菱ふそうがまた古いヤミ改修の事実を公表した。新たに42件の新規リコールを申請するそうだ。この記事を見ての印象だが、ここまで来るともはや何の驚きもニュース性もないな。

日本の法律では、「こんなことをしたらもしかしたら誰か死んじゃうかもしれないけど、別にそれでもいいや」と思いながらやった場合、殺そうとしてやったわけでなくとも、未必の故意で殺人罪に問われるはず。三菱ふそうの事件はこれに該当しないのかな。業務上過失致死って甘くないか? 誰か詳しい人、教えてくれませんかね。

東大の岡先生、越塚先生の研究室の適正診断がおもしろい。最後の「バーベキュー」を「なべ」とか「流しそうめん」に変えたら流体研でも使えるかも!?

* 6月14日(月)

リットルは質量の単位じゃねーーーーーーーーーっっ!!!!!

土日は爆睡していた。そんなに疲れていたつもりはないのだが、えらく眠くて眠くて。今日はとてもいい天気で暖かいので、また睡魔が金野を襲う…。 zzz...

* 6月12日(土)

森内、名人奪還し3冠に。羽生は王座のみに後退。森内強い。

* 6月11日(金)

雨。

* 6月10日(木)

職場でも自宅でも、パソコンのディスプレイやキーボードはなるべく使いやすい、いいものを配している。先日、学生時代に当時としてはぜいたくなディスプレイを買った話を書いたが、これはインターフェイスに投資しているというわけ。

PC本体より、キーボードやディスプレイのほうが寿命が長い。先日引退したディスプレイは、はじめはPC9801のディスプレイとして使いはじめ(17インチで640×400ドット!! …まぁもちろん、すぐ買い換えるつもりだったわけですが)、その後2台、合計3台のPCのモニタとして使われた。

キーボードは職場でも自宅でもHappy Hacking Keyboardを愛用している。前の職場でも使っていた。新宿校舎で使っているマシンにもつけさせてもらっている。すっかり手がなじんでしまって、これでないと記号類を入力できない。昨夜に共用のPCを使って学生さんとプログラムを組んだのだが、括弧を入力できず閉口した。

というわけでインターフェイスは大切だと思うし、だからいいものを買っているわけだが、マウスだけは、自宅では古いMSのなすび型マウスを使い続けている。ホイールのない2ボタンの古いタイプのもの。学生時代から使っているはずだから、6、7年前のタイプだろう。いまはマウスも安いのから高級で多機能なものまでいろいろあるから、買い換えればいいようなものだが、なんだかんだで使い続けているなぁ。マウスは機種や機能の違いがあまり問題にならないってことだろうなぁ。ボールを外して中を掃除すれば、快適に使えるんですよ。

学生の頃、大学では同じくなすび型でホイールがついたマウスを使っていたことがあるが、それに慣れてくると自宅でもマウスのボタンの割れ目をついすりすりしてしまったりした。いまは職場ではLogicoolのマウスを使っている。

神取忍が参議院選挙に出るかもしれないそうだ。…神取忍がねぇ。

レイ・ブラッドベリはまだ生きていたのか。御歳83歳だそうだ。リンク先の記事に挙がっている「華氏451度」は、ずいぶん昔に読んだことがあるが、ブラッドベリの代表作は「火星年代記」だろう。切ない美しさと言ったらいいだろうか、読むと心にいろいろと去来するものがある。おすすめ。

* 6月9日(水)

昨日「VIA互換チップを積んでいるELECOMの LD-10/100AL」と書いた。これはリンク先の説明がそうなっていたからだが、箱を開けてみると互換チップではなくVIA純正の石を積んでいた。このカードのおかげで充実のインターネットライフ??が戻ってきた。

昨夜は久しぶりにレポートをたくさん受け取る日で、夜11時近くまで大学にいた。来週はそのぶん楽なはず。

* 6月8日(火)

自宅のPC周辺機器が連続しておかしくなった。まずは学生時代から長く付き合ってきた17インチのディスプレイ、NANAO 54T。CPU切り替え器を入れて何度も異なる解像度や同期信号を入れたのが悪かったようで、表示がおかしくなった。これを買ったのはいつだったかなぁ。たぶん7、8年前だと思う。17インチのディスプレイが安くなってきた頃に買ったのだが、それでも学生の身には大きな出費だった。元は十分に取れたと思う。

次は100base-TXのネットワークインターフェイスカード。これは安物。買ったのはまだ100base-TXがそれほど普及していなかった3、4年前だと思うが、その当時で1,000円を切る価格だった。つい先日にEthernetアダプタ側が壊れたようで、ネットワークにつながらないしコネクタ横のLEDが光ってくれない。こちらも元は十分に取っているので、壊れても文句を言えません。

ディスプレイの方は生協で調達し、配達待ちです。NICは今日、ヨドバシカメラに寄って買ってきました。Gigabit Ethernetも含めて、安いNICがたくさん出ていましたが、どれもRealtek の石を積んだものばかり。Realtekは評判があまりよろしくないので敬して遠ざけ、VIA互換の石を積んでいるELECOMの LD-10/100ALを選択。それでも2,000円しませんでした。

PC周辺機器が安くなったことはとてもありがたいことだと思っていますが、 NICの石の選択肢がRealtekに片寄っているのはいただけない。ヨドバシカメラにはこれ以外には、今回買ったVIAと、8,000円以上するインテルのNICしか売っていなかった。ほかの石、たとえば3comとかは売れていないのかな。最近はマザーボードにネットワークのインターフェイスがついていることも多いから、 NIC単品ではあまり売れないのかもしれないなぁ。

* 6月7日(月)

梅雨に突入したそうだ。今年の梅雨は雨が多いらしい。まぁ梅雨なんだから、まとめて降っておいてくれ。

健康診断の結果が送られてきた。どこも問題ないらしい。よしよし。

* 6月6日(日)

昨日はホームカミング。今日は家で雑事をこなす。散髪にも行った。体調がどうもすっきりしない。風邪気味か。

イラクで日本人が襲われて亡くなるという事件があったのが5月末。この事件では当初マスコミはそれなりに反応したが、その後あまり取りあげられない。 アサヒ・コムのイラク情勢の特集記事では「イラク邦人拘束」の特集タブがあるが、フリージャーナリスト襲撃殺害の特集はない。他のメディアも同様。そんなもんなのかな。

* 6月3日(木)

分け入っても分け入っても青い山 (山頭火)

金野は論文などたいていの文書をLaTeXで書いている。先日、TeXが使える人募集という会社を見つけたので、TeXを使う得失について考える機会があった。今日それを思い出し、金野はどうしてMS Wordやそのほかのワープロソフトを使わないでLaTeXを使うのだろうと自問してみた。結論は「同じ文書を作るとき、LaTeXで作る方がたまるストレスが少ない」というもの。

ワープロソフト、特にWordと比較すると、金野にとってはLaTeXの方が生産性や効率が高いが、LaTeXを使っている主な理由は生産性や効率ではないようだ。実際、Wordで作るほうが効率がよさそうな文書を、LaTeXで作っていることもある。考えてみると、どうも金野はLaTeXのほうに慣れていて、そのせいで LaTeXのほうが同じ文書を作る間にたまるストレスが少ないようだ。「言うことを聞いてくれる」気がする。Wordは勝手にいろいろやることもあり、言うことを聞いてくれないので、どうもいらいらしがちだ。

* 6月1日(火)

6月。さっそく雨模様。

今日の昼に、小学6年の女の子が、同級生の女の子に刃物で切られて死亡するという事件があったそうだ。…まぁ何と言ったらいいものか…。同級生にねぇ。まわりの子達への影響はいかばかりだろうか。

* 5月31日(月)

昨日、今日と暑い。あしたはそうでもないらしい。今日は会議でなかなか壮大な夢物語を聞いた。

* 5月30日(日)

センター試験の数学の問題に対する批判があるそうな。センター試験の数学問題では「数学力」を十分に判定できないと主張している。

この記事の末尾で東北大の森田教授が「前身の共通1次試験に比べ計算量が増え、(中略)高校ではこれに対応して計算練習が過度に重視されるようになった。」と述べている。これは知らなんだ。

計算力には、金野は、あまりあこがれない。数学力というか、論理的に深く考える能力は、とても大切だし自分でももっと伸ばしたいと思う。大学時代の恩師である加藤洋治先生は、計算能力ももちろん、凡人の金野よりはずっと優れていたが、それ以上に現象を大掴みにしてだいたいの傾向を見抜く能力がとんでもなくすごかった。学生同士では「加藤先生の1次近似」と呼んでいた。あのような方を「頭がよい」と表現するのだろうと思っている。不肖の弟子としては、一歩でも近づけるように精進するしかない。

* 5月29日(土)

自分はどうも仕事が遅い。もうちょいがんばらな。効率を上げる方法をいろいろ模索中。

* 5月26日(木)

よい天気。ちょいと風が強い。仕事が捗らず苦戦中。

* 5月23日(日)

日本に帰国した拉致被害者の家族は、頭蓋骨や耳の形から人物を特定する「スーパーインポーズ法」という手法で本人確認をしたのだそうだ。…でもそんな手法に頼らなくとも、だれがどう見てもありゃ親子でしょ。生き写しっつーぐらいそっくりだもの。(シリアスな話題なのにすみません。)

拉致被害者である蓮池さん一家が小泉総理と懇談した際、子供達が「首相と同じジュースを私たちが飲んでよいのか」と聞いたそうだ。うーん…、何と言ったらよいのか、いろいろと思いがめぐるエピソードだ。

* 5月20日(木)

金野にしては珍しく、寝不足気味です。私の頭にはちょっとの脳みそと、たくさんの糠味噌と、もっとたっぷりのおがくずが詰まっているのですが、そのちょっとの脳みそが糠味噌に侵食されてきているようです。(ちなみに糠はもちろんササニシキの糠です。コシヒカリではありません。)

台風が近づいているそうで、今日は雨模様。

* 5月19日(水)

