Final Update: Oct. 20, 1997

スズムシ誕生


昨年秋に産卵したスズムシの卵が、6月16日、孵化を開始しました。 一日で、うじゃうじゃと、たぶん3日もたてば、うじゃ、うじゃ、 うじゃ、うじゃ、うじゃ。

   repeat
     うじゃ
   until ∽

そこで、希望者に差し上げることにしました。10匹か20匹ずつあげても、 簡単には減らなさそうです。 飼育は簡単。必要なもの:えさ(100円〜200円でスーパーなどで 売っている。)容器(スーパーや荒物屋さんで売っている。数百円、プラスチックで ふたが必要)、 マット(砂を消毒して使用してもいいが、スーパーで買っても 200円位)、 あとはキュウリかナスを少しずつやって、時々霧吹きをすればOK。 3〜4週間?後には、すばらしい鳴き声をエンジョイできますよ。

ダレカモラッテーーー!!!

6月半ば 水野 明哲

スズムシの絵を上手に描ける人募集中。


スズムシのその後

その後、おかげさまでスズムシのもらい手も現れ、 6人ぐらいに差し上げることができました。 しかし、それでも「うじゃうじゃ」状態は変わることがなく、 2つの容器にひしめき合っています。しかも、 どんどん大きくなってきて、えさもたくさん食べるように なってきました。はじめはゴマ粒よりも小さいぐらい、それが 米粒、小豆粒と成長しています。

鳴くまでにはまだ2週間ぐらいかかるのかな? ”にぼし”の粉やきうり、なすをあげるのが日課になってしまった 今日この頃です。

ご希望の方は、いまからでも差し上げますので、ご連絡ください。 さもなくば、いまいるのを半分以上は近くの草むらに放さなければ ならなくなりそうです。

7月下旬 水野 明哲

スズムシの最期

8月中旬から鳴き出しました。その数の多さのため、 想像を絶する鳴き声です。 カナダからの留学生ローラがうるさくて寝られない、 と苦情を言うほどです。

そして、これからは、交尾を終わったメスが産卵をするために オスを食べて体力を付けるのです。 何ともすざましい虫の一生なのでしょうか。 ひょっとして、われわれも、もう少し異なったスケールで 見ると同じような、ばかばかしいことやすざましいことを しているのでしょうかね。 はかなさを感じながら、それでも土にスポイドで水を ぽたぽたと落としてやっています。 昼間も休まず鳴いているのがけなげです。

9月はじめ 水野 明哲

そして、だれもいなくなった

 10月4日、外国出張を控え、数匹になって、鳴き声も かすかになってきたスズムシを庭に放しました。 来年まで、卵に水をやるだけの、静かな日々が戻りました。

10月20日 帰国して 水野 明哲

水野宛のメールはmizuno@ fluid.mech.kogakuin.ac.jpまで

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