今週は前線が停滞しているようで、天気があまり芳しくない。今日も朝方は曇りで、午後から雨模様。

昨日はレポートの受取りのために、夜の10時半頃まで新宿校舎に張り付いていた。今週中に出す原稿がまだ完成していなかったり、メールのトラブルもあったので早く帰りたかったのだが、そういうときに限って遅くまでつかまるものだ。

今日は八王子校舎で健康診断があったので、昨晩から何も食わずに行って、胃の検診を受けた。空きっ腹に発泡剤とバリウムを飲むのはあまりよい気分ではないが、まぁしょうがない。すぐ結果が出る範囲の診断は問題なし。あとはレントゲンや血液検査など、しばらく経ってから分かる診断の結果待ち。その後、打ち合わせのために新宿校舎へ。何か今年度に入ってから、腰が落ち着かない日々が続くなあ。

* 5月17日(月)

朝方は寒かった。ちょっとだけ雨が降ったが、昼には止んで曇り空に。

今日の授業で心配になったのですが、水は1リットルでほぼ1キログラムなんですけど、これって一般常識じゃないんでしょうか? えーっと工学部の人は常識だと思って覚えておいてね。

国民年金保険料未納議員の問題は、何が問題なのかやっと分かってきました。未納だったこともまずいのですが、それに加えてそれを隠していたり、ごまかしたことが問題になってるんですね。なるほどなるほど。

それと、やっぱり「国民相互の助け合い」のような論調が出ていますね。もともとは「自分のため」ということだったと思うのですが、相互の助け合いだっていうなら、それでもいいんですよ。でも、だったら税金を財源にしちゃえばいいじゃない。

もうひとつ気になった記事: 20代の就職力証明します 厚労省が職業意識などを評価

(24:20追記) 1975年に流行った歌

たまたまなんですが1975年に流行った歌のリストを見て、金野好みのいい歌が多いので驚いているところです。

* 5月16日(日)

最近は国民年金保険料未納の話題ですっかりかき消された感があるが、イラクの人質の話題はやっと反論の反論が出てきて議論が止揚のフェーズに入ったようだ。最初は人質になった被害者の行動をたたく話題に集中し、中には感情的な意見も見られた。それを助長するような報道をするマスコミもあった。次はその反論で、被害者を養護する意見がたくさん出たが、これも感情的なものも混じっていたと思う。で、その反論に対する反論が、やっと出てきた。このへんまで来ると議論もまっとうで、説得力がある。最近読んだ「反論の反論」では、自己責任の範囲と公共のセーフティーネットの共存という形で議論を展開し、その範囲を切り分け、またセーフティーへの補填を論じていた。なかなかおもしろい。国民年金保険料を払っていない議員を探すよりも、こっちのほうがずっと意義があると思うんだが、どうですかねぇ。

武蔵工大の工学部のカリキュラムがおもしろい。たとえば「数学・物理・化学などは専門基礎科目に─自然系教養科目を整理して専門基礎科目とし,専門分野の一環として位置づけているので,各学科の特性に合った系統的な学修を徹底することが可能です。」とある。教員にとっては、こりゃたいへんだぞい。うちの大学で言ったら、共通課程の先生が学科ごとに異なる授業をするということか? あるいは数学も物理も専門課程の先生が教えなきゃいけないのか?

もしかしてうちの大学の共通課程に当たる組織がないのだろうか、と思う。ウェブサイトからは見つけられなかった。数学や物理などすべての学問の基礎となる教養は、専門科目と縛り付けずに一般教養として学び、身につけるべきだと私は思うのだが、武蔵工大ではそうは思っていないようだ。工学院に就職してよかった(!?)。

* 5月15日(土)

国民年金保険料未納は、小泉首相やテレビのキャスターにまで発展しました。まるでゲシュタポです。そんなことを調べて、つるし上げて、何か日本にとっていいことがあるんでしょうか…??

払っている方にとっては大問題なのかな。最近は強制徴収もしているようですからねぇ。それに国民年金は結局は国庫がバックにあるわけで(現在は三分の一、将来は半分)、将来やばくなったら税金を投入することもありうるわけです。なのにその年金制度を審議している国会議員が、実は払ってませんでしたよーというのは、払っている(払わされている)人から見ると腹が立つのでしょう。「脱税と同じこと」という主張も見ましたが、これもある意味、なるほどと思いました。

国民年金は「将来の自分のために」支払う、というのが政府の主張でした。だったら払わなくたっていいじゃん、自分が損するだけなんだし、と私は思っているのですが、それじゃだめですか? 国民年金を払っていない人が、国民年金制度の議論に参加しちゃだめですか? ちなみに私の税金も、国民年金に投入されてるんですけど。

私も学生の頃は国民年金に加入してました。ちょうど強制加入になった頃です。そのころは親の脛をかじっていたので、親に払ってもらってたわけです。たしか「いいよ払わなくて」と言ったら「強制加入になったんだよ」と諭されたように記憶しています。(なお将来、きっと私は国民年金をもらえません。だから支払った国民年金は私に直接は還元されません。)

* 5月14日(金)

女子バレーは破竹の5連勝でアテネ行きの切符を手にしました。めでたいことです。

前に書いた成田もがんばったようです。リベロなのでニュース記事の写真に出ることはほとんどなく、あっても他の選手の脇に写っているだけなのですが、わたしが見つけた写真ではすべて、明らかに声を出している写真でした。「うしろからどんどん声をかけてくれる」という吉原主将のコメントも紹介されていました。リベロとして、先輩として、よくがんばってくれました。

* 5月12日(水)

予定変更で八王子に来ています。

国民年金未納の政治家は、今日も新しいのが見つかって話題になっていますねぇ。世間では重大な問題なんだなぁ。ってことは国民年金に生活を依存している人、あるいは今後依存する人がとても多いということなんでしょうね。まぁそりゃそうだよなぁ。金野は国民年金じゃなくて厚生年金ですが、こっちも将来安泰とは思えない。もっと働いて、貯金しとかないといかんということかなぁ。いちおういろいろ対策は考えてるんですけどね…。

* 5月8日(土)

バレーボールにはあまり詳しくはないのだが、女子バレーの成田郁久美(旧姓: 大懸)が好きだ。少し前に日本チームの中心選手として活躍した、打ってよし、守ってよしの小気味の良い選手。

と思ったら今回のアテネ五輪世界最終予選兼アジア予選にはリベロで出場!! 打たないのかぁ。ちょっと残念だが守りは打つ方以上に一級品。期待したい。

今日はイタリアに買ったらしい。よしよし。

* 5月3日(月)

連休のまん真ん中。朝の9時半頃に大学に来たが、道は空いていて静かだし大学もえらく静かだ。まあそりゃそうか。今日は締め切りのある仕事など。

* 5月1日(土)

5月だー、うわー五月病になりそうだー。働けど働けどなお我が暮らし楽にならざり…。連休中も仕事がんばりまっしょい。

昨日の話の続きだが、中村君に聞いた話では、会社がかなりたくさんの派遣社員を入れているらしい。設計を外注しているのは聞いていたが、品質管理や生産管理も派遣社員がやっているというのは意外だった。飯田先生にも伺ったが、正社員は計画を練るのと資源(予算とか、人員とか)の配分を決めることに集中していて、立案以降の仕事は派遣社員を入れるところが多いのだそうだ。おそらく大手〜中手ぐらいの多くのメーカーに当てはまる話だろう。飯田先生曰く「だから大きい会社に入って設計やりたいなんて、無謀なんですよ。だってそんな社員は一握りしかいないんだから。」だそうです。なるほどなぁ。

* 4月30日(金)

流体研OBで、金野がはじめて担当した卒論生のひとり中村君が、久しぶりに大学に来てくれた。いまは名古屋でがんばっているらしい。会社の様子なども聞かせてもらった。

最近は国会議員が自分の国民年金保険料未納を公表するのが流行っているようで、今日も数名の国会議員が公表していた。国民年金を含め、年金制度にあまり期待していない身としては、この話題は食傷気味。

* 4月27日(火)

ウィルスメールは今朝の10時過ぎまで届き続けた。どうもすべて同じホストから送られてきているようだ。直接送られてきたものだけで1,400通以上。このほかに、私の昔のメールアドレスを詐称したメールが大量に送られたらしく、心当たりのないメールが「受け取れません」と送り返されてきている。いやはや。

午後に入ってからは、そのホストからはウィルスメールが来ていない。やっと対処されたのかな。

* 4月26日(月)

えーっと、今日の午前中だけで400通以上のウィルスメールが来ているんですが、何なんでしょう…?? みなさんもお気をつけ下さい。私の場合は、Norton AntiVirus君が守ってくれているので、被害を受けずに済んでいます。

(20:50追記) 今日は車の点検のために早く帰りましたが、夕方までに1,000通を越えるウィルスメールが届きました。迷惑な話です。

今日の新聞を読んでいたら、小見出しで「アテネで爆発」というのがあって、すわテロかと驚いた。実際には水泳の北島康介選手の、オリンピックへの決意表明だったわけだが…。この時期、爆発と聞くとついテロを連想するよねぇ。

* 4月25日(日)

今日は寒いんじゃなかったのかな? 昨日より暖かいんですけど…。風が強い。

自宅の本棚には「まだ読んでいない本」コーナーがある。本を読むペースよりも買うペースの方が速いようで、このコーナーを作ってから着実に増えている。今朝数えてみたら、40冊ほどもあった。

じっくり読む時間を作りたいなぁ。読む時間を作るのは、たとえば1日30分ぐらいならたいして難しくないのだが、腰を据えてじっくり読むのにはそれなりの心の準備が要る。食卓か勉強机の上を片付けて、お茶を煎れて、3色ボールペンを右手に持って椅子に座り、場合によっては辞書を傍らに置いて、読む。最低でも30分〜1時間は集中して読まないと、ぜんぜん頭に入らない。仕事がバタバタしていた日は、ここまで準備して本を読む気になれず、もう読んだことのある本や、気軽に読める本をつらつら眺めるだけになる。

いやしかし、そんなことを言ってはいられないなぁ。何とかして時間を作ろう。最近も週に1冊ぐらいは片付けているのだが、最低でもこのペースを維持しよう。

昔よりも、密度の濃い時間を過ごすのが億劫になってきている。頭のスイッチが切り替わってしまえば、どうということはないのだが、切り替えるのが不得意だ。もういい歳なんだし、もうちょっと効率のいい仕事の仕方がありそうなものだ。

気楽に読んでいる本として、最近は藤沢周平や、学生さんにもらった「エースを狙え!」がある。「エース…」は何度も読み返している。

「エース…」の原作では、岡ひろみはお蝶婦人に一度も勝っていないことになっている。アニメやドラマでは、最後にお蝶婦人に勝って終わるわけだが、原作はそうはしなかったらしい。原作の最後の方でお蝶婦人は、おそらく自分がすでに岡ひろみには敵わないであろうことを自覚しながら、「強くなった私を踏み越えて、世界に羽ばたいてほしい」と願ってお蘭と特訓するのだが、けがをして試合に臨めなくなる。岡ひろみの前に最後に立ちはだかる役は、お蝶婦人ではなくお蘭だ。そして岡はお蘭に勝って、海外遠征行きの切符を手にする。なぜ原作者がそうしたのだろうと考えをめぐらせるのもおもしろい。

「エース…」はあくまで漫画だが、それにしてもこの漫画に出てくる高校生、大学生の考え方が何と大人だろうと感心する。この漫画の後半では、しょっちゅう「先輩の務め」(つとめ)とか「先駆者の務め」ということが出てくる。登場人物のほとんどは、いつも他人のために動いている。行動様式が自己犠牲的で、現代の若い人には受け入れられないのではないかと思うほどだ。

それとこの漫画では、テニスの王道という言葉が何度か出てくる。この漫画には魔球や不自然な技は出てこない。漫画の最終巻で岡ひろみがマスターする「打点を変える打ち方」は、現在で言えばライジングショットと呼ばれる技術だ。3月までやっていたドラマにも出てきた。あり得ない技に頼ろうとするな、というコーチの教えもある。

何と言うこともない内容だが、この漫画が流行る少し前に「アタックNo.1」という漫画が一世を風靡していたことと考え合わせると、作者の主張が感じられる。「アタック…」はご存じバレーボールの漫画で、女子が主人公のスポ根漫画としては「エース…」と双璧をなすが、こちらは魔球が頻繁に登場する。「エース…」の作者は、おそらくそれに批判的だったのだろう。深読みするといろいろとおもしろいところが見えてくるものだから、やめられない。

* 4月24日(土)

コップがglassgrassか忘れていた…。もちろんglassが正しいのだが、確信が持てずに辞書を引いた。何とも情けない話だなぁ。大学に入ったころは、こういう基本単語はよく覚えていたのだが、専門用語、たとえばapproximateとかnormal stressとかを知らなかった。いまは特に専門用語に関して、ボキャブラリが昔より確実に増えていると思っているが、そのぶん、基本単語が怪しくなっているのかもしれない。あなおそろしや。

昨日はトンネル見学会で、大学には出勤しなかった。そのぶんというわけではないが、今日は出勤中。天気は下り坂らしく、午前中はよい天気だったが、いまは曇っていて、厚い雲が遠くに見える。

明日はもっと寒いらしい…。

* 4月22日(木)

うおーEmacsとxwnmo (かな漢字変換)の接続がうまくいかねーー!! これが動かないと商売あがったり。いまはwnn7elispでつないでいるが、XIMを無効にしていないせいか、たまに落ちる。Emacsが落ちるのを見たのは久しぶりだなぁ。

直接の関係はないのだが、Windowsマシンの方も「秘孔」を発見してしまった。たぶんディスクかディスクドライバがおかしいのだが、あるフォルダの中のファイルを見ようとすると、いわゆるブルースクリーンに確実に落ちる。これまで非常に安定して動いていたマシンで、ブルースクリーンを見たのははじめてだ。なーんかやな感じ。

* 4月21日(水)

昨日から本格的にはじまった機械システム実験と2部の機械実験では、授業の方法を過去2年とは変えました。ここ2年間は理論の面を重視していて、たとえばベルヌーイの式の導出やその解釈に時間を費やしていたのですが、今年から思いきってそれを大幅に減らしました。そのかわりに今年から、流体機械の紙芝居をやってみています。内容は飯田先生が作られたスライドに金野の趣味を加えたもので、乗り物とその周辺の話題が多い。飛行機、自動車、電車、ヨット…。学生さんが興味を惹きそうな話をしているつもりですが、さてどうか。

式の導出もやってはいるのですが、紙芝居の残り時間で手早く、天下りでやっています。ここは忸怩たる思いがあります。理論をきちんと教えたいし、そこから導かれる現象ももっと説明したい。なのに連続の式の説明ですら、式だけ教えて終わりにし、たとえばホースでの撒水の話はしなかった。流体の教員としては物足りない。

なのに敢えてこういうやり方にしたのは、学生さんの頭に無理やり理論を捩じ込むよりも、好奇心の扉を開く方を重視しようと考えたからです。理論を教える授業は別途ちゃんと用意されているので、こっちの授業では理論にあまりこだわる必要がないのも、理由の一つです。これはかなり最近になって考えたことで、紙芝居も日曜日に慌てて用意しました。

1部(システム)と2部でそれぞれやってみましたが、効果の方はどうかなぁ。みんな熱心に聞いてくれたと思いますが、ちょいと説明がくどすぎたか。そのぶん、後半の式の説明にしわ寄せが来てしまいました。まだまだ工夫です。

アサヒビールが、今年12月末でビールギフト券の販売を中止すると発表、だそうだ。流体研の飲み会のピーンチ!!

サンダーバードが映画になるらしい。そういえばテレビで再放送されて話題になったんだっけ?

昔のサンダーバードの日本語版主題歌は「あっおっくーひかーるーひーろーーい、うっちゅーうーへーいっけーかーぜをまーいーてー」(青く光る広い宇宙へ行け風を巻いて)というやつですが、最近のやつもそうなんですかね。よく考えると科学的には突っ込みどころ満載の歌詞だな。

* 4月20日(火)

イラクの誘拐事件との関連で、経費の一部を人質になった人々に負担しろという話が出ていますね。その是非は実はあまり興味がなく、払わせることで国民の非難が弱まるなら払ったほうがオトクだろうぐらいにしか感じていないのですが、どうやって払わせるかは多少興味があります。

というのは、国民からお金を徴収するのは、税金、もしくは法に基づく罰金以外では、難しいはずなんですよ。今回人質のとった行動は、法律という面だけから判断すると違法にはならないそうなので、罰金としてはとれない。ちなみにもし違法だったとしても、法律に罰則規定がなければお金はとれません。税金を割り増して徴収することもできないし、どうするんだろう。請求書を発行するのは簡単ですが、国庫にお金を入れる方法が分からない。

経費の請求書だけを回すことは可能かなぁとも考えました。これなら、健康診断のための費用ぐらいは請求できるかもしれません。でもたとえば外務省職員が出張した費用を負担させるには、無理があるように思います。というのは、外務省の人たちが動き回ったのは国の命令に基づいているはずなので、そのときに発生した費用は国が負担することになるからです。だからこそ、経費を税金から支払うのはけしからん、個人負担にしろ、という声が上がっているのでしょうが、言うのは易しいが実務的にはどういう法律に基づいてお金を支払わせるんでしょうね。

人質の家族の依頼に基づいて出張したのだということにする方法も考えてみました。これなら経費を請求できますが、これは依頼出張というやつで、外務省職員は有給休暇を使って動いたということになります。つまり外務省職員は業務をしていない→国は何も関与しなかったことになる。…いろいろ抜け道を考えるのですが、どうもピンと来る方法を思いつきませんねぇ。

国にお金を入れる、あるいは返すという行為は、簡単にはできない仕組みになっているはずです。先日あった国会議員の学歴詐称問題で、件の議員が議員報酬を返上すると言い出したときにも問題になりましたよね。

なぜこれに興味があるかというと、実は我々がやっているプロジェクトと多少絡むのです。このプロジェクトは文部科学省からお金をいただいて技術開発し、 3年以内にベンチャー企業を立ち上げる、というものですが、この補助金の規定の中で、将来お金が儲かったら返してもらうかもしれないよ、とあるのです。でもじゃあどうやって「返す」のか。このプロジェクトの件で経理課の方とお話ししたときに教えていただいたのですが、返したくともそう簡単には返せないそうです。補助金は借金じゃないですから、請求書を出して徴収することはできない。もちろん罰金もとれない。となると法律を改正して、税金をある会社だけ増やすということなのか。

私が知らないだけでちゃんと方法があるのかもしれませんが、どういうルートでお金を国庫に戻すのか、興味があります。

今日は新宿で授業。とても良い天気で、日差しが強い。

(16:50追記) 竹内均先生死去。合掌。

上に書いた「経費を請求」は、本人と家族の交通費と健康診断の費用だけになりそうですね。なるほどそれなら請求できるし、そのぐらいは支払ってもらうべきじゃないかな。ただ私の疑問に答えてくれる決断ではありませんでしたねぇ。

報道ではNGOが最近の「自己責任」論にかみついていますね。まぁそう来ますよね。日本政府側が自己責任論を振りかざす気持ちも、NGOがそれに反対する気持ちも、よく分かります。多くの人を巻き込んだ議論が起こるときは、たいていはいったん一方の論理がクローズアップされて、その後に揺り戻しが来ます。マスコミがわりと節操無くそれをあおるので、引いてみているといろいろと考えさせられます。

古いネタですが私が学生の頃、「一杯のかけそば」の作者が最初マスコミでちやほやされて、それから2ヶ月ほどたったら今度はたたかれまくった、というのを見ています。元横綱・若ノ花関の奥様もそうでしたが、こちらは逆に最初たたかれまくってから、あとで持ち上げられていました。マスコミは一方に走りすぎると、どこかで逆転作用があるように感じています。

自衛隊の派遣と誘拐とを結び付けて、たとえば自衛隊の撤退を求める論調は、人質が解放されていったん下火になっているようです。個人的には、よい方向だと思っています。誘拐事件と自衛隊の派遣の是非とをリンクさせて考えるのは、どちらの議論にとってもポイントをはずすように思えるから。

誘拐と自衛隊派遣とを結び付けて、自衛隊が悪いんだーと言っている人も、逆に自衛隊派遣とは関係ないじゃないかほかにも危険はいろいろあるんだから、とにかく危険なところに行った方が悪いんだーという人もいる。私はその中間の考え方だが、どちらかというと前者寄りだろうか。二元論で考えるよりは、理系なので確率で考えた方がしっくり来るのだが、自衛隊を派遣したことで日本人が誘拐などの事件に巻き込まれる確率が増加したと考えている。(ただし「だから自衛隊が悪いんだー」とは思っていない。詳細は下記。)

最近思っているのは、軍事組織を派遣している国の人は危険な目に遇う確率が大幅に上昇する、ということだ。日本人は5人誘拐され、これらは外務省の皆さんの努力もあって解放されたが、今日はついに誘拐で死人も出たそうだ。こちらはイタリア人で、軍を派遣しているイタリアでは大きな問題になっているそうだ。その一方で、誘拐にあってもその人の母国が軍隊を派遣していないと、解放されている。中国人が誘拐されたが、単に日本人と間違えられただけらしく、中国人だと分かると解放されていた。

そこで私なりの案は、軍事組織を派遣している国の人は行かない方がよい、というもの。国際的に分業して、リスクを減らしてはどうか。治安維持のために軍事組織が必要なら、軍隊を送り、そのかわり民間人は行かないでもらう。逆に民間人が行く国は、軍隊を送らない。そうしてリスクを減らし、かつイラクの人々に対して支援ができる。

日本は自衛隊を送っている。(恨まれ役か?) NGOの人々は、支援したい気持ちは山々だろうが、直接出向くのではなく軍隊を送っていない国を通して、間接的に支援することができないか。それでリスクがゼロになるわけではないが、大幅に減らすことができると考える。(リスクの具体的な算出は難しい。大幅に減るとは思うのだが、実際には定性的な議論しかできない。)

で、ここまで来てはじめて自衛隊派遣の賛否を考えられるのだが、自衛隊を送ってNGOの活動を引っ込めるのと、その逆とで、どちらがイラクの人々のためになるか。ためになる方を選択した方がよいと思う。さて、どっちかな。…難しい。まだ考えがまとまらない。(0:00追記: つか、考える材料が乏しいんだな、いまの俺には。それが欠点だ。)

それと、軍を派遣しているイタリア人が殺されたことを考え合わせると、日本人の人質が全員解放されたのはありがたいことだった。日本政府はイタリア政府と同様に、テロリストの要求をはねつけたわけで、にもかかわらず人質が解放されたのは、ありがたいことだと思う。いくつか理由があると思うが、これまでの日本人、政府、NGOなどの活動のおかげで日本に対する嫌悪感情が薄かったことが大きいのではないかな。それと、日本はアメリカと正面きって戦争したことがある(たしか)唯一の国で、そのためにイラクの人々には日本に対して多少の敬意を払ってくれているという話も、ずいぶん前に聞いたことがある。 (0:00追記: これも情報が乏しい。ワカラン。)

* 4月19日(月)

麻原裁判の国選弁護人に支払った報酬額が4億5200万円だそうだ。ちなみにおよそ8年分で、全部で12人(後に11人)だとのこと。

ぱっと見た印象だとだいぶん儲かっているように思えるかもしれないが、ひとりあたり、1年あたりに直すと500万円にも満たない。それにおそらくこれは売上で、収入ではないだろう。つまり経費を差し引いた収入はもっと少ないと思われる。

たしか以前に報道されていたが、国選弁護人たちはみんな抜けたがっているのだそうだ。麻原被告の弁護をしているということで世間的な評判が悪く、顧客がつかないので商売上がったりなのだと。まぁ、世間の風当たりは強いでしょうなぁ。今回の報道の意図は「国民の税金が、麻原の弁護にこんなに使われていますよー」と伝えて反感含みの議論を呼ぶことにあるんじゃないかと邪推しているが、弁護士の立場からすれば安すぎるぐらいなんだろうな。ちょっとかわいそうになった。

今日は午前中は八王子で授業で、午後から新宿で会議。このパターンは久しぶり。

* 4月18日(日)

今日は昨日にもましてよい天気だ。ウグイスが鳴いていますなぁ。

授業も一巡して、ガイダンスも不要になり、そろそろ本格的にはじまる。教員にとっては、いつもの生活が戻ってくるわけだ。金野ももう3年目だから、授業の準備が以前よりはだいぶん楽になってきているが、それでもいろいろと準備がある。十年一日のごとくに古いノートを黒板に写すだけの手抜き授業ができると楽なんだが、どうもできそうにない。今日も学校に行って仕事する予定。

準備は面倒だけど、授業するのがいやだってことはないですね。授業はそれなりに楽しいもんですよ。流体や数学の話をたくさんできる。うまく教えられるように工夫する。プリントを配るか、板書するかのバランスを考える。いろいろと工夫、改善の余地があるのはそれなりにやりがいがある。古いノートを黒板に写すだけの授業は、楽なのは間違いないが、やりがいはないだろうなぁ。

昨日は職場のPCを入れ替える作業で大分時間を食った。予算のあまりで買った部品を組んで新しいPCを作り、FreeBSDを入れて設定したのだが、8年ものの古いCD-ROMドライブが故障らしく動いてくれなかったのと、プロクシ越しのネットワークインストールが効かなかったので、ちょいと手こずった。結局はフロッピーでブートしてUSB接続のCD/DVDドライブでインストールしたのだが、今は USB接続のドライブからインストールできるとは驚きだった。

FreeBSDはLinuxのソフトもたいがい動くし、ソフトのインストールや設定がいろいろと楽なので気に入っている。

昨日、「危険地域へ行くのを法的に禁止しようという動きがある」と書いたが、外務省の中には「禁止していない地域に行って何かあったら外務省の責任になるかもしれないから、禁止するのは嫌だ」という意見があるようだ。わーははは、さすが公務員的発想。金野も短い期間、公務員をやったが、無責任主義には何度も遭遇してきた。

逆に言うと現状では勧告だから、それでも行ったら行った人の責任で外務省は悪くないですよーという意図だろう。まぁそうなるわな。

関連するウェブページを見ていて疑問に思ったのが、今回の誘拐事件が国際問題としてとらえられているところ。一見、そんな風にも見えるのだが、よく考えると、どうなんだ? 国際問題か? お隣の国のように、国家組織が日本人を誘拐したわけじゃないからなぁ。自衛隊の撤退を要求したから国際問題なのかな。それとも日本以外の場所で起こったから国際問題? それもちょっと違うような…。「イラクで起きた誘拐事件」だよねぇ。

日本政府の態度は、この点では一貫していたような印象がある。報道を通して見ている範囲では、イラクに対する態度は結局何も変わらなかったと感じている。で、それでいいと思っている。テロリストの要求を飲んではいけない。これは自衛隊派遣の賛否とは別枠で考えるべきところだ。要求の内容は関係ない。人の命が関わることだから、絶対にだめとは言えないが、テロリストの要求を受け入れるのは最後の最後の手段だ。

イラク国民の、日本人に対する態度は、多少変わったのかもしれない。川口外相や人質の親族がマスコミを通じてメッセージを流したことは、日本がイラクに敵対する意志を持たないこと、民間人がイラクのために働いていることをイラクの人々に伝え、よい方向に働いていとが報道されていた。だからといって人質が誘拐されてよかったねとはまったく思わないが、結果として多少はよい効果を残した。さっきはちょっとひどいことを言ったが、ここでは外務省のお役人の努力を誉めたい。

* 4月17日(土)

先日解放された人質とは別に捕まっていたらしい人質も、今日解放された。何はともあれよかった。誘拐した組織は、イラクに外国の軍隊が来るのがいやだというだけで、日本人を嫌っているわけではないようだ。アメリカ寄りの外交を展開している国なのに、嫌われていないのはありがたいことだ。自衛隊を含め、これまでイラクで働いてきた人々のおかげだろうか。

イラクで何が起こるかはさっぱり予測できなかったが、その後の国内の動きはけっこう予想通りに動いている。やはり外務省はジャーナリストのイラクへの入国を妨げようとし、やはりマスコミは反対している。まぁそうなるわな、これは世界共通だろうか。危険地域へ行くのを法的に禁止しようという動きがある。これもそう出るわな。解放された人質は、日本の人々の反応を読みきれず勝手な発言をし、外務省や親族がたしなめている。これも昔にペルーの大使公邸占拠事件のあとで起こったこととまったく同じで、まあ予想通りだわな。というわけでやっぱり自分は日本人のようだ。日本人の発想はそれなりに予測できる。

ジャーナリストのイラク入国を制限するのは、怖い。今回の誘拐事件で人質が解放されたのは、事件の内容が世界に報道されたことと無関係ではないと思っている。誘拐した組織は、民間人を犠牲にして世界を敵に回すのを恐れた可能性がある。…まぁイラクの人の発想は分からないから、自信はない。

最初に捕まった人質の3名も、近いうちに日本に帰ってくるそうだ。まぁいろいろ思うところはあり昨日も書いたのだが、やっぱり日本に帰ってきたら、みんなにゴメンナサイと謝るのが筋だろう。昨日書いたことと矛盾するようにも思えるが、親族、外務省をはじめ、あちこちに迷惑と心配をかけたんだし、みんな心配していたんだから、ひとことあってしかるべきだろう。それに、生きて帰ってきてほしいと願ってくれた人に、お礼を言わないとね。

うーんイラクには結局は軍隊が行って復興支援するしかないのかなー。自分を守ることのできる部隊を送る、となると軍事組織ってことになるよねぇ。でも軍隊を送るのは嫌がられるし…。

今回の事件の経緯を見ていると、軍隊を送っているところが狙われている。あえて自衛隊を引っ込めて誘拐の確率を下げ、非軍事組織を送るという手もあるかもしれない。でもこの選択肢は怖いよね。それにファルージャでは民間人が殺されているんだから、誘拐の確率を下げるだけでは不十分だ。

となると自衛隊でやるしかないのか。自衛隊は復興支援組織ではないし、誘拐を防ぐために団体行動が必須だから、医師団やNGOがやるようなきめ細かい復興支援は期待できないし、効率も悪いだろう。しかしイラクに関して言うと、これは効率は二の次にせざるを得ない。

あるいは、復興支援組織に自衛隊の護衛をつけて送り込むか? うーんこれも現実的ではないような…。自衛隊の頑張りに期待するしかないのか。

今日はよい天気。夕方から雑用。

* 4月16日(金)

イラクで誘拐され人質となっていた日本人3名が解放されたそうな。まずはよかった。解放されそうだという話は聞いていたが、実際に解放されるまでは、最後のどんでん返しがありそうで心配だった。怖くてコメントをここに書けなかった。

この問題ではいろいろ考えた。自衛隊のこと、危険な地域に行ったこと、国内の人々の反応。若いころの私だったら、もしかしたら自業自得だと考えたかもしれないが、そう割りきれなくなったのは歳を取った証拠か。

天声人語に紹介されていた文章だが、私は「とりわけ、はるかに厳しい目で見るくせに何もしない、大多数の人々」のひとりだ。彼らを非難する資格はなかろう。自分なりの考えも、まだ固まっていないというのが正直なところだ。

世間では、人質になった3人に責任があるという論調が大勢を占めるようだが、私はそうは考えていない。人質に取られるほうが悪いという言い方はなかろう。自分ではこれは同情論ではなくて正論だと思っている。人質を取るほうが悪い。取られるほうが悪いという論理は正当化できない。犯罪被害者に対して、なぜ日本人はこうも冷たいのか不思議だ。

危険な地域に行ったのが悪いという考えは、多少は理解できる。ここは実は割りきれていないところだ。今回の事件は、自衛隊がイラクに派遣されたことに端を発している。自衛隊が行かなければ、当然ながら自衛隊の撤退を求める事件は起こらなかった。ここから考えて現実的な選択と思えるのは「自衛隊が派遣されている地域には行かない」と言うことか。自衛隊が行くことで、リスクが急に増す。自衛隊がいない地域なら、そのリスクは低いと考えられる。

では自分が人質たちの立場だったとして、自衛隊が来ました、はいじゃあサヨウナラ、と割りきれるものかなぁと思う。さてどうしたものか、いろいろ逡巡するだろう。その時点ではファルージャの事件もなかったわけだから、残るという選択肢を選択したことを間違いだったと責められるのだろうか。もちろん、日本に帰ってくるという選択肢もあったわけで、結果的には選択ミスだったのだろうけれども。

いやそもそも、自衛隊が来ることで誘拐されるリスクが増えると、だれが予想しただろうか。自衛隊が行くと日本人に対する反感が強まり、テロでけが人や死者が出る危険性があるとは、以前から思っていた。しかしそれは本人の身の危険ということだけだった。

誘拐のリスクは、少なくとも私は予想していなかった。結果として周りの人を巻き込み、これほど大きな事件となり、マスコミで毎日取り上げられるということも、日本人のそれなりの割合の人がそれを叩いてわけ知り顔することも、何もされていないくせに「迷惑をかけられたから謝罪しろ」などと言い出すことも、もちろん予測していなかった。私が馬鹿なだけで、他の日本人はみんな予想していたのだろうか? 行くのは「危険だからやめろ」ではなくて「迷惑だからやめろ」と言っていた人が、この事件が起こる前にどれほどいただろうか? 「行ったのが悪い」という人々はどこまで真剣に考えてそう言っているのか、分からないでいるところだ。

人質3人も、もし行って何かあって怪我したり死んだりしたら、家族や友人を悲しませ、また迷惑もかけるだろうということは、考えたと思う。しかしまさか、赤の他人、それも何もせずにただテレビを見ている人に「迷惑をかけられたから謝れ」と要求されるとは思っていまい。

もし被害者がテロで死んでいたら、いま被害者を悪者扱いしている人々は、やはり「行くのが悪い」と叩くのだろうか。論理的には、叩くのだろう。行ったせいで被害にあったのだから、行くのが悪い、という論理は崩れないから。しかし自分はそういう論調には同調できない。

自衛隊や外務省としては、特にボランティアとして来ている日本人に対しては、単に「帰れ」ではなく「あなたの仕事は引き継ぎますから安心して帰ってください」というメッセージを送ることが望ましい。望ましいが、それは実現不可能だろう。とすれば、自衛隊が行きボランティアが去ることで、イラクの人々に対して与えるプラスが、マイナスより大きいのだから、という説得しか出来ない。そしてこの論理では、たぶん多くのボランティアは納得すまい。

けっきょくわれわれ「何もしない、大多数の人々」は、ベンサムの「最大多数の最大幸福」という言葉の範囲、それも狭い解釈の範囲でしか、遠い国の人々の幸福を考えることができないというわけだ。被害者をわけ知り顔で非難する資格を持っているのか。

ジャーナリストが人質に含まれていることも、いろいろ考えさせられた。今回のジャーナリストはフリーで、つまりは自分の意思で行ったということになるのだろうが、とはいえ仕事で行っているわけだ。生活がかかっていると思えば、危険を犯すかもしれない。他の人質と同列に考えづらい。

今回の事件は、まあ何とか人質が解放されてよかったと思うが、仮に自衛官が人質に取られたら、どうするのだろう。人質が今回解放されたのは、民間人だからという理由が大きい。自衛官は民間人ではない(と考えるべきだろう、自衛隊は無理に抗弁することもできるかもしれないが)。人質に取られたら、こんどは解放してもらえない可能性が高いと私は思う。

自衛官は、自分の意思でイラクに行ったわけではない。命令で行っている。命令でしかたなく行った任務地で、人質に取られた。民間人ではないから解放してもらえない。さて、日本国民はどういう反応を示すだろうか? テロリストの行為を日本が正当化することはできないから、おそらく自衛隊は撤退しないだろうが、国民は人質に同情して自衛隊を撤退させるように求めるだろうか?

そうはならない気がしている。自衛隊員が捕まっても同情してくれないと思うのだ。「自衛官のくせに」などの論理が出てくるのではないか。自衛隊も辛い立場だなぁと思っているところだ。

また、新たに人質が取られたという報道もある。「とりわけ、はるかに厳しい目で見るくせに何もしない、大多数の人々」のひとりとしては、経緯を見守るしかない。

* 4月15日(木)

昨日は海技研で研究打ち合わせをして、その後東大で研究会。どちらも面白かった。今日は授業の後、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の宇宙科学研究本部で研究打ち合わせ、といっても実際は飯田先生について見学に行っただけ。こちらも面白かった。

宇宙科学研究本部に行くために横浜線に乗ったのだが、そこで面白い光景を目にした。たぶん夫婦だと思うのだが、旦那さんのほうが日記帳のようなものに、水彩絵の具で地図を書いて、そこにコメントを書いているのだ。地図の場所はよく覚えていないが、たしか高井戸だったかな。東京というページもあった。

とても小さな、8cm四方ほどの絵の具のパレットと、オシリに小さな綿棒がくっついた4cmほどの筆、そしてフィルムケースに水を入れて、膝の上で器用に地図を書き、コメントを書き込んでいた。「やっぱり行ってみないと分からないからなあ」と奥さんと話していたので、あちこちの街を歩いて、それを地図にするのが趣味なのだろう。なかなか趣きがある趣味で、思い出にも残るし、いいじゃないか? 大人の趣味という感じがする。そんなに歳を取っては見えなかったが、実際には仕事をリタイアして趣味を謳歌している夫婦なのだろうか。

* 4月13日(火)

「キロキロとヘクト出かけたメートルが、弟子に取られてセンチミリミリ」

私が子供のころ、祖父に教わった10nの接頭辞の覚え方です。「取られて」の部分は「蹴られて」「追われて」「切られて」などいろいろあるらしい。

八王子の職場で使っているFreeBSDマシンでのGNOMEのアップデートは不調。元に戻すときにどれを戻せばよいか分からない状態になっていたので、GNOMEに関連するソフトを全部消して、一から入れ直した。思ったよりも多くのソフトが消されて閉口したが、ほとんどは昨日までに復旧している。まあでも、たまには腹の中を洗い直すのもいいな。

* 4月12日(月)

昨夜は日付が変わるまで職場にいた。今朝は1限の授業があるので8時半頃に来ただろうか。久しぶりに流れ学の講義をやって、流体の話をたくさんしたので、楽しかった。

* 4月11日(日)

本当は昨日出勤するつもりだったが、洗濯だの炊事だのをしていたら疲れてしまい、昨日は休んだ。今日はその分の出勤。わざわざ日曜日に出てきたのに、仕事がはかどらないなぁ。UNIX側でGNOMEのアップデートをかけているために作業が止まっていることもあるが、それ以上に脳みそが働いてくれない。

さいきん、A Technique for Producing Ideasという本を読んでいる。 和訳も出ているが訳の評判が悪いので、原書の方を買ってみた。

この本を読んでいて面白かったのが「つながり」(relationship)を見つける、ということを強調している点。特に一見関係なさそうなことがら2つの間に、関係性、共通項を見いだすことを強調している。その前に読んでいた 若者はなぜ「決められない」かという本に、若者の知識の断片化、データベース化が指摘されていたので、それと考えあわせると興味深い。授業や卒論などで学生を指導しているとき、学生の知識が個別情報の丸暗記になっていて、関連性を理解していないなぁと感じることがよくあったのだが、それが腑に落ちる。

以前の日記で「メタ認知化、敷衍する能力」ということを書いているが、敷衍する能力とはまさに関連性を見抜く能力ということだろう。問題A、B、Cとの間にある本質的な共通性を見抜くことが、つまりは敷衍する能力だからだ。くどくなるが細かく書くと、まず問題の本質を抽出し、それが共通しているものを探す、という手順になるだろう。

同じく以前から考えていて、日記にも書いている「問題解決能力」も、つながりを見抜くという観点からは簡単に説明できる。解決方法が分からない問題があるとき、これまで知っている知識の中から、その問題の本質と共通性があり、かつ解決方法が分かっている問題を見つけ出すということだ。つまりは敷衍する能力と同じものだ。

なるほど、つながりを見つける能力か…。これは目から鱗の発見だ。

つながりを見抜く能力は、どう訓練したらいいのかな。ふだんから意識していれば、身につけられるのだろうか。

まだ疑問も残っている。筋道を立てて考えることと、つながりを見つけることとはどういう関係にあるのだろう。関係がありそうに思えるし、こじつける方法も思いつくのだが、ピッタリ来る説明が思い浮かばない。齋藤孝の「三つの力」との関係もありそうだが、こっちもピンと来ない。興味は尽きない。

* 4月8日(木)

今年度の初授業。うまくいったかな。きょうはよい天気。

* 4月7日(水)

さいきんのSPAMはひどいもんで、こともあろうに金野に対して「修士号いりませんか?」というメールを送ってきやがった。とっくにもらったわぃっ!!

今日は授業開始日。金野は明日が初日。

* 4月5日(月)

新宿にて卒論振り分けと第1回卒論ミーティング。

今年度は、現時点で18名の卒論生が配属され、金野班も3名が決まった。2部から何人来るかにもよるが、まぁ昨年並みか、それよりもいくぶん少ないぐらい。

昨日は寒かったなー。直には見ていないけど、みぞれも降ったらしい。今日は昼間は暖かかったんだけど、夜は冷えた。

* 4月1日(木)

入学式。よい天気で暖かく、桜も満開で、入学式日和だった。2004年度がはじまった。

さいきん、かばんを替えた。以前よりひとまわり小さいナイロンのバッグで、中には傘とわずかな書類、手帳、そしてこまごましたもの数点のみを入れて使うつもり。かばんを替えたのにあわせて持ち歩くものを減らしたせいもあり、軽く、持ち運びやすくなったと感じている。

* 3月29日(月)

最近のお題: かばんを買い換え、卒業式、エースをねらえ!、休暇、甲子園、奈良と京都へ旅行、両親が八王子来訪、MBSC、もうすぐ入学式、…。

先々週の19日が卒業式(学位記授与式)。その日はもちろん、飲み会があって夜遅くまで飲んだ。学生さんたちは朝まで飲んだのだろうか。

学生さんたちから、記念品をもらった。「エースをねらえ!」全10巻セット。どうもありがとうございます。笑われるかもしれませんが、…ほしかったんですよー。もらったその日から読みはじめて、次の日の朝には読破していましたね。いやー、いい。

翌週は月、火曜日だけ出勤して、水曜日から関西方面に旅行。甲子園で母校の応援をしてきた。残念ながら1回戦で負けてしまったが、久しぶりに応援歌なぞを歌いました。懐かしかったですねぇ。その後、奈良、京都を旅行して、土曜日に帰京。

* 3月18日(木)

新宿勤務。今日は雨。

* 3月17日(水)

電子教材作成のため、朝11時前から夕方の7時まで、業者さんのビルにこもってダメ出しと台本作り。昼食の30分程度を除き、ほぼぶっ通しで教材をチェックした。途中で眠くなったり集中力が切れたりすることもなく、最後までチェックができた。その後、新宿でちょっと買い物をして帰宅。

* 3月16日(火)

洗濯をしてから八王子の方に出勤し、午後は会議。その後、書類作りに励む。

* 3月15日(月)

先週の水曜日から金曜日まで、神戸に出張に出ていました。出張先のホテルで、「エースをねらえ!」の最終回と、「白い巨塔」のラス前を観ました。

「白い巨塔」のほうははじめて観たので詳細は分かりませんが、ストーリーを原作といくらか変えているようですね。原作では、財前教授は単純に医療ミスをしたことになっています。ドラマでは医療ミス自体は無かったことになっていて、しかしインフォームドコンセントが不十分だったという理由で有罪になっていました。それと、里見医師を江口洋介が演じ、準主役扱いになっていました。原作の里見は重要だけれども地味な役回りだった印象があるので、ここは多少の違和感がありました。これは悪いという意味ではありません。むしろよかったと思います。

土曜日はたまった洗濯物を片付けるなど日常生活に追われました。

今日は午前中に確定申告のため税務署に行きました。今日が最終日だったのでえらく長ーい列ができていましたが、回転は早く、15分ぐらいで書類を提出できました。

その後、前の職場である海上技術安全研究所での勉強会に参加。北大の豊田先生が来てくださってのセミナーでしたが、久しぶりに勉強しましたねぇ。豊田さんらしい、細かいところまでよく考えられたきっちりした研究で、とても感心しました。有意義な時間だったと思います。そのあと飲んで帰宅。いまから飯です。(ただいま23時過ぎ)

* 3月7日(日)

4日と5日は機械学会関東支部講演会に参加。4日はVisual Presentation Contest (だったかな?)という、研究発表の技術を競うコンテストがあり、それを聴講しました。なかなか面白かったですよ。多くの参加者はM1なのですが、研究がそれなりに進んでおりちゃんと発表する内容があるのがすばらしい。うちのM1に見せてやりたいような内容でした。

5日は2つのセッションの座長を勤めましたが、自分の専門分野でないセッションで座長を勤めるのは、なかなか気が重いものがあります。特に2つめのセッションは、発表者とその関係者しか来ないもんだから全然盛り上がらず、しかたなく座長の私が間を持たせるための質問をはじめるわけですが、ポイントが分からないので気の利いた質問ができない。まぁそれでも何とか間を持たせるわけですが、これで自分が共著者に入っている発表だと、どんどん質問して間を持たせるということができない。これで会場からの発言がないのは困りますよぉ。

そのへんの苦しみが分かるので、座長が著者に入っている発表を聞いているときには、座長を助けるためにつまらない質問でもいいから聞くようにしています。へんな気を使うのも疲れますねぇ。

今回の発表を聞いていて感じたのは、話が長いやつはムカつくなぁということ。質問に対して長々と答えるやつはたいていの場合、質問のポイントが分かっていない。だらだらとしゃべった挙げ句に質問への回答がなく、いいから質問に答えろよと言いたくなったことがたびたびあった。

何かの本に書いてあったのだが、要約力が優れている人はたいてい気が短いそうだ。話のポイントが分かっているから、それにさっさと答えてほしいのに、相手がポイントを押さえない回答をすると腹が立つというわけ。これ、すごくよく分かる。今回の発表に限らず、質問にだらだらと回答されると金野はすぐカチンと来ます。俺の質問に答えろゴルァ!! っつー感じでしょうか。

今回金野がたびたびした質問:「○×△って何ですか?」

これって難しい質問なのかもしれません。こっちは分からないから聞いているわけですが、解答者は○×△の意味と研究のなかでの重要性を認識し、些末な情報を省いて本質的な情報だけを相手に提示する必要があるわけです。でもねぇ、○×△の研究をしているんだから、○×△って何ですかと問われたら、短く的確な説明をすぱっとできないとまずいですよやっぱり。

昨日と今日は八王子の方に来ています。しばらく八王子に来ないと、仕事がたまっていたり必要なものが手元になかったりと、いろいろと困ります。

* 3月3日(水)

学生の頃は勉強さえしていれば怒られなかったんだけどなぁ。昔は物を思わざりけり。

新宿で会議、その後予算消化活動。合間に雑事。明日から機械学会関東支部講演会なので、しばらく新宿に通う予定。

* 3月2日(火)

鳥インフルエンザが問題になっているようなのですが、今日の朝日新聞のトップは「京都・感染鶏 全国に」でした。で、ええっと、「感染鶏」ってどう読んだらいいんでしょう? かんせんにわとり? かんせんどり? かんせんけい?

再び予算消化のために駆けずり回っています。しばらく八王子に来られないかもしれないので、今回はなかなかシビアな状況です。でもまあしょうがない。片っ端から片付けていきましょう。

* 3月1日(月)

梅が咲いた、と思ったらきょうはみぞれまじりの寒い天気でびっくり。今日は研究室の大掃除。その後鍋をつつく。

* 2月29日(日)

トップページへのアクセスが7000ヒットを達成。1年で5000件ぐらいか。ありがたいことでございます。

明日から3月。

* 2月27日(金)

「理解」─高いレベルの理解。単に問題が解ける解けないといった次元ではないもの。

久しぶりの、まともな八王子勤務。水曜日に長野出張から帰ってきた夜に一度来て、書類をさらったのだが、それを除けば日曜日以来となる。今週もいろいろあったな。

PDA(電子手帳みたいなもの)をおよそ3年半使ったが、紙の手帳、いわゆるシステム手帳に戻した。PDAよりも紙の手帳のほうが効率がよいと判断した。しばらくこれでやっていこう。

* 2月23日(月)

One of my students in the first grade is dead. Alas! I am very, very sorry to hear that.

新宿勤務で、遅くまで会議。会議自体は悪くなかったのだが、やろうと思っていた仕事は全然できなかったな。

* 2月22日(日)

20日は午前中が修士の最終審査会で、午後は東大で研究会。21日は終日、修士の最終発表会で、その後は学内で飲み会→学外で飲み会→カラオケ。久しぶりに京王線の最終電車を逃し、中央線で帰った。

今日は久しぶりに八王子校舎に来ている。次に来るのはたぶん金曜日。

* 2月19日(木)

昨日の18日は終日、卒論最終審査会に臨んだ。最終審査ということで学外の方にも来ていただいての発表会で、学生さんは緊張したかもしれないが、まあまあよくやった。一部の学生はごく基本的な質問にしどろもどろになるなど勉強不足も見受けられて不満もあるが、まあ大目に見よう。

今日は新宿勤務。

* 2月16日(月)

土日はどちらも出勤。土曜日はお隣の研究室の卒論発表会にゲスト参加。日曜日は大学行事に駆り出されたほか、今日(16日)が提出日の卒論生たちに付き合っていたので夜の10時半頃まで大学にいた。まさに佳境である。

今日は、水野先生と飯田先生が新宿のほうに行っているので、卒論を提出したい学生たちも新宿のほうに集まっているらしい。金野は八王子のほうに来ているが、研究室は意外に空いている。

(0:10追記) げっ、もう日付かわってんじゃん…。わけありで職場に夜更かし中。PGPLOTのプログラムを久しぶりに書いた。見事なまでに忘れていたが、むかし自分で作った解説ページがあり助かった。

(2:10追記) 帰るっ!!

* 2月13日(金)

意外となんにもしない一日だった気がする。大学に来て雑事をいろいろやったのだが、大きい仕事はひとつもしていない。

さいきん、なんかバタバタしてるなぁ。落ち着いてじっくり何かをするための時間を取れない感じ。(必殺技で「学校に行かない」という手がありますが、あまりに必殺なので封印しています。)

* 2月12日(木)

実にバカバカしいことなのですが、ずっと気になっていたことがありました。ドラマ「エースをねらえ!」の主題歌は、歌い手は代わったものの、むかしのアニメと同じ「こーおーとでぇわぁーー」というやつです。

あの歌はサビの部分で「白いボールになぁってぇーー」と熱唱していたのですが、ご存じの通り現在の硬式テニスのボールはたいてい黄色だし、ドラマの中でも黄色いボールが使われています。それで現在放映しているドラマの主題歌ではどう歌っているのか、ずっと知りたかったのです。(ツマランことだと分かっております、ハイ。)

今日、聞く機会があったのですが、聞き間違えていなければ「白いボール」のままですね。特に変えなかったんですかね。はじめて聞いている人は、違和感はないのでしょうか。

その他、仕事以外で今日あった主なこと:

* 2月11日(水)

建国記念の日でお休み。(出勤する予定した)

さいきん思ったことだが、授業で教えていることと、こっちが学んでほしいと思っていることは、実は必ずしも一致しない。授業でしゃべったり板書したりしていることは、教えているほうからすると「こんなのもあるんだよ」ぐらいの気持ちで言っていることもある。そこで学んでほしいのは、知識ではなくて、考え方のほうだ。頭をどう使うかを、事例を通じて学び取ってほしい。

しかし学生さんは、ともすれば知識をため込んで、目先の試験を何とか乗りきろうとする。私の担当している数学演習や数値計算法で言えば、解法の手順を公式のように頭にたたき込んでおいて、計算を実行する。その公式の由来など頭の使い方のほうは、進歩していないように思える。

数値計算法の試験では、授業で学んだ知識のなかから重要と思われるキーワードを挙げて、それについて説明させる記述問題を課したのだが、これの回答がなかなか面白かったし、考えさせられた。

いくつかのパターンを挙げると、まず授業を平板に捉えていて、重要なポイントとそうでない点を区別できていない答案がある。授業で教える項目ごとに実例を挙げたのだが、この実例はあくまで例であって本質ではないのに、これを重要なキーワードとして回答する学生が、思っていたよりもたくさんいた。授業が90分あっても、重要なポイントは多くとも2、3個というところだ。それ以外の部分は、その重要なポイントを理解してもらうための補足説明に過ぎない。その見極めができないことは、おそらく学生諸君が思っている以上に、大きなマイナスである。

次に目についたパターンは、説明が当を得ていないもの。これも重要なポイントを押えていないということだろう。たとえば台形則だったら、台形則とは何かを説明するべきなのに、精度が云々とか周期関数だと云々といった周辺情報ばかりが書いてある回答がある。計算法と周辺情報の両方を書いているので回答がえらく長いものもある。

後は問題をよく読んでいないと思われる回答も結構多かったなぁ。題意に沿った回答になっていない。たとえばキーワードを挙げていないなど。

現代はインターネットを経由して多数の玉石混淆の情報を容易に入手でき、またE-mailなどで意志の疎通を図ることが非常に多い。そのため、与えられた情報の中から重要なものを拾い上げ、それを簡潔な文章で説明する能力が、これまで以上に重要になると思われる。しかし学生さんはこのへんの訓練が足りない。訓練が必要だということに気づいてすらいないように感じる。

授業では単に知識を吸収しようとするよりも、むしろ授業を通じて重要なポイントをピックアップする能力や、メモを取る能力などを訓練するんだ、という意識がほしい。来年度の授業の課題としたい。

* 2月10日(火)

土曜日はある書類を提出するために大学に行ったのだが、せっかく作ったその文書がなぜか印刷できずPCが固まってしまうので、提出できなかった。 Microsoft Wordの裏切り者ぉーーー!!

日曜日は某映画の試写会。

月曜日に、Wordのせいで提出できなかった書類をLaTeXで打ち直して提出。ああ馬鹿らしい。その後、採点に勤む。これは本当はもうとっくに終えて提出していなければならないものなので、やばい。

しかし答案を168枚も採点すると、ボールペンのインクが切れますな。100枚ぐらい進んだところでインクが出なくなって閉口した。すでに生協が閉まっている時間だったので買いにも行けない。赤鉛筆があったので何とか作業を続けられたが…。今日(火曜日)にボールペンと赤鉛筆を追加で買いました。300枚の答案を採点するのには、ボールペンが最低2本要りますね。1日で300枚は無理なことも分かりました。来年度にはこの教訓を活かそう。

採点していて気になったことをひとつ。HTMLでは表現しづらいので画像で。
(3/2)/2は3ではありません。

* 2月6日(金)

今週は外回りが多かった。八王子校舎には水曜日しか行けなかった。また仕事を溜めてしまった…。反省。

広島に行く用事があり、新幹線「のぞみ」に片道4時間ほど揺られた。のぞみの車内には字が大きくて見やすい電光掲示板があって、短いニュースや広告を繰り返し流している。面白いのは、同じ事件を扱った提供元が異なるニュースを見られること。電光掲示板なので流せる情報の文字数は限られているから、同じニュースでもどの部分を捨ててどこを流すかの切り口に差が出る。今日見たのは、順に毎日新聞、読売新聞、中日新聞、朝日新聞、日経新聞。

私の印象では朝日新聞のものがいちばん分かりやすく、コンパクトにまとまっていて良い。情報源などは省かれ、ポイントを押えた文章になっている。たとえば今日だと、鳥インフルエンザが豚から検出されたニュース。朝日新聞のニュースが流したのは、ベトナムで豚の鼻の粘膜から検出されたことと、人に感染する新型ウィルスが発生する恐れがあるという点。他の新聞社は、国連食糧農業機関(FAO)が発表したこと(「国連関係者が発表」というのもあった)を入れて、新型ウィルス発生の恐れについては触れていなかった。

私の意見では、朝日新聞の取捨選択の方が適切だと考える。「人に感染する恐れ」のほうが「国連の機関が発表」したことよりも重要な情報だと感じるからだ。なぜ鳥のウィルスが豚で見つかったことが重要なのかに触れていたのは朝日新聞のみだった。

モスクワの地下鉄で爆発があったことも、切り口が違った。ある新聞社の文章などはひどいもので、モスクワで何かが爆発したらしいことは分かるのだが、どこで何があったかは分からない文章だった。朝日新聞の場合は、地下鉄で爆発が起きて30人以上が死亡したこと、ラッシュ時だったこと、大統領選挙に反発するテロの可能性が高いことを報じていた。適切なまとめ方だと感じる。

他にもいくつか「かぶった」ニュースがあり比較できたのだが、どのニュースに関しても朝日新聞の配信内容がいちばん分かりやすく、情報の取捨選択も適切だと感じた。この日記の中で、たまに朝日新聞の記事を取り上げて悪口を書くことがあるが、今回は感心した。朝日新聞に称賛を送りたい。ニュースのソースから重要な点をピックアップして簡潔にまとめあげるには、ニュースに対する高いレベルの理解と、厳しい制約条件のなかで分かりやすい文章を書く表現力が求められる。朝日新聞はこの能力に優れている。

ちなみに私の意見では、次に分かりやすかったのは日経新聞。情報量が朝日新聞の半分以下で、内容が薄いから分かりやすい。たとえばモスクワの地下鉄の事件であれば、地下鉄で爆発があって30人以上が死亡した、で終わり。分かりやすいことは間違いない。

念のために書き添えますが、新聞自体の内容を比較したわけではありませんからね。あくまで、新幹線の電光掲示板に流されるヘッドラインニュースのみでの比較ですから、誤解無きようにお願いします。しかしヘッドラインが適切だと、新聞に対する印象も変わりますから、朝日以外の新聞社ももっとがんばってほしいですね。

* 2月1日(日)

昨夜から今朝にかけて、CG法(共役勾配法、線形方程式の解法のひとつ)のコードを書いてみた。夜中に書いていたときは寝惚けていてデバッグできず、うまく回らなかったが、布団の中でおかしいところに気づき、朝に直したら、回ってくれた。金野のデバッグはこういうパターンが多い。

CG法は思っていたよりも簡単だったなぁ。これも以前に勉強したはずなのだが、もっと複雑なものだという印象を持っていた。

しかしながらいま書いている某数値計算コードだと、残差が大きすぎるらしく、計算が途中で破綻する。ノルムの計算がオーバーフローするのだろうか。このへんはまだ追求できていない。前処理もつけたいし、非対称行列用のソルバーもほしい。やりたいことはいろいろある。

* 1月31日(土)

昨日の続き。金野の母校である一関一高が、甲子園・春の選抜大会の21世紀枠に選ばれた。この21世紀枠というやつに選ばれた理由だが、どうも次のようなことらしい。

  1. 県大会で準優勝(1点差負け)、東北大会でベスト4。東北大会では、昨夏 の甲子園準優勝校、東北高校に破れている。つまり優勝はしていない が、選抜される他のチームに準ずるぐらい強かったから。
  2. 進学校だから。
  3. 地元出身の選手が多いから(たぶん)
  4. 一関一は公立(公立高校だと選ばれやすい)

たぶん、ダルビッシュ投手を擁する東北高校がとっても強いので、そこに負けたのは仕方がないという考え方が選抜する側にあったのでは。加えて、進学校だとか公立高校だということが「他校の模範となる学校が選ばれる」という条件に叶ったのか。勝ち負け以外の理由で選ばれるチームがあるのだから、いずれにしてもしっくり来ないところはあるが、母校が選ばれたのだから文句も言えまい。ありがたがることにしよう。

明日から2月。

* 1月30日(金)

BSE (いわゆる狂牛病)発生に伴う米国産牛肉輸入禁止の影響で、牛丼チェーン店から牛丼が消えるらしい。そう聞くと急に牛丼が食いたくなって、昨夜は帰りがけに吉野屋に寄って牛丼を食った。大学に入ったばかりのころ、はじめて住んだアパートの近くに吉野屋があり、よくお世話になったものだ。

金野の母校である一関一高が、甲子園・春の選抜大会の21世紀枠というやつに選ばれたそうだ。21世紀枠がどういうものか、実はよく理解していないのだが、まぁめでたい。甲子園まで応援に行こうかな。

* 1月29日(木)

東大助教授が院生に暴力、懲戒検討だそうです。ちょっと前のニュースですが今日教えてもらいました。体罰のほか、遅刻の「罰金」を取っていたと報道されています。それって「かつあげ」って言うやつなのでは…。いやまったく冗談じゃぁないですねぇ。私の知っている先生じゃないよね!?

* 1月27日(火)

今日も、僕らの知らない「元アイドル」が脱いでいる。

風邪はだいぶん良くなりました。熱は下がったし咳もほとんど出ません。残りは鼻。鼻づまりとくしゃみが治まれば完全復活なんだがなぁ。でも昨日よりはずーっとましになっています。

都立高校の校舎内で錠剤型麻薬MDMAを売ったとして、高校生が逮捕されたそうな。放課後、人けの少なくなった校舎内の売店近くで、女子生徒に手渡した、と報道されています。シリアスな報道なのにこんなことを言うのも何ですが、いちおう売店の近くで売るんですねぇ。笑っちゃいますねぇ。

* 1月26日(月)

微熱がありますが、仕事がたまっているので出勤しています。この時期に風邪を学生さんにうつすとやばいので、暖かい部屋でじっとしていることにします。

高校3年生約10万5千人を対象にした学力テストの結果が発表され、土曜日の新聞で大々的に報じられた。数学と理科の得点が特に低いこと、得点分布が二極化していること、併せて実施したアンケートで、勉強に対する意欲が乏しいことなどが紙面を飾っている。

高校生を受け入れる大学の教員の立場としては、理数が苦手な子供が多いのは困ったもので、前途多難を思わせる。しかし学生諸君の立場からは、むしろこれを好機だと捉えてほしいものだ。理数が苦手な学生が増えれば、理数系が得意な者の価値が相対的に高まるはずで、高いお給料が稼げるようになるかもしれない。まぁそうでなくとも、世の中は稼ぐ人、安い人、余る人に分かれつつあるんだから。

この他に目についた報道(順不同):

* 1月25日(日)

風邪気味です。今日は大学に行って作業をする予定でしたが、家でじっとしていることにします。(選挙でちょっとだけ外出しましたが。)

民主党の古賀議員が学歴詐称だか記載ミスだかで騒がれていますが、 金野は在籍記録がありますからね。詐称してませんよー。

* 1月22日(木)

以前から作っていた、某プロジェクトの審査用書類を完成させてスポンサー様へ送付。その後、そのプロジェクトの関係でわざわざ来てくださった委託業者の方と、システム設定などなど。何かあれだなぁ、やったことを書き上げるとほんの少しの項目なんだが、えらく疲れたなぁ。今日は熱い風呂に入って、ぐっすり眠ろう。

* 1月19日(月)

今日も朝は雪。わずかながら積もっていたので、車で来るのには勇気が要った。いま(2時ちょい前)はもう晴れている。

今日は試験監督を2コマ。

ドラマ「冬のソナタ」主演女優で一躍有名になったチェ・ジウさんが新たなトラブルのネタになっている。以下引用:

チェがヒロインで現在放映中のドラマ「天国の階段」の劇中、彼女が携帯電話をかけるシーンがあり、相手の電話に映った着信表示の番号に視聴者が電話した。ドラマ放映直後の10分間で40本以上の電話が殺到。その後、数百本の電話がかかったという。

うーん、こういうときこそダイアルQ2みたいな番号にしておけばねぇ。がっぽがっぽ儲かったろうに。まったく気が利かないことだ(?)。

(19:35追記) SOR法が収束しないぞー!! 優対角性ってそんなに重要だったのか。いくら回しても、残差がいっこうに減ってくれない。前処理しろってことか? うわめんどくせぇ。

* 1月18日(日)

きょおわ、ゆきだったので、がっこういけないかとおもいましたが、てんきになってとけたので、きました。はれてよかったです。

全日空が 機内食から5大アレルギー成分を完全除去だそうです。 5大アレルギー成分とは小麦、そば、卵、乳製品、落花生だそうな。へー、知らなかった。落花生というのも意外だ。(←無知なだけ?)

金野はアレルギーを持っていないので(気づいてないだけかも)、その苦しみは分からないのですが、小麦、そば、卵、乳製品、落花生が食えなかったらいやだなぁ。どれも好きだもの。

* 1月17日(土)

八王子では10時頃から雪が降りだした。

* 1月16日(金)

明日は雪が降るそうな。こりゃ明日は家から出られそうにないな。

今日やったこと:

  1. 昨日、新宿ヨドバシカメラでUSBとIEEE1394のコンボカードを買ったの だが、今日はそれをふだん使っているPCに挿すところから仕事をはじめ た。(仕事です、趣味じゃありません。ビデオ映像の解析をするんです。)
  2. 文献の複写依頼やソフト購入など足で稼ぐ仕事
  3. 疎行列用ソルバを書いた。Jacobi法、Gauss-Seidel法、SOR法のルーチ ンを作って、いろいろ試す。こんなものは書かなくとも、きっとどこか に落ちているのだろうが、まぁ正味一日で書けたんだし、よしとしよう。
  4. ふだん使っているPCのバックアップ。バックアップソフトを買ったので。 何度かフリーズしてひどい目にあったが、ネットにアップデート版があっ て、それを入れたら問題なく動いた。
  5. 某研究プロジェクトの、中間審査用書類のチェック

…わりと働いた方!? 宿題がまだいっぱいあるんだけど…。明日は来ません。

* 1月15日(木)

会議のため新宿勤務。といっても午後出勤。午前中は私的雑務をこなす。

* 1月14日(水)

トップページへのアクセス6,000人達成!! ありがたやありがたや。

以下シモネタなのでよい子は読まないように:
オシリのおできをつぶしてシモネタ的状況になった。今日は白いチノパンを履いていたので輪をかけて悪い。金野は皮膚が弱いので、むかしからあちこちにおできを作ったり皮膚が荒れたりしているが、オシリがいちばん困るな。去年の夏にもやったし。

* 1月13日(火)

昨日の話の続きですが、テレビ局はかわいいアイドルが先輩などにいじめられるドラマが好きですよねー。

* 1月12日(月)

「エースをねらえ!」がドラマになるそうだ。何とも懐かしい。私が子供のころ流行ったんだよねぇ。「こーおーとでぇわぁーーだれでーもーひとりひとりきりぃー…。」(メロディはぜんぶ覚えていますので、歌詞カードがあれば歌えます。)

成人の日でお休みでしたが、買い物のついでに新宿校舎に寄りました。たまたま中学受験の会場として使われていたようで、付き添いのママが地下ロビーにあふれていてびっくり。

* 1月11日(日)

世間は三連休らしいが、金野は昨日は昼頃から夜遅くまで出勤、今日もちょっとだけ大学に寄った。明日もかなぁ。まぁこの時期しょうがないよねぇ。

* 1月9日(金)

最近雑誌などでよく見る小倉優子というアイドルは、二十歳だったのか…。中学生か高校生だと思ってた。

* 1月8日(木)

新しい靴を下ろした。シンプルなUチップで、高級靴ではないが、とても気に入っている。

[革靴]
最近下ろした革靴(クリックして拡大)

今日は大きな仕事はしなかった。メールの返事をたくさん書くなど、雑事をこなしたという感じ。

* 1月6日(火)

初春のご挨拶を申し上げます。本年もよろしくお願いいたします。

12月29日(月)に実家に帰り、寝正月を過ごしました。紅白を見て、映画を見て、駅伝を見て、ドラマやアメフトを見て、残りの時間は寝るか飯を食っていました。仕事のことはほとんど忘れていましたねぇ。本も持って帰っていたけど、全然読まなかった。

実家では一昨年に薪ストーブを入れており、快適でした。炎は見ていて飽きないし、暖かいし、多少手間がかかるところもまたいいですね。

[薪ストーブ]
ストーブの映像(クリックして拡大)

デジタルカメラを購入したので、今年からはたまには日記に写真を載せようと思います。撮影は好きでも得意でもないので、ごくたまにです。あまり期待しませぬように。

1月は今日から出勤しています。今日は鍋大会をやりました。

新年ですし、しばらくは授業もないので、ライフスタイルを変えてみようと考えています。生産性の高いライフスタイルを模索してみます。


* 昔の日記

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2001年1月〜2002年5月の日記はありません。


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工学院大学機械工学科流体研

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金野 祥久  konno@researchers.jp

Last modified: Sat Jan 1 00:23:17 JST 2